×
メニュー 閉じる メニュー

【聖火リレー アーカイブス(100)】 「最古の自転車」聖火運ぶ 埼玉のリレー最終日

2021.7.12 12:00 共同通信
大勢の人が見守る中、「陸船車」でトーチを運ぶ聖火ランナーの岩田朋之さん=8日午前、埼玉県本庄市
大勢の人が見守る中、「陸船車」でトーチを運ぶ聖火ランナーの岩田朋之さん=8日午前、埼玉県本庄市
 東京五輪の聖火リレーは8日、埼玉県での3日目を迎え、本庄市では、江戸時代に地元で発明された「世界最古の自転車」とされる足踏み式の四輪車「陸船車(りくせんしゃ)」にトーチを載せて運んだ。弱視者が競技するロービジョンフットサルの日本代表元主将岩田朋之さん(35)が乗り込み、聖火を掲げてゆっくり進むと、会場は拍手に包まれた。
 市によると、陸船車は18世紀初め、庄田門弥という人物が発明。ペダルを踏むと、歯車と連動した車輪が回って走る仕組みで、幕府の将軍が「ごらんになる」との記録が残る。市民団体メンバーの新井正人さん(46)が復元し、「世界に発信するチャンス」とランナーに応募した。
 滑川町では、毎日1~2キロのジョギングをしている「現役ランナー」の中村利治さん(83)が健脚を披露。学校の交通指導員を長く務めており、沿道の子どもたちから大きな声援を受けた。「五輪のマラソンで優勝し、ウイニングランをしているような夢のひとときだった」と笑った。
 3日間で県内を巡った聖火は8日夜、さいたま市のさいたま新都心公園に到着。公道走行が中止された同市と川口市のランナーが「トーチキス」でつないでゴールした。リレーは9日から東京都に入る。