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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会
 
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北海道代表

ノルブリッツ北海道FC(3年ぶり6回目)

ノルブリッツ北海道FC(3年ぶり6回目)

 屋外練習が2度しか行えないまま迎えた北海道代表決定戦で大学勢を連破し、前身の北海道電力時代を含め、6回目の出場権を手にした。
 ともにJ1北海道コンサドーレ札幌のユース出身の主将DF永井晃輔とGK平加涼を中心とした堅い守りが武器。代表決定戦では2試合ともにボール保持率で下回ったものの、相手の攻撃を耐えしのぎ、少ない好機を生かした。
 チーム名はドイツ語の北と稲妻を意味する言葉を組み合わせた。天皇杯では過去5回阻まれている初戦の壁を破り、2回戦で札幌との北海道対決を実現することが目標だ。永井は「1回戦を突破し、(当時ユースの監督だった)札幌の四方田修平監督に成長した姿を見せたい」と意気込む。

(北海道新聞)

青森代表

ヴァンラーレ八戸(6年連続7回目)

ヴァンラーレ八戸(6年連続7回目)

 2014年から日本フットボールリーグ(JFL)で戦うヴァンラーレ八戸は今シーズン、元日本代表の闘将・柱谷哲二氏を指揮官に迎えた。
 開幕戦から4連勝、負けなしの余勢を駆って臨んだ青森県大会決勝は、同じJFLでJ3昇格を懸けてしのぎを削るラインメール青森と対戦。序盤から相手の果敢な攻めに苦しめられたが、FW井上翔太郎とFW村上聖弥の2トップが息の合った攻撃を仕掛け先制点をもぎ取った。ピッチ上には終始強風が吹き荒れ、ボールコントロールが難しい状況が続いたが、ラインメールを1─0で下し、6年連続7回目となる本大会出場を決めた。
 今シーズンから主将を務めるDF須藤貴郁は「天皇杯はチームの力を試す機会。Jリーグのチームを倒せるように準備したい」と力を込める。初戦は同じJFLの奈良クラブとの対戦が決まったが、ヴァンラーレは過去2大会、初戦で敗れ涙を流している。「勝つためにベストを尽くすだけ」。柱谷監督は静かに闘志を燃やす。

(東奥日報)

岩手代表

グルージャ盛岡(10年連続11回目)

グルージャ盛岡(10年連続11回目)

 岩手県選手権大会の決勝戦では攻撃面の課題が露呈。延長戦でようやく決勝ゴールを奪い富士大学に1-0で勝利し、10連覇を達成。天皇杯出場を決めた。
 J3リーグ4年目の今季は「RESTART」をスローガンに掲げ、菊池利三新監督のもと、昨季以上の順位を目指している。
 クラブ名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」という意味であり、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きに因んでいる。
 昨年の天皇杯は1回戦で早稲田大学(東京都代表)、2回戦でJ1・ベガルタ仙台を破る大健闘。ホームで迎える今年の初戦はソニー仙台FCが相手。昨年の岩手国体で敗れた宮城県代表チームで、土井康平主将は「借りを返す」と意気込む。

(岩手日報)

宮城代表

ソニー仙台FC(2年連続19回目)

ソニー仙台FC(2年連続19回目)

 多賀城市に本拠地を置くソニ-仙台FCは1968年創設。宮城県大会決勝は2大会続けての対戦となった仙台大学を接戦の末に破って2連覇を果たし、19度目の出場を決めた。
 チームのスローガンは「ONE BY ONE~真の力を手に入れろ」。相手の実力に関係なく、チャレンジャー精神で立ち向かう姿勢を表した。
 基本的な布陣は3・4・3で、守備ラインを上げてコンパクトな陣形を保つ。積極的なプレスでボールを奪い、3トップの一角のFW有間潤を軸とした人数を掛けた分厚い攻撃でゴールを狙う。
 6年前の東日本大震災によるチームの存亡の危機を、全国からの支援を力に乗り越えてきた。主将のDF荻原健太は「本大会でも一つでも多く勝ち、支えてくれる人たちに感謝を伝えたい」と前を見据える。石川雅人監督も「Jリーグ勢に勝ってチームの名を高めたい」と意気込む。

(河北新報)

秋田代表

ブラウブリッツ秋田(16年連続24回目)

ブラウブリッツ秋田(16年連続24回目)

 ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は秋田市に拠点を置く県内唯一のプロサッカークラブ。2014年にJ3に参入、昨季は過去最高の4位に食い込んだ。好調だった昨季の勢いをそのままに、今季はJ3制覇を目標に戦っている。
 本大会県予選を兼ねた第27回県総合サッカー選手権の決勝は、ノースアジア大学を9―0で圧倒。人数を費やした相手守備にてこずったものの、波状攻撃で後半に7点を奪取。好調なチームを支える守備も機能し、無失点で勝利した。
 今季から指揮を執る杉山弘一監督は、昨季機能した高い位置から仕掛ける積極的な守備とスピードを生かした攻撃を継承しつつ、攻撃のバリエーションを増やそうと努めている。リーグ戦は第4節を終えて2勝1分。4位に付け、好スタートを切った。
 昨年の本大会は2回戦でJ1川崎フロンターレと対戦。持ち味を出し切って戦ったが1―3で逆転負けを喫した。今年は格上の相手を撃破、上位進出を狙う。

(秋田魁新報)

山形代表

FCパラフレンチ米沢(8年ぶり2回目)

FCパラフレンチ米沢(8年ぶり2回目)

 チーム名の「パラフレンチ」はポルトガル語で「前に進む」の意味。企業チーム休部後に元部員たちで作った社会人チームが、たゆまず挑戦し続け、2009年以来の全日本選手権出場を決めた。
 山形県代表決定戦決勝の相手は山形大医学部サッカー部。これまで数度はね返されてきた相手だ。先制を許したが追い付き、延長戦では先に点を取るが同点とされる一進一退の激しい戦いとなり、決着はPK戦へ。ともに1人失敗で迎えた8人目。先に蹴る医学部のシュートをGK塩野亮祐がブロックした。そして10番を背負う30歳の古株、MF桑原淳志がボールをセット。「自分が決める」。右脚から放たれたボールはゴール左上隅へ入り、ネットを揺らした。
 全日本選手権は、前回の初戦負けを知る桑原にとって雪辱の舞台。「少しでも上に行く」と前を見据える。井沢純監督も「雑草魂でやってきたチーム。全員で戦っていく」と決意を語っている。

