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第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会
 
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北海道代表

北海道教育大学岩見沢校(2年ぶり4回目)

北海道教育大学岩見沢校(2年ぶり4回目)

 天皇杯予選の昨夏の知事杯全道選手権は3試合で12得点。近年、重点を置いている縦に速い攻撃的なサッカーに磨きが掛かり、4回目の天皇杯で初のJクラブ撃破を狙う。
 得点源は同選手権準決勝でハットトリックを決めるなど大会を通じて5得点を挙げたFW佐賀。「ゴール前での位置取りなど、チームでやるべきことが一つずつできるようになった」と手応えを話す。
 4―3―3の布陣でDFラインを高く保ち、前線からも積極的にプレスをかけてボールを奪う。運動量が求められるが、今年はすでに約40試合の練習試合をこなし、「走る選手を育ててきた」と越山監督は話す。
 昨年10月、大学構内の練習場に照明を整備。充実した環境で練習を積んでいる。1回戦の山梨県代表に勝てば、2回戦でJ1の湘南ベルマーレと対戦する。主将のDF深井は「Jクラブを相手に自分たちがどれくらいできるのか確かめたい」と力を込めた。

(北海道新聞)

青森代表

ラインメール青森(3年ぶり2回目)

ラインメール青森(3年ぶり2回目)

 今シーズンから指揮をとる望月達也監督新体制の下、3年ぶりに天皇杯への切符を手にした。青森県サッカー選手権決勝は、同じJFLのヴァンラーレ八戸を破ったブランデュー弘前FCとの顔合わせ。2点のリードを追い付かれる場面もあったが、終盤に3点追加。持ち前の粘り強い攻守でJFLチームの意地を見せた。
 望月監督は「自分たちはチャレンジャー。選手1人1人の良さと、チームとしての守備力を発揮できればいいゲームができると思う。まずは初戦を勝ちに行く」と意気込みを語った。

(東奥日報)

岩手代表

グルージャ盛岡(11年連続12回目)

グルージャ盛岡(11年連続12回目)

 岩手県選手権大会の決勝戦では後半立て続けにゴールを奪い富士クラブ2003に6―1で勝利し、11年連続の天皇杯出場を決めた。
 元Jリーガー菊池利三監督体制2年目の今季は、選手29人の半数以上15人の新戦力を獲得。新主将にはJ3のアスルクラロ沼津から移籍したMF河津良一を起用し、チーム革新を図る。既にリーグ戦ではMF白石智之やFW藤沼拓夢ら新加入選手が存在感を示している。
 昨年の本大会は1回戦で宮城代表のソニー仙台FCに2―0で勝利。2回戦はJ1の浦和レッズに2―3で競り負け、2年連続の3回戦進出を逃した。今大会は全日本大学選手権(インカレ)覇者でアマチュアシードチームの流通経済大学と対戦する。菊池監督は「相手には能力の高い選手がいる。勝ち進みJ1、J2のチームと戦うためにしっかり準備する」と闘志を燃やす。

(岩手日報)

宮城代表

ソニー仙台FC(3年連続20回目)

ソニー仙台FC(3年連続20回目)

 宮城県予選決勝は、4年連続の対戦となった仙台大学を3―1で下し、3年連続出場を決めた。立ち上がりに先制されたものの、すぐに主導権を奪い返して逆転した。
 3―4―3の布陣から素早い攻守の切り替えでペースをつかむ。ヘッドコーチから今季就任した本多進司監督が「生命線」と言う両ウイングバックの森原慎之佑、小泉慶治が上下に動き、攻守に人数をかける。
 得点源は3トップ。日本フットボールリーグ(JFL)でも実績のある内野裕太を中心に、空中戦に強い鈴木翔大、足元がうまい藤原元輝が並ぶ最前線は迫力がある。守備陣はボランチ瀬田貴仁、サイドバックの荻原健太主将を中心に体を張る。
 今年はクラブ創設50周年を迎えた。2014年の天皇杯2回戦はJ1鹿島アントラーズにPK戦の末に勝利し、全国に存在感を示した。本多監督は「一戦必勝で勝ち上がり、上位カテゴリーのチームにも自分たちのスタイルを貫く」と意気込む。

(河北新報)

秋田代表

ブラウブリッツ秋田(17年連続25回目)

ブラウブリッツ秋田(17年連続25回目)

 ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は秋田市に拠点を置き、J3で戦う秋田県内唯一のプロサッカーチーム。昨年はリーグ参入4年目で初の栄冠を手にした。今季はJ3連覇とJ2昇格を目標に戦っている。
 本大会の秋田県予選を兼ねた第28回秋田県総合選手権の決勝は、東北社会人2部北リーグの猿田興業に1―0で競り勝った。人数を掛けた相手守備にてこずったものの、ボール保持率で圧倒的に上回って相手に攻めさせず、前半に奪った1点を守り抜いた。
 杉山弘一監督は就任1年目の昨年、堅い守りから多彩な攻撃パターンを駆使して得点を奪う「堅守多攻」のスタイルを浸透させた。今年も前線からのチーム一丸のプレスや球際の強さは健在だ。
 昨年の本大会は、1回戦で国士舘大学(東京)と対戦し、1―2で屈した。今年の1回戦の対戦相手はVONDS市原FC(千葉)。まずは初戦突破を果たしたい。

(秋田魁新報)

山形代表

山形大学(2年ぶり6回目)

山形大学(2年ぶり6回目)

 攻守の素早い切り替えを重視したサッカーを目指す。運動量が豊富なボランチのMF中村優大を軸に、MF近藤源、MF高橋大地、そして193センチの長身FW高田兼吾らが絡みながら厚みのある攻撃を展開する。
 山形県代表決定戦では1トップに入った高田が2得点の活躍でチームを2年ぶりの天皇杯に導いた。先制点はスルーパスに反応して左足で冷静に流し込み、2-1で迎えた試合終了間際には打点の高いヘディングシュートを決め、勝利を決定付けた。高田は3月に左足首のけがで一時離脱したが、ここに来て心身ともに万全の状態。監督も兼務する佐々木廉主将は「高さという特徴がある高田の出来が鍵を握る。ボールを失っても高い位置で奪い返すことで次の攻撃につなげていきたい」と意気込む。
 天皇杯は過去5回とも初戦敗退。高田は「得点のチャンスを必ずものにしたい」と初勝利への決意を語っている。

