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スポーツ

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北海道代表

北海道教育大学岩見沢校(2年連続5回目)

北海道教育大学岩見沢校(2年連続5回目)

 北海道学生リーグを4連覇中。天皇杯代表決定戦でも2試合で7得点、1失点と攻守に力を発揮した。前線からプレスをかけ、速攻で得点を奪う一方、球を回して、じっくりと攻め手を探る場面も。越山賢一監督は「画一的なサッカーにならないよう心がけている」と語る。
 攻撃ではFW下田友也の得点力が光る。代表決定戦決勝では、FW橋本恭佑とのコンビネーションがさえ、2ゴールをマーク。筋力強化を図って臨んだ今季は「自信がある。得点に直結するプレーに努めていく」と下田。
 天皇杯は過去4度の出場で、1回戦を3度突破した。前回大会は2回戦で、J1の湘南ベルマーレに0―1と、あと一歩及ばなかった。主将のMF遠藤祐馬は「まだプレーの細部で、詰め切れていないところもある。もっと精度を高めたい」。Jリーグ勢との対戦を目指し、士気を高めている。

(北海道新聞)

青森代表

ヴァンラーレ八戸(2年ぶり8回目)

ヴァンラーレ八戸(2年ぶり8回目)

 今季、青森県初のJ3チームに昇格したヴァンラーレ八戸が天皇杯への切符を手にした。
 県予選決勝では、昨年準決勝で敗れたブランデュー弘前FC(東北社会人リーグ1部)と対戦。前後半は両チームともゴールを割れず、無得点で延長戦に突入。延長後半7分、今季新加入のFW上形洋介が待望の先制点を挙げたが、直後に失点し試合はPK戦へ。GK花田力が相手の5人目で好セーブし、最後に主将のDF須藤貴郁がシュートを決めて接戦を制した。
 今季から采配をふるう大石篤人監督は、昨季課題となった決定力不足を解消すべく選手たちに「チャレンジングなサッカー」を要求。選手たちは攻めの姿勢を磨き、今季ほぼ毎試合得点を挙げるなど着実に成果を挙げている。2年前の天皇杯では名古屋グランパスエイト(当時J2)に敗れ、3回戦で涙をのんだ。大石監督は「J1チームと戦える貴重な場。勝ち上がって八戸の名を全国に知らしめたい」と抱負を述べた。

(東奥日報)

岩手代表

いわてグルージャ盛岡(12年連続13回目)

いわてグルージャ盛岡(12年連続13回目)

 岩手県予選決勝から登場したいわてグルージャ盛岡は、FCガンジュ岩手に先制点を許したものの、後半終了間際にDF木下高彰がゴール。苦しい試合展開ながら、勝負強さを見せて本戦に駒を進めた。
 昨季23試合でリーグ5位の15得点を挙げたストライカーFW谷口海斗が残留し、ともにFWの菊池将太、薮内健人が加入。粘り強くハードワークをこなせる選手がそろった。アシスト数リーグトップのDF麦倉捺木を起点としたセットプレーも強みの一つだ。 
 守備の成長も著しい。DF福田友也、GK土井康平を軸に、意識の共有を図ることで大崩れせずに試合を運べるようになった。
 今季からチーム名に「いわて」が加わり、県内全33市町村がホームタウンとなり、選手、クラブ、サポーターが「一岩(いちがん)」で挑む。菊池利三監督は「まずは3回戦進出が目標」と静かに闘志を燃やす。

(岩手日報)

宮城代表

仙台大学(4年ぶり3回目)

仙台大学(4年ぶり3回目)

 宮城県予選決勝では、3年連続代表のJFLソニー仙台FCに競り勝ち、4年ぶり3回目の天皇杯出場を決めた。
 球際の強さと豊富な運動量が持ち味。布陣は4バックをベースに相手や状況に応じて中盤や前線の枚数を変える。守備の要は本吉佑多、藤岡優也の両センターバック。攻撃は素早い切り替えからのカウンターやサイド攻撃を得意とする。セットプレーも駆使するなど選択肢は多彩。前線の松尾佑介は足元の技術と速さがあり、人見大地は空中戦に強い。
 今年創設52周年を迎え、これまでに奥埜博亮(セレッソ大阪)、蜂須賀孝治(ベガルタ仙台)などのJリーガーを輩出してきた。
 前回出場した第95回大会は1回戦で当時JFLのヴァンラーレ八戸に勝利。2回戦でJ1ベガルタ仙台に2-3で敗れたが、土俵際まで追い詰める善戦を見せた。嵯峨理久主将は「上位カテゴリーの相手にも果敢に挑む。一戦必勝で勝ち上がりたい」と意気込む。

(河北新報)

秋田代表

ブラウブリッツ秋田(18年連続26回目)

ブラウブリッツ秋田(18年連続26回目)

 前身のTDKサッカー部からクラブチーム化して、10年目のシーズンを迎えた。J3リーグを戦うチームの今年最大の目標はJ2昇格。天皇杯では3年ぶりに1回戦を突破し、格上への挑戦権を手にしたい。
 秋田県予選ではスーパーシードとして決勝から登場。リーグ戦で出場機会が多いベストメンバーで臨み、猿田興業(東北社会人1部)を4―0で危なげなく退けた。
 チームは今年、磨きを掛けている攻撃力を発揮し、複数得点して勝つことを目指している。新加入の若手が主体だが、どんな相手にも臆さず、油断することなくゴールに向かう積極性が見られる。試合を重ねるたびに守備の手堅さも増している。
 間瀬秀一監督は「秋田県の代表として出場するからにはもちろん勝ちにいく。J2昇格に向けて弾みをつけたい」と気合十分。間瀬監督が提唱する「全員力」を発揮して、大番狂わせを起こせるか。

(秋田魁新報)

山形代表

山形大学医学部(4年ぶり3回目)

山形大学医学部(4年ぶり3回目)

 堅実な攻めで山形県予選を勝ち抜いた山形大学医学部サッカー部。MFの高橋将輝や真秀俊成ら主力メンバーは4年前の天皇杯で当時J1のモンテディオ山形と対戦しており、全国舞台を踏んだ経験値もチームの強みの一つだ。
 得点源の高橋やFW桒田海斗、MF浜田啓一がチームを引っ張り、初勝利を目指す。相手守備陣に的を絞らせない連動性のある攻撃が持ち味。主力のけがなど不安材料はあるものの、テンポの良いパスワークから好機を演出したい。
 4年前のモンテ戦では、前半40秒で劇的なゴールを決めた。大沼類主将は「厳しい試合展開が予想されるが、物おじせず県代表として堂々と戦う。我慢してわずかなチャンスをものにしたい」と力を込めた。

