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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.312

2019.12.12 13:00 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
法大戦でパスターゲットを探す早大QB柴崎選手(1)=撮影:高木信利
法大戦でパスターゲットを探す早大QB柴崎選手(1)=撮影:高木信利

 

 東京運動記者クラブのアメリカンフットボール分科会が選ぶ、2019年度の関東大学リーグ最優秀選手に、早大のQB柴崎哲平選手(4年)が選出された。

 パサーレーティング181・1、被インターセプト1などの好成績が評価された。

 

 「今日は試合に出なかったので受賞は複雑。でも、シーズンを通して安定したパフォーマンスができたという自負はある」。明大とのリーグ最終戦(11月24日・横浜スタジアム)の後、柴崎選手はそう言った。

 

 2年時から試合経験を積み、エースQBとしての実績は十分。ただ、2シーズン前の日大戦や昨年の全日本大学選手権決勝(甲子園ボウル)で関学大に敗れた反省がある。

 「たくさんの人に迷惑を掛けてきたので、このチームを勝たせて初の(大学)日本一になりたい」と、12月15日の関学大との甲子園ボウルを見据える。

 

 早大にとっては6度目の甲子園ボウルになるが、過去に5度出場して一度も優勝がないのは明大と並ぶワースト記録だ。

 今シーズンも「勝てるという自信を持って臨んだ試合はない。不安の中でやってきて、やっとここまで来たという感じ」という。

 

 パスのナンバーワンターゲットになる、高い運動能力を持ったエースWRブレナン翼選手(4年)は、甲子園ボウルでは徹底的にマークされることが予想される。

 柴崎選手は「うちにはブレナン以外にスターがいない。全員が、いかにできることをやり切るかがポイントになる」と話す。

明大戦の後、インタビューに答える早大のQB柴崎選手=11月24日・横浜スタジアム
明大戦の後、インタビューに答える早大のQB柴崎選手=11月24日・横浜スタジアム

 

 関西学院には、早大学院高の2、3年時に全国選手権決勝(クリスマスボウル)で連敗している。

 「ビッグベアーズ」の悲願である甲子園ボウル制覇の期待を一身に背負うサウスポーにとって、「打倒KG」は競技人生最大の目標でもある。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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