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南極のぞき穴

シドニーから日本までは直行便ではなく、香港で乗り換えで、4時間ほど時間が空いた。  航空会社のラウンジに入ることができるという同行者の岡田さんにコバンザメのようにくっついていき、高級感あふれる空間で

帽を振れーっ!

2017.3.22 18:58
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甲板から帽子を振って別れのあいさつをする「しらせ」の乗員たち。
甲板から帽子を振って別れのあいさつをする「しらせ」の乗員たち。

 

 夏隊にとって、昭和基地で過ごした時間よりも長い時間を過ごした「しらせ」を離れるときがきた。
 南極で何度もヘリが離発着した飛行甲板に「しらせ」の乗員たちがコの字に並び、ぴしっと立って敬礼する前を、観測隊員たちが順番に歩く退艦セレモニーが、雨上がりの空の下で行われた。

 列の中には、いくつも見知った顔がある。
 フリマントルで乗船した当初は、屈強な鉄仮面に見えていた「しらせ」の乗員たちと、冗談を飛ばして笑い合う仲になれるとは想像していなかった。
 今まで一言に「しらせ」と書いてきたが、そこには約180人の乗員の方々の活躍があったことを、ここに記しておきたい。
 
 甲板でのあいさつが終わり、観測隊員が船の下に移動すると、「帽を振れーっ!」という甲板士官の号令で、全員が帽子を脱いでくるくると振り、互いに別れを惜しんだ。

 海上自衛隊の流儀で送り出された観測隊は、夕方、帰国のために空港へ向かった。

 

飛行甲板で行われた退艦セレモニー。
飛行甲板で行われた退艦セレモニー。

 

空港へ向かうバスから望む「しらせ」。甲板の乗員たちは、見えなくなるまで手を振ってくれていた。
空港へ向かうバスから望む「しらせ」。甲板の乗員たちは、見えなくなるまで手を振ってくれていた。

 

 

武隈周防

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