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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

処分解除の日大が復帰戦飾る 日体大に42―0

2019.5.4 17:53 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
日大オフェンスラインの中心的存在の贄田時矢主将(52)
日大オフェンスラインの中心的存在の贄田時矢主将(52)

 

 昨年5月6日の関学大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)で起きた「危険な反則タックル問題」で、関東学生アメリカンフットボール連盟から秋のリーグ戦への出場資格停止処分を受けた日大が5月4日、東京・世田谷の日体大グラウンドで処分解除後初となる対外試合で日体大に42―0で勝ち、秋のリーグ戦に向けて再スタートを切った。

 

 日大は、2017年シーズンに27年ぶりの甲子園ボウル優勝を果たした際に、1年で年間最優秀選手(チャック・ミルズ杯)に輝いたQB林大希選手(3年)が、最初のオフェンスシリーズの第1プレーでWR岸澤淳之介選手(3年)へ72ヤードのTDパスを決めて先制した。

先発出場した日大のQB林大希選手
先発出場した日大のQB林大希選手

 

 その後もRB川上宇理選手(3年)のTDランなどで加点。守備陣も好調で、DB柴田和樹選手(3年)らが再三相手のパスをインターセプトするなど日体大の攻撃を完封した。

 関学大との定期戦で危険な反則タックルをしてしまったDL宮川泰介選手(4年)は、今季副将を務める予定だが、この試合にはけがのため出場しなかった。

 

 日大は今秋のリーグ戦では、実質の2部に相当する関東大学1部BIG8に所属し、1位になっても甲子園ボウルへの出場権はなく、1部TOP8の下位チームとの入れ替え戦で昇格を目指す。

サイドラインから指示を出す日大の橋詰監督
サイドラインから指示を出す日大の橋詰功監督

 

 【日大・橋詰功監督の話】

 試合に勝てたこと以上に、このチームで試合ができたことに感謝したい。今日来てくださった方たちだけでなく、普段からお世話になっている方たちにも、喜んでもらえたのではないか。宮川は、けがで練習をしていないこともあり出場を見合わせた。

 

 【日大・贄田時矢主将(4年)の話】

 (新チームになっての)初戦で勝てたのは嬉しいが、課題は残っている。今後試合を重ねることで、チームとして成長していきたい。去年は大変なことがあったが、マイナス面だけでなくプラスの面もあったと考えている。今年は(1部TOP8のチームとの)入れ替え戦に勝って、4年生のプライドをかけて元の土俵(リーグ)に戻る。

 

 【日大・QB林大希選手の話】

 (TDパスを決めた)試合の入りは申し分なかったが、その後は(点数を付けるなら)40点台。応援が嬉しかった。けがをしていた昨年は苦しい1年だったが、その間に自分に足りないものを見つけた。背番号「1」は何でも一番という意味で付けている。

 

 【日体大・大山茂ゼネラルマネジャーの話】

 (日大の)雰囲気は良かったんじゃないか。去年よりも楽しそうに、学生たちが盛り上げてやっていると感じた。

サイドラインで談笑する日大の贄田時矢主将(52)と宮川泰介選手
サイドラインで談笑する日大の贄田時矢主将(52)と宮川泰介選手

 

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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