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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

広告をめぐる規制とせめぎ合い(後編)

2015.2.2 9:17
近年、緩和されつつあるユニフォームの広告(AP=共同)
近年、緩和されつつあるユニフォームの広告(AP=共同)

 NFL、さらにはMLB、NBAなどアメリカの主要プロリーグの広告制限で、ヨーロッパや日本などのプロサッカーと大きく異なっているのが、ユニフォームに広告を入れることの是非だ。

 サッカーでは各チームが独自にスポンサー契約を結び、ユニフォームに広告を入れるが、NFLなどはリーグとして広告を禁止しているのである。これはリーグ全体のブランドイメージを維持、向上させる意図によるものだ。

 同様の制限は他にも多くある。例えばサッカーのようにフィールド脇に広告を露出させることはできない。

 また、契約する企業、ブランドに関しても、カジノなどギャンブル関連も制限されている他、酒類に関してもビールはOKだがウイスキーなど、ハードリカーと呼ばれるアルコール度数の高いブランドとの契約は禁止されているのだ。

 ただ、こうした制限は近年緩和される傾向にある。ユニフォームの広告はトレーニングキャンプにおいて胸部分に小型のものを1カ所つけることが許可されるようになった。また、フィールドの広告についても、プレシーズンゲームでのみ、いわゆるバーチャル広告をテレビ中継で表示できるようになっている。

 これらはいずれもローカルスポンサーの区分であり、チーム収入のアップを考慮しての緩和のようだ。オーナー会議でハードリカーへの緩和も取りざたされたこともある。

 今後もリーグとチームの間で、こうしたスポンサーシップをめぐるせめぎ合いが続きそうだ。

記事提供=「NFL Japan BIZ」

「NFL Japan BIZ」・Facebookページ

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渡辺 史敏 (わたなべ・ふみとし)のプロフィル

1964年生まれ。明治大卒。雑誌編集者を経て1995年に渡米。ニューヨークを拠点にNFLやサッカーなどスポーツ、ITの分野で取材・執筆活動を行う。2014年4月に帰国。フリーランス・ジャーナリスト活動を行う他、NFLの日本窓口、NFLジャパンリエゾンオフィスのPRディレクターに就任。

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