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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

準決勝はオービック―LIXIL IBM―ノジマ相模原

2018.5.21 14:20 生沢 浩 いけざわ・ひろし
5月20日のアサヒビール戦で選手に指示を与えるノジマ相模原の須永恭通HC=富士通スタジアム川崎
5月20日のアサヒビール戦で選手に指示を与えるノジマ相模原の須永恭通HC=富士通スタジアム川崎

 

 Xリーグのイーストとセントラル・ディビジョンは5月19、20日に富士通スタジアム川崎でパールボウルトーナメント1次リーグ最終節があり、準決勝に進出する4チームが決まった。

 6月10日に富士通スタジアム川崎で行われる準決勝は、オービック対LIXIL (午前11時キックオフ)、IBM対ノジマ相模原(午後2時キックオフ)の組み合わせとなった。

 

 日大の選手の過度のラフプレーによって関学大の選手が負傷した問題は、Xリーグにも少なからず影響を与えている。

 自身も日大出身でQBを務めた、ノジマ相模原の須永恭通HC は「(今回の騒動に)思うところはある。フットボール界全体がモヤモヤしているのは感じている」と胸中を明かした。

 「ライズとしても思い入れを持って試合をしないと流されてしまう。前日の練習では選手たちのスイッチを入れた。決して相手にけがをさせるという意味ではなく、自分たちは自分たちの激しいプレーをするということを確認して試合に臨んだ」

 

 日大の内田正人監督が辞任を表明した会見について聞かれると、「実はあまり見ていないんですよ」と言葉少なだった。

 

 富士通フロンティアーズと対戦したオービックの古庄直樹HCは「僕らが思っていること、言いたいことはすでに他の人が言っている。今は日大の人がしゃべってくれるのを待たなければいけない」と話した。

 強豪同士の対戦に集まった観客は3400人。「この対戦ということで今日はじめて見に来てくれた人もいるかもしれない。そういう人たちが『フットボールって面白い』と言って帰ってくれるような試合をしようと選手たちには言った。みんな言いたいことはいろいろあるけど、プレーで見せようということ」

 

 この日はオービックのQBスカイラー・ハワードがWR木下典明に目の覚めるような53ヤードのTD パスを成功させたり、ノジマ相模原では前日に選手登録を済ませたばかりのQBジミー・ラフレアが実戦デビューを飾ったりと明るい話題もあった。

 Xリーグにとっても今回の騒動は決して対岸の火事ではない。今、日本のアメリカンフットボール界全体で取り組む姿勢が必要とされている。

生沢 浩 いけざわ・ひろし

名前 :生沢 浩 いけざわ・ひろし

プロフィール:1965年生まれ。上智大卒。1991年にジャパンタイムズ入社。大学時代のアメリカンフットボール経験を生かし、フットボールライターとしても活動。NHKーBSや日テレG+でNFL解説者を務める。「Pro Football Writersof America」会員。

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