(山形新聞)

福島代表

いわきFC(初出場)

いわきFC(初出場)

 いわきFCはJリーグ参入を目指し2016年2月に結成。始動1年目から公式戦21連勝を飾るなど目まぐるしい躍進を見せる。同年10月の全国クラブチームサッカー選手権大会で優勝。JFLへの“飛び級”を懸けた全国社会人サッカー選手権大会では準々決勝で敗退したが、選手は全国の舞台で戦う手応えをつかんだ。今季から福島県社会人リーグ1部に昇格。
 第22回福島県サッカー選手権大会決勝は、10連覇が懸かるJ3の福島ユナイテッドFCと2年連続となる対戦。前年のリベンジに燃えるいわきFCは、徹底したフィジカルトレーニングの成果により、選手たちの運動量は落ちず、前半に先制ゴールを決めると、後半にも追加点。鉄壁の守備も光り2-0で初優勝した。田村雄三監督は「いわきFCの名を全国に発信したい」と天皇杯へ決意をにじませる。いわきFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。

(福島民報)

茨城代表

筑波大学(2年連続30回目)

筑波大学(2年連続30回目)

 流通経済大学との茨城県大会決勝は堅守からリズムをつかみ、3発快勝した。自陣に押し込まれる時間帯でもセンターバック鈴木大誠を筆頭に出足のいい守備を貫いた。すると攻撃陣は素早い攻めから効果的に得点を重ねた。
 前半38分、中盤でのパスカットからMF鈴木徳真が低い左クロス。遠いサイドに走り込んだMF戸嶋祥郎が押し込んだ。後半も抜け目なく加点した。
 創部122年目を迎えた名門。関東大学リーグ1部に復帰した昨季は、全日本大学選手権で優勝した。J1ジュビロ磐田内定のエースFW中野誠也は昨季の全日本大学選手権MVP。相手DFの裏を突く能力に優れたストライカーだ。ドリブラーMF三笘薫は、持ち味のドリブル突破で好機をつくる。
 各ポジションにタレントがそろい、昨季の主力が残るだけに試合巧者ぶりも見せる。隙のないチームに仕上がっている。

(茨城新聞)

栃木代表

栃木ウーヴァFC(5年連続9回目)

栃木ウーヴァFC(5年連続9回目)

 2006年以来、11年ぶりの顔合わせとなった栃木大会決勝で、格上のJ3栃木SCに1―0で勝利。5年連続9回目の天皇杯出場を決めた。
 1947年創部の日立栃木サッカー部が前身。栃木市を中心とする県南地域で活動し、日本フットボールリーグ(JFL)加盟に伴い栃木ウーヴァと改称した。ウーヴァはポルトガル語でブドウを意味し、同市と合併した旧大平町の特産物だ。
 2年目を迎えた堺陽二監督の下、チーム力強化に取り組んできた。リーグ戦は開幕から3連敗を喫したが第4節の初勝利以降、公式戦3連勝。チーム状態が上向いた中で大会に臨む。
 「栃木の代表として県民の期待を背負い、Jリーグ勢が相手でも真っ向から勝負したい」と意気込む堺監督。標榜する泥くさいサッカーで上位進出を狙う。

(下野新聞)

群馬代表

tonan前橋(2年ぶり4回目)

tonan前橋(2年ぶり4回目)

 tonan前橋は、地域密着型の社会人チーム。社会人チームにはJリーグ経験者も在籍しており、ジュニアから女子、シニアまで各世代におけるサッカーの育成と振興を担っている。
 群馬県大会決勝では、昨年の優勝チームを破って勢いに乗る上武大学と対戦。球際の強さ、固い守りで終始主導権を握って試合を展開した。延長までもつれたが、動きの鈍り始めた相手の守備をサイド攻撃で崩し、最後はFW深山翔平とDF韓昌柱の2発で試合を決めた。
 これまで3度、本大会に出場してきたが、Jリーグのチームの高い壁に苦しめられてきた。「決勝では自分たちのサッカーができた。本大会でも継続し、失点せずにペースをつくりたい」と全国の舞台を見据える田中淳主将。今季から指揮を執るアマラオ監督も「戦うスピリットがあればもっともっと上が狙える」と飛躍を誓った。

(上毛新聞)

埼玉代表

東京国際大学(3年連続5回目)

東京国際大学(3年連続5回目)

 2008年に創部し、元日本代表の前田秀樹監督のもとメキメキと力をつけ、3年連続で埼玉県選手権を制した。2016年の関東大学リーグ2部で3年ぶりに優勝し、1部に戻ってきた勢いも力もあるチーム。
 決勝では、関東社会人リーグ2部に所属する東京国際大学FCとの同門対決で4-1と快勝。2得点1アシストのFW町田ブライトが自分で決めるだけでなく、得点の確率が高い選択肢を選ぶことで攻撃の歯車がうまくかみ合った。町田は「昨年、一昨年と天皇杯でJクラブと対戦し、自分の力の無さを痛感した。成長ぶりを証明したい」と雪辱を誓う。
 天皇杯をJクラブと対戦できるチャンスと捉える前田監督は「ぜひJクラブといい試合がしたい。そのためにもまずは群馬(tonan前橋)を叩かなくてはならない」と目の前の一戦に集中する。

(埼玉新聞)

千葉代表

ブリオベッカ浦安(3年ぶり3回目)

ブリオベッカ浦安(3年ぶり3回目)

 第22回千葉県サッカー選手権大会決勝で、城西国際大学を1―0で退け、3年ぶり3回目の出場を果たした。前半32分に得意のサイドからの崩しで、準決勝で2得点していたFW田中俊哉が先制ゴール。その後は押される時間帯もあったが、集中は切れず逃げ切った。
 2016年にJFL入りしたチーム。失点が多かった昨季の反省を踏まえ、守備に重点を置く。「全員で守って攻める。10回よりも20回、20回よりも100回、相手よりボールを取る」と斎藤芳行監督。組織的な守備から入って、素早くつないでゴールに迫る。準決勝の中央学院大学戦は2―0。無失点で同大会を勝ちきり、「選手をたたえたい」と納得の表情を浮かべた。
過去2年は決勝で涙をのんでおり、待望の大舞台になる。監督は「1回戦しっかり勝って、2回戦で柏レイソル相手にジャイアントキリング目指して頑張りたい」と意気込む。

(千葉日報)

東京代表

国士舘大学(9年ぶり15回目)

