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南極を喰らふ

日本から1万4千キロも離れた南極で観測隊員は一体何を食べているのだろう。11月しらせで出発した観測隊に共同通信の澤野林太郎記者が同行。南極料理人が作る南極料理を紹介しながら南極生活の裏話をお伝えします。

3月18日(129日目:あと1日)太ったのか 

2010.3.18 20:56
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ありがとうしらせ
ありがとうしらせ

 越冬隊員は太ったのかやせたのか―。第50次越冬隊のドクター井口まりさんが調査結果を発表した。
 1年にわたり全隊員の体重や血液を調べ、万歩計などを装着させ消費カロリーを算出。数人には3カ月に1回、1週間だけ食べた物をすべて記入して採取カロリーも出した。
結果は越冬隊員28人平均で+0.7キロ。体脂肪率も+0.35%。つまりほとんど変わらなかった。ほとんどの人が総コレステロールと中性脂肪の値も正常値になり健康的な体になった。体重は、越冬に入ったはじめのころ3―6月はいったん減ったが、6―9月で増えて、9―12月は変わらないといった傾向だそうだ。
 理由はやはり料理にあるようだ。50次隊の料理人は和食と洋食の料理人。バランスがとれたメニューで魚中心の食事が多く、カロリー過多にはならなかったと言える。ほかには雪が多い年で除雪など肉体労働が多かったため、消費カロリーが多かった。また健康診断の結果を毎回、個人に渡していたのも抑止効果になったようだ。カップラーメンをあまり持ってこなかった効果も大きい。
 生鮮食材がなくなった日も発表された。ハクサイ6月、キャベツ7月、リンゴ9月、牛乳12月にそれぞれなくなった。越冬隊員は越冬終盤、次の観測隊が持ってくる新鮮なキャベツ、生卵、バナナを心待ちにしていたという。心境は「伊勢エビとバナナを交換しませんか」だったそうだ。
 午前、部屋の大掃除。念入りに床を磨く。ここ第2のわが家である。ありがとうしらせ。
さあ明日は日本だ。17:10、JL762便で成田に着く。

澤野林太郎

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