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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

スーパーボウルの人気支えるハーフタイムショー

2015.2.9 9:44
2013年の第47回大会のハーフタイムショーに出演したビヨンセ(AP=共同)
2013年の第47回大会のハーフタイムショーに出演したビヨンセ(AP=共同)

 毎年全米で1億人以上が注目するスーパーボウル。その人気の理由は試合の行方だけではない。第2クオーターと第3クオーターの間に行われるハーフタイムショーも、大きな要因となっている。

 スーパーボウルのハーフタイムは通常の試合よりも長く、20分ほど。そのうち約12分間を使ってフィールド上でショーが開催されるが、毎年世界的に注目されるほど豪華なエンターテインメントとなっているのだ。

 そのことは出演者を見るだけでもわかる。これまでマドンナ、ビヨンセ、ローリングストーンズ、U2、マイケル・ジャクソン、ザ・フー、ブルース・スプリングスティーンなど、世界に名だたるアーチストたちがスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスを披露してきた。

 昨年2月に行われた第48回大会では、歌手のブルーノ・マーズとロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが出演し、史上最多の1億1530万人の視聴者数を記録している。

 ハーフタイムショーはゲームの添え物ではなく、スーパーボウルになくてはならない一大イベントとして広く認知されている。

 世界的なトップアーチストたちが出演するのだから、出演料もさぞ高額、と思う方も多いかもしれないが、実は無料だとこれまで言われてきた。

 視聴率が40%を超える全米一の人気イベントに出演できるだけで名誉なこと、という位置づけである。

 1億人以上の人々が注目するのだから、出演すればそれだけ広告効果も絶大なのだ。実際、過去ビヨンセやマドンナなどがスーパーボウルに合わせて世界ツアーや新作アルバムを発表するなど、ハーフタイムショーをPRの場として活用したりもしている。

 こうした動きに対してNFLが新たな動きに出ている、と報じられ、エンターテインメント業界を中心に動揺が広がる事態となった。出演アーチスト側から逆に出演料を取ろうとしているというのだ。

 これに対し、アメリカ音楽家協会(AFM)がこれを批判するなど波紋が広がることになったのである。

 そのためか、今年2月1日に行われた第49回大会での出演アーチストの発表は例年より遅れ、歌手のケイティ・ペリーが出演すると正式発表されたのは昨年の11月23日だった。

 ちなみにペリーは発表以前に”出演料”は支払わない、とコメントし注目されていた経緯もある。

 スーパーボウルのハーフタイムショーは、アメリカのエンターテインメント業界を揺るがすほど大きな存在となっていることが表面化した出来事といえるかもしれない。

記事提供=「NFL Japan BIZ」

「NFL Japan BIZ」・Facebookページ

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渡辺 史敏 (わたなべ・ふみとし)のプロフィル

1964年生まれ。明治大卒。雑誌編集者を経て1995年に渡米。ニューヨークを拠点にNFLやサッカーなどスポーツ、ITの分野で取材・執筆活動を行う。2014年4月に帰国。フリーランス・ジャーナリスト活動を行う他、NFLの日本窓口、NFLジャパンリエゾンオフィスのPRディレクターに就任。

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