国士舘大学(9年ぶり15回目)

 1956年の創部以来掲げるモットーは「相手より一歩でも多く、一歩でも速く」。目指すのは攻守の切り替えが早い躍動感あふれるサッカーだ。
 天皇杯への出場権を懸けた東京都サッカートーナメント決勝では強豪・明治大学を3―1と圧倒。立ち上がりこそ押し込まれたが堅い守備で前半をスコアレスで乗り切ると、後半は立て続けに得点を決めた。先制点で流れを引き寄せたMF諸岡裕人は「自分たちのサッカーができれば強い相手でも勝てる」と自信を深める。
 天皇杯は9大会ぶり。2008年の前回出場時には4回戦まで進み、J1鹿島アントラーズを相手にPK戦まで持ち込む熱戦を展開した。細田三二監督が「筋書き通りにいかないのがサッカー」と当時を振り返れば、諸岡は「臆することなく戦いたい」と闘志を燃やす。東京都を勝ち抜く中で得た自分たちのプレーへの手応え。イレブンは全国の舞台での飛躍を誓う。

(東京新聞)

神奈川代表

Y.S.C.C.横浜(3年ぶり7回目)

Y.S.C.C.横浜(3年ぶり7回目)

 神奈川大会決勝では関東大学1部リーグの桐蔭横浜大学を3―2で下し、3年ぶり7回目となる本戦出場を決めた。
 決勝ではチームの身上であるハードワークで主導権を握り、ともに大卒ルーキーのMF奥田晃也とMF小笠原賢聖が3得点を挙げた。
 J3では初年度の2014年から3年連続で最下位に沈み、今季も開幕から4戦未勝利(4月13日現在)。苦しい戦いが続いているが、本大会を浮上のきっかけとすべく、チームの士気は高い。
初戦で筑波大学を破れば、J1ベガルタ仙台への挑戦権を手にすることができる。2013年大会でJ1横浜F・マリノスを率いて天皇杯を制した樋口靖洋監督は「J3よりも注目度が高い大会。一つでも多く勝ち上がることで、チームを知ってもらえるし、自分たちのステータスを上げることができる」と意気込んでいる。

(神奈川新聞)

山梨代表

韮崎アストロス(2年ぶり14回目)

韮崎アストロス(2年ぶり14回目)

 第64回山梨県選手権兼川手杯争奪大会の決勝で山梨学院大オリオンズを1-0で破り、前身の韮葉クラブを含めて14度目の出場権を獲得した。
 4―5―1が基本システム。ワントップの小泉公二はキープ力、裏への飛び出しが持ち味で、両サイドの小林周慎、長島孝太は鋭いドリブル、スピードに乗った突破でチャンスを演出する。準々決勝からの出場となった県予選は3試合とも無失点。堅守を支えるのがボランチの飯塚慎一、清水健普で、中盤でフィルター役となって危険なエリアへのパスを封じる。
「全員攻撃・全員守備」がチームスタイルで、「格上チームと対戦できる良い機会。どこまで自分たちの力が通用するか試したい」と鈴木範行主将は大会を待ち望む。

(山梨日日新聞)

長野代表

AC長野パルセイロ(6年連続7回目)

AC長野パルセイロ(6年連続7回目)

 AC長野パルセイロは4月8日、長野市の長野Uスタジアムで行われた長野県予選決勝で、北信越リーグ1部のアルティスタ東御を3―0で下した。宇野沢祐次や荒田智之、遠藤元一が得点。6年連続の天皇杯出場を決めた。
 J3で4年目を迎える今季は、美濃部直彦氏がゼネラルマネジャーに就任。昨季までJ3鹿児島ユナイテッドFCを率いた浅野哲也氏を新監督に招いた。新たな体制で悲願のJ2昇格に挑んでいる。「良い守備から素早い攻撃を展開するアグレッシブなサッカー」をスタイルに掲げ、元日本代表の明神智和ら新戦力13人が加わった。
 天皇杯は2013年の第93回大会での4回戦進出が過去最高成績。前回は2回戦でJ1(当時)の名古屋グランパスを破り、3回戦でJ2横浜FCに延長戦の末に惜敗した。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

新潟医療福祉大学(2年連続2回目)

新潟医療福祉大学(2年連続2回目)

 2年連続同カードとなった新潟大会決勝で、新潟経営大を5―0で圧倒し、2年連続2回目の出場を果たした。
ハードワークをしながら組織で攻め、個人が際立つ「日本人らしい攻撃」(佐熊裕和監督)を磨いている。テクニックのあるMF霞恵介がゲームをコントロールしながら、両サイドから多彩な攻撃を仕掛け、ゴール前ではFW林純平が高い決定力を誇る。
 かつて桐光学園高(神奈川)を率いた佐熊監督が就任し4年目、昨年から元日本代表DFの茶野隆行氏がコーチを務め、成熟度も高まってきた。
 全国の強豪高校からプロを目指す有力選手が集まりチーム内競争も激化。準決勝では新入生のMF脇坂崚平が貴重なゴールを挙げたことも、上級生の刺激になったようだ。
 創部13年目。初戦敗退だった昨年の悔しさを胸に、全国舞台での飛躍を狙っている。

(新潟日報)

静岡代表

アスルクラロ沼津(初出場)

アスルクラロ沼津(初出場)

 日本フットボールリーグ(JFL)から今季、J3に参入した。静岡県内4番目のJクラブ誕生で県東部地区からは初。天皇杯も本大会初出場を決め、全国に存在をアピールしようとしている。
 J3対決となった静岡大会決勝は3-0で藤枝MYFCに快勝。序盤からJでは先輩の藤枝を圧倒した。PKを献上した場面でもGK石井綾が好セーブを見せ、最後まで流れを渡さなかった。
 持ち味の「堅守速攻」を武器に、運動量とスピードで勝負する。元日本代表の中山雅史、伊東輝悦のベテラン勢の起用にも注目が集まる。
 1回戦は本拠地(愛鷹)で臨む。吉田謙監督は「出場するからには頂点を狙う。静岡県の東部から新たなサッカー文化を発信したい」と意気込んでいる。

(静岡新聞)

愛知代表

FCマルヤス岡崎(2年ぶり3回目)

FCマルヤス岡崎(2年ぶり3回目)