(山形新聞)

福島代表

いわきFC(2年連続2回目)

いわきFC(2年連続2回目)

 いわきFCはJリーグ参入を目指し2016年2月に結成。始動1年目から公式戦21連勝を飾るなど目まぐるしい躍進を見せる。同年10月の全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝。度重なるJリーグクラブとのトレーニングマッチや今年2月にはハワイで行われた国際大会に出場するなど急速に経験も積んできた。今季から東北社会人リーグ2部南に昇格。
 第23回福島県サッカー選手権大会決勝は、3年連続同カードとなるJ3の福島ユナイテッドFCとの対戦。徹底したフィジカルトレーニングの成果により、球際の競り合いに力を発揮し、前半を2対0で折り返す試合運びを見せた。後半は福島ユナイテッドにPKで1点を返されるも、落ち着いた守備で悪い流れを断ち切り、2対1で見事連覇を達成した。田村雄三監督は「全国でもいわきFCの持ち味を体現したい」と天皇杯へ決意をにじませる。いわきFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。

(福島民報)

茨城代表

流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎(初出場)

流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎(初出場)

 昨年の大学選手権を制し、アマチュアシードで出場する流通経済大学のセカンドチーム。学生チームで唯一、日本フットボールリーグ(JFL)に参戦している。2016年には第1ステージで優勝を飾るなど、毎年のように上位に食い込んでいる。
 県予選では「トップチームと一緒に天皇杯に出る」ことを目標に気迫を全面に出して戦い、強豪を立て続けに撃破。準決勝でトップチームの流通経大を破ると、決勝は昨年の天皇杯でJクラブ3チームを破り16強入りした筑波大学に辛勝した。4―3で延長勝ちした決勝では持ち味のサイド攻撃から3得点し、手呂内勝政監督は「得意な形で点が取れたのは良かった」と手応えを感じている。
 天皇杯は初出場。石川颯海主将は「Jリーグのチームと戦いたい」とまずは初戦突破を狙う。

(茨城新聞)

栃木代表

作新学院大学(初出場)

作新学院大学(初出場)

 今季はJ1のFC東京などでプレーした小林成光監督が就任。球際で粘り強く、素早い攻守の切り替えに磨きをかけ、北関東大学リーグから関東大学リーグ2部への昇格を目標に掲げる。
 天皇杯出場権を懸けた県サッカー選手権決勝は大会5連覇中の栃木ウーヴァFC(関東1部)が相手。控え組が中心とは言え、元Jリーガーらがそろうオールプロ。それでも序盤から気持ちを前面に出したプレーで局面のバトルを制し主導権を握った。徐々に相手ゴールへの圧力を高めると、前半37分に右からのクロスボールにゴール前フリーのFW井上真冬が頭で合わせ先制に成功。猛攻にさらされた終盤は体を張った守備を見せ、最後は3―2の1点差で競り勝った。2008年決勝の借りを返した格好だ。
 「自分たちの流れになくても我慢できる強さを見せてくれた」。この日の戦いぶりに確かな成長を感じ取った指揮官。初の大舞台にも臆せず勝利を奪いにいく。

(下野新聞)

群馬代表

ザスパクサツ群馬(16年連続16回目)

ザスパクサツ群馬(16年連続16回目)

 今季クラブ史上初のJ3で戦うザスパクサツ群馬。市立船橋高を率いた布啓一郎新監督を迎え、「1年でのJ2昇格」を目標に、全員で連動する躍動感のあるサッカーを目指す。リーグ戦で目立っているのはFW大島康樹、MF風間宏希といった新戦力の活躍で、チームにいい攻撃のリズムをもたらしている。
 天皇杯への出場権を懸けた群馬県協会長杯決勝では、tonan前橋(関東2部)と対戦、PK戦の末に薄氷の勝利をつかんだ。天皇杯は16年連続16度目の出場で、前回は3回戦でJ1川崎フロンターレに敗れ、16強入りを逃した。それでも天皇杯へのイメージは良く、2004年のJFL時代、セレッソ大阪や横浜F・マリノスを撃破し、ベスト8になったことは、ファンの間で「伝説」として受け継がれている。「ノックアウト方式のため、何が起こるか分からない大会。一戦一戦を全力で戦う」と布監督。J1、J2チームを倒す気概は十分だ。

(上毛新聞)

埼玉代表

東京国際大学FC(初出場)

東京国際大学FC(初出場)

 東京国際大学の“同門対決”となった彩の国カップ埼玉県選手権決勝でセカンドチームの東京国際大学FC(関東リーグ2部)がトップチームの体育会サッカー部(関東大学1部)に2-1で逆転勝ちし初切符。前半の1点ビハインドを後半でひっくり返す壮大な下克上を成し遂げた。
 チームの武器は団結力だ。個の能力では勝てないトップチーム相手に入念な対策が実った。中でも守備。「引いてやられるぐらいなら、ガチンコでやって負けた方がいい」と同点ヘッドを決めたFW中島大智。前線からのプレスに加え、188センチの高さと強いハートを持ち合わせるDF宮下航輔を軸とした組織的な守りでほぼ決定機を築かせなかった。
 テクニックが光るFW伊藤駿、運動量豊富なボランチ小倉朋也ら少ない好機を仕留められる勝負強い面々がそろう。「目標はJ1に勝つこと。県代表として死に物狂いで戦う」と宮下。決勝同様、積極的なスタイルで目指すは東国大FC旋風だ。

(埼玉新聞)

千葉代表

VONDS市原FC(2年ぶり2回目)

VONDS市原FC(2年ぶり2回目)

 市原市密着型のチームを目指し2011年に発足。J1清水エスパルスを天皇杯優勝へ導いたゼムノビッチ監督が率いている。今季の関東サッカーリーグ1部では開幕5節を終え無敗。元J1川崎フロンターレのレナチーニョらを擁し、計18得点と高い攻撃力を誇る。
 天皇杯出場を懸けた千葉県サッカー選手権では、準決勝で順天堂大学を撃破。決勝は同じリーグに所属するブリオベッカ浦安を2―1で下した。相手の堅守を細かなパス回しと速攻で崩し、後半41分にレナチーニョが決勝点。試合終盤でも集中力を保ち、ゼムノビッチ監督は「まだまだうちは強くなれる」と飛躍を期待する。
 初出場だった前回は1回戦敗退。J2東京ヴェルディに1―2の惜敗だった。主将の藤本修司は「打倒Jリーグ。地域リーグにもこんな選手たちがいるんだと証明したい」と旋風を誓った。

