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対中で「外交無駄なら圧力強化」 トランプ米政権、報告書で警告

2020.5.21 16:42 共同通信

 【ワシントン共同】トランプ米政権は20日、対中戦略をまとめた報告書を議会に提出した。中国は政治、経済、軍事力を拡張して他国を服従させようとし「米国の死活的な利益を害している」と非難。米国はトランプ政権下で中国と競争する姿勢に転じたと強調し「外交が無駄と分かれば圧力を強化し、米国の利益を守る」と警告した。

 トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染拡大を巡り対中批判を続ける中、政権の強硬姿勢が改めて鮮明になった。中国に対抗するため、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想などを基に、同盟国との連携も強化していると強調した。

 国防総省によると、報告書は、国防予算に絡む2018年成立の国防権限法で議会への提出が義務付けられていた。

 報告書は16ページ。米国は、関与を強めれば中国は政治、経済的に開放に向かうと期待してきたが「この20年間で中国の改革は遅延、停滞、または逆行した」と指摘した。

 その上で中国は世界貿易機関(WTO)加盟などにより既存の自由経済秩序を利用し、巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて「国際秩序をつくり替えようとしている」と非難した。

 安全保障面では、沖縄県・尖閣諸島のある東シナ海のほか、南シナ海、台湾海峡などで挑発行為を続けていると批判。中国新疆ウイグル自治区におけるイスラム教徒の少数民族ウイグル族に対する弾圧も批判した。