 3年連続で同じチームで争った愛知県大会決勝で、東海学園大学を4-0で破り、昨年の雪辱を果たした。天皇杯は2年ぶりで、マルヤス工業時代を含め3回目の出場となる。
 昨年は敗れた相手だけに挑戦者の姿勢で臨んだ決勝は、前半10分にMF杉本恵太の右足で先制。その後も得点を重ね、終始優位に試合を進めた。前線から圧力をかける堅守も光り、スピードがある相手チームの攻撃を封じた。
 大江基允監督は「JFLでやっているプライドを持ち、立ち上がりから前がかって点を取る姿勢が出せた」と話す。22日の1回戦で和歌山県代表に勝てば、J1の鹿島アントラーズと対戦する。1月から加入しキャプテンを任されている元名古屋グランパスの杉本は「ジャイアントキリングをしたい」と意気込む。

(中日新聞)

岐阜代表

岐阜経済大学(3年ぶり2回目)

岐阜経済大学(3年ぶり2回目)

 岐阜県代表決定戦決勝は、3連覇を狙うFC岐阜SECONDを3-0で下し、3年ぶり2回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝では3バックの固い守備で相手攻撃陣を無失点に抑え、複数選手が相手守備ラインの裏を突く攻めが機能して複数得点を挙げた。鍵を握る選手は主将のFW谷口海斗。攻撃では個で突破できる能力を持ち、守備ではプレスのスタート役となる。寺田亮太監督も「攻守の軸。ゲームの流れを読むこともできる」と厚い信頼を寄せている。
 天皇杯は初戦突破が目標で、選手たちは2回戦で待ち構えるJ1セレッソ大阪との対戦を熱望している。寺田監督は「守備のコミュニケーションなど課題はいっぱいあるが、まずは1回戦突破を目指したい」と意気込み、谷口は「Jリーグチームと試合ができる大会は天皇杯しかない。絶対にセレッソと戦いたい」と躍進を誓っている。

(岐阜新聞)

三重代表

鈴鹿アンリミテッドFC(2年連続4回目)

鈴鹿アンリミテッドFC(2年連続4回目)

 三重県選手権決勝は2年連続で同じ顔合わせとなった。延長戦の末にJFLのヴィアティン三重を2―1で破り、前身チーム時を含め2年連続4回目の出場を決めた。
 決勝では後半終了間際に追い付き、延長後半15分に勝ち越した。ヴィアティンには昨年11月の全国地域チャンピオンズリーグで、JFL昇格を懸けて対戦し、敗れた。因縁の相手に雪辱を果たした。
 チームは2009年に発足。10年から東海社会人1部に所属する。昨年、公募で現在のチーム名に変更。「限界をつくらない」という意味を込めた。
 昨季の攻撃の柱FW北野純也が抜けたが、J2の愛媛FCからGK曵地裕哉、カマタマーレ讃岐からMF藤田浩平、FC岐阜からDF冨士祐樹が加入。戦力は厚みを増した。
 県選手権決勝では移籍組のFWエフライン・リンタロウ、大卒新人のMF吉田光と新戦力が得点した。小沢宏一監督は「課題は冷静なボール回し。天皇杯での経験をリーグ戦に生かしたい」と願う。

(中日新聞)

富山代表

カターレ富山(2年連続9回目)

カターレ富山(2年連続9回目)

 J3で3季目の今季はチーム設立10周年に当たる。今シーズンから浮氣哲郎監督をはじめ、9人の新加入選手を迎え、攻守ともに積極的なサッカーで念願のJ2復帰を目指す。   
 チーム名は「語れ」「歌え」を意味するイタリア語の「カンターレ」と、富山弁の方言である「勝たれ」に由来している。
 第22回富山県サッカー選手権大会決勝では北信越フットボールリーグ所属の富山新庄クラブと対戦。序盤からサイド攻撃を主体に相手ゴールに迫り、数多くの好機をつくった。後半には5得点の猛攻を見せ、2年連続で天皇杯への切符を手にした。ハットトリックを達成し、チームを勝利へと導いたFWパブロは「ゴールやパスで貢献し、1試合でも多く勝ち抜きたい」と上位進出を意気込む。指揮官は「J1のチームと対戦できる貴重な機会。しっかりと結果を求めていきたい」と意欲を燃やしている。

(北日本新聞)

石川代表

北陸大学(3年連続3回目)

北陸大学(3年連続3回目)

 3年続けて石川県選手権決勝で、同じ北陸大学サッカー部のクラブチームであるFC北陸との「兄弟対決」を制した。
 決勝では、春先から調子を上げているFW天貝幹太が持ち前のドリブルで仕掛けて先制弾を決め、さらに相手のパスに反応してボールを奪って追加点を挙げた。守りでもGK野上真司が好セーブを見せるなど堅守が光り、2-0の完封勝ちを収め、北陸大トップチームとしての意地を示した。
 元日本代表DFの越田剛史総監督、元水戸ホーリーホックMFの西川周吾監督のもと、「自分たちで考えてプレーするサッカー」を掲げる。ボールを保持する時間を長く、高い位置でボールを奪い返すための判断力を磨いている。
 過去2度は1回戦でJリーグのチームと当たり、苦杯をなめた。今年は社会人クラブのバンディオンセ加古川との初戦となり、西川監督は「全員で本質に迫ったサッカーをしたい」と意気込む。

(北國新聞)

福井代表

サウルコス福井(6年連続9回目)

サウルコス福井(6年連続9回目)

 サウルコス福井はJリーグ入りを目指すため結成。2007年から本格始動し、現在北信越リーグ1部で戦っている。
 昨季はリーグ5連覇を逃し、今季からJ2愛媛FCやJFLヴァンラーレ八戸(青森)で指揮した望月一仁監督が率いる。望月監督は「攻守の切り替えが速いサッカー」を掲げ、悲願のJFL昇格に挑む。
 福井県選手権決勝では、同じ北信越1部の坂井フェニックスを2―1で破った。決勝は前後半の立ち上がり、セットプレーからFW山田雄太が2得点を奪う活躍。守備では主将のDF川邊裕紀を中心に相手の良さをつぶして反撃を振り切った。
 天皇杯1回戦は今季J3に参入したアスルクラロ沼津(静岡)が相手。FW山田は「失点をゼロにすれば、勝てるチャンスはある。(県選手権決勝のように)積極的に仕掛けていきたい」と意気込んでいる。

(福井新聞)

滋賀代表

びわこ成蹊スポーツ大学(3年ぶり5回目)

びわこ成蹊スポーツ大学(3年ぶり5回目)

