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南極を喰らふ

日本から1万4千キロも離れた南極で観測隊員は一体何を食べているのだろう。11月しらせで出発した観測隊に共同通信の澤野林太郎記者が同行。南極料理人が作る南極料理を紹介しながら南極生活の裏話をお伝えします。

1月15日(67日目)50トン

2010.1.16 2:05
食材満載のコンテナ
食材満載のコンテナ

 昭和基地に接岸中の観測船「しらせ」が日本から運んできた1年分の食料と予備食計約50トンが、基地内の冷凍庫などに運び込まれた。これから越冬隊員28人が約1年間、南極で生活する。この間に1人平均約1トンの食材を食べる計算だ。
 冷凍の肉、野菜、魚などは冷凍設備が付いたコンテナごとトラックに載せて輸送。野菜や卵など衝撃に弱い冷蔵品はヘリコプターで空輸する。冷蔵した生野菜は半年ほどで底をつくため、冷凍野菜が多く持ち込まれた。
 中には伊勢エビやウニ、フォアグラ、毛ガニ、北京ダックの皮、七面鳥、ウナギ、豚足、砂肝、レバー、焼き鳥の皮、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、納豆、ケーキ、ギンダラ、ムツ、イカ、サバ、シュウマイ、ギョウザ、中華丼、冷凍ラーメン、アイスクリーム、カキフライ、焼きそば、ミックス野菜、サケ、ピザ生地、ブリ、タラバガニ、松茸、冷凍卵、大福、プリンの素、バターロール、羊肉、チーズ各種、わさび、ゴボウなどなど学校の教室の半分ぐらいの倉庫はすぐに満杯になった。段ボールを運びながら思わずよだれがたまってきた。今日は運ばなかったが酒もふんだんにあるという。
 シェフの鈴木文治さん曰く「食料は隊員の命だ」。こんな食材と名シェフがいるなら澤野も越冬したいなあと思った。ちなみにこの豪華食材は、隊員の食費代から支出されており決してタダではありません。

澤野林太郎

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