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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.334

2020.7.2 15:43 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
関東大学リーグの主会場、東京都調布市にある「アミノバイタルフィールド」
関東大学リーグの主会場、東京都調布市にある「アミノバイタルフィールド」

 

 関東学生アメリカンフットボール連盟が、7月1日に秋のリーグ戦の開催について、ホームページ上で方針を明らかにした。

 新型コロナウイルスの影響で通常のリーグ戦開催が困難な状況下で、開催に向けた指針を公にしたのは関東学連が初めてである。

 関学大、立命大などの強豪校を抱える関西学連も、理事会を経て近々方向性を示す予定だ。

 

 関東学連には現在、7人制リーグを含めて全国最多の91校が加盟している。

 試合数が格段に多いこともあり、連盟としての取り組みを早い段階で明確にすることで混乱を回避したいという思惑もある。

 

 例年9月に開幕する関東大学リーグは、最上位に位置する1部TOP8を10月中旬に開幕できるように準備を進めている。

 8校で構成するTOP8は総当たりのリーグ戦ではなく、8チームを4チームずつのA、Bブロックに分けてリーグ戦を実施。両ブロックの同順位による順位決定戦を含めて、各チームが4試合を行う。

 

 ブロック編成は、7月中旬に前年度の順位を基にオンラインによる抽選で決定する。

 前年1位の早大と2位の法大が抽選でA、Bブロックに分かれ、3位中大と4位明大、5位立教大と6位東大、1部BIG8から上がってきた7位扱いの桜美林大と8位扱いの日大がそれぞれ抽選でA、Bどちらのブロックに入るかを決める。

 

 昨シーズンの終了時点では、前年1位の早大とTOP8に復帰した日大が開幕週に対戦する日程が組まれるはずだったが、それはなくなった。

 ただし、早大と日大が抽選の結果同じブロックに組み込まれた場合、両者はリーグ戦で顔を合わせることになる。

昨年の関東大学1部BIG8リーグ戦、日大―国士舘大=富士通スタジアム川崎
昨年の関東大学リーグ1部BIG8の日大―国士舘大=富士通スタジアム川崎

 

 以上は、関東学連が用意した三つのプランのうちの「プランA」と呼ばれるもので、新型コロナウイルスの感染拡大で、7月末時点で実施が難しいと判断した場合は「TOP8の開幕を11月とし、各リーグともトーナメントで争う」プランBを採用する。

 それも困難な場合は、プランCとして「12月以降に開幕し、交流戦もしくはオールスター戦を行う」としている。

 

 試合は原則「無観客」で開催される。関東学連は各大学の負担を軽減するため、連盟への加盟費を10万円から5万円に減額するなどの措置を取るが、1シーズンの損益額は3000万円程度になると予想している。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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