イスラエル首相、報復示唆 終わらぬ暴力、ユダヤ教会堂襲撃

事件現場を視察したイスラエルのネタニヤフ首相(中央)とベングビール国家治安相(左手前)ら=27日、エルサレム(ゲッティ=共同)
事件現場を視察したイスラエルのネタニヤフ首相(中央)とベングビール国家治安相(左手前)ら=27日、エルサレム(ゲッティ=共同)
2023年01月28日
共同通信共同通信

 【エルサレム共同】エルサレムのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)銃撃事件で、現場を視察したイスラエルのネタニヤフ首相は27日、「直ちに行動を取る」と明言、報復を示唆した。イスラエル軍によるパレスチナ武装勢力急襲や空爆、ロケット弾による反撃など暴力が連鎖する中で、双方が憎悪を募らせている。

 28日午前には、エルサレム旧市街付近でパレスチナ人とみられる少年(13)が銃撃事件を起こし、2人が負傷した。

 極右政党が加わるネタニヤフ政権は昨年末の発足後、対パレスチナ強硬策を開始した。

 「対テロ作戦」を強化するイスラエル軍が今年に入り殺害したパレスチナ人は約30人に上る。

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