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週刊TURNOVER

共同通信社が運営するアメリカンフットボール専門のウェブマガジン。国内外のフットボールを紹介するベテラン記者のコラムや、国内注目試合の見どころやリポートなどを毎週掲載する。監修は共同通信記者で、NFLの解説者でもある宍戸博昭。

アメリカならではのボリューム感 NFLのご当地グルメ

2017.8.7 10:52 小池絵未 こいけ・えみ
NFLを代表するRBエイドリアン・ピーターソン選手と小池さん=写真提供・小池絵未さん
NFLを代表するRBエイドリアン・ピーターソン選手と小池さん=写真提供・小池絵未さん

 NFLのスタジアムでのお食事の「王道」といえば、なんと言ってもフレンチフライ、ナチョス、ホットドッグ、チキンウイングに生ビールですね。

 スタジアムで試合を観戦しながら飲むビールは最高ですよね。それと同時にスタジアムで食べるご飯やその街のご当地グルメを楽しみにしているファンも多いものです。

 アメリカは、各都市でさまざまな違ったグルメを楽しめます。その中でも私が印象に残っていて、みなさんにご紹介したいグルメスポットをお教えします!

 まず、ニューヨークから車を約1時間半運転すると、フィラデルフィア・イーグルスの本拠地に到着します。

 フィラデルフィアといったら、なんといっても「フィリーチーズステーキ」です。ホットドックのような細長いパンの中に、スライスしたリブアイステーキと、とろとろの黄色いチーズが挟んであり、これは絶品です。

 イーグルスのスタジアムの中ではもちろん食べられますが、ダウンタウン近郊の「Pats」と「Genos」というお店がある一角をお勧めします。

 ここは、40年の老舗で、NFL選手やOBの有名解説者達のサインが飾られてあり、ファンも食べながらスタジアムさながらの雰囲気を楽しめます。

 今NFL最強チームといわれているペイトリオッツの本拠地・ジレットスタジアムは、実はボストンの中心地から車で40分くらい離れた「フォックスボロ」という田舎町にあります。

 このスタジアムは、意外とシンプルなスタジアムフードが多いのですが、スタジアムでも記者席でも練習の取材のときでも、いつでも温かいクラムチャウダーが食べられます。

 そしてボストンの街の中心部まで行けば、クラムチャウダーや新鮮な生牡蠣や実がたっぷりのロブスターロールなど贅沢でお洒落なシーフードレストランも沢山あります。

 私のおすすめは「Neptune Oyster」という小さなレストランです。

 2014年の第48回スーパーボウル王者シーホークスの本拠地・シアトルには、アイバーズという美味しいサーモン料理を楽しめるレストランがあります。

 ここでシアトルの街や湖や森をゆったり静かに眺めながら食事する時間もいいものです。シアトルもボストンと似ていて、新鮮な生牡蠣やウニやシュリンプカクテルなどが楽しめます。

 パイクプレイス・マーケットという市場もおすすめです。その近くには、スターバックス第1号店もあります。

 シアトルではスターバックスのカードがシアトルシーホークスのオリジナルデザインだったりします。やはり地元のチーム愛が深いですね。

 フットボール愛が強いテキサス州には、ダラス・カウボーイズとヒューストン・テキサンズのスタジアムがあります。テキサスは、やはりステーキとバーベキューが美味しいですね。

 今年のスーパーボウルの開催地だったテキサンズのNRGスタジアムの中には、豊富な種類のバーベキュー屋さんがあります。

 セクション109と129 には「Killens」という売店でテキサスならではの、ものすごいボリュームのバーベキューやバーベキューバーガーに出会うことができます。

 肉厚でジューシーでソースの味も絶妙なので、あのJJ・ワット(テキサンズのスターDE)も毎週のように食べているそうです。

 このKillensは、ヒューストンの街に4店舗もお店を持っています。バーベキュー、ハンバーガー、ステーキハウス、そしていろいろ食べられるスポーツバータイプのお店です。

 ステーキハウスの中には、JJ・ワットが気軽に来られるように、なんと「ワットルーム」というVIP専用個室をつくるそうです。

 サンフランシスコに行ったら必ず私が食べに行くのが、かに料理の「クラスタシアン」というダンジネスクラブが売りの名店です。

 ここのお店のローストクラブは、秘伝のレシピの特製ガーリック&スパイスのソースがかにに絡めてあって、そのカニの身をガーリック麺に混ぜて、味わうんです。

 ダンジネスクラブの身がプリプリで、やみつきになってたまらない味です。このお店は、西海岸にしかないので、とても貴重なんです。

 第50回スーパーボウルの時には、なんとNFL屈指のランニングバック、エイドリアン・ピーターソン(ミネソタ・バイキングズ~ニューオーリンズ・セインツ)と遭遇したレストランです。

 一番熱狂的ファンが多い街グリーンベイには、元グリーンベイ・パッカーズの殿堂入りQBブレットファーブのステーキハウスがあるんです。

 ランボーフィールドからも徒歩で行ける距離なので、試合の日にはパッカーズのジャージーを着たファンで大賑わいのこのお店。レストランの中は、ファーブ記念館のようになっていて、写真やサイン入りのヘルメット、ジャージ、ボールが飾られていて、メニューまで素敵なファーブのポスターなんです。

 熟成ステーキやロブスターの丸焼き、そして黄色のチーズと緑のネギがのったベイクドポテト。パッカーズファンでなくても、一度は訪れるとグリーンベイとアメフトの歴史に浸れる場所です。

 やっぱりウィスコンシン州のチーズは美味しいですし、現地に行くとチーズ料理が多いです。ふらっと入ったレストランのチーズリゾットも黄色と緑色で、この街は全てが黄色と緑なんだなと感じ、嬉しくなりました。

 運が良ければ、ファーブが店に顔を出しているかもしれませんね。

 あとここのファンは、みんな「チーズヘッド」というチーズの形をした帽子をかぶっていますよね。あのチーズヘッドをパッカーズファンは、遠征先の敵地でもかぶっていて、いろいろな空港などで見かけるのでとても面白いんです。

 アメリカ中を旅行して、いろいろなスタジアムに行って、その街の歴史やアメフト愛を感じられるって楽しいですよね。

 日本は食のレベルがズバ抜けていますが、アメリカならではのボリューム満点のステーキやバーベキューも、格別な味です。

 もし、今シーズン現地観戦を考えている方がいるのならば、ぜひ行って見てください!

スタンドから試合を観戦する小池さん=写真提供・小池絵未さん
スタンドから試合を観戦する小池さん=写真提供・小池絵未さん

生牡蠣など新鮮なシーフードを楽しめるお店も=写真提供・小池絵未さん
生牡蠣など新鮮なシーフードを楽しめるお店も=写真提供・小池絵未さん

アメリカならではのボリュームたっぷりのメニューが魅力=写真提供・小池絵未さん
アメリカならではのボリュームたっぷりのメニューが魅力=写真提供・小池絵未さん
小池絵未 こいけ・えみ

名前 :小池絵未 こいけ・えみ

プロフィール:元NFLニューヨーク・ジェッツのチアリーダー。現在はスポーツ番組のリポーターとして活動している。NFL、NBA、NHLの米国プロスポーツリーグでチアリーダーに選出されたのは、日本人では初めて。ニューヨーク在住で、日本テレビの「NFL倶楽部」の現地リポーターを務めている。スポーツリポーター として、NFLだけでなくNBA、MLBの取材にも携わっている。日本では、外務省国際機関センターのアンバサダーとしても活動中。東京都出身。

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