(千葉日報)

東京代表

駒沢大学(8年ぶり13回目)

駒沢大学(8年ぶり13回目)

 2010年に総理大臣杯を制して大学代表として出場した第90回大会以来の天皇杯。東京都代表を決める都トーナメントは準決勝で東京武蔵野シティFC、決勝は東京ユナイテッドFCに、ともにJリーグ昇格を目指すチームに勝ち、自信を深める。
 関東大学リーグ1部に復帰した2014年シーズン以降、下位低迷が続いたが、今季はひと味違う。4月の開幕戦は黒星ながら、リーグ戦と並行して行われた都トーナメントを含め、1失点した決勝まで5試合連続の完封勝利。精度の高いキックをみせるMF中原輝、高さと速さを備えるDF星キョーワァンを攻・守の軸に、FW室町仁紀は「今年は例年になく調子がいい」。秋田浩一監督は「ディフェンス力は少しずつついてきた」と成長を感じ取る。
 天皇杯は1回戦からJクラブとの対戦。学生らしく運動量で上回れるか。中原は「自分たちのサッカーを徹底して、風穴を開けられるよう頑張りたい」と話す。

(東京新聞)

神奈川代表

Y.S.C.C.横浜(2年連続8度目)

Y.S.C.C.横浜(2年連続8度目)

 県予選決勝では同じJ3のSC相模原に苦しめられながらも2―1で勝利。昨年に続いて本大会切符をつかみ取った。
 「飛躍 Jump up!」をスローガンに掲げる今季はリーグ戦10節終了時点でリーグ最多18得点と攻撃が好調だ。3年目の樋口靖洋監督は「昨年までは相手を受けてしまうことが多かったが、ことしは自分たちでアクションを起こしながらアグレッシブにプレーできている」と手応えを話す。
 今シーズンの目標はリーグ戦一桁順位と天皇杯でのJ1撃破。東京国際大学FCとの初戦を突破すれば、2回戦で待ち受けるのは強豪のJ1浦和レッズだ。県予選決勝で2得点を決めた北脇健慈は「YSCCのことを知ってもらうためにも、まずは初戦に向けてしっかりコンディションを整えたい」と意気込んでいる。

(神奈川新聞)

山梨代表

韮崎アストロス(2年連続15回目)

韮崎アストロス(2年連続15回目)

 第23回山梨県選手権春季大会決勝で山梨学院大学ペガサスを2―1で下し、前身の韮葉クラブ時代を含めて2年連続15度目の出場を決めた。
 相手の攻撃の組み立てに応じて2トップが横に並ぶ「4-4-2」と「4-2-3-1」の布陣を使い分ける。FW長島孝太ら前線も守備をいとわず、ボランチの飯塚慎一、清水健普が絶妙なポジショニングでセカンドボールを回収し、チームに安定感をもたらす。ボールを持っても持たれても対応できる柔軟な戦い方ができ、磨いてきたサイド攻撃、ショートカウンターから決定機を創出する。
 「どれだけチャレンジできるか。自分たちがやろうとしていることをぶつけたい」と深沢哲也監督。1回戦で敗れた昨年のリベンジと、韮崎アストロスとして2006年以来12年ぶりの勝利を目指す。

(山梨日日新聞)

長野代表

AC長野パルセイロ(7年連続8回目)

AC長野パルセイロ(7年連続8回目)

 前回大会は2回戦でJ1のFC東京、3回戦でJ2ファジアーノ岡山と、格上を破って16強入り。4回戦はJ1ジュビロ磐田に挑み、0―1で惜しくも敗れた。就任2年目の浅野哲也監督は「一戦一戦やっていくだけ。目の前の試合を戦っていく中に、天皇杯がある」と一戦必勝の構えだ。
 県予選決勝は松本大学を相手に後半途中まで0―0だったが、途中出場のFW津田知宏のシュートで先制して流れをつかんで2―0で押し切った。J3のリーグ戦から4試合連続得点となった津田は「点を取るのが僕の仕事なので、続けていきたい」と自信を示した。
 得点力の向上を目指す今季は、前線の選手を中心に補強して攻撃の迫力は増した。一方で、持ち味の堅守にほころびが出て簡単に失点してしまう場面が多く、リーグ戦では苦戦が続く。「前回の天皇杯は、チームに良い影響を与えてくれた」と浅野監督。今回も鍵を握る大会となりそうだ。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

新潟医療福祉大学(3年連続3回目)

新潟医療福祉大学(3年連続3回目)

 2016年大会の初出場から3年連続で天皇杯への切符を手にした。ピッチを広く使ったパスワークで、両サイドから攻め立てる攻撃は迫力十分。昨年大会で天皇杯初勝利を挙げた主力が多く残る上、力のある下級生も育っており、戦力は充実している。
 多くのJリーガーを輩出した桐光学園(神奈川県)サッカー部元監督の佐熊裕和氏が率いて5年目。「1年でも上級生でも、調子のいい選手を使う」という指揮官の方針が激しいチーム内競争を生み、個々のレベルを引き揚げている。
 県予選決勝は新潟経営大学を5-1で退けた。昨季からの中核であるMF霞恵介を欠いての快勝だったが、先制点を挙げたMF上米良柊人は「自分たちのサッカーができなかった」とさらなる成長を期した。ベスト8という高い目標を果たすため、1回戦からプロクラブに全力で挑む決意だ。

(新潟日報)

静岡代表

HondaFC(3年連続38回目)

HondaFC(3年連続38回目)

 今季、JFL3連覇を狙うアマチュア王者が藤枝MYFC、アスルクラロ沼津とJ3のクラブを破って出場権を手にした。
 県予選決勝は大雨の影響で滑りやすいピッチでも、短いパスをつなぐチームのスタイルを崩さずにペースを握り続けた。0-0の後半43分、決勝点を奪ったのは途中出場のFW古橋達弥だった。「うまくミートできた」とチーム最年長37歳が大仕事。準決勝の藤枝戦では高卒2年目のFW遠野大弥が2得点と活躍し、井幡博康監督は「若手の底上げでチーム内の競争が激しくなっている」と手応えを感じている。
 2年前の天皇杯は松本山雅FCなど3つのJクラブを下して16強入りし、旋風を巻き起こした。主将のDF鈴木雄也は「チームの特色に個の速さと強さが加わっている。プロアマの真剣勝負が楽しみ」と目を輝かせる。サッカー王国静岡の復権へ、HondaFCが全国舞台で存在感を示す。

