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台湾、蔡英文政権2期目スタート 中国に平和的で対等な対話求める

2020.5.20 12:29 共同通信

台湾総統の就任式で演説する蔡英文総統=20日、台北(中央通信社=共同)
台湾総統の就任式で演説する蔡英文総統=20日、台北(中央通信社=共同)

 【台北共同】1月の台湾総統選で再選した民主進歩党(民進党)の蔡英文総統は20日、総統府での就任式で宣誓し、政権2期目がスタートした。蔡氏は演説で、中台関係について「対立と隔たりの拡大を避けるのは双方の責任だ」と述べ、中国の習近平指導部に平和的で対等な立場での対話を呼び掛けた。

 蔡氏は中国の統一圧力を拒否する姿勢を明確にして「一国二制度」を受け入れないと強調。中台の「現状維持」路線を維持すると表明した。

 22日に中国で開幕する全国人民代表大会(全人代=国会)の政府活動報告などで、習指導部がどのような反応をするかが注目される。

 蔡氏は、台湾は新型コロナウイルス対策に「成功した」と述べ、協力した全ての台湾人に謝意を表明。「1月の(総統選など)民主選挙と防疫の実績は国際社会を驚嘆させた」と誇示した。

 蔡政権はコロナ対策でスピード感のある有効策を打ち出して感染を抑え込んだ。台湾人の評価は高く、複数の世論調査で支持率は約70%に上っている。台湾を支持する国際社会の機運も高まっており、蔡氏は対中国政策の支えとしたい考えだ。

 蔡氏は昨年1月以降、中国が唱える「一国二制度による統一」を断固拒否する姿勢を明確化。有権者の支持を取り付け、今年1月の総統選で最大野党、国民党の候補らに圧勝した。

 副総統には蔡政権下の2017年9月~19年1月に行政院長(首相)を務め、昨年の総統選予備選で蔡氏に敗れた頼清徳氏が就任。行政院長は蘇貞昌氏が引き続き担う。