(山形新聞)

福島代表

いわきFC(3年連続3回目)

いわきFC(3年連続3回目)

 いわきFCはJリーグ参入を目指し2016年2月に結成。始動1年目から公式戦21連勝を飾るなど目まぐるしい躍進を見せる。同年10月の全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝。度重なるJリーグクラブとのトレーニングマッチや毎年ハワイで行われる国際大会に出場するなど急速に経験も積んできた。今季から東北社会人リーグ1部に昇格。
 第24回福島県サッカー選手権大会決勝は、4年連続同カードとなるJ3の福島ユナイテッドFCとの対戦。徹底したフィジカルトレーニングの成果により、球際の競り合いに力を発揮し、前半を1対0で折り返す試合運びを見せた。後半は福島ユナイテッドの猛攻に落ち着いた守備で悪い流れを断ち切り、2対0で見事3連覇を達成した。田村雄三監督は「全国でもいわきFCの持ち味を体現したい」と天皇杯へ決意をにじませる。いわきFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。

(福島民報)

茨城代表

流通経済大学(2年連続10回目)

流通経済大学(2年連続10回目)

 中野雄二監督が率いる流通経済大学は攻撃的なサッカーを展開する。長短のパスを織り交ぜ、選手が流動的にポジションをいれ変えていく。失点は少なくないチームだが「攻撃は最大の防御」と攻める姿勢を貫く。
 関東大学リーグでは不調が続いているが、茨城県選手権では筑波大に勝利し、頂点に立った。選手は「トーナメントは内容より勝ち」と口をそろえる。
 U-22(22歳以下)日本代表のGKオビ・パウエルオビンナなど実力者をそろえる。流通経済大柏高出身の選手が多く、宮本優太(2年)や菊地泰智(2年)の世代はインターハイで優勝、全国高校選手権で準優勝と結果を残してきた。
 2回戦ではJ1浦和レッズが待ち構える。MFの宇賀神友弥は同大出身だ。ACLにも出場するチームと真剣勝負ができるまたとない機会。天皇杯へのモチベーションは高く、ジャイアントキリングをもくろむ。

(茨城新聞)

栃木代表

栃木シティFC(2年ぶり10回目)

栃木シティFC(2年ぶり10回目)

 栃木県予選は2戦連続でPK戦を制し、2年ぶり10回目の出場権を手に入れた。
 決勝の相手は1次予選から勝ち上がり、勢いに乗るFC CASA FORTUNA OYAMA(栃木県リーグ1部)。試合は予想通り、序盤から守りを固めてカウンターを狙う相手にボールを支配。しかしフィニッシュの精度を欠き、延長を含む120分間で得点を奪えなかった。それでも迎えたPK戦はベテランGK原田欽庸が一人目のシュートをファインセーブ。一方の栃木シティは4人全員が成功。最後は相手5人目が枠を外し、勝負が決まった。J2ツエーゲン金沢などでプレーした実績もある原田は今大会無失点。MVP級の活躍だった。
 元Jリーガーを数多く擁する充実の戦力で昨季はリーグ戦を無敗優勝しながら、目標の(日本フットボールリーグ)JFL昇格を果たせなかった。今季はチーム名も一新し、臨む初の大舞台。本来の実力を出し切れば、ダークホースになる可能性を間違いなく秘めている。

(下野新聞)

群馬代表

ザスパクサツ群馬(17年連続17回目)

ザスパクサツ群馬(17年連続17回目)

 就任2年目の布啓一郎監督が率いる。選手は大きく入れ替わったが、チームのベースは昨季と同様に堅守速攻。全員が攻守にハードワークし、昨年果たせなかった「J3優勝、J2昇格」を今季の目標に掲げる。
 群馬県予選決勝はGKのミスから先制を許した。だが、MF青木翼のミドルシュートと、CKからDF渡辺広大が頭で押し込み、逆転に成功。試合終了間際にもDF船津徹也が1点を加えて逃げ切った。
 今季は25人が新加入。前線はFW青木翔大が起点となり、加藤潤也らがゴールを狙う。MF飯野七聖や光永祐也がサイドから何度も仕掛けて好機を演出。守備は3バックを用い、DF渡辺を中心にまとまりを見せる。リーグ戦で苦戦しているだけに、天皇杯で存在感を示したい。

(上毛新聞)

埼玉代表

東京国際大学(2年ぶり6回目)

東京国際大学(2年ぶり6回目)

 前回大会の埼玉県予選決勝ではセカンドチームの東京国際大学FCに1―2と逆転負け。昨年と同じ顔合わせとなった5月11日の県予選決勝ではトップチームの意地を見せ、4得点に絡んだMF有水亮の活躍などで5―0と快勝。同大学全体では5年連続7回目の天皇杯出場を果たした。2008年の創部からチームを率いる元サッカー日本代表の前田秀樹監督は、古河電工在籍時の1989年2月26日に“平成初”のJSL公式戦ゴールを決めている。再び時代の節目を飾る躍進に期待が懸かる。
 素早い攻守の切り替えと豊富な運動量をベースに、「今年は攻撃で面白いアクセントがつけられる」と前田監督。県予選決勝でもゴールネットを揺らしたDF森大輝、FW佐川洸介らが多彩な攻撃を仕掛ける。主将のDF小木曽佑太を中心とした守備陣も高さがあり、セットプレーも強みの一つ。小木曽は「全員で攻め、全員で守る。埼玉を代表する限りは一つでも多く勝ちたい」。格上相手の大舞台でも臆することなく“令和初”のチャンスをつかみ取る。

(埼玉新聞)

千葉代表

ブリオベッカ浦安(2年ぶり4回目)

ブリオベッカ浦安(2年ぶり4回目)

 関東リーグ1部に所属するブリオベッカ浦安は、今季から元日本代表DFで1980~90年代に活躍した都並敏史氏が監督に就任。「ドーハの悲劇」で知られる93年W杯予選などの経験を糧に横浜FC以来11年ぶりの指揮を執る。
 千葉県予選決勝では、前半から先制を許すも後半に逆転。計13本のシュートを放ち2-1の接戦を制した。今季好調のFW菊島卓は準決勝、決勝ともに決勝点。守備でも体を張るプレーが魅力で都並監督も「Jリーグで活躍できる選手」と太鼓判を押す。突破力のあるMF小島樹やFW田宮諒らが主体となり前線へボールを運べれば勝機は広がる。
 前回出場した2017年は柏レイソルとの県勢対決となった2回戦に0-1で敗退。果敢に攻め込む相手に粘りを見せたが後半に競り負けた。2年ぶりのJFL昇格へ弾みを付けるべく戻ってきた大舞台。今度こそ「打倒J」を果たす。