 滋賀大会決勝でJFLのMIOびわこ滋賀を1―0で破り、3年ぶり5回目の出場を決めた。前半にカウンターから鮮やかなサイド攻撃で1点を先制すると、後半は堅い守備で相手の猛攻を無失点で切り抜けた。
 伝統の堅守を支えるのが、昨年のJ1ヴィッセル神戸特別指定選手で全日本大学選抜のDF宮大樹。185cmの長身を生かした安定した守備が持ち味で、左足から繰り出す精度の高いフィードで攻撃の起点にもなる。前線では、ドリブルに切れのあるFW堂安憂や運動量豊富なMF熊田克斗らタレントがそろう。監督は女子日本代表「なでしこジャパン」元コーチの望月聡氏。
 天皇杯での目標は、Jクラブからの勝利だ。3年前の前回出場時はJ1清水エスパルスに敗れたが、宮は「独特の雰囲気でまたやりたいと思った」とJクラブとの再戦を熱望する。主将のGK角屋は「厳しい戦いになるが、しっかり準備していきたい」と見据える。

(京都新聞)

京都代表

アミティエSC京都(5年ぶり2回目)

アミティエSC京都(5年ぶり2回目)

 2005年に発足し、現在は関西リーグ1部に所属する。昨季から元日本代表MFの草木克洋監督(洛南高出)が就任し、攻守の早い切り替えと、縦に速いサッカーでJFL昇格を目指している。
 京都大会の準決勝は、京都産業大学にPK戦で勝利。決勝は、関西2部相手に2度追いつかれたが、後半ロスタイムの劇的なゴールで逃げ切った。今季はJ3やJFL、大学からチームの半数以上となる15人が加入。決勝では、昨季リーグ得点王のFW篠原嗣昌が途中出場で決勝弾を決めるなど、選手層の厚みは増している。
 初戦のJ3カターレ富山戦を前に、主将のMF守屋鷹人は「プロとアマが一緒に試合に出られるのは幸せ。格上と試合ができるのは大きい」と喜ぶ。草木監督も「自分たちがどこまでできるのか試したい」と番狂わせをもくろむ。

(京都新聞)

大阪代表

FC大阪(2年ぶり3回目)

FC大阪(2年ぶり3回目)

 大阪選手権は準決勝で関西大学に1-0、決勝で阪南大学に2-1としぶとく競り勝ち天皇杯出場を決めた。大会前から実力は抜けているとみられていたが、勢いのある学生を堅い守りとアイデアにあふれた攻めでかわし、レベル上位のJFLでもまれている片鱗をのぞかせた。攻撃の軸は中盤で多彩なパスを供給する3年目のジュニーニョ。ブラジル仕込みの技術と広い視野で攻撃を組み立て、強烈なシュートが持ち味のMF木匠(きつい)貴大、決定的な場面に絡む昨年のJFL得点王、FW川西誠らの力を引き出す。GK原裕晃のキック力も魅力。一蹴りで相手ゴール前への好機につなげる。
 「大阪で3番目のJリーグチームに」を合い言葉に、2006年に誕生。以来順調に力をつけ、今季でJFL3年目。過去8位、5位と上昇傾向にあり、今季も好スタートを切っている。2年目の和田治雄監督は「各自がきっちり役割を果たしている」と全員サッカーを強調。2年前の天皇杯では1回戦でセレッソ大阪(当時J2)に勝っており、今回も台風の目になりそうだが、「目標は1試合でも多く戦うこと。選手にはいい経験になる」と、控えめな表現ながら意欲は十分だ。

(共同通信)

兵庫代表

バンディオンセ加古川(2年連続8回目)

バンディオンセ加古川(2年連続8回目)

 関西サッカーリーグ1部所属の「バンディオンセ加古川」は今季、旧運営会社の資金繰り悪化を受け、新設の団体に運営権が譲渡された。監督には選手兼コーチだった大塚靖治が就任し、選手も大半が入れ替わる中で再スタートを切った。
 堅守速攻のチームカラーから「攻撃的でアグレッシブなサッカー」(大塚監督)を目指し、基本布陣を4-4-2から、サイド攻撃を手厚くする3-4-2-1に変更した。年明けの新チーム発足から、天皇杯出場を決めた兵庫県選手権までは期間が短く、決勝の関西学院大学戦はボールを支配されて押し込まれる展開になったが、1-1からのPK戦を制し、2年連続で頂点に立った。
 まだまだ攻守に伸びしろがある社会人チーム。旧体制から在籍するFW花岡諒は「もっとボールを回して崩せるようにしたい」と、全国の強豪を相手にどこまで通用するのか、楽しみにしている。

(神戸新聞)

奈良代表

奈良クラブ(9年連続9回目)

奈良クラブ(9年連続9回目)

 9年連続9回目の天皇杯出場。昨年は2回戦でJ1の柏レイソルと対戦。後半に先制したが、最後は地力の差を見せた柏レイソルに2―5の逆転負け。しかし、選手たちの士気は高く、その後のリーグ戦につなげた。ことしもJ1チームとの対戦を熱望している。ことしのJFLは、第5節が終わり1分け4敗と出遅れているが、ここにきて、攻守にまとまりを見せている。この大会を契機に浮上を狙う。
 奈良県大会決勝戦の直前にDFからFWにコンバートされた坂本修佑が決勝でハットトリック。リーグ戦でもゴールを奪い結果を残している。
 もともと、中盤の構成力に優れたチームで、長身の坂本が前線でターゲットとなり全体の得点力がアップ。天皇杯はその攻撃力を前面に押し出す。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山(9年連続9回目)

アルテリーヴォ和歌山(9年連続9回目)

 第22回和歌山県サッカー選手権大会はアルテリーヴォ和歌山が決勝でCLASSICSに4-0で勝利し、9年連続9回目となる天皇杯出場を決めた。
 就任3季目となる坂元要介監督は「攻撃の形にこだわっていく。このチームに、守ってカウンター(アタック)は合わない。昨年はJFL昇格を目指す中で『もう少し』というところまでは行けた。今年はそこを突き詰める」と方針を掲げており、スピードや運動量に優れた攻撃陣を生かすべくチームづくりを進めている。
 主軸となるのはGK嘉味田隼、DF寺本健人、MFの高瀬龍舞、白方淳也、FW角島康介ら。キャプテンを務める白方は昨季の関西1部リーグMVPで、同じくリーグ戦得点ランキング2位で最優秀新人賞も獲得したFW澤野康介と共にチャンスに絡む。白方は「(スタイルの)根本は昨季から変わっていない。ボールを意図的に動かして、ゴール前でアイデアを発揮する」と意気込みを語っている。
 出場した過去8年間の天皇杯で勝利したのは2012年度のみ。5年ぶりの初戦突破を目指して「上のカテゴリーのチームに対して個人ではやられることが多くても、11(人)対11(人)で勝つための工夫や共通意識は持てる」(坂元監督)と組織で立ち向かう。