(静岡新聞)

愛知代表

中京大学(7年ぶり6回目)

中京大学(7年ぶり6回目)

 1959年に創部。2010年には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、全日本大学選手権でいずれも準優勝した。
 天皇杯出場を懸けた愛知県サッカー選手権大会では準決勝、決勝ともに、社会人チームを相手に延長戦を制した。決勝では強豪・FCマルヤス岡崎に対し、持ち前の機敏な動きやドリブルで攻め込み先制。後半に同点に追いつかれるが、延長前半にMF加田淳哉が豪快なミドルシュートを決めた。
 4月末からの大型連休の9日間で5試合をこなす連戦や走り込み練習で、延長まで戦い抜く体力を付けてきた。豊富な運動量を武器にしたカウンター攻撃も得意だ。村瀬大地主将は「点が取れる攻撃的なチーム」と強調する。今季就任したばかりの永冨祐也監督は、中京大OBで04年の天皇杯出場メンバー。「社会人チームと比べ体格では劣るが、ボールを素早く動かして走りきる」と勝機をうかがう。

(中日新聞)

岐阜代表

NK可児(初出場)

NK可児(初出場)

 1998年に「楽しく勝つ」をモットーに設立し、メンバーは地元の公務員や会社員が中心という社会人チーム。過去2度決勝で敗れた県社会人サッカー界の頂点に立つFC岐阜セカンド相手に、大雨の中で1―0の完封勝ちを収め県代表の座を初めてつかんだ。
 FC岐阜セカンドにボールを圧倒的に保持され、決定機を何度も作られたが、初優勝の要因として挙げられるのが「90分間守り切る力」。GK升形康太やDF竹内奨らを中心とする守備ラインは集中を切らさず、ゴール前で強固な守備を見せると、ポストプレーや足元の技術の高さに定評のある元千葉のFW加藤韻や主将のFW三上良知らが少ない好機を得点につなげる。目指すはJリーグのチームとの対戦。三上は「全員が体を張ってつかんだ県代表。試合を通じてチャンスは多くないので、しっかり点を決めきりたい。ずっと夢だった対戦のためにまずは初戦突破を狙う」と力を込める。

(岐阜新聞)

三重代表

鈴鹿アンリミテッドFC(3年連続5回目)

鈴鹿アンリミテッドFC(3年連続5回目)

 昨年の全国社会人サッカー選手権の覇者、鈴鹿アンリミテッドFC。今季就任した辛島啓珠新監督のもと日本フットボールリーグ(JFL)、そしてJリーグを目指す三重の雄は、3年連続の天皇杯に臨む。
 三重県大会決勝では3年連続の顔合わせとなるヴィアティン三重(JFL)と対戦し、4-1で快勝。先制を許したが、FWエフライン・リンタロウ選手のハットトリックなどで4得点と圧倒し、JFL所属チームにも劣らない実力を見せつけた。
 「個人でこじ開けるストライカー」と辛島監督が評するエフライン選手は「みんなで走る鈴鹿らしいハードワークなサッカーをしたい」と抱負を語る。
 辛島監督は「選手みんなが強いチームと戦いたがっている。一つでも多く勝ち、Jリーグのチームと戦いたい」と、初の3回戦進出に向け意欲十分。今季のスローガン「あとは野となれ山となれ」のもと、力を研ぎ澄まし天命を待つ。

(中日新聞)

富山代表

カターレ富山(3年連続10回目)

カターレ富山(3年連続10回目)

 クラブ設立10周年を迎えた。14人が新加入した今季は、若い選手を主体としてJ3優勝とJ2昇格を目指す。
 2季目の浮氣哲郎監督の下今季をスタートさせたが、リーグ戦10試合でわずか2勝と調子を上げられなかった。5月9日に浮氣監督を解任し、安達亮氏が新監督に就任。天皇杯出場を懸けた県サッカー選手権決勝から安達監督が指揮を執った。
 県選手権決勝は北信越フットボールリーグ1部所属の富山新庄クラブに5-0で大勝。終始主導権を握り、サイドにボールを集めてクロスから得点を量産した。育成年代の指導経験が豊富な安達監督の下で、若手の前嶋洋太、川上エドオジョン智慧がそれぞれ2ゴールを奪うなど躍動した。天皇杯に向け安達監督は「上に行けば行くほど強い相手と対戦できるので楽しみ」と意気込む。

(北日本新聞)

石川代表

金沢星稜大学(初出場)

金沢星稜大学(初出場)

 チームのテーマは「社会に認められるチーム・人を目指す」。攻守ともアグレッシブな躍動感あふれるサッカーが持ち味だ。
 天皇杯への出場権を懸けた石川県選手権決勝では、4連覇を狙った北陸大学と対戦、延長からPK戦にもつれ込んだ雨中の激闘を制し、前身の金沢経済大学を含めると24年ぶりの優勝を果たした。先の北信越大学リーグ1部では0―3と圧倒されたものの、悪コンディションのピッチを豊富な運動量で駆け回り、2度先制するなど積極的な攻撃で流れを引き寄せた。
 元Jリーガーの小松崎保監督は「すべて選手の力」と手応え十分の様子。2点目を頭で決めたFW松田優也(藤枝東高OB)も「最高にうれしい。チーム一丸の気持ちで勝った」と結束力をアピールし、JFL・奈良クラブとの初戦に向けても「自分たちのサッカーができれば勝てる」と意気込む。

(北國新聞)

福井代表

サウルコス福井(7年連続10回目)

サウルコス福井(7年連続10回目)

 悲願のJFL昇格を目指すサウルコス福井。今秋開催の福井国体を追い風にJリーグやJFL経験者を補強。昨季北信越リーグ王座を奪還した守備力を土台に攻撃面のてこ入れを図った。
 持ち前のシュートセンスで北信越リーグ得点記録を更新したエースストライカー松尾篤を軸に、中国リーグ得点王のFW金村賢志郎、J3アスルクラロ沼津のMF蔵田岬平らが攻撃の幅を広げる。昨季はショートカウンターに軸を置いたが積極的にボールを動かして主導権を握っていく。就任2年目を迎える望月一仁監督が掲げる「攻守に切り替えの速いサッカー」の精度を高める。
 3年連続同一カードとなった県選手権決勝は蔵田の先制FKなどで坂井フェニックスを2―0で破った。既存戦力と新戦力の融和はまだ完全とはいかないが試合を重ねるごとに動きはよくなってきている。