(千葉日報)

東京代表

明治大学(5年ぶり14回目)

明治大学(5年ぶり14回目)

 第94回大会以来の天皇杯に、栗田大輔監督は「全国に明治大のサッカーをアピールできたらうれしい」と意欲をのぞかせる。第89回大会では大学チームとして初めてJ1勢を撃破。今大会では、その時以来となる「打倒J1」を目標に掲げる。
 「強くてうまいサッカー」を志向する。前線から最終ラインまで足元の技術が高い選手が多く、ボールを動かして主導権を握る。東京都代表の座を勝ち取った都トーナメント決勝でも終始、同じ関東大学リーグ1部の早稲田大学を攻守で圧倒した。リーグ戦で得点を量産する主将のFW佐藤亮が絶好調で、その出来がチームの浮沈を握りそうだ。
 守備布陣は常本佳吾を中央に置く3バックを敷き、中盤を厚くして高い運動量でプレスを掛けていく。リーグ戦5試合で2失点は最少。攻守に選手層が厚く、特に攻撃陣は先発と控えの差はない。天皇杯では1回戦からJクラブとぶつかるが、佐藤亮は「一つずつ進んでいく」と大物食いを狙う。

(東京新聞)

神奈川代表

桐蔭横浜大学(4年ぶり3回目)

桐蔭横浜大学(4年ぶり3回目)

 神奈川県代表決定戦では全4試合で1点差以内の接戦を制した。中でも準決勝ではY.S.C.C.横浜、決勝ではSC相模原とJ3クラブ相手に連勝を飾り、元サンフレッチェ広島でOBの安武亨監督は「接戦を勝ちきる力、粘り強さが出てきた」と自信を深めている。
 チームスタイルは堅守速攻。主将の真鍋旭輝を中心としたDFラインの粘り強さはアタッカーからの信頼が厚く、前線の選手たちは守備時に極端にラインを下げずカウンターに備える。決勝では190センチ超の長身アタッカーによる相模原の断続的なパワープレーを防ぎきった。
 ボールを持てば攻守のスイッチを素早く切り替え、得点力のある選手たちに供給する。2020年シーズンのJ1川崎フロンターレ入りが内定しているMFイサカ・ゼインが豊富な運動量でサイドからチャンスメーク。決勝の相模原戦では下村司、橘田健人の両MFが得点したように、中盤の選手もドリブルの突破力に決定力を兼ね備える。

(神奈川新聞)

山梨代表

山梨学院大学ペガサス(6年ぶり2回目)

山梨学院大学ペガサス(6年ぶり2回目)

 2年連続で同じ顔合わせとなった決勝。山梨学院大学ペガサスが後半41分に奪ったゴールで、2連覇中の韮崎アストロスを破った。6年ぶり2回目の大舞台となる。
 山梨学院大学ペガサスは1回戦から登場し、FCフエゴベルグに8―1で大勝スタート。準々決勝は同じ大学のオリオンズに4―1で快勝した。準決勝は県内社会人チームの強豪、日川クラブを4―0で寄せ付けなかった。
 チームは関東大学リーグ参戦を目指し、東京都リーグ1部で戦う山梨学院大の2番手に位置付けられるが、トップチームと遜色ないメンバーがそろう。背番号10のMF塚田士文主将を中心に少ないタッチ数でテンポ良くボールをつなぎ、攻め上がっていくスタイル。五十嵐盤作監督は「格上の強いプレッシャーの中でも自分たちのサッカーを貫きたい」と自然体を強調し、塚田主将は「本気で倒せるように、頑張りたい」と闘志を燃やす。県予選4試合で計17ゴールの攻撃力で挑む。

(山梨日日新聞)

長野代表

AC長野パルセイロ(8年連続9回目)

AC長野パルセイロ(8年連続9回目)

 J3で6季目の今季は、昨季までJ2栃木SCを率いた横山雄次監督が指揮を執る。「堅守多攻」をテーマに掲げ、若手を多く補強。悲願のJ2昇格を目指しながら、若手の育成も進める方針だ。天皇杯は内容よりも白星にこだわるつもりで、指揮官は「自分たちに矢印を向け、チャレンジャーとして臨むことが大事になる」と集中する。
 長野県予選決勝は2年連続で松本大学と対戦した。昨年は終盤まで0―0だったが、リーグ戦の主力を多く起用して臨んだ今年はCKから前半に2得点。後半にはワントップのFW竹下玲王の公式戦今季初ゴールで突き放した。
 リーグ戦では苦しい戦いが続いているが、負傷離脱していた選手が戻りつつあるなど状態は上向いてきた。県予選決勝で得点してMVPに選ばれたDF池田樹雷人は「勝ち上がって上のカテゴリーとやることは個人のアピールにもなる。J1のチームも倒せるように準備をしたい」と気持ちを高めている。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

新潟医療福祉大学(4年連続4回目)

新潟医療福祉大学(4年連続4回目)

 初出場の2016年大会から4年連続で天皇杯に駒を進めた。天皇杯の経験がある上級生に加え、2年生のMFシマブクカズヨシら下級生も粒ぞろい。2020年シーズンにJ2アルビレックス新潟への加入が内定しているFW矢村健が主将を務め、チームを引っ張る。
 多くのJリーガーを輩出した桐光学園(神奈川県)サッカー部元監督の佐熊裕和氏が率いて6年目。ピッチを広く使ってパスを回し、両サイドから攻める。「誰かが飛び抜けているのではなく、チーム全体で守り、攻撃する」ことが強みという。チーム内で競争させてきたことで、選手層の厚みが増し、個々の力も高まった。
 新潟県予選決勝では新潟経営大学に3―0で快勝した。DF喜岡佳太ら主力を欠いたが、後半にセットプレーから3点を挙げた。守備でも「全員が意識を高く持った」と佐熊監督が評価したように相手に決定機を与えなかった。天皇杯では昨年惜敗したJ3のAC長野パルセイロに再び挑む。

(新潟日報)

静岡代表

HondaFC(4年連続39回目)

HondaFC(4年連続39回目)

