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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

炭水化物多く携帯にも便利 「補食」としての栗に注目

2016.10.3 12:40
「秋の恵み」ともいえる栗
「秋の恵み」ともいえる栗

 八ヶ岳の森は、実りの秋を迎えています。栗やクルミに山ぶどう、さわやかな香りのする山椒の木はきれいな赤い実をつけています。

 畑でもリンゴの収穫が真っ盛り。スーパーにはミカンも並び始めましたね。ブドウは夏の品種から秋の品種へ。季節を楽しめる今日この頃です。

 私たちのキッチンでは近所の農家から栗を20キロほど購入しました。今年は時期を逃すことなく、しかも大粒です。昨年教えてもらったのです。「運動会が来たら、栗だよ」と。

 周辺の小学校は9月の中旬から下旬にかけて運動会を行います。運動会といえばお弁当。家族で囲んでいただきます。

 親にとってはプレッシャー? でもありますが、楽しみでもあります。お隣からいただくブドウや、そのまたお隣家族はおでん(今年は寒い小雨だったので)子どもたちは、お腹が満たされればおやつ交換にまわります。ほんのり楽しい時間です。

 前置きが長くなりました。栗農家のおばあちゃんは、毎年孫の運動会のために栗ご飯を作るのだそうです。だから運動会は「もう栗が実っているよ」というサイン。いただいた栗は渋皮煮にしました。

 いつでも食べることができ、甘くて風味たっぷり、おやつには最適です。栗は種実類に分類されますが、脂質の多いクルミやカシューナッツと比べると炭水化物の多いのが特徴です。焼き栗は携帯にも便利ですし、おやつ(補食)には向いています。

 アメリカンフットボールは秋のリーグ戦が中盤を迎えようとしています。これまでに作ってきた体を維持するのも戦い抜く力になります。食事の時間も有効です。

 3食、自分の体に見合ったエネルギー量やバランスで食事を楽しむのが基本ですが、不足の場合や調子を整えるために補食を利用することはみなさん周知の事実です。

 私はこれまで補食といえばおにぎりや団子に偏っていましたが、今年は果物に注目しています。果物は水分も多く香りも豊か、栄養素としてはミネラルを含むことが特徴です。

 もちろん、果糖、ショ糖、ブドウ糖はエネルギー源になりますし、有機酸を含んでいるので疲労回復にも役立ちます。「パンやごはんでは食が進まない」ときはお薦めです。

 これに気づかせてくれたのは選手です。補食をアンパンにしたとき、「水分を持っていかれる」という一言。大きな気づきをいただきました。

 暑い夏、たった一口の補食にもやる気になるようなインパクトが欲しいですよね。キウイやリンゴのコンポート、黄桃の缶詰は好評だったようです。

 でも一つご注意を。果物でも、リンゴ、柿、かんきつ類、種類によって含まれる栄養素やエネルギー量が違います。体脂肪率のコントロールが必要な方は、管理栄養士にご相談ください。

 写真は栗の鬼皮を剥き始めて半分。気分転換に山椒を取りに行き、写真を撮りました。手間のかかる作業ですが、山盛りになると楽しいものです。

大柴 由紀(おおしば・ゆき)プロフィル

 管理栄養士。奈良女子大学食物学科卒業後、大阪市立環境科学研究所附設栄養専門学校で栄養士免許取得。1998年財団法人キープ協会入社。レストラン勤務の傍ら、料理に自然の恵みを表現するため、八ヶ岳の自然を大切に循環型農業で米や野菜を育てる農家との交流を深める。2000年7月キープ自然学校開校。アメリカンフットボールと出会う。公益財団法人キープ協会勤務。学校法人新宿調理師専門学校講師、日本ウエルネス学会常任理事、山梨県栄養士会理事を務めている。

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