(福井新聞)

滋賀代表

MIOびわこ滋賀(2年ぶり6回目)

MIOびわこ滋賀(2年ぶり6回目)

 「全員守備、全員攻撃」を掲げ、2年ぶりに天皇杯の舞台に戻ってきた。JFL通算3度の優勝経験を誇る中口雅史監督が就任して3年目。戦術が浸透し、リーグ戦でも第5節から5戦負けなしと好調を維持する。
 今季は11人が新加入した。J1清水エスパルスなどで活躍した地元出身の元日本代表DF高木和道らを獲得し、選手層は厚くなった。従来からのメンバーも奮闘し、エース坂本一輝はリーグ戦第9節までにチーム最多の5得点を挙げ、得点ランクで上位に名を連ねる。
 天皇杯代表を決める滋賀県サッカー選手権大会決勝では、昨年敗れたびわこ成蹊スポーツ大学に3-1で雪辱した。本大会での目標は打倒Jクラブ。代表決定戦で2得点したMF馬場悠は「まずは1回戦にしっかり勝って2回戦に駒を進められるように頑張りたい」と意気込む。

(京都新聞)

京都代表

おこしやす京都AC(2年連続3回目)

おこしやす京都AC(2年連続3回目)

 DFラインを高く保ち、前線からプレッシャーを掛ける「ハイライン、ハイプレス、ハードワーク」を掲げる。4月に「アミティエSC京都」から現チーム名に変更し、「勝ち進んで名前を広める」と気持ちを高める。
 天皇杯出場を懸けた京都選手権決勝では、立命館大学を4-0と圧倒した。3-4-3のフォーメーションで、激しい守備の圧力からカウンターを狙う。
 昨季は関西リーグ1部を5年ぶりに制したが、地域チャンピオンズリーグで敗れてJFL昇格はならなかった。今季は元京都サンガのDF斉藤大介ら9人が新加入し、25人で挑む。昨年9月から指揮を執る石田祐樹監督は「技術のある選手がそろった」と手応えを語る。
 初戦はJ3カターレ富山と2年連続でぶつかる。0-1と敗れた昨年のリベンジを果たせるか。古巣対決となる主将のDF内田錬平は「一発勝負で勝ちきる力を身につけたい」と見据える。

(京都新聞)

大阪代表

FC大阪(2年連続4回目)

FC大阪(2年連続4回目)

 大阪選手権はシードされ準決勝から登場し、いきなり延長戦に。決勝も大雨のコンディションになったが、状況に応じた戦術を徹底し、選手交代も的中して試合終了間際に決勝点を奪った。厳しい試合が続いたものの、実力は抜けているとの予想通り、攻守に安定感があり、順当に代表の座をつかんだ。巧みなボールコントロールで、自らもゴールを狙うMFジュニーニョがトップ下で攻撃を組み立て、前線のFW川西誠、木匠(きつい)貴大がめまぐるしくポジションチェンジして相手を幻惑する。DF岩本知幸のロングキックは一瞬で攻守が逆転する迫力があり、舘野俊祐のサイドからの攻め上がりも効果的だ。体を張ったDF陣の守りも堅い。
 「大阪から3番目のJリーグチームに」を合言葉にJFLに参入して4シーズン目。8位、5位、4位と順位を上げ、今シーズンは堂々、首位争いを演じている。和田治雄監督のチームづくりも熟成の時を迎え、強豪に仕上がってきた。3年前の天皇杯では1回戦でセレッソ大阪(当時J2)を破る波乱を巻き起こし、昨年は2回戦で横浜F・マリノス(J1)に惜敗。今年はさらに1ランク上の戦いを目指す。和田監督は、豊富な運動量と集中力を支えに「昨年よりも、いい結果を」と意欲をみせている。

(共同通信)

兵庫代表

関西学院大学(2年ぶり27回目)

関西学院大学(2年ぶり27回目)

 今年、創部100周年を迎えた関西学院大学。OBには日本サッカー協会元会長の故長沼健氏や、元日本代表監督の加茂周氏ら殿堂入りした偉人がそろい、現役にもJ1川崎フロンターレの阿部浩之をはじめ、多くの出身選手が活躍している。
 兵庫県代表決定戦では2年連続で決勝に駒を進め、昨年敗れたバンディオンセ加古川(関西リーグ1部)と対戦。今回も1-1からのPK戦にもつれ込んだが、正GK妻鹿寛史が相手の9人目を止め、出場権を獲得。藤原樹主将は「天皇杯に出たい思いが強かった」と執念で難敵を退けた。
 今季のチームは中盤とサイドが強みで、背番号10を背負い、バンディオンセ戦で同点弾をアシストしたMF中野克哉、全日本大学選抜に選ばれたサイドバックの高尾瑠らタレントを抱える。「攻守ともに主導権を握るサッカー」(藤原主将)を実現できれば、下克上を飾るだけの力はある。

(神戸新聞)

奈良代表

奈良クラブ(10年連続10回目)

奈良クラブ(10年連続10回目)

 JFL4年目の今季はメンバーを大幅に入れ替えて戦力アップ。来季のJ3昇格はもちろん、同リーグでも十分に戦えるチーム作りに取り組んでいる。
 天皇杯への出場権をかけた奈良県選手権大会決勝は天理大学を2―0で下して10連覇を達成。巧みなパスワークで若い大学生チームにつけ入るすきを与えなかった。
 2点目を奪ったFW曽我部慶太は「(天皇杯は)勝ちあがれば上のカテゴリーのチームと試合が出来る。そこで得るものは大きい」と話し、2年目の指揮を執る薩川了洋監督は「上のレベルでも通用するサッカーを培ってきた」と、Jリーグ勢との対戦を熱望している。 
 練習で試合で激しく意見をぶつけ合う選手たち。初戦突破、さらに上位進出を狙っている。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山(10年連続10回目)

アルテリーヴォ和歌山(10年連続10回目)