 JFLのHondaFCがJ3アスルクラロ沼津を破り、4年連続で出場権を手にした。
 攻守が目まぐるしく入れ替わる激戦となった決勝。0―0の後半21分、けがから復帰し途中出場したFW古橋達弥の右CKが相手のオウンゴールを誘い、決勝点を奪った。素早いカウンターを狙う沼津に対し、新人GK白坂楓馬を中心に守備陣が踏ん張り、粘り強くボールをつないで勝ちにつなげた。今季は春先からけが人が多かったが、古橋、池松大騎らが復調の兆しを見せ、チーム内の競争が激しくなりつつある。
 天皇杯ではJクラブの強豪に勝利したことのあるアマチュアの王者。井幡博康監督は「J1チームに勝ちたい」と闘志を燃やす。主将のDF鈴木雄也は「積極的にボールを奪い、(選手同士の)距離感を近くして自分たちの良さを出したい」と集中力を高めている。

(静岡新聞)

愛知代表

FC刈谷(7年ぶり15回目)

FC刈谷(7年ぶり15回目)

 JFL昇格を目指す市民クラブが昨年の雪辱を果たした。デンソーサッカー部の活動休止を受けて2006年に発足。東海社会人サッカーリーグ1部所属ながら、Jリーグ経験者も選手として活躍し、弾みがついている。
 愛知県代表決定戦ではJFLのFCマルヤス岡崎と対戦。序盤から攻め込まれる展開が続いたが、堅い守りで無失点に抑え、延長戦の末に0―0でPK戦に持ち込んだ。全員がゴールを決めたほか、GKの藤沢純也が相手キッカーの4、5人目に対して連続で好セーブを見せ、勝利を呼び込んだ。昨季からPK戦は負けなしで土壇場での勝負強さが光る。
 今季のチームは全員が守備と攻撃をこなす運動量が特徴的。攻撃はサイドを中心に組み立て、絶対的エースのFW中野裕太につなげる。
 水木将人主将は「天皇杯で対戦するチームは格上ばかり。チャレンジ精神で一つでも多くの勝ちを重ねたい」と意気込む。

(中日新聞)

岐阜代表

岐阜協立大学(2年ぶり3回目)

岐阜協立大学(2年ぶり3回目)

 90分間、攻守に足を止めない粘り強さを発揮して出場権を手にした岐阜協立大学。過去2度跳ね返されている1回戦の壁を攻守一体で乗り越え、昨季アジア王者のJ1鹿島アントラーズが待ち構える2回戦へと進みたい。
 30度近い暑さの中で行われた長良クラブ(東海社会人リーグ2部)との岐阜県代表決定戦。序盤からボール保持者への厳しいプレスで決定機を防ぎきると、チームが狙いとするサイドを広く使った攻撃で、俊足で技術の高い横山智也と重松寛太が後半に決めた。走力で圧倒した2-0の勝利に、寺田亮太監督は「最後までよく走り切ってくれた」と高く評価する。
 東海学生リーグ1部では攻撃陣が爆発し4連勝を収める一方で、失点の少なさが光るなど、交代選手を含めた層の厚さを感じさせる。「細かいミスを減らして、チームに勢いをもたらしたい」と力を込める横山。岐阜経済大学から新校名の岐阜協立大学に変わった今年。新たな歴史を天皇杯で刻みたい。

(岐阜新聞)

三重代表

ヴィアティン三重(5年ぶり2回目)

ヴィアティン三重(5年ぶり2回目)

 豊富な運動量が持ち味のチーム。三重県予選決勝には4年連続で駒を進め、昨年まで3年連続で敗北を喫していた宿敵・鈴鹿アンリミテッドFC(JFL)を破り、念願の天皇杯出場を決めた。今回も前半に先制しながら一時は逆転を許す苦しい展開となったが、延長後半のラストプレーでMF森主麗司が意地の同点弾を決め、試合はPK戦に突入。最後はGK加藤大喜が冷静な判断で2本目と3本目をセーブして劇的な勝利を収めた。
 森主は「難しい試合だったが勝ち抜くことができた。粘り強さというチームの持ち味をうまく出せた」と手応えを感じている。上野展裕監督は「難しいゲームだったが最後までよく頑張ってくれた」と選手たちを評価。天皇杯に向けては「関西学院大は強いが、選手たちがハードワークするところをみてほしい」と意気込む。

(中日新聞)

富山代表

カターレ富山(4年連続11回目)

カターレ富山(4年連続11回目)

 2季目の安達亮監督の下、今季は「圧倒的に攻める」攻撃サッカーを貫き、J2昇格を目指している。
 昨季の主力がほぼ残留し、J1浦和レッズからGK榎本哲也、J2V・ファーレン長崎からMF碓井鉄平などを獲得。選手層を厚くし、着実に戦力を向上させた。パスを回してボールを支配しながら、コンビネーションを織り交ぜて攻め込むスタイルで戦う。守備でも積極的に奪いに行き、「攻め」の姿勢にこだわる。
 富山県予選決勝は富山大学と対戦。リーグで出場機会が少ない選手中心で臨んだが6-0と圧倒した。引いて守る相手に対してセットプレーから確実に得点。ハットトリックしたFW田中智大は天皇杯に向け「リーグとは違った雰囲気の試合になるし、アピールの場にもなる。思い描いたプレーをして勝利したい」と意気込む。

(北日本新聞)

石川代表

北陸大学(2年ぶり4回目)

北陸大学(2年ぶり4回目)

 石川県予選決勝で2連覇を狙った金沢星稜大学を2―0で下した。天皇杯は過去3度の出場でいまだ未勝利。記念すべき1勝を目指し、初戦の岐阜協立大戦に挑む。
 攻撃の軸となるのは、身長190センチのFW長島グローリー(大阪・清明学院高出身)。ナイジェリア人の父の血を継ぐフィジカルは圧倒的で「競り合い、空中戦なら負けない」と自負し、決勝でも豪快なヘッドで先制点を奪った。守備面に課題が残るものの、元Jリーガーの西川周吾監督は「急激に成長している。粗削りなだけに伸びしろも大きい」と期待する。
 天皇杯には95回大会の初出場から3年連続で石川代表の座をつかんだが、いずれも得点ゼロで初戦敗退。FW高橋大樹(カターレ富山U―18出身)は「今年こそ勝利をつかむ」と意気込む。3度目ならぬ「4度目の正直」へチーム一丸となる。

(北國新聞)

福井代表

福井ユナイテッドFC(8年連続11回目)

福井ユナイテッドFC(8年連続11回目)

