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国連、障害者10億人の保護を 「感染対策の中心に」

2020.5.6 16:15 共同通信

 【ニューヨーク共同】国連は6日、世界に約10億人いる障害者は新型コロナウイルスに感染したり重症化したりする危険性が大きく、治療の優先度を下げられることもあるとして、障害者向けのウイルス対策情報やサービス、保護制度の強化などを盛り込んだ各国への政策提言を発表した。

 グテレス事務総長は「障害者を新型コロナ対策の中心に据え、意見を取り入れるよう各国政府に求める」と訴えた。

 国連によると、障害者は世界人口の15%、60歳以上の46%を占める。介助が必要な人や介護施設の入所者も多いため感染リスクが高い。集中治療室(ICU)や人工呼吸器の利用で「差別的な基準」に基づいて優先度を下げられる例もあるほか、景気悪化の影響で職を失いやすいという。

 提言では障害者保護策として、ウイルス対策情報やサービスの提供、救命医療での差別撤廃、介護施設での感染予防強化、補助金増額などを列挙。保護制度が障害者に行き届くよう監視する仕組みが必要だとした。