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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

ジョージア大がフロリダ大破る ノートルダム大は辛勝

2019.11.5 15:13 丹生 恭治 にぶ・きょうじ
パスをダイビングキャッチするジョージア大のRBヘリエン(AP=共同)
パスをダイビングキャッチするジョージア大のRBヘリエン(AP=共同)

 

 11月の声を聞くと、ランキング校の対戦もかなり少なくなって、予定もこれまでのようにぎちぎちに詰まっているようなこともなくなってきた。

 10月31日から11月2日にかけての第10週も、ランキング校の試合数は10を少し超えるぐらいに減ってきた。

 かといって中身も薄くなるというわけではない。この週は南東リーグ(SEC)の好カード、ランク6位のフロリダ大と8位のジョージア大の一戦が、フロリダ州ジャクソンビルで行われファンの関心を集めた。

 

 試合はジョージア大の快勝だった。

 ジョージア大はQBジェイク・フロムが本領を発揮し、パスで279ヤード、2TDをマークしてフロリダ大守備陣を攻略。24―17で競り勝った。

 特に第4Q半ば、ノーマークになったWRローレンス・ケーへ決めた52ヤードの一投は非の打ちどころがなく、これで決まったといえるTDパスだった。

 

 このほかランキングにまつわる話題としては、16位まで順位を下げていたノートルダム大がランク外のバージニア工科大に21―20で辛勝。ランクを一つ上げて15位として注目されている。

 下位ではアメリカン体育連盟(AAC)で海軍士官学校が末尾の25位に顔を出し、23位サザンメソジスト大、19位メンフィス大、17位シンシナティ大の4校が名を連ねるという、このリーグにしては極めて珍しい「出来事」が起きた。

ボールを手渡され前進するノートルダム大のWRオースティン(4)(AP=共同)
ボールを手渡され前進するノートルダム大のWRオースティン(4)(AP=共同)

 

 前週、記者投票のAP通信のランクで、ルイジアナ州立大(LSU)がアラバマ大を抜いてから、ランク上位でも多少の変化が起きている。

 つまり1位票の分散で、有力監督投票のUSAトゥデー紙でも同様の分散が起きた。

 

 APは1位がLSUで17票。2位アラバマ大が21票、3位オハイオ州立大が17票、4位クレムソン大が7票となっている。

 一方の監督投票でも1位アラバマ大が37票、2位LSUが11票、3位クレムソン大が9票、オハイオ州立大が8票といった分かれ方をしているのが面白い。

 

 ただ、アラバマ大もLSUもオハイオ州立大もランクの上位を占める各校がこの週は試合がなかったため、大波乱とは縁遠い一日に終わったのは仕方あるまい。

 

 さて有力130校のほかに、1ランク下がってFCSというグループ分けがされているのは、とうにご存じだろう。

 このクラスを取り上げるときりがないのでやむなく切り捨てているが、その中に「アイビーリーグ」という組織がある。

 昔、カレッジフットボールが今ほど盛り上がっていなかった頃、このアイビーは取材対象の最前線に位置していた。

 むろん流行に伴うアイビー人気で、フットボールの人気もそれに並行してささやかに盛り上がっていた。

 

 ふとそんなことを思い出して、何となく懐かしくなったのも年寄りの感傷かもしれない。

 今季はダートマス大とプリンストン大がともに7戦全勝で首位を争い、エール大が6勝1敗で3位につけている。

 4位は4勝3敗のハーバード大、以下ペンシルベニア大、コロンビア大、コーネル大、ブラウン大の順になっている。

丹生 恭治 にぶ・きょうじ

名前 :丹生 恭治 にぶ・きょうじ

プロフィール:1934年生まれ。関西学院大学卒業後、東京新聞社で運動記者としてスタートし、1962年に共同通信社へ移籍。著書に、中学時代から関学で親しんだアメリカンフットボール生活を描いた「いざいざいざ」がある。甲子園ボウルには高校時代と合わせて6度優勝。

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