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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.317

2020.1.23 12:00 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
2019年「ハドルボウル」の開会式=ハドルボウル実行委員会提供
2019年「ハドルボウル」の開会式=ハドルボウル実行委員会提供

 

 今年も「ハドルボウル」の季節がやって来た。令和になって初めての今回は1月25、26日に富士通スタジアム川崎で開催される。

 

 2013年に始まった「ハドルボウル」は、全国の大学アメリカンフットボール部OBがフラッグフットボールで覇を競うチャリティーイベントだ。

 収益金は「難病を抱える子どもたちの夢をかなえる」ために設立された公益財団法人「メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン(MAWJ)」に全額寄付される。

 

 大会チェアマンの堀古英司さん(関学大OB)が発起人となって7年前にスタートしたイベントは、毎年参加チームが増え続けている。

 

 実行委員長を務める羽尾健志さん(関学大OB)はプレーヤー、試合の審判に加え事前の準備や会場設営と大忙しで、まさに八面六臂の活躍が光るエネルギッシュな好人物だ。

 羽尾さんによれば、夏に関西で開催している「ニューエラハドルボウル」と合わせた年間の寄付金額は1000万円を超えているそうで、他に例を見ない貢献度との評価をMAWJから受けているという。

2019「ハドルボウル」の試合風景
2019年「ハドルボウル」の試合風景

 

 出場チームの内訳は、大学OBレギュラーカテゴリー(35歳以上)が43、同シニアカテゴリー(45歳以上)が28、年齢制限のない一般カテゴリーが8となっている。

 今回は、日大が第1回大会以来となるチームを結成し、シニアカテゴリーにエントリーしている。

 

 日大と初戦で顔を合わせる法大は、本来カラージャージーを着用するホームチーム扱いだが、日大に「赤」を着てもらうために、あえてその権利を譲ったそうだ。

 久しぶりに参加する関東のライバルへの粋な心遣いに、この大会の根底にある精神を見る思いである。

 

 試合はあくまで勝負にこだわった本気モード。フィールドを離れれば、出身校や他大学のOBと旧交を温める。

 大会当日は厳しい寒さが予想されるが、健全で熱気あふれる大人の「大運動会」は、例年通り盛り上がるに違いない。

 

 選手の皆さん、くれぐれもけがのないように。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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