メニュー 閉じる メニュー
スポーツ

スポーツ

週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

関学大、早大破り史上最多30度目の優勝 第74回「甲子園ボウル」

2019.12.16 15:36 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
関学大RB前田(26)のTDラン=撮影:武部真
関学大RB前田(26)のTDラン=撮影:武部真

 

 全日本大学選手権決勝、第74回「甲子園ボウル」は12月15日、阪神甲子園球場に3万3000人の観衆を集めて行われ、4年連続53度目の出場の関学大(西日本代表・関西)が2年連続6度目の出場で初優勝を狙った早大(東日本代表・関東)を38-28で破り、2年連続、史上最多30度目の優勝を果たした。

 同ボウルの通算成績は西日本代表の42勝28敗4分け。

関学大K安藤(8)の46ヤード先制FG=撮影:山口雅弘
関学大K安藤(8)の46ヤード先制FG=撮影:山口雅弘

 

 関学大は、12月16日に東京ドームで行われる日本社会人選手権「ジャパンエックスボウル」で対戦する富士通とパナソニックの勝者と、来年1月3日に同ドームで開催される日本選手権「ライスボウル」で、日本一を懸けて対戦する。

 

 試合は第1クオーター2分58秒に関学大がK安藤亘祐の46ヤードFGで先制したが、第2クオーター7秒に早大がQB吉村優の2ヤードTDランで7―3と逆転した。

 その後、関学大はQB奥野耕世からWR阿部拓朗へのパス、早大はQB柴崎哲平からWRブレナン翼へのパスなどで得点。前半は関学大が20―14で折り返した。

エンドゾーンでTDパスをキャッチする関学大WR阿部(81)=撮影:山口雅弘
エンドゾーンでTDパスをキャッチする関学大WR阿部(81)=撮影:山口雅弘

 

 関学大の27―14で迎えた第3クオーター、早大は柴崎がブレナンへ15、29ヤードのTDパスを決め28―27と再逆転した。

得意のパスで3TDを決めた早大QB柴崎=撮影:武部真
得意のパスで3TDを決めた早大QB柴崎=撮影:武部真

 

 第4クオーターは、関学大が6分12秒にRB前田公昭の1ヤードTDラン。TFPの2点コンバージョンでRB三宅昂輝がエンドゾーンにボールを持ち込み35―28とし、さらに同9分34秒には、安藤が22ヤードのFGを成功させて逃げ切った。

TFPの2点コンバージョンを成功させた関学大RB三宅(21)=撮影:武部真
TFPの2点コンバージョンを成功させた関学大RB三宅(21)=撮影:武部真

 

 甲子園ボウルの最優秀選手は、2TDを含む10回のパスレシーブで135ヤードを記録した阿部が受賞。年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」には、関西学生リーグで関学大と優勝を分け合った立命大のQB荒木優也(4年)が選ばれた。

 1974年に制定されたミルズ杯を、甲子園ボウル出場校以外の選手が獲得したのは初めて。

    1Q 2Q 3Q 4Q 合計

関学大  3 17  7 11 38

早 大  0 14 14  0 28

関学大DB竹原(25)と競り合いTDパスをキャッチする早大WRブレナン(6)=撮影:武部真
関学大DB竹原(25)と競り合いTDパスをキャッチする早大WRブレナン(6)=撮影:武部真

 

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

最新記事