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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

「来年は後輩のために」 新生・日大がアサヒビールと練習試合

2018.11.28 13:36 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
練習試合の後、そろって記念写真に収まる日大とアサヒビールの選手たち=11月24日・富士通スタジアム川崎
練習試合の後、そろって記念写真に収まる日大とアサヒビールの選手たち=11月24日・富士通スタジアム川崎

 

 「危険な反則タックル問題」で、関東学生アメリカンフットボール連盟から2018年度の公式試合への出場資格停止処分を受けている日大が11月24日、富士通スタジアム川崎で、日本社会人Xリーグのアサヒビールと練習試合を行い、13―35で敗れた。

 

 日大にとっては、17日の社会人合同チームとの練習試合を含め、新体制になって2試合目の実戦で、DL宮川泰介選手(3年)は前回に続いて出場しなかった。

 

 日大は昨シーズン、3年ぶりに関東大学リーグ1部TOP8を制し、甲子園ボウルでは関学大を破って27年ぶりに優勝した。

アサヒビールのオフェンス(左)にプレッシャーを掛ける日大守備陣=11月24日・富士通スタジアム川崎
アサヒビールのオフェンス(左)にプレッシャーを掛ける日大守備陣=11月24日・富士通スタジアム川崎

 この日はその原動力となり、史上初めて1年で年間最優秀選手(チャック・ミルズ杯)と甲子園ボウル最優秀選手に選ばれたQB林大希選手(2年)が先発したが、得意のパスのコントロールが定まらず、思うような攻撃を展開できなかった。

 

 代わって出場したQB沼田将吾選手(3年)が2TDを奪ったが、橋詰功監督は「(社会人とは)選手個々の力に、だいぶ差があった」と振り返った。

 

 日大は処分が解除された場合、来季は実質の2部リーグに当たる1部BIG8からの再出発となり、たとえ1位になっても甲子園ボウルには出場できない。

 

 処分後初めて学生が報道陣のインタビューに答え、来年は4年になる沼田選手は「自分たちの代の目標は、後輩をTOP8に上げること。それが我々のモチベーションになっている」と話した。

途中から出場しオフェンスをリードした日大の3年生QB沼田将吾選手=11月24日・富士通スタジアム川崎
途中から出場しオフェンスをリードした日大の3年生QB沼田将吾選手=11月24日・富士通スタジアム川崎

 

 ゲームキャプテンを務めた三井太賀選手(3年)は「来年は日本一になることはできないが、日大というチームはこれから何十年も続いていく。ここで終わらせてしまうわけにはいかない」。

 父親も「フェニックス」の選手として活躍した大型OLは、チームへの深い愛情を示した。

 

 日大は年内に、神戸大などとの練習試合を予定している。

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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