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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.340

2020.8.28 13:33 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
昨シーズンのリーグ戦で、学生に話しかける日大の橋詰功監督
昨シーズンのリーグ戦で、学生に話しかける日大の橋詰功監督

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で先が読めない状況下で、「日大フェニックス」の橋詰功監督が、3年目のシーズンを迎えようとしている。

 

 日大は「危険な反則タックル問題」で、2018年度は関東学生連盟から公式戦への出場資格を停止され、秋のリーグ戦に出場できなかった。

 昨シーズンは、降格した関東大学リーグ1部下位のBIG8で出直し。全勝で1部上位のTOP8復帰を果たした。

 

 8月に入って全体練習を開始。チーム強化とコロナ対策を並行する日々が続いている。

 例年なら、開幕に合わせて逆算しチーム作りをするが、今年は長野県の菅平で予定していた合宿練習ができなかった。

 条件は各チーム同じとはいえ、立命大出身の〝外様〟として名門の再建を託され、何より結果を求められる橋詰監督にとっては、もどかしさが募る毎日でもある。

 

 春に約30人の新入生を加え、部員は選手、スタッフの計140人。主力選手をはじめ、学生の大半が合宿所で生活しているので「一人が(ウイルスに)感染したら、一気に拡散してしまう怖さがある」と橋詰監督は言う。

 世の中の状況が悪化し、政府が緊急事態宣言を発出するなどした場合は、10月中旬に予定しているリーグ戦の開幕も難しくなる。

 

 日本社会人Xリーグの強豪・富士通から招聘したコーチ陣と連携して、学生の主体性を重視した「橋詰流」のチーム作りは、これまで通りだ。

 東京・桜上水の練習グラウンドにある個室で寝起きする生活は、監督就任時から変わっていない。自宅のある滋賀県の草津には、ほとんど帰っていないという。

 

 「学生が掲げるスローガンは一戦必勝。それをサポートするのが自分の仕事」

 不死鳥復活の鍵を握る指揮官は、不確定要素が多い異例のシーズンを前に、いつものように淡々と話してくれた。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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