(フリーライター 雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取(18年連続20回目)

ガイナーレ鳥取(18年連続20回目)

 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグ参入しました。全国最少人口県で人と人との繋がり、機動力、結束力を武器に「強小」を掲げて小さくても強いスポーツ組織を目指しています。
 2017シーズンのスローガンは「強小九年 10SPIRITS」。ここ数年チームの成績が低迷している状況の中、応援してくださる皆様や地域の皆様にガイナーレ鳥取の立ち直った姿、成長した姿を見ていただけるよう、クラブがこれまで大切にしてきた精神をより一層表現し、2017シーズンを戦い抜きます。

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC(3年連続4回目)

松江シティFC(3年連続4回目)

 島根大会決勝で同じ中国リーグのライバル、デッツォーラ島根に2―1で競り勝ち、3連覇を果たした。昨年は1回戦敗退だったが、一昨年は2回戦でJ1川崎フロンターレに1―4と善戦。細かくパスをつなぐ攻撃サッカーで、2年ぶりの勝利と躍進を期す。
 攻撃の核となるのが地元松江市出身で加入2季目のFW金村賢志郎。昨季の中国リーグは故障を抱え全て途中出場ながら、チームトップの11得点。得点感覚と当たりの強さ、キープ力に優れ、島根大会決勝でも先制、決勝の2ゴールと勝負強さを発揮した。
 昨季から25人中12人が入れ代わり、攻撃陣の厚みが増す一方、守備は今季もGK船川航司朗、DF砂川太志、ボランチ田平謙が屋台骨。安定した守りからの素早い切り替えで、攻撃型のチームを支える。
 18歳以下、20歳以下代表や名古屋グランパスエイト(当時J1)などで指揮した就任2季目の田中孝司監督が、経験を注入し、目標の「2020年のJリーグ入り」へ成長を後押しする。

(山陰中央新報)

岡山代表

三菱水島FC(8年ぶり11回目)

三菱水島FC(8年ぶり11回目)

 かつて日本フットボールリーグ(JFL)に所属した岡山アマチュアサッカー界の盟主。岡山社会人予選と岡山県代表決定戦では計4戦で15得点、2失点と強さを見せつけた。
 JXTGエネルギー水島との〝水島ダービー〟となった県代表決定戦決勝は2―0で勝利。序盤は苦しみながらも持ち味の堅守で徐々にペースをつかんだ。攻撃が機能し始めた後半に猛攻を仕掛け、最終的には23本ものシュートを浴びせた。
 システムは4―4―2。MF山下聡也らが分厚いブロックを築き、2トップの宮沢龍二と高瀬翔太が絶妙なコンビネーションで得点を量産する。パスセンスに優れる宮沢は、決勝で厳しい体勢になりながら正確なパスを送り、試合を決定づける1点につなげている。鋭いスピードでゴールに迫る高瀬も相手にとって脅威となる。
 昨秋の全国社会人選手権で岡山勢として悲願の初優勝を果たした。大きな自信を胸に臨む天皇杯では「他県の強豪から多くのことを吸収したい」と菅慎監督は言う。名高いJクラブとの対決を心待ちにしている。

(山陽新聞)

広島代表

SRC広島(2年連続4回目)

SRC広島(2年連続4回目)

 堅守と速攻を武器に、2年連続の代表をつかんだ。広島県大会決勝では、0―0の後半に3得点を挙げ、広島経済大学に勝利。体力アップを意識し練習を積んだ成果を、大学生相手に発揮した。
 昨年はJFL参入を懸け、地域チャンピオンズリーグに挑んだが、敗退。広田将久監督は「守備を整備したつもりだったが、歯が立たなかった」。その反省から運動量を強化。守備で相手選手との距離を1歩縮め、粘り強く守れるようになった。
 元J1サンフレッチェ広島で、技術の高いボランチ篠原聖が攻守の要。1トップの横井恵一、炭広翔ら攻撃陣は俊足ぞろい。サイドバックを含め、両サイドが攻撃的に攻め込む形が特長だ。
 前身は1953年に教員を中心に創立した広島教員サッカークラブ。前身から4度目の出場で、全国大会初勝利を目指す。

(中国新聞)

山口代表

徳山大学(2年連続9回目)

徳山大学(2年連続9回目)

 山口県大会決勝では県リーグ1部のバレイン下関を2―0で下した。前半は受け身に回ったが、後半は持ち味のパスワークが光り、攻撃力を発揮。2点目は、MF西田憲誌朗選手(2年)がドリブルからスルーパスを繰り出し、FW三角鉄平選手(3年)がペナルティーエリアの外からゴール左隅に決めた。
 エースの4年酒井達磨選手を故障で欠き、3年生主体。中盤の西浦季央、城市瑞稀両選手がゲームをつくる。県大会1回戦で2得点のFW川内真一選手が果敢に裏を狙いゴールに迫る。
 西田、三角両選手もスピードがある。守備では、昨季の天皇杯にも出場し、県大会決勝でPKを止めたGK檜原誓選手(3年)とボランチ杉園恭平主将(4年)が堅守を誇る。
 選手から「しげさん」と呼ばれる、就任6年目の中村重和監督はJ2アビスパ福岡を指揮した経験がある。1回戦で宮崎産業経営大学を破れば、次は福岡との対戦。「緊迫感のある公式戦を選手に経験させたい。その方が伸びる」と、上位との対戦に意欲を見せる。

(中国新聞)

徳島代表

FC徳島セレステ(2年連続2回目)

FC徳島セレステ(2年連続2回目)