 第23回和歌山県サッカー選手権大会の決勝が5月13日に行われ、アルテリーヴォ和歌山が延長戦の末に海南FCに2-1で勝利して10連覇を達成し、天皇杯の出場権を獲得した。
 試合は時間の経過とともに雨脚が強まり、ボールが転がらないようなピッチ状況となった。しかし「前線で起点をつくるのが僕の役割」と話す新加入のFW土井良太の高さを生かしたロングボールも使いながら、MF白方淳也の2得点で県大会を制した。
 坂元要介監督は「ここ最近の公式戦では勝てる試合で引き分けていた。今日も(90分の)最後の最後で追いつかれたので改善したい」と試合の終わらせ方を修正点に挙げている。主将を務める白方は「うちのチームは天皇杯で延長戦にもつれ込むことがすごく多い。そうなれば地力の差が出るので、90分で勝つことを目指します」と戦い方のイメージを膨らます。近年の大会は初戦敗退が続いているだけに、今季から取り組んでいる守備の強化をピッチ上で体現して、勝利を呼び寄せたい。

(フリーライター 雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取(19年連続21回目)

ガイナーレ鳥取(19年連続21回目)

 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグ参入。全国最少人口県で人と人との繋がり、機動力、結束力を武器に「強小」を掲げて小さくても強いスポーツ組織を目指している。
 「強小十年」となる2018シーズンのスローガンは「強小十年 10SPIRITS」。昨シーズンの「鍛え・育て・戦い・勝つ」というテーマ、若手選手が伸びる力でチームを強くしていきたい、クラブが大きくなっていきたいという思いを今年もしっかり軸に据えて、継続的に取り組んでいる。
 今季、チームを支える主将には2年ぶりに復帰したフェルナンジーニョ、選手会長には新加入の北野貴之が就任。また新加入のレオナルドとビートルガブリエルのブラジル人コンビは好調を維持している。

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC(4年連続5回目)

松江シティFC(4年連続5回目)

 2020年までのJリーグ入りを目標に掲げる。18歳以下、20歳以下日本代表や名古屋グランパスエイト(当時J1)などで指揮した田中孝司監督の下、長短のパスをつなぎながら主導権を握る攻撃的なサッカーで旋風を巻き起こしたい。
 天皇杯予選の出場を懸けた島根県選手権決勝はSC松江を3―0で下し、4連覇を達成した。昨年は2年ぶりに初戦突破し、2回戦はJ1のサガン鳥栖に0―3と善戦。後半26分まで無失点と粘り強く戦った。
 攻撃では昨季ほどの爆発力はないが、昨季リーグ戦チーム2位の19点を挙げたFW西村光司を筆頭に、スピードのあるMF土井拓斗、新加入で決定力のあるFW酒井達磨がサイド攻撃の中心になる。
 経験豊富なセンターバックの下村尚文、右サイドバックの田中優毅が新たに加わり守備に安定感が増した。GK船川航司朗、ボランチ田平謙らも健在で、守備から攻撃的なサッカーを支えている。

(山陰中央新報)

岡山代表

三菱水島FC(2年連続12回目)

三菱水島FC(2年連続12回目)

 岡山社会人予選と岡山県代表決定戦は計4戦で9得点、3失点。堅守速攻を武器に安定した試合運びを見せ、2年連続で県代表の座を射止めた。
 分厚い守備をベースに粘り強く戦い、宮沢龍二、高瀬翔太の2トップが決定機をものにする。経験豊富なDF五百川慎也、MF山下聡也らベテラン勢と、大卒新人のDF安田拓馬ら若手の戦力が融合。攻守に隙が少なく、接戦に強い。
 資金難で日本フットボールリーグを脱退し、県リーグから再出発したのが2010年。一時選手は7人まで減ったが、不屈の精神で困難を乗り越え、16年には全国社会人選手権で岡山勢初の優勝を飾るなど、復活を遂げている。
 「強いチームと戦うことがモチベーションになる」と菅慎監督。11大会ぶりとなる1勝を挙げ、Jリーグ勢への挑戦権を奪取する。

(山陽新聞)

広島代表

SRC広島(3年連続5回目)

SRC広島(3年連続5回目)

 3年連続の全国切符をつかんだ。前回大会では初めて1回戦を突破。2回戦で当時J2の名古屋グランパスと対戦し、0―6で大敗した。広田将久監督は「昨季はどうしても後半、守備が落ちていた。相手との距離感、集中力など見つめ直してきた」と鍛え直した成果を見せるつもりだ。
 元J1サンフレッチェ広島の篠原聖が攻守の要。元J2大分トリニータの長谷川博一は途中出場でアクセントを付けるテクニシャン。サイドバックも含め、両サイドが攻撃的に攻め上がる形が特長。センターバックの吉浦涼太、ボランチの前原翼が今季加入し、安定感をもたらしている。
 1回戦は中国リーグのライバル、島根の松江シティFC。隣県対決にプライドをぶつけ合う。
 前身は1953年に教員を中心に創立した広島教員クラブ。

(中国新聞)

山口代表

徳山大学(3年連続10回目)

徳山大学(3年連続10回目)

 山口県大会決勝は、県リーグ1部のFCバレイン下関に6―1と大差を付け3年連続で天皇杯への切符を勝ち取った。豊富な運動量と厚みを増した攻撃で、6年ぶりの1回戦突破を目指す。
 昨季の天皇杯にも出場した7人が主力として残る。持ち味の攻撃力は、縦へのスピードに加え、サイド攻撃も多彩。県大会決勝は1―1の後半に5得点を挙げた。中村重和監督は「全体として質が上がっている。組織だけでなく個人としても突破でき、どこからでも攻められる」。
 MFの川内真一(4年)や藤田唯斗(3年)が両サイドから崩し、FW西浦李央(4年)は個人技で仕掛ける力を磨いた。
 課題は立ち上がり。県大会の準決勝、決勝では前半に押し込まれる場面が目立った。天皇杯1回戦の相手は大阪代表でJFLのFC大阪。中村誠也主将(4年)は「格上だがスタートから果敢に攻めて、90分間集中力を切らさない試合をする」と必勝を誓う。

(中国新聞)

徳島代表

FC徳島(3年連続3回目)

FC徳島(3年連続3回目)

