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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

青の関学と赤の日大が3年ぶりに対戦へ 第75回「甲子園ボウル」

2020.11.30 13:13 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
3TDランと活躍した日大RB川上=撮影:岡野将大
3TDランと活躍した日大RB川上=撮影:岡野将大

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全日本大学選手権が中止となり、同選手権の決勝ではなく今季に限り「東西大学王座決定戦」として開催される第75回「甲子園ボウル」(12月13日・阪神甲子園球場)は、関学大(関西学生リーグ優勝)と日大(関東大学リーグ1部TOP8優勝)の対戦となった。

 関学大は5年連続54度目、日大は3年ぶり35度目の甲子園ボウル出場。両校の対戦は30度目で、過去の通算対戦成績は日大の17勝10敗2分け。

スクランブル発進する関学大のQB奥野(3)=撮影:山口雅弘
スクランブル発進する関学大のQB奥野(3)=撮影:山口雅弘

 

 日大は2018年5月の関学大との定期戦(東京)で起きた悪質反則問題で、同年秋の公式試合への出場資格停止処分を受けた。

 18年9月に公募で選ばれ就任した立命大OBの橋詰功監督の下、処分が解除された19年シーズンに1部下位のBIG8でリーグ戦に復帰。7戦全勝で今季TOP8に返り咲いた。

 

 今季のTOP8は、8チームを2ブロックに分けてリーグ戦を実施。Aブロック1位の日大は、11月29日に東京・アミノバイタルフィールドで行われた優勝決定戦で、Bブロック1位で初の甲子園ボウル出場を目指した桜美林大を38―14で破った。

 史上初めて8校によるトーナメント方式で争われた関西学生リーグの関学大は、11月28日に大阪・万博記念競技場行われた決勝で、立命大に16―14で逆転勝ちした。

 

 関西、関東学生連盟は、今季は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた「特別なシーズン」と位置づけ、リーグの優勝回数に今季の結果を加算しないとしている。

関学大守備陣を切り裂き前進する立命大RB立川(42)=撮影:山口雅弘
関学大守備陣を切り裂き前進する立命大RB立川(42)=撮影:山口雅弘

 

 ▽関西学生リーグ、トーナメント決勝(観衆5000人)

 関学大は13―14で迎えた第4クオーター終盤、DB竹原が立命大QB野沢のパスを自陣ゴールライン手前でインターセプトして流れが変わる。残り試合時間1分36秒で、自陣32ヤードからの攻撃。関学大はQB奥野のパスなどで前進を重ね、残り試合時間3秒からK永田が21ヤードのFGを決めて、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 立命大は第1クオーターにエースRB立川の8ヤードTDランで先制したが、要所で手痛いミスが出て、5年ぶりの甲子園ボウル出場はならなかった。

 

逆転サヨナラFGを決める関学大のK永田(16)=撮影:山口雅弘
逆転サヨナラFGを決める関学大のK永田(16)=撮影:山口雅弘

 

 ▽関東大学リーグTOP8優勝決定戦(観衆380人)

 日大は4点差を追う第2クオーター11分23秒に、RB川上の10ヤードTDランで17―14と逆転した。

 第4クオーターには、疲れの見え始めた桜美林大守備陣をランプレーで崩し、川上の2TDランと負傷したエースQB林大に代わって出場した小野が、WR林裕へ3ヤードのTDパスを決めてリードを広げた。

随所で好パスレシーブを見せた日大のWR林裕=撮影:岡野将大
随所で好パスレシーブを見せた日大のWR林裕=撮影:岡野将大

 

 〈関東大学リーグ1部TOP8順位決定戦〉(11月28、29日・アミノバイタルフィールド)

 ▽3位決定戦

法 大31―23明 大

 ▽5位決定戦

早 大40―7東 大

 ▽7位決定戦

立教大30―28中 大

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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