 福井初のJリーグチームを目指す福井ユナイテッドFCが前身のサウルコス福井時代を含めて8年連続となる天皇杯出場権を得た。昨年、サウルコス福井の運営団体が経営危機に陥り、チームを引き継ぐ形で今年、新会社が設立し新たな出発を迎えた。
 引き続き望月一仁監督が指揮を執る。今季は能動的にボールをつなぎ主導権を握りにいく攻撃なサッカーを目指す。県予選決勝では相手DFの裏のスペースを狙い、MF蔵田岬平が先制を決めるなど前半3得点で試合を決めた。
 FW陣は運動量のあるFW山田雄太、足元の技術が高い金村賢志郎が軸。福田航太、吉田旭陽のボランチがボールをコントロール。サイドからの崩しも力がある。守備陣はGK植田峻佑、主将のDF橋本真人らを中心に堅守を発揮する。
 1回戦はJFL3連覇中のHondaFC(静岡)。JFL昇格を目指す上でこれ以上ない相手で指揮官は「自分たちの力がどこまで通用するのか試したい」と意気込む。

(福井新聞)

滋賀代表

MIOびわこ滋賀(2年連続7回目)

MIOびわこ滋賀(2年連続7回目)

 「打倒Jクラブ」を掲げ、2年連続で出場権をつかんだ。中口雅史監督は「滋賀代表としてプライドを持って戦う」と意気込む。
 県選手権決勝では、開始早々にFW久保吏久斗のヘディングで先制して主導権を握った。MF松田康佑と原口大佑が両サイドを崩し、クロスには複数の選手が果敢に飛び込む積極性を見せる。前線の守備からのショートカウンターでもゴールを脅かし、直近のJFLで不振だった攻撃陣は活性化しつつある。
 中心は野洲高仕込みの高い技術が持ち味のFW坂本一輝。昨季15得点のストライカーは「周りの選手に伸び伸びプレーしてもらえるように」とポストプレーでも強さを発揮し、豊富な運動量を誇る久保や原口らとの連係を深めている。
 天皇杯での過去最高成績は2回戦。坂本は「セカンドボールへの反応や球際の強さで負けないこと」と勝利の鍵を挙げる。

(京都新聞)

京都代表

立命館大学(4年ぶり8回目)

立命館大学(4年ぶり8回目)

 最終ラインからボールをつなぐスタイルで、京都府予選を勝ち抜いた。準決勝は関西リーグ2部のAS.ラランジャ京都を相手に、5―4と打ち合いを制した。京都産業大学との決勝では圧倒的に攻めながら、1―1のまま延長でも決着がつかなかったが、PK戦でGK谷井宏気が好セーブを見せて競り勝った。
 4―4―2のフォーメーションを基本とする。エースFWは、関西学生リーグでもゴールを重ねている延祐太。相手DFの背後に鋭く抜け出し、決定力が高い。両サイドのMF田中康介とMF藤井智也が、ドリブルで仕掛けて好機を演出する。
 府予選でゲーム主将を務めたMF江崎遼は「相手にプレスを掛けられても、落ち着いてボールを回したい」と語る。全国の舞台で、磨き上げたパスサッカーを発揮したい。

(京都新聞)

大阪代表

FC大阪(3年連続5回目)

FC大阪(3年連続5回目)

 最近3シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)で5位、4位、2位と着実に地力をつけているFC大阪が、大阪学院大学、そして阪南大クラブを破って出場権を獲得した。
 決勝は阪南大クラブのハードな攻守にやや苦しんだものの、後半のアディショナルタイムに勝負強さを発揮。決勝ゴールを挙げた川西誠は、「残り時間は考えていなかった。練習からやっている形です」と落ち着いて右足でゴールネットに突き刺した。
 1対1の場面で戦える選手がそろっており、速くシンプルな攻撃が持ち味だ。特に決勝点をアシストした須ノ又諭のクロスは、ターゲットの動きを計算して送るなど精度が高い。守備はセンターバックの池永航などのタイトなマークとボランチの連係で中央を引き締める。また接戦での粘り強さは、チームが成長している証といえるだろう。
 前回は2回戦で横浜F・マリノスに3-4と惜敗。JFLの強豪としてJリーグクラブからの勝利が期待される。和田治雄監督は「先に失点してしまうと、苦しくなる」と、持ち味の攻撃力に加えて守備のリスク管理をポイントに挙げる。「大阪から3番目のJリーグ入りを!」と掲げるビジョンの実現に向けても、今大会でのアピールが大事になるはずだ。

(池田博人)

兵庫代表

関西学院大学(2年連続27回目)

関西学院大学(2年連続27回目)

 大学サッカー界の雄、関西学院大学(関学大)は今大会も、ジャイアントキリング(番狂わせ)を狙っている。
 前回大会は2回戦でJ1の強豪、ガンバ大阪を2-1で撃破。3回戦はJ2東京ヴェルディに敗れたが、接戦に持ち込む粘り強さを見せた。
 今大会の出場を決めた兵庫県選手権の決勝は3年連続で、バンディオンセ加古川(関西リーグ1部)と対戦した。過去2年はPK戦までもつれたが、今回は後半に4得点を挙げる猛攻を見せ、5-1と圧勝。2年連続27回目の出場を決めた。
 今季の関学大は両サイドハーフにスピードのある選手を配置し、関西学生リーグ1部で抜群の存在感を示すMF山本悠樹がゲームを組み立てる。昨年のガンバ大阪戦で決勝点を奪った2年生FW山見大登(ひろと)は「Jクラブを倒せば応援してもらえるし、得られるものがある」と気合十分だ。

(神戸新聞)

奈良代表

奈良クラブ(11年連続11回目)

奈良クラブ(11年連続11回目)

 J3昇格を目指す奈良クラブが天理大学を破って出場権を獲得した。
 5年連続で同じ顔合わせとなった奈良県予選決勝は奈良クラブが主導権を握り4―0で圧勝。リーグ戦で出番のなかった選手たちが次々と得点を奪い、天理大学につけ入る隙を与えなかった。2ゴールの活躍を見せたFW大津耀誠は「県代表として上を目指し、出場したら勝利を呼び込めるように得点したい」と意欲をかきたてる。  
 今季のチームは守備がより整備され、1点を守り切る安定感が備わった。2年目のDF加藤徹也、MF山本宗太朗らが落ち着いたプレーでチームを引っ張り、新人のDF宇都木峻が多彩なパスで攻撃の起点となり新風を吹き込んだ。
 チーム内競争が激しくなったが、若いタレントと経験豊富なベテランが刺激し合い攻守に一体感が高まっている。杉山弘一監督は「リーグ戦に限らず天皇杯でも自分たちの持っているものを毎試合全力で出していきたい」と静かに闘志を燃やしている。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山(11年連続11回目)

アルテリーヴォ和歌山(11年連続11回目)