 4月2日の徳島県代表決定戦で光洋シーリングテクノから5点を奪う猛攻で快勝した。4-4-2を基本システムとし、高い位置からのプレスと、ボールを保持して分厚く攻めるスタイルを志向する。
 要所に経験豊かな選手を配置する。MF成瀬敬志朗主将と共にダブルボランチを組むMF石川雅博はJ3グルージャ盛岡から加入。攻撃の起点となるMF犬塚友輔はJ1ジュビロ磐田などで89試合の出場経験を持つ。サイドバックの鮫嶋優介は運動量と球際の強さが武器だ。
 連係は成長途上だが、選手同士が絶妙の距離を保ち、スペースを消すのがうまい。高木弘仁監督は「自分たちのスタイルが確立できれば十分戦える」と手応えを話す。
 2003年に川島高校OBを中心に前身のセレステを結成、16年にJFL参入を目標に掲げてチームを刷新した。地域リーグの四国リーグに参戦し、今季は優勝争いに照準を合わせている。

(徳島新聞)

香川代表

アルヴェリオ高松(2年連続2回目)

アルヴェリオ高松(2年連続2回目)

 初出場した昨年、セレッソ大阪に0-10で大敗した悔しさをバネに成長。香川県選手権では準決勝で四国学院大学を1-0で退け、決勝は多度津クラブをPK戦の末に破って2年連続2度目の出場権をつかんだ。
 2002年に結成した社会人チーム。全体練習は週1回で、会場もフットサル用コートという恵まれない環境だが、勝利に対する高い意識と固い結束力で不利な条件をカバーする。
 前線からプレスをかけてミスを誘発し、素早く攻撃に転じる形を得意とする。県大会決勝でも相手陣内でボールを奪い、2得点につなげた。攻守の要はボランチの浜田大樹。FWの斎藤浩太郎と大西晃広は運動量が豊富で守備の意識も高い。DFはベテラン竹内大輔が闘志あふれるプレーで引っ張る。
 けが人が多くスタメンは流動的だが、県大会決勝後に能力の高い若手が複数加入。柿本大輔監督は「誰が出場しても同じ働きができる。自分たちのスタイルを貫き、勝ちにいく」と力を込める。

(四国新聞)

愛媛代表

FC今治(9年連続9回目)

FC今治(9年連続9回目)

 今季から日本フットボールリーグ(JFL)戦に初挑戦。元U-17(17歳以下)日本代表監督の吉武博文監督のもと、1年でのJ3昇格を目指して戦っている。
 就任3年目の岡田武史オーナーが導入したチームのプレーモデル「岡田メソッド」が浸透。攻守に組織された動きで数的優位をつくり、常にゴールに向かって攻める「プログレッションサッカー」を掲げる。今季はJリーグ経験者のMF小沢司、可児壮隆、玉城峻吾、楠美圭史らを獲得して戦力を底上げした。
 JFLでは4試合を終えて3分け1敗と苦戦しているが、天皇杯の愛媛県代表決定戦を兼ねた愛媛県選手権大会の決勝では松山大学に7-0のゴールラッシュで圧勝し、格の違いを見せつけた。2014年以来、初戦敗退が続く天皇杯に向け、吉武監督は「ベスト16以上を目指したい」と闘志を燃やしている。

(愛媛新聞)

高知代表

高知ユナイテッドSC(2年連続2回目)

高知ユナイテッドSC(2年連続2回目)

 昨季、Jリーグを目指す高知県内の強豪クラブが統合して誕生した高知ユナイテッドSC。前回大会1回戦でV・ファーレン長崎(J2)に1―2の惜敗を喫してから比べても、戦力はアップしている。
 前身のアイゴッソ高知時代も含め、3年間指揮を執った西村昭宏氏がスーパーバイザーに就任。監督には大谷武文ヘッドコーチが昇格し、スタッフ体制はより強固になった。選手では、J通算398試合出場の斉藤大介が加入。横竹翔、菅原康太ら既存の元Jリーガーとともに、チームに安定感をもたらしている。
 県予選決勝では、昨年に続き対戦した高知大学を3―2で振り切った。昨年はセットプレーからの2発で勝ったのに比べ、3点とも流れの中から生まれたゴールで、大谷監督は「チームとして成長した部分」。主将横竹も「(攻撃では)上のレベルでも通用すると思う」と手応えを口にする。県勢4年ぶりの1回戦突破へ。気合い十分。

(高知新聞)

福岡代表

ギラヴァンツ北九州(10年連続10回目)

ギラヴァンツ北九州(10年連続10回目)

 2010年度から16年度までJ2クラブとして予選なしで天皇杯に参戦してきたが、J3に戦いの場を移した本年度は予選となった福岡県選手権決勝で九州産業大学と争い、苦戦しながらも3―2で振り切って10回目の出場を決めた。予選からの出場は「ニューウェーブ北九州」のチーム名でJFLからJ入会を目指していた09年度以来。
 決勝では引いて守る戦いをしてきた大学生チームの強固な守備ブロックを崩せず、カウンターから攻め込まれるなど、苦戦が続いた。前半を0―0で折り返すと、後半10分に右CKから先制ゴール。前半から通算6本目のCKでキッカーと戦術を変えたのが奏功した。しかし同19分、途中出場したサイドアタッカーに同点ゴールを決められ、振り出しに。16年シーズンの九州大学リーグで3位のゴール数を誇った点取り屋を阻止できなかった。この後、FKからの流れやキッカーを当初に戻してのCKで相手ゴールをこじ開けて2ゴールを加え、攻めかかる終盤の大学生の追い上げを1ゴールにとどめて勝った。
 J3リーグ戦では下位で序盤を過ごし、チーム戦術や個々のプレーの精度を整えて浮上を狙う。主将の池元友樹は「質を高めるべきことは多いが、(九産大戦での勝利を)前向きに考えたい。セットプレーからの3ゴールはリーグ戦につながる。天皇杯では高い目標を持ち、カテゴリーが上のチームに挑む」と決意を込めた。

(西日本新聞)

佐賀代表

佐賀大学(3年ぶり8回目)

佐賀大学(3年ぶり8回目)

 佐賀県大会の決勝は、社会人の強豪・川副クラブを4-1で制し、攻撃力の高さを随所に見せつけた。前半から左右のサイド攻撃を中心に試合を支配。後半、2-0から相手の攻勢を受けて1点を許したが、攻撃の手を緩めずに突き放した。
 昨夏九州大学選抜メンバーに選ばれたMF林慎太郎が攻撃のリズムをつくる。県予選1回戦でハットトリックを達成したMF松本健太郎や、2戦連続得点のMF奥裕啓にも勢いがあり、守備は中盤の選手が豊富な運動量でプレスをかけて相手の攻撃の芽を摘む。
 過去2年間、県予選決勝までたどり着きながら勝ちきれなかった先輩の悔しさもぶつける。坂元康成監督は「どんな相手にも粘り強く戦い、少ない好機をものにしたい」と意気込む。

