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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.341

2020.9.4 11:27 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
2018年の全日本大学選手権の西日本代表決定戦で、関学大に敗れてうなだれる立命大の選手たち=大阪・万博記念競技場
2018年の全日本大学選手権の西日本代表決定戦で、関学大に敗れてうなだれる立命大の選手たち=大阪・万博記念競技場

 

 ファンの声が聞こえない。今秋の国内のアメリカンフットボールは、従来とは全く違う環境での開催になる。

 各リーグとも、試合は原則「無観客」で行われる。理由はもちろん新型コロナウイルスの影響である。

 

 毎年、どこよりも多くの観客動員を記録してきた関西学生リーグは今季、ディビジョン1(1部)の試合をリーグ戦ではなく、トーナメント方式で実施する。

 1部は8チームだから、優勝を決める「本戦」は計7試合しかない。シーズンが深まるにつれて総合力を上げていくというチーム作りはできない。序盤での取りこぼしを挽回して頂点に立つといったドラマも生まれない。

 ただ、一発勝負のトーナメントでは番狂わせも十分あり得る。

 

 トーナメントの1回戦は立命大と桃山学院大、関大と京大、関学大と同志社大、神戸大と近大が対戦する。

 関西学連は、各ラウンドで負けたチーム同士の対戦のための日程も確保している。

 

 制限付きながら、観客を入れての開催を目指している11月下旬の決勝は、順当なら立命大―関学大になるだろうという見方が大勢だ。

 誰もが認める実力を備えた両校は、毎年リーグ戦と全日本大学選手権の西日本代表決定戦でレベルの高い攻防を展開し、見る者を魅了してきた。

2018年の甲子園ボウルへの出場を決め、選手に声をかける関学大の鳥内秀晃前監督(右端)=大阪・万博記念競技場
2018年の甲子園ボウルへの出場を決め、選手に声をかける関学大の鳥内秀晃前監督(右端)=大阪・万博記念競技場

 

 会場となる大阪・万博記念競技場はいつも熱気にあふれ、高い人気を誇る関西の学生アメリカンフットボールの「ドル箱カード」として知られている。

 

 今季はどの試合も寂しいスタンド風景になるが、ネットテレビ局のrtvが生中継し、CSスポーツチャンネルのGAORAも1部の全試合を放送するなど、地元テレビ局が試合の模様を手厚くカバーする予定だ。

 ここは割り切ってテレビ桟敷に陣取り、母校やひいきチームを応援するのが得策かもしれない。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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