 アルテリーヴォ和歌山は和歌山県大会の決勝で海南FCを5-0で下して、11年連続で天皇杯出場権を獲得した。
 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームは今季、久保裕一、林祥太、三浦修などのJリーグ経験者を獲得。白明哲ら新卒ルーキーも持ち味を発揮してチームに貢献しており、昨年までのレギュラーが控えに回るなどチーム内のポジション争いが激しくなっている。チームの土台は固まっており、その上で就任5年目を迎える坂元要介監督は「(戦い方の)基本は変わらない。それが狙えないとき、相手を見てどう対応するのかが問われる時期に来ている。ゴール前まで運んでからのパスやクロスといった最後の質やセットプレーを磨きたい」と話している。攻撃の起点として期待される林は「いい距離でボールを受けて、展開していきたい」とゴールへの道筋をイメージする。
 これまで天皇杯ではJリーグのチームに勝ったことがない。主将の大北啓介は「Jクラブと対戦できる可能性がある。その想定や経験が、意欲や自信にもなる。あと一つ、あと1分のプレーを突き詰めて、みんなで団結して戦いたい」と意気込みを語った。

(フリーライター 雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取(20年連続22回目)

ガイナーレ鳥取(20年連続22回目)

 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグ参入。全国最少人口県で人と人とのつながり、機動力、結束力を武器に「強小」を掲げ、小さくても強いスポーツ組織を目指している。
 「強小十一年」となる2019シーズンのスローガンは「強小十一年 10SPIRITS」。昨シーズンの「鍛え・育て・戦い・勝つ」というテーマ、若手選手が伸びる力でチームを強くしていきたい、クラブが大きくなっていきたいという思いを今年もしっかり軸に据えて、オールガイナーレで継続的に取り組んでいる。

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC(5年連続6回目)

松江シティFC(5年連続6回目)

 今季から島根県のクラブとして初めてJFLに参戦している。18歳以下、20歳以下日本代表や名古屋グランパスエイトなどで指揮した田中孝司監督の下、豊富な運動量を生かした前線からのプレスをかけ、マイボールではボールを動かしながら主導権を握る攻撃的なサッカーを目指す。
 天皇杯の出場を懸けた島根県選手権決勝は県リーグ1部のSC松江を1-0で下し5連覇。MF宮内寛斗、FW西村光司は今季も攻撃の中心。ただ昨季チーム得点王のFW酒井達磨がけがで離脱したのは大きい。攻撃陣の奮起に期待が集まる。守っては守護神のGK船川航司朗や運動量豊富なボランチ田平謙らに、高さのあるセンターバックの多木理音が加わった。
 天皇杯では昨年2回戦で当時J1だったV・ファーレン長崎相手に、延長戦の末に2-1で敗れはしたが、つかんだ自信は大きく、そのままJFL昇格をつかんだ。今季JFLでは第7節を終えて未勝利と苦しいシーズンが続くだけに、この大会で流れを変えたい。

(山陰中央新報)

岡山代表

環太平洋大学(9年ぶり2回目)

環太平洋大学(9年ぶり2回目)

 中国大学リーグ4連覇中の環太平洋大学が2010年以来9年ぶりの本大会出場権を獲得した。
 岡山県代表決定戦の決勝は昨年敗れた三菱水島FC(中国社会人リーグ)と対戦。前半17分のFW田中翔の豪快なミドルシュートを皮切りに4ゴールと攻撃が機能し、守備も終盤の1失点で快勝した。本大会1回戦はJ3ガイナーレ鳥取(鳥取県代表)が相手。「Jチームを倒すことが目標。一丸で戦いたい」と部員約260人を束ねる主将のDF土居晃貴は気合をみなぎらせる。
 チームは決定力の高いFW赤木直人、ボール奪取に優れるMF森園貴仁、対人に強い土居晃貴とセンターラインに実力派の4年生が並ぶ。基本布陣は4―4―2。ボールを丁寧につなぎながら相手守備陣を切り崩すサッカーを特長としている。
 率いるのは現役時代に横浜フリューゲルスなどで活躍した桂秀樹監督。昨年は総理大臣杯で16強に導くなど卓越した手腕を発揮し、地方から全国で通用するチームを毎年つくり上げている。

(山陽新聞)

広島代表

SRC広島(4年連続6回目)

SRC広島(4年連続6回目)

 4年連続の全国切符を勝ち取った。昨年の1回戦では、当時は同じ中国リーグで戦っていた島根の松江シティFCに0―4で完敗。悔しさを糧に成長し、菊地功監督は「この1年は選手が意識を変えて練習した。伸び盛りの若手とベテランが融合した、いいチームになった」と手応えを口にする。
 激しいディフェンスからのカウンターが持ち味。センターバックの松岡祐介、GKの相原剛主将を中心に広島県代表決定戦では全3試合を無失点に抑えた。新加入の選手も力があり、1―0で制した決勝でゴールを奪ったボランチの市地功樹は「チャンスの時はゴールエリアに5、6人が飛び込むようにしている」と力を込める。
 1回戦を突破すれば、2大会前の2回戦で大敗したJ1名古屋グランパスと再戦できる。相原主将は「自分たちの力が全国でどこまで通用するか試したい。どこが相手でも守備の部分ではぶれることなく、チャレンジしたい」と意気込む。

(中国新聞)

山口代表

徳山大学(4年連続11回目)

徳山大学(4年連続11回目)

 山口県大会決勝では、今季中国リーグに昇格したFCバレイン下関を延長戦の末に2―1で下した。終盤まで追う展開だったが、途中出場した3年のMF堀西亮太選手が2得点を挙げて逆転勝ちした。
 「大学に入学してから公式戦に出るのは初めて」という新戦力を起用したのは2012年に就任した中村重和監督。J2アビスパ福岡監督などを歴任した指揮官の采配が的中した。
 ゲームキャプテンで4年の右サイドバック高橋大寿選手や4年のボランチ林耕平選手、3年のエース山本駿亮選手たち昨季の主力が約半分残る。豊富な運動量を生かしたサイド攻撃に加え、県大会決勝では追い込まれても最後まで考えてプレーする冷静さも見せた。
 天皇杯1回戦は福岡県代表のJ3ギラヴァンツ北九州に決まった。高橋選手は「相手は格上だが、各選手が120パーセントの力を出し、しっかり攻める」。5年ぶりの初戦突破へ意欲を見せる。

(中国新聞)

徳島代表

FC徳島(4年連続4回目)

FC徳島(4年連続4回目)