(佐賀新聞)

長崎代表

MD長崎(2年連続2回目)

MD長崎(2年連続2回目)

 長崎県サッカーリーグ1部7連覇中の社会人チーム。メンバーは20代の会社員や公務員が多い。県選手権決勝で長崎総合科学大学に1-0で競り勝ち、2年連続2回目の出場を決めた。
 決勝のフォーメーションは4-1-4-1。先制点を挙げたFW上野周平は186cmの長身でスピードがあり、ポストプレーもうまい。突破力があるFW深町浩之、馬渡公宏、キックの精度が高いMF上田啓太、風浦大輝らが好機をつくり、連動したパス回しでゴールに迫る。
 守備はDF中原智央、有川貴裕、GK東川陸らが中心。チーム全体でプレスを掛け続けるスタイルを築いてきた。DFラインと中盤の間に位置するアンカーに福田健人を配置し、早めにピンチの芽をつむ。
 前回は初戦で当時J3の大分トリニータに敗れた。サンフレッチェ広島ユース出身で選手兼任の安武亮監督は「守備から流れをつくって1勝したい」と意気込む。

(長崎新聞)

熊本代表

熊本県教員蹴友団(3年ぶり3回目)

熊本県教員蹴友団(3年ぶり3回目)

 熊本県教員蹴友団は、県内の教員を中心に編成し部員は40人。全国大会常連の大津高校やルーテル高校出身者や元Jリーガーも在籍している。練習は週2日、1回2時間と限られるが、主将の鈴木田一喜は「少ない練習時間でも、みんなが同じ考えを共有できている」と話す。昨季から九州リーグに復帰し6位の成績を残した。チームコンセプトは「堅守速攻」。
 熊本県大会決勝では、2年連続で天皇杯に出場している東海大学熊本と対戦。前後半を通じて、猛攻を受けたが、堅い守備でブロック。持ち前のカウンターで先制し、3年ぶり3回目の天皇杯への切符を手にした。青木太監督は「持ち前の堅守速攻が、全国でどこまで通用するのか楽しみ」と意欲を燃やす。

(熊本日日新聞)

大分代表

ヴェルスパ大分(2年ぶり7回目)

ヴェルスパ大分(2年ぶり7回目)

 ヴェルスパ大分(当時HOYO大分)は2012年からJFLへ参入。地域密着型のクラブチームを目指している。
大分大会決勝では粘り強く勝ちにこだわったヴェルスパ大分がPK戦の末、新日鉄住金大分(KYUリーグ)を下し、2大会ぶりの出場を果たした。
 決勝は互いに無得点で迎えた後半、ヴェルスパ大分が同7分に待望の先制点を奪ったが直後に追い付かれた。1-1のまま延長戦でも決着は着かず、PK戦での勝負となった。相手2人目がはずし、優位に立ったヴェルスパ大分は4人連続成功で王手をかけ、最後はFW鍔田有馬が落ち着いて決めた。
 天皇杯へ向け佐野達監督は「勝つために1点でも多く得点できるように準備したい」と燃え、DF中村真人主将は「Jリーグのチームと戦うことができるチャンス。しっかりと勝ちたい」と意気込んでいる。

(大分合同新聞)

宮崎代表

宮崎産業経営大学(4年ぶり5回目)

宮崎産業経営大学(4年ぶり5回目)

 攻守の切り替えの速さと運動量の豊富さが売りのチーム。宮崎大会決勝は、Jリーグ加盟を目指すテゲバジャーロ宮崎を相手に持ち味を発揮し、3―0で勝利した。
 今季FWからDFに転向したモア徳彦、正確なキックが持ち味のMF長谷川雄志、小柄ながら抜群のスピードを誇るFW北村知也が主力。
 宮崎大会決勝は、この縦のラインが機能。モアが奪ったボールを素早く北村へつないでチャンスを作った。前半終了間際、得意の連動する動きからサイドを切り崩し、最後は北村が値千金の先制点。後半も相手が前掛かりになったところをカウンターで反撃して、完勝した。
 2011年天皇杯は、J1浦和レッズを相手に4―1で敗れた。笛真人監督は「宮崎代表として恥じない試合をする。初戦を勝って、再度Jリーグのチームと戦いたい」と意欲をみなぎらせている。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿児島ユナイテッドFC(4年連続4回目)

鹿児島ユナイテッドFC(4年連続4回目)

 鹿児島ユナイテッドFCは2016年からJ3に参戦し、初年度を5位で終えた。今季は三浦泰年新監督を迎え、攻撃的なサッカーを目指してパスワークに磨きをかける。
 素早い攻守の切り替えからのカウンターなど、昨季までの攻撃パターンは健在。昨季J3得点王のFW藤本憲明を攻撃の柱に、新加入した鹿児島出身のMF松下年宏と新主将のMF赤尾公がかじ取り役を担う。
 守備陣はベテランの上本大海、丹羽竜平が今季加わり、安定感が増した。堅守速攻だけでなく、DFからしっかりとパスを回して攻撃を組み立てる練習も重ねている。精度向上が課題だ。
 三浦監督は「J1、J2とも対戦できるチャンスがある。勝ち抜いてクラブ、チームの価値を高め、選手個人が成長する大会にしたい。プライドを持って戦う」と意気込んでいる。

(南日本新聞)

沖縄代表

FC琉球(8年連続11回目)

FC琉球(8年連続11回目)

 6年連続で同一カードとなった沖縄大会決勝では社会人チームの海邦銀行SCに6―1と大勝した。試合開始序盤で先制を許すも、すぐさま点を取り返して、さらに逆転。FW前田央樹ら今季新加入の選手の計3ゴールもあり、最後まで主導権を渡さなかった。
 短いパスをつないで攻め上がり、両サイドも幅広く使う攻撃的なサッカーが持ち味。技術の高い選手が中盤にそろう。
 就任2年目の金鍾成監督の下、「3―1で勝つサッカー」を掲げ、守備が手薄になるリスクも覚悟で攻撃時の枚数をかける。
 J3で4季目を迎え、J2昇格への期待も高まる中、天皇杯で沖縄県勢はこれまで3回戦突破ができていない。金監督は「県代表として良い試合をして結果を残したい」と意気込んでいる。

(沖縄タイムス)