メニュー 閉じる メニュー
スポーツ

スポーツ

週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

【編集後記】Vol.243

2018.7.27 11:56 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
U―19世界選手権に出場した日本代表に選ばれた日大の学生と記念撮影する須永恭通コーチ(後列中央)と小林孝至コーチ(後列右端)
U―19世界選手権に出場した日本代表に選ばれた日大の学生と記念撮影する須永恭通コーチ(後列中央)と小林孝至コーチ(後列右端)

 

 メキシコで開催された19歳以下(U―19)世界選手権で、日本代表は参加6カ国中5位だった。

 大会日程の関係で対戦相手が限られる、変則的な試合形式。実力がそのまま順位に反映されているとは言いがたいものの、若い世代が国際試合を経験するという意味では、意義のある大会である。

 

 日本代表には、日大から最多の8選手とトレーナー1人が名を連ねた。

 「危険タックル問題」で、体制の一新などを条件に秋のリーグ戦出場への道を模索する「フェニックス」の下級生は、昨季の学生チャンピオンのプライドを懸けてプレーした。

 

 日大OBもコーチとして参加した。Xリーグの強豪ノジマ相模原の須永恭通ヘッドコーチと、佼成学園を2年連続で高校日本一に導いた小林孝至監督だ。

 二人は大学の同期で、須永氏はQB、小林氏はRBとして1990年度の日大の日本選手権(ライスボウル)3連覇に貢献した。

 

 ともに母校の不祥事に心を痛め、メキシコへ旅立った。現地滞在中に新監督が内定するなど大きな動きがあった。

 

 代表チームではQBの指導を担当した須永氏は、日大でのコーチ経験がある。

 今回の新監督選考では、日大OBを除外するという条件が付いていたので大学の公募に応じることはできなかったが、保護者やOBから復帰を熱望された人材である。

 

 「U―19日本代表に参加した日大の学生はみんな性格もよく、チームの力になっていた。秋のリーグ戦に出場できることになったら、ぜひ頑張ってほしいし応援している」

 須永氏は帰国後、母校の後輩にエールを送った。

 

 日大はチームの「改善報告書」を関東学生連盟に提出した。

 報告書は日大と同じリーグに所属する15大学の監督会にも開示され、7月中に大学側が設置した「第三者委員会」の最終報告とともに、秋のリーグ戦への出場の可否が明らかになる予定だ。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

最新記事