ロシア徴兵、例年より1割増 人員不足、長期戦準備か

3月24日、モスクワのクレムリンでオンラインの安全保障会議を主宰するロシアのプーチン大統領(ロシア大統領府提供・タス=共同)
3月24日、モスクワのクレムリンでオンラインの安全保障会議を主宰するロシアのプーチン大統領(ロシア大統領府提供・タス=共同)
2023年04月01日
共同通信共同通信

 【キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は7月15日までに18~27歳の14万7千人を徴兵する大統領令に3月30日、署名した。米国のシンクタンク戦争研究所は、徴兵の人数が例年よりも約1割多いと指摘。米紙ニューヨーク・タイムズは、ロシアとウクライナ両軍が人員不足から兵士の採用を加速させているとし、長期戦への準備の兆候だと伝えた。

 ロシア軍参謀本部は31日、徴兵された兵士はウクライナ侵攻に動員されないと強調した。志願兵が十分にいると主張し、兵士は全員国内の駐屯地に配置されるとした。兵役は1年。

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