 4年連続4回目の天皇杯の舞台で、初の1回戦突破を目指す。前線からプレスして高い位置でボールを奪い、サイドを効果的に使いながら畳み掛ける攻撃が特長だ。
 四国リーグで戦う光洋シーリングテクノとの徳島県代表決定戦では、自慢の攻撃力が爆発した。FW福崎冬也が相手陣内でボールを拾い、思い切りのいいミドルで先制。その後も運動量豊富なサイドの選手を軸に長短多彩なクロスで攻め立て、2桁得点した。タクトを振るMF中峯正博は「チームとしての攻めの形が整ってきた」と手応えを話す。
 初戦の相手は地域リーグよりカテゴリーが上のJFLのホンダロックSC(宮崎)。個々の局面での強いプレスを警戒する。ボランチの巽拓也は「耐える時間は長くなるが声を掛け合ってしのぎ、チャンスをものにしたい」と意気込む。攻守の切り替えを意識し、連動性を高めてサイドや中盤の攻防を互角に渡り合い、勝機を見いだしたい。

(徳島新聞)

香川代表

カマタマーレ讃岐(15年連続21回目)

カマタマーレ讃岐(15年連続21回目)

 J3降格に伴い、7大会ぶりに香川県代表決定戦決勝から出場。大学生相手に苦しんだが、PK戦の末に勝利して本戦出場権を手にした。
 J3リーグ戦では第8節終了時点(5月6日)で5勝2分け1敗の2位と好調。GK清水健太、DF竹内彬ら経験豊富な選手が中心となり、リーグで2番目に少ない5失点の堅い守備がチームを支えている。
 悩みは得点力不足。今後は安定して相手ゴール前にボールを運び、いかに多くの好機をつくれるかが鍵となる。その上で、FWの福家勇輝や重松健太郎 、MF池谷友喜ら攻撃を担う選手が決定力を上げたい。
 上村健一監督は天皇杯に関して「カテゴリーに関係なく王者を決める素晴らしい大会」と敬意を示しつつ、「最大の目標はJ2昇格。リーグ戦を見据えた戦いをしたい」と断言。若手選手の積極的な起用など、チーム力の底上げを目指す場となりそうだ。

(四国新聞)

愛媛代表

松山大学(23年ぶり2回目)

松山大学(23年ぶり2回目)

 四国大学リーグ1部の松山大学は、格上の日本フットボールリーグ(JFL)のFC今治を1―0で破り、久しぶりの出場権を獲得した。
 愛媛県代表決定戦は、5年連続でFC今治との同一カードになった。厳しいピッチ条件の中、松山大はコンパクトな守備陣形を保って相手の攻勢をしのいで前半を折り返した。0―0の後半1分、主将のDF山西恭平のクロスからFW谷口想が「いいところに来たので、あとは打つだけだった」と左足でたたき込んで先制した。以降は守りを固めつつ、ロングボールからのカウンターを徹底して逃げ切った。
 県予選4試合を全て無失点で勝ち抜いたチーム一丸での堅守もさることながら、FW石井隆之介、MF日野貴登が3得点を挙げるなど攻撃面も活発だ。初勝利のかかる本戦に向けて、山西主将は「強敵を相手に結果を残せるかが大事。見ている人を驚かせる試合をしたい」と大舞台での飛躍を期している。

(愛媛新聞)

高知代表

高知ユナイテッドSC(4年連続4回目)

高知ユナイテッドSC(4年連続4回目)

 「高知県にJクラブ」を目標に掲げてチームが発足して4年目。11月の全国地域チャンピオンズリーグに向け、チームは大幅な戦力アップに成功した。
 元横浜F・マリノスのMF松本翔、FC琉球のMF朴利基、V・ファーレン長崎のGK奥田達朗と、Jクラブ経験のある即戦力を獲得。特に中盤は、主将横竹翔、エース田口遼ら既存の選手と合わせて質は高い。前線でも、FC今治から長尾善公が加入し、得点力アップの見込みがついた。
 チームは、昨季の天皇杯2回戦でJ2アルビレックス新潟と対戦してPK戦の末に惜敗した。横竹が「今年は勝つ」と力を込めるように、Jクラブ打倒へ士気は高い。まずは、MD長崎との社会人対決を全力で戦い、Jとの再戦の切符をつかむ。

(高知新聞)

福岡代表

ギラヴァンツ北九州(2年ぶり11回目)

ギラヴァンツ北九州(2年ぶり11回目)

 昨年J3最下位に終わり、天皇杯予選決勝でも福岡大学にPK戦の末に敗れたが、今回は同大学を1―0で破って出場権をつかんだ。チームの再構築を図る小林伸二監督は、予選決勝の内容に「良い入りができた。全体の動きがうまくいった」と手応え十分だ。
 予選決勝では、前半8分右CKに加藤弘堅が頭を合わせ、これが決勝点となった。プロの面目を保ち「練習でやっていた形が出た」。今季J3では開幕4連勝。開幕戦でゴールを決めた法大出身のルーキーで池元友樹と2トップを組むディサロ燦シルヴァーノなど新戦力がチームに溶け込んでいる。
 腰のけがから復帰し、今季公式戦初出場した内藤洋平主将は「チームで勝ち取ったのは大きな収穫。天皇杯という舞台を経験するのは大きいこと」と勝利を噛みしめる。勢いに乗るギラヴァンツ北九州が、上位進出を狙う。

(西日本新聞)

佐賀代表

佐賀LIXILFC(2年連続9回目)

佐賀LIXILFC(2年連続9回目)

 「佐賀からJFLに」を合言葉に、九州リーグを主戦場として活動している。
 県予選決勝はピッチ上の気温が33度を超える暑さの中、佐賀大学と火花を散らした。先制点は前半33分。左サイドを駆け上がった佐賀LIXILFCのDF松尾栄次がやや中央に切り込んでクロスを供給。フリーで待ち構えたMF山本祐太が落ち着いて右足で押し込んだ。1-0で折り返した後半は暑さの影響で足が止まり、佐賀大学から猛攻を受けたが、体を張って守り、虎の子の1点を死守した。
 チームの軸となる33歳のベテランMF橋口大樹は強いリーダーシップでけん引。司令塔MF清田芳浩は広い視野を武器にゲームメークする。相手GKと守備陣の合間を狙う縦パスを多用し、好機では複数人でゴール前に迫る。永吉龍也監督は「まず全国で1勝し、Jリーグのチームにチャレンジしたい」。主将のFW三宅大樹は「練習から勝つイメージを持って取り組む」と万全を期す。

(佐賀新聞)

長崎代表

MD長崎(2年ぶり3回目)

MD長崎(2年ぶり3回目)

