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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

ディアーズがX1スーパー昇格 全日程終えたX1エリア

2021.11.24 11:24 生沢 浩 いけざわ・ひろし
富士フイルム戦で2TDパスを決めたディアーズのQB大和田昌太郎=Xリーグ提供
富士フイルム戦で2TDパスを決めたディアーズのQB大和田昌太郎=Xリーグ提供

 

 X1スーパー昇格への最後の切符を手にしたのはディアーズだった。

 

 X1エリアは11月23日にレギュラーシーズンの全日程を終了した。

 その最終戦となった警視庁と名古屋の試合は、引き分け以上で昇格が決まるという有利な立場にあった警視庁がそれまで全敗だったサイクロンズに11―14で敗れるという波乱。今季のX1エリアで旋風を巻き起こした警視庁だったが、あと一歩及ばなかった。

 

 ディアーズは21日に富士フイルムに勝って4勝2敗とし、勝ち点を12に伸ばしていた。

 同じ日にイコールワン福岡が電通に勝って昇格を決めていたため、ディアーズが昇格するためには警視庁の敗戦が条件だった。

 警視庁が負けた結果、警視庁とディアーズは勝ち点12で並んだ。この2チームは今季の直接対決がなかったため、順位決定の条件は対戦した相手の勝ち点の合計点となり、ディアーズが48点で警視庁の42点を上回った。

 

 来季から4チーム増えて12チームとなるX1スーパーに自動昇格するのはイコールワン福岡とディアーズのほか、全勝のアサヒビール、2位のアサヒ飲料だ。イコールワン福岡以外はすべて日本一の経験があり、古豪復活の印象が強い。

警視庁のQB染谷大空をタックルする名古屋ディフェンス陣=Xリーグ提供
警視庁のQB染谷大空をタックルする名古屋ディフェンス陣=Xリーグ提供

 

 イコールワン福岡は2017年にXリーグに参戦したばかりの若いチームだ。

 タレントのコージトクダが所属することもありファンから高い支持を得ている。

 立命大で活躍したQB西山雄斗やQBとWRを兼任する西南大出身の伊藤嵩人ら能力の高い選手がそろい、外国籍選手ではRBブランドン・ベリー、WRドニー・キングJr.が昇格に貢献した。

 

 X1スーパーもレギュラーシーズンは最終節を残すだけとなった。

 6戦全勝のパナソニック、5勝1敗の富士通、オービックがセミファイナル(12月12日、横浜スタジアム、ヤンマースタジアム長居)への進出を決めている。

 最後の1枠を争うのはIBM(2勝3敗1分け、勝ち点7)、ノジマ相模原(2勝4敗、勝ち点6)、東京ガス(2勝4敗、勝ち点6)の3チーム。

 このうちIBMと東京ガスが最終節で直接対決を迎える。IBMは勝てばノジマ相模原の勝敗に関わらずセミファイナル出場が決定する。

 東京ガスとノジマ相模原はともに勝つことが最低条件で、その上でお互いの結果次第でセミファイナル出場の可否が決まる。

生沢 浩 いけざわ・ひろし

名前 :生沢 浩 いけざわ・ひろし

プロフィール:1965年生まれ。上智大卒。英字新聞ジャパンタイムズの運動部長を経て現在は日本社会人アメリカンフットボール協会の事業部広報兼強化部国際戦略担当。大学時代のアメリカンフットボール経験を生かし、フットボールライターとしても活動。NHKーBSや日テレG+でNFL解説者を務める。大学時代のポジションはRB。日本人で初めて「Pro Football Writers of America」の会員となる。

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