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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

日本代表は米TSL選抜に16―36で敗れる 米テキサス州遠征試合

2020.3.3 14:44 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
試合後の集合写真=日本アメリカンフットボール協会提供
試合後の集合写真=日本アメリカンフットボール協会提供

 

 5年ぶりに結成した日本代表は3月1日(日本時間2日)、米テキサス州ダラス近郊のフリスコにあるNFLダラス・カウボーイズの練習施設「フォードセンター・アット・ザ・スター」でプロフットボール選手育成リーグの「THE SPRING LEAGUE(TSL)」選抜とエキシビションマッチを行い、16―36で敗れた。

 

 日本代表は第1クオーター6分11秒、DB山本泰世(オービック)が相手のパントをブロック、DB中谷祥吾(IBM)が敵陣4ヤードまでボールを進めて得た好機に、K鈴木健太(ノジマ相模原)が22ヤードのFGを決めて3点を先制した。

相手のパントをブロックする、日本代表DB山本(32)=日本アメリカンフットボール協会提供
相手のパントをブロックする、日本代表DB山本(32)=日本アメリカンフットボール協会提供

 

 その直後のTSLの攻撃をDL平澤徹(オービック)がパスをインターセプトして断ち切り敵陣からの攻撃権を得たが、ここはTSLにインターセプトを喫しチャンスを生かせなかった。

 第1クオーター12分40秒に、NFLテネシー・タイタンズでのプレー経験があるTSLのQBザック・メッテンバーガーにTDパスを許し、さらに第2クオーター8分2秒にはランでTDを奪われ、日本代表は3―13で前半を折り返した。

 

 後半、日本代表は攻守に健闘。第3クオーターに2TDを追加され一時3―27とリードされたが、同8分27秒にQB高木翼(富士通)が主将のWR近江克仁(IBM)へ22ヤードのTDパス、第4クオーター2分47秒にはRB藤本拓弥(パナソニック)の7ヤードTDラン(TFPのパスは失敗)で追い上げた。

TDパスをキャッチする、日本代表WR近江(84)=日本アメリカンフットボール協会提供
TDパスをキャッチする、日本代表WR近江(84)=日本アメリカンフットボール協会提供

 

 しかし、終盤はセーフティーで2点を失うなど、相手守備陣のプレッシャーの前に手痛いミスが出て点差を詰められなかった。

 

 【日本代表・藤田智ヘッドコーチの話】

 「よくやった部分もあるし、もちろんもっとできる部分もある。ただ、言い訳なしでこの結果は受け止めなければならない。これが今の実力。これが皆の持っている能力のすべてだとは思わない。実際にいいタックルもいいキャッチもできていた。大事なことはこういう経験をした人が自分のチームに帰って、なんとか伝えて、国内でももっとレベルの高い競争をしなければならない。敵味方関係なく国内のリーグのレベルを皆で上げて、このぐらいのレベル(の相手)には勝てるスタンダードをまずは我々が持たなければならない」

 

      1Q 2Q 3Q 4Q 合計

日本代表   3  0  7  6 16

TSL選抜  7  6 14  9 36

※情報提供、日本アメリカンフットボール協会

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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