 長崎県選手権大会の決勝で0―2の後半に3ゴール。大逆転で2年ぶり3回目の天皇杯出場を決めた。主力が20代後半の社会人チームながら、ハードワークが代名詞の長崎総合科学大学を相手に終盤ひっくり返す見事な試合運びだった。
 1970年創設の三菱電機長崎サッカー部が前身。現在は名称変更し、長崎日大高、長崎南山高、創成館高、長崎総合科学大など地元強豪校のOBが集まるチームになった。選手たちは多種多様な職場で働きながら、「再び天皇杯へ」を合言葉に平日夜の練習を重ねてきた。
 基本フォーメーションは「4―1―4―1」。クレバーなプレーをするCB上野は攻撃面でもセットプレーの大きな武器となり、1トップの深町は足元の技術が高い。監督も兼ねるMF安武はピッチ内で戦況を敏感に感じ取り、的確な指示を飛ばす。1回戦を勝ち上がり、2回戦で地元JチームのV・ファーレン長崎に挑戦したい。

(長崎新聞)

熊本代表

ロアッソ熊本(20年連続20回目)

ロアッソ熊本(20年連続20回目)

 11年間保ち続けたJ2の座から昨季陥落。初のJ3で迎えた今季は「1年でのJ2復帰」が至上命令だ。開幕当初は自陣での球回しの不安定さや攻撃のバリエーション不足で下位に甘んじた。しかし、徐々に連係が深まって第6節以降は連勝を重ね、天皇杯出場を懸けた熊本県選手権決勝はその勢いのまま東海大学熊本に3-0で圧勝した。
 昨季から指揮を執る渋谷洋樹監督が求めるDFラインからパスをつなぐサッカーで東海大熊本を揺さぶり、前線からのプレスも機能し、主導権を握り続けた。ただ、リードしてからの攻撃に雑さも見られたため、指揮官は「連係のレベルを上げたい」とさらなる質の向上を求める。
 天皇杯の最高成績は2012年の16強。渋谷監督は「出場するからには元旦の新国立競技場を目指す。県代表として全国に熊本の名を売り込みたい」と意気込む。

(熊本日日新聞)

大分代表

ヴェルスパ大分(3年連続9回目)

ヴェルスパ大分(3年連続9回目)

 須藤茂光監督が就任2年目を迎え、ボールをつなぐスタイルを継続しつつ、一つ一つのプレーの質を上げて戦術に磨きをかけている。
 昨季からの主力が多く残る。リズムをつくるため重視している守備は、福元考佑主将や清水大輔らを中心に安定。中村真人や新加入の井上翔太郎らが迫力のある攻撃を仕掛ける。
 大分県予選決勝では、昨年と同じく日本文理大学と対戦した。前半、攻撃参加していたDF西村大吾が先制ゴール。中村が追加点を挙げた。守っては相手の攻撃陣に仕事をさせず、無失点で頂点に立った。
 本大会では、2年連続でJ3勢とぶつかる。昨年はガイナーレ鳥取とPK戦までもつれた末、敗退した。今年の相手は隣県のロアッソ熊本。福元考佑主将は「上のカテゴリーとできるチャンス。自分たちのサッカーを貫き勝ちたい」と2年越しのJ3撃破を狙っている。

(大分合同新聞)

宮崎代表

ホンダロックSC(3年ぶり13回目)

ホンダロックSC(3年ぶり13回目)

 今季JFLで第8節終了時点(5月19日)で4位と勢いに乗っているホンダロックSCは同じくJFL所属のテゲバジャーロ宮崎を倒し、出場権を手にした。今季、ヘッドコーチから昇格した白川伸也監督がチームを率いる。県予選決勝ではMF坂本翔が頭で押し込み先制。その後失点し、勝ち越されたものの、後半にMF安藤翼が同点弾。PK戦の末、競り勝った。新加入の安藤は県予選大会の最優秀選手賞にも選ばれている。
 チームは昨年多かった判断ミスなどによる単純な失点を修正し、組織的な守備を意識。伝統の「堅い守りの復活」を今季のテーマに掲げる。基本システムは4-2-3-1。4バックで、相手の攻撃スペースを消すことで守りを安定させる。攻撃では代名詞のセットプレーに頼らず、「全員攻撃」で点を奪いにいく。今季からチームを引っ張る主将DF玉城嵐士は「新しい選手も加わり、昨年とは違ったチーム。攻撃も多彩となり、新しいサッカーを見せたい」と意気込む。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿屋体育大学(6年ぶり11回目)

鹿屋体育大学(6年ぶり11回目)

 5年連続で優勝していた鹿児島ユナイテッドFCのJ2昇格に伴い、新王者の行方が注目された鹿児島県大会決勝。鹿屋体育大学の学生を主体とする「NIFS KANOYA FC」との兄弟対決を制し、久しぶりの出場権を手にした。
 九州大学リーグでも開幕6連勝と好発進した勢いそのままに、決勝ではエースのFW藤本一輝が前半のうちにハットトリックを達成。サイドを起点にしながら、タイミング良く中央突破を決めるなど多彩な攻撃で6ゴールと得点力を見せつけた。 
 OBにはサガン鳥栖の福田晃斗、湘南ベルマーレの松田天馬らがいる。過去にはJ2クラブを破り、J1クラブと善戦するなど番狂わせも演じた。今大会の目標は初戦の広島県代表のSRC広島を破り、J1名古屋グランパスへの挑戦だ。塩川勝行監督は「チームの中にはプロを目指している選手もいる。天皇杯というプロと真剣勝負できる貴重な機会を成長にもつなげたい」と意気込む。

(南日本新聞)

沖縄代表

沖縄SV(初出場)

沖縄SV(初出場)

 元日本代表FW高原直泰が選手兼監督を務める九州リーグ所属の沖縄SVが初の天皇杯切符をつかんだ。 
 県予選決勝では名桜大学の堅い守備に苦戦し、終始主導権を握りながらも得点できず。終盤に得意のCKからJ1清水エスパルスなどでプレー経験のあるDF岡根直哉が頭で決勝点を奪い、1―0で辛勝した。
 沖縄SVはJリーグ加盟を目指し2016年に県3部からスタート。昨季からは九州リーグに戦いの場を移している。今季はリーグ全勝優勝とJFL昇格、天皇杯への出場を目標に掲げてスタートを切った。
 高原を含めJ経験者も多く、若手と一体となったチーム作りを進めている。高原は「上のカテゴリーと戦うチャンスでもあり、良いチャレンジをしたい」と本戦での躍進を虎視眈々(たんたん)と狙っている。

(沖縄タイムス)