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北極を喰らふ

北緯約77度。北極点まで千数百キロのグリーンランドで、日本の北極観測隊と現地イヌイットは何を食べているのか。同行記者がルポする。

8月16日(最終日)血の涙~北極からのメッセージ~ 

2012.8.18 9:51
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「血の涙」
「血の涙」

 北緯77度。人口約50人の「世界最北の村」シオラパルクでは、海峡が凍らずアザラシ猟が難しくなっていた。アザラシやシロクマ、キビアを食べた。
 北緯77度。シオラパルクよりも少し南にある人口約600人の村カナックでは、氷河上に微生物が大量繁殖した「赤雪」があった。イッカクやカレイを食べた。
 北緯69度。人口約4000人の町イルリサットでは、世界遺産に登録された「世界最速の氷河」が海に流れ出るスピードを増していた。ミンククジラやジャコウウシを食べた。
 北緯64度。人口約1万7000人の首都ヌークでは、海でカレイが捕れなくなりニシンやサバが捕れるようになってきた。ハンバーガー屋が深夜まで営業している。
 北極に異変が起きている。そして北極は私達に明らかなメッセージを送っている。赤雪は北極が流す「血の涙」なのかもしれない。
 北緯34度。人口約1300万人の東京。あなたにこのメッセージは届いていますか。

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 約1カ月にわたり、ブログを読んで頂きありがとうございました。無事に帰国しました。できるだけ多くの人に北極の素顔を知ってもらおうと思い、書き続けてきました。主観を入れた文章が多かったと思いますがご容赦下さいませ。今回の出張には多くの人のご協力をいただきましたことをこの場を借りてお礼申し上げます。
 北極・南極に関する報告会のご依頼がございましたらどこにでも参りますので連絡下さい。9月にブログの読者の方と東京・新橋で懇親会を開きたいと思います。参加希望の方はメール下さい。どなたでも参加できます。アドレスはsawano.rintaro●kyodonews.jp(●を@に替えて送信してください)。あとイッカクの記事など数本を今後、アップ致します。

澤野林太郎

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