 参入3年目の四国リーグで首位争いを演じるFC徳島。3年連続の天皇杯の舞台で初めての1回戦突破を狙う。
 全員攻撃、全員守備をモットーに、ボールを保持して主導権を握るサッカーを目指す。足元の技術に優れた選手が多く、練習や試合を重ねる中で連係も深まっている。
 J2カマタマーレ讃岐から加入した綱田大志や巽拓也ら中盤が手堅くボールを回し、サイドや中央に配球。得点力のある福崎冬也や高木卓らが前線で繰り返し仕掛けてゴールをこじ開ける。守備では元J2徳島ヴォルティスの石川雅博主将を軸に、天羽良輔やFCコリア出身の洪潤極らが的確な位置取りとマークでピンチの芽を摘み取っている。
 徳島大学医学部との県代表決定戦は4-0で完勝。積極的なプレスで早めにボールを回収し、流れをつかんだ。
 ハイプレスが特長の初戦の相手、福岡大学にもスタイルを貫けるかが鍵。石川主将は「立ち上がりが重要。しっかりセカンドボールを拾っていけば勝機は見いだせる」と必勝を期す。

(徳島新聞)

香川代表

多度津フットボールクラブ(3年ぶり3回目)

多度津フットボールクラブ(3年ぶり3回目)

 豊富な運動量や攻守の切り替えの速さが武器。足元の技術の高い選手がそろい、しっかりとボールをつないで相手ゴールを目指す。
 県予選決勝は、2年連続で同じ四国リーグに所属するアルヴェリオ高松と対戦。前年をなぞるようにPK戦に突入したが、GK川尻慶太の好セーブもあり王座奪還を果たした。
 四国リーグでも4節を終えて(5月17日現在)3勝1分けと無敗。予選後は選手の入れ替わりが多少あったが、高岡成樹監督は「故障者はいないし、層が厚いので誰が出ても大丈夫。チームの調子はいい」と自信を深めている。
 本戦出場は3大会ぶりで全国1勝が目標。今年は1回戦を地元の慣れ親しんだ会場で戦えるなど追い風も吹いている。指揮官は「スーパープレーはいらない。堅実に、楽しみながら自分たちのサッカーをすれば結果は付いてくる」と意気込む。

(四国新聞)

愛媛代表

FC今治(10年連続10回目)

FC今治(10年連続10回目)

 元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーのFC今治。就任3年目の吉武博文監督が掲げるのは、ポゼッションを高めつつ押し込む攻撃的なスタイルだ。
 日本フットボールリーグ(JFL)2年目。メンバーは「今年こそJFLで優勝し、J3昇格」と息巻く。フロントは戦力増強に積極的で、選手のおよそ3分の1が今季新加入という顔ぶれ。中でも、昨年のJFL得点ランク2位のFW有間潤、J2金沢から加わったDF太田康介は攻守の軸となっている。
 県予選決勝では、松山大学と4年連続で対戦。大雨でピッチに水たまりができ、パスサッカーを展開するには厳しい試合だったが、4-0と強さを見せた。1ゴール2アシストと活躍したMF三田尚希は本戦に向けて「貴重な経験が得られる」と意欲。吉武監督も「格上相手にこちらが失うものはない」と挑戦心をあらわにする。
 狙うはジャイアントキリング(大物食い)。J1サンフレッチェ広島を破った6年前の歓喜を、再び。

(愛媛新聞)

高知代表

高知ユナイテッドSC(3年連続3回目)

高知ユナイテッドSC(3年連続3回目)

 2016年のチーム発足以来、本大会出場を逃していない。3回目となる今年の県予選は、決勝でKUFC南国を3―0で撃破。今まででもっとも安定した戦いで頂点に立った。
 今季のJFL昇格を目標に掲げる。昨年11月に初めて挑んだ全国地域チャンピオンズリーグの1次ラウンドでは、本大会1回戦で対戦する三菱水島FCに勝つなどして2勝1敗。得失点差で決勝ラウンド進出は逃したが、大谷武文監督の指揮のもとで積み重ねてきた1年間のサッカーに手応えをつかんだ。
 オフシーズンには攻守に特長のある選手が加入。選手層は厚みを増し、今季の四国リーグは4戦全勝で、25得点0失点と安定している。
 過去2回の本大会ではいずれも1回戦でJ、JFLクラブに1―2の惜敗を喫した。J1サンフレッチェ広島でもプレーした横竹翔主将は「今年こそ初戦に勝って、Jクラブと戦いたい」。大谷監督も「一戦必勝。地元の春野陸上競技場で高知の皆さんにアグレッシブなサッカーを見せたい」。高知県勢としても5年ぶりの初戦突破へ気合を入れている。

(高知新聞)

福岡代表

福岡大学(2年ぶり32回目)

福岡大学(2年ぶり32回目)

 J3ギラヴァンツ北九州を県予選の決勝で破って出場する。チームの中心は梅田魁人。強さとうまさを兼ね備える万能プレーヤーで北九州戦では前半に強烈なシュートを決め、後半はボランチに下がって守備で貢献。PK戦で勝利をつかむ立役者となった。梅田を始め、身長190センチの前田翔吾など身体能の高い選手がそろう。九州大学リーグでも圧倒的な強さを見せており、自信を持って大会に臨む。
 北九州戦では5バック気味に守備を固めて勝利。4バックで戦う大学のリーグ戦とシステムを変えるなど天皇杯での対Jクラブへの勝利への執着心は強い。2009年にJ2水戸ホーリーホック、10年には当時J1の大宮アルディージャを破っている。監督、選手ともに見据えるのは2回戦のJ1ヴィッセル神戸戦。今年も「ジャイアント・キリング(大物食い)」が目標だ。

(西日本新聞)

佐賀代表

佐賀LIXILFC(3年ぶり8回目)

佐賀LIXILFC(3年ぶり8回目)

 昨年の県代表・佐賀大学との決勝戦は、大学生に負けない運動量を発揮。相手より3倍多い15本のシュートを放つなど積極的に仕掛けて試合の主導権を握った。延長戦でも決着がつかず、PK戦を制し、3年ぶりに天皇杯の舞台に立つ切符をつかんだ。
 優勝の立役者は主将のFW三宅大樹。2試合で3得点を挙げ、エースとしての役割を果たした。ボランチのMF清田芳浩が試合状況に柔軟に対応し、MF橋口大樹も的確なコーチングで攻守をまとめる。
 2季連続で参戦している九州リーグでは苦戦を強いられているが、地元・鹿島市では応援団が発足するなど市民から大きな期待を受けている。「応援してくれる企業や市民の方にいい報告ができるような戦いを見せたい」と永吉龍也監督。昨季同リーグで戦ったJFLのテゲバジャーロ宮崎とぶつかる初戦突破に全力を注ぐ。

