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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

元ハイズマン賞QBマンゼルがCFL入り

2018.5.23 16:57 生沢 浩 いけざわ・ひろし
タイガーキャッツのジャージーを披露するジョニー・マンゼル(AP=共同)
タイガーキャッツのジャージーを披露するジョニー・マンゼル(AP=共同)

 

 かつてのハイズマントロフィー受賞QBでテキサス農工大のスター選手だったジョニー・マンゼルが19日、カナディアンフットボールリーグ(CFL)のハミルトン・タイガーキャッツと2年契約を結び、3年ぶりのプロフットボールリーグ復帰を果たした。

 

 マンゼルは2014年にドラフト1巡指名を受けてブラウンズに入団した。しかし、フィールド上では故障を繰り返し、また私生活では派手なパーティーを繰り返すなどチームの首脳陣が眉をひそめる行動が多かった。

 交際相手への暴力が明るみに出たところでブラウンズか解雇を決意し、2015年シーズンを最後にNFLから遠ざかっていた。

 

 今春はNFLとCFLが人材発掘を目的として設立した「スプリングリーグ」に参加し、2試合に出場した。そこでのマンゼルのプレーを見たタイガーキャッツが獲得を決めたのだ。

CFL入りが決まり記者会見するジョニー・マンゼル(AP=共同)
CFL入りが決まり記者会見するジョニー・マンゼル(AP=共同)

 

 マンゼルはツイートに「CFLと契約することに決めた。僕を支援してくれたすべての人のためにうれしく思う。前に進むための絶好のチャンスだと思う」と投稿した。

 

 タイガーキャッツはオンタリオ州ハミルトンを本拠地とするチームで、創立は1950年。CFL王座グレイカップは過去に8回の優勝があるが、1999年を最後に栄冠からは遠ざかっている。

 

 20日から始まったトレーニングキャンプではマンゼルは見学をしただけで練習らしい練習はしなかったようだ。

 合流して間もないため、チームで使用する用語にも不慣れだ。プレーブックも読みこなす時間が必要だろう。

 マンゼルは6人いるQBの一人で、先発のジェレマイヤー・マソリのバックアップの座を狙う。

 

 CFLではエンドゾーンの奥行きが20ヤードとNFLの倍もある。プレーヤーの人数も12人で一人多い。

 QBは肩の強さだけでなく、機動力を持っていると大きな武器となる。マンゼルには持ち味を生かしやすい環境かもしれない。タイガーキャッツで活躍すれば来季にもNFL復帰の道筋が見えてくる。

 

 CFLは6月14日に2018年シーズンが開幕し、9チームが21週間かけてリーグ戦を行う。グレイカップは11月25日で106代目のCFL王者が誕生する。

生沢 浩 いけざわ・ひろし

名前 :生沢 浩 いけざわ・ひろし

プロフィール:1965年生まれ。上智大卒。1991年にジャパンタイムズ入社。大学時代のアメリカンフットボール経験を生かし、フットボールライターとしても活動。NHKーBSや日テレG+でNFL解説者を務める。「Pro Football Writersof America」会員。

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