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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

関学大が日大破り3年連続31度目の優勝 第75回甲子園ボウル

2020.12.14 12:27 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
日大に勝利し、3連覇を喜ぶ関学大の選手ら=阪神甲子園球場
日大に勝利し、3連覇を喜ぶ関学大の選手ら=阪神甲子園球場

 

 第75回「甲子園ボウル」は12月13日、阪神甲子園球場で行われ、関学大(関西)が日大(関東)を42―24で破り、3年連続31度目の優勝を果たした。

 両校の甲子園ボウルで対戦は今回が30度目で、通算成績は日大の17勝11敗2分け。

 

 今季は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全日本大学選手権が中止になり、同選手権の決勝と位置づけられている甲子園ボウルは、2008年以来12年ぶりに「東西大学王座決定戦」として、入場者を制限して開催された。観衆は9000人だった。

 

 年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」は関学大のQB奥野耕世(4年)が、2018年に続いて2度目の受賞。甲子園ボウルの最優秀選手は3TDを挙げた関学大のRB三宅昂輝(4年)、敢闘賞には78ヤードの独走TDを含めランで141ヤードを獲得した日大のRB川上理宇(4年)が選ばれた。

自慢のスピードを生かし、TDを挙げる関学大RB三宅=撮影:山口雅弘
自慢のスピードを生かし、TDを挙げる関学大RB三宅=撮影:山口雅弘

 

 関学大は、12月15日に東京ドームで行われる日本社会人選手権(ジャパンエックスボウル)で対戦する富士通とオービックの勝者と、来年1月3日に開催される日本選手権(ライスボウル=東京ドーム)で日本一を争う。

 

 関学大は第1クオーター2分55秒、QB奥野からWR梅津一馬(2年)への11ヤードTDパスで先制。しかし、日大は同7分34秒にRB柴田健人(3年)の7ヤードTDランとQB林大希(4年)からWR大通広志(4年)への4ヤードTDパスで14―7と逆転した。

 

 第2クオーターに入ると、関学大は日大守備陣の弱点を突いて三宅、WR大村隼也(4年)がTDを挙げて逆転、21―14で前半を折り返した。

 後半は攻守に地力の差が出て、関学大がライバル対決を制した。

   1Q 2Q 3Q 4Q 合計  

関学大 7 14  7 14 42

日 大14  0  0 10 24

 

 

関学大とのライバル対決で敗れ、涙を流す日大の選手たち=阪神甲子園球場
関学大とのライバル対決で敗れ、涙を流す日大の選手たち=阪神甲子園球場

 

 〈関学大・大村和輝監督の話〉

 日大のオフェンスラインは強いので、うちのディフェンスは進まれると思っていたが、第2クオーターからアジャストできた。オフェンスは5TDを取れる力があるので、あれぐらいできると思っていた。日大のQBの林君が万全なら五分五分だと思っていた。学生には、青いジャージーを着て赤には負けられへんでと言ってきたが、よくやってくれた。

 

 〈日大・橋詰功監督の話〉

 見ての通りの完敗。(QBの)林はベストな状態でプレーさせたかったが、それで結果が変わったかは分からない。準備はしてきたが、最後は力尽きた。

 

 

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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