(佐賀新聞)

長崎代表

長崎総合科学大学(初出場)

長崎総合科学大学(初出場)

 高校サッカー界の強豪に成長した長崎総合科学大学附属高校の卒業生を中心としたチーム。高校からの一貫した選手育成で年々力を付け、今シーズンは九州大学リーグ1部に初参戦。その勢いのまま、就任7年目の八戸寿憲監督に初の天皇杯切符をプレゼントした。
 最大の持ち味は、試合終盤までピッチを駆け回ることができる豊富な運動量だ。天皇杯への出場権を懸けた長崎県サッカー選手権は全8得点中7得点が後半に挙げたゴールだった。前線にボールがわたると同時に攻撃のスイッチが入り、両サイドのアタッカーが果敢に仕掛ける。
 「個性が強い分、まとまったときにはすごい威力を発揮する。自分たちらしいサッカーをしたい」と成瀬美喜人主将。臆することなく、大舞台を楽しむつもりだ。

(長崎新聞)

熊本代表

東海大学熊本(2年ぶり3回目)

東海大学熊本(2年ぶり3回目)

 DF陣からテンポよくパスをつなぐ攻撃的なサッカーを目指す。天皇杯への出場権を懸けた熊本県大会の決勝では熊本県教員蹴友団と3年連続で対戦。カウンターから2点を先制されるも、持ち前のパスワークでサイドを突破し、徐々に主導権を得た。延長の末に逆転し、昨年、1点差で敗れた雪辱を果たした。
 約100人の部員を束ねる主将のDF酒井崇一は「最後まで焦れずに戦うことができた。自分たちのスタイルを確立できている」と手応えを口にする。天皇杯は2年ぶりだが、2016年の出場時はJ2レノファ山口FCに0―4で完敗。山口戦にも出場していた酒井主将は「自分たちの力をJクラブにアピールできる機会は少ない。初戦を突破してJクラブにもう一度チャレンジしたい」と闘志を燃やす。

(熊本日日新聞)

大分代表

ヴェルスパ大分(2年連続8回目)

ヴェルスパ大分(2年連続8回目)

 自陣からしっかりとパスをつなぎ、ボールを意図的に動かす。縦のロングパスを多用していた昨季から大きく変えた戦術も、徐々に浸透しつつある。今季から指揮を執る須藤茂光監督も手応えを感じているようで、「まだ発展途上だが、狙いが明確に見えるようになってきた」と話す。
 中村真人、中西倫也、鍔田有馬など、高さとスピードを兼ね備えたFW陣は強力。守備も福元考佑、清水大輔らを中心に安定感があり、攻撃の起点にもなれる。
 県予選決勝では積極的に攻めてくる大学生を零封。本大会ではガイナーレ鳥取(J3)と1回戦を戦う。清水は「将来的に自分たちが目指すカテゴリーのチーム。今の力を全てぶつけ、どこまで通用するか試したい。その上で、もちろん勝ちに行く」と気合十分だ。

(大分合同新聞)

宮崎代表

テゲバジャーロ宮崎(初出場)

テゲバジャーロ宮崎(初出場)

 昨季は九州リーグを初制覇。全国地域チャンピオンズリーグ(CL)で準優勝し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を果たした。Jリーグで最多の指導実績を誇る石崎信弘監督の下、元Jリーガーなども加入し、戦力もアップしている。
 石崎体制1年目でJFL昇格を成し遂げ、オフは即戦力の選手も補強した。J1ヴィッセル神戸から、J通算277試合に出場し、ボランチでゲームをコントロールするMF田中英雄が加入。J3ギラヴァンツ北九州から本県出身の大型FW水永翔馬も加わり、チームの柱もできつつある。
 県予選決勝では、共にJFLに所属するホンダロックを3―1で下し、悲願の初優勝。先制を許したが、FW井福晃紀の攻守の切り替えと豊富な運動量で逆転勝ちした。
 チームは2020年のJリーグ昇格を目指す。指揮官は「天皇杯にはチャレンジャーとして臨む。Jリーグチームと対戦できるよう、まずは1回戦を突破したい」と気合を入れる。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿児島ユナイテッドFC(5年連続5回目)

鹿児島ユナイテッドFC(5年連続5回目)

 三浦泰年監督が指揮を執り2年目を迎えた今季は、最終ラインからの丁寧なビルドアップと、前線が目まぐるしくポジションを変える流動的なパスワークに磨きをかけている。鹿児島県予選決勝では前半押し込まれたものの、後半立て直し鹿屋体育大学を2―0と快勝した。完封に貢献したDF谷口功は「鹿児島のサッカーを全国に発信する格好の機会」と意気込む。
 前回大会は、2回戦でJ1サンフレッチェ広島に破れはしたものの、2―3と打ち合いを繰り広げた。
 戦力面では新加入のDF藤澤典隆、田中奏一がサイドに安定感をもたらすなど、最終ラインの補強が奏功しており、MF中原秀人ら前線との連係も良好だ。1回戦ではホームに長崎総合科学大学を迎え撃つ。三浦監督は「ベストを尽くし、サポーターと勝利の喜びを分かち合いたい」と闘志を燃やす。

(南日本新聞)

沖縄代表

FC琉球(9年連続12回目)

FC琉球(9年連続12回目)

 2003年の創設から15周年の節目を迎えたJ3のFC琉球。昨季はチーム最高位の6位で終え、今年はリーグ制覇とJ2昇格を最大目標に掲げる。
 ポゼッション(ボール保持)を重視し、リスク覚悟で攻め続ける「超攻撃的」なスタイルが特徴だ。
 県大会決勝では元日本代表FW高原直泰率いる九州リーグの沖縄SVと対戦。22歳の若手の4人がゴールを挙げた。昨年の天皇杯1回戦ではFC今治にPK戦の末、敗れた。今年の初戦もFC今治とぶつかり、雪辱を期す。
 3年目の指揮を執る金鍾成監督は「われわれは沖縄県代表。僅差でも勝って次に進むことが大事」。天皇杯での経験をチーム力のさらなる向上につなげる。

(沖縄タイムス)