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第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
 
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北海道代表

北海道教育大学岩見沢校(3年ぶり3回目)

北海道教育大学岩見沢校(3年ぶり3回目)

 全道サッカー選手権準決勝は延長戦の末、札大GPに競り勝つ粘り強さを見せ、続く決勝では4-0で北大に快勝した。
 北大との決勝は、雨でピッチ状態が悪いことを見極め、ロングパスを前線につないで攻撃を展開、序盤から試合を優位に進めた。前半にFW加藤がミドルシュートを決めて先制。後半はさらに3ゴールを挙げて圧倒した。
 布陣は4―3―3。越山監督は「縦に速くパスをつないでシュートを多く打つ、攻撃的なサッカー」を理想に掲げる。MF小泉と主将のMF奈良を中心にパスをつなぎ、スピードが持ち味のFW加藤が得点を狙う。
 27日の天皇杯1回戦では、J2千葉と対戦する。奈良主将は「難しい相手だが、自分たちのサッカーができるようにやるだけ」と力を込めた。

(北海道新聞)

青森代表

ヴァンラーレ八戸(5年連続6回目)

ヴァンラーレ八戸(5年連続6回目)

 NHK杯第69回青森県サッカー選手権大会・決勝では、八戸学院大との延長戦を制し、昨年のJFLシード枠に続き5年連続6回目の本大会を決めた。決勝戦では、前後半とも立ち上がりの決定機を逃すなど、課題の決定力不足と果敢にボールを奪いにくる八戸学院大の守備に苦戦を強いられた。1―1で迎えた延長後半2分、右サイドを突破した主将の菅井拓のクロスをMF高見がつなぎ、MF菅井慎が左足で蹴り込み勝ち越しゴールを決めた。サイド攻撃を意識したヴァンラーレ八戸がシュート数で圧倒した。
 昨季のJFL第1ステージ覇者は、今季第1ステージ5位、第2ステージでは現在11位と低迷するが、天皇杯出場を機に再起を狙う。実力のある元日本代表のDF市川、攻守に活躍するMF菅井拓、菅井慎兄弟に加え、新加入のFW村上の高い得点力に期待がかかる。「守備は安定してきた」と望月監督。「攻守ともに主導権を握るサッカー」を目指し、挑戦者として格上チームとの対戦に挑む。

(東奥日報)

岩手代表

グルージャ盛岡(9年連続10回目)

グルージャ盛岡(9年連続10回目)

  「引き締め過ぎなくらい選手を引き締めた」との神川明彦監督の言葉通り、岩手県選手権大会決勝戦は試合開始から終盤まで岩手大学を圧倒し、8得点(1失点)での快勝。9年連続10回目の天皇杯出場を決めた。
 クラブ名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」という意味で、盛岡藩藩主・南部氏の家紋「向鶴」や、盛岡名物「じゃじゃ麺」など、方言に多く含まれる「じゃ」の響きにちなんでいる。チームは今季でJ3リーグ参入3年目。リーグ7位以上と約半世紀ぶりに地元開催される「希望郷いわて国体」優勝を目標に掲げている。
 天皇杯本戦は初戦敗退が続いているが「なんとしても1回戦を突破し、ユアテックスタジアムでJ1・ベガルタ仙台と戦いたい」と神川監督は闘志を燃やす。

(岩手日報)

宮城代表

ソニー仙台FC(2年ぶり18回目)

ソニー仙台FC(2年ぶり18回目)

 第20回宮城県サッカー選手権大会の決勝で昨年苦杯をなめて10連覇を逃した仙台大を3-2で破って雪辱を果たし、県代表の座を奪還した。
 決勝では前半に3ゴールを集めて主導権を握り、スタミナで勝る仙台大の後半の反撃を2点にとどめて逃げ切った。FW内野裕太がDFラインの裏へ抜け出すスピードと体を張ったポストプレーで全得点に絡む活躍。内野と3トップを組む有間潤、秋元佑太の両FWと連動し、迫力ある攻撃を見せた。
 昨年はJFL(日本フットボールリーグ)で初の年間王者に輝いた。今季は背番号10の有間がリーグ2位の14得点を挙げるなど総得点39でリーグ3位(ともに8月7日現在)と得点力が高い。運動量を生かしてサイドに中央突破も織り交ぜた多彩な攻撃が持ち味。3バックに両サイドハーフも加わって最終ラインを固める守備も粘り強い。石川雅人監督は「相手にしっかり向かっていく姿勢をピッチの上で表現したい」と力強く話す。

(河北新報)

秋田代表

ブラウブリッツ秋田(15年連続23回目)

ブラウブリッツ秋田(15年連続23回目)

 ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は天皇杯全日本サッカー選手権秋田県予選決勝で猿田興業を5―0で破り、15年連続23回目(前身のTDK時代を含む、BB秋田では7年連続7度目)の本大会出場を決めた。
 チームは2010年にクラブチームとして産声を上げ、14年にJ3リーグに参戦した。今季は開幕から11戦負けなし、ホーム戦は13戦無敗でリーグ記録を塗り替える好発進を見せた。現在は20節を終えて8勝7分け5敗で全16チーム中6位につけている。
 クラブ名の「ブラウ」はドイツ語で「青」、「ブリッツ」は「稲妻」という意味。稲妻のように敵のゴールを切り裂くイメージで、県の魚ハタハタが雷魚とも言われることにちなんだ。
 昨年の本大会は2回戦で新潟に0―4で敗れている。合言葉である「全員力」で勝利をつかみ取り、県民に夢と希望を与えたい。

(秋田魁新報)

山形代表

山形大学(6年ぶり5回目)

山形大学(6年ぶり5回目)

 山形大学体育会は、同大医学部との「山形大対決」となった決勝を3―1で制し、6年ぶり5度目の優勝を飾った。
 速攻中心だった戦術を改め、昨秋からの新チームではポゼッション(ボール保持)を高めて指導権を握るサッカーを目指す。基本フォーメーションは4―4―2で、ダブルボランチの柳橋一翔と古内秀明が攻守の中心。決勝はセカンドボールへの高い意識を保ち続け、昨年の大会で0―6と大敗した医学部に雪辱を果たした。監督と主将を兼務する柳橋は「(医学部は)目標としてきた素晴らしいチーム。押し込まれた中でも全員が体を張って守った」と胸を張った。
 1回戦の対戦相手はJ2・横浜FC。高校時代を含め全国大会出場経験のないメンバーが多数を占めているが、攻撃の核となるFW橋本季樹は「出せる力を全部出す」。柳橋は「圧倒的に挑戦者の立場だが、相手に隙もあるはずだ。山形代表として勝利を狙う」と意気込む。

(山形新聞)

福島代表

福島ユナイテッドFC(9年連続9回目)

福島ユナイテッドFC(9年連続9回目)

 福島ユナイテッドFCは、2014年からJ3へ参入。栗原圭介監督のもと福島県唯一のプロサッカーチームとして戦っている。
 チーム名は、「UNITED=ひとつになる」の意味に由来し、チーム・選手・スタッフ・サポーターが“ひとつ”になって活動していく、福島が“ひとつ”になって福島の発展・活性化のために活動していくことを目指している。
 第21回福島県サッカー選手権大会決勝では、今年2月に結成し、公式戦21連勝と勢いに乗るいわきFCと対戦。延長戦までもつれる激闘のすえ、王者の底力を見せつけ、本大会9連覇、9年連続で天皇杯への切符を手にした。決勝点を挙げたFW樋口寛規は「点を取るのが仕事。自分の役割は分かっている。天皇杯はJ1クラブとも対戦できる楽しみな大会。一戦一戦集中したい」と上位進出を目標に意気込む。福島ユナイテッドFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。

(福島民報)

茨城代表

筑波大学(2年ぶり29回目)

筑波大学(2年ぶり29回目)

 茨城県予選決勝で同じ県内の強豪・流通経済大をPK戦の末に下し、2年ぶりに出場を決めた。昨季は関東大学リーグ2部に降格も、1年で1部に復帰。2年生主体の若いチームで、天皇杯をきっかけにさらなるレベルアップを目指す。
 素早いパスワークが持ち味だが、状況に応じてロングボール1本で局面を打開するなど、多彩な攻撃が可能。かじ取り役はU―19(19歳以下)日本代表候補の鈴木徳真(2年)。状況判断に優れ、足元の技術も高い。センターバックは鈴木大誠と小笠原佳祐の2年生コンビ。昨年から試合に出場しており、連係は日々向上している。FWの中野誠也(3年)は裏への飛び出しや、強烈なミドルシュートを武器に、今大会の予選で2試合連続ハットトリックを達成。決定力は抜群だ。1回戦はJ2首位の北海道コンサドーレ札幌に挑む。中野は「勝利を目指して戦う」と意気込む。

(茨城新聞)

栃木代表

栃木ウーヴァFC(4年連続8回目)

栃木ウーヴァFC(4年連続8回目)

 第21回栃木県サッカー選手権大会では、準決勝で作新大を3―0と圧倒。決勝は7年連続でヴェルフェたかはら那須との対戦となったが、2―1と競り勝ち4年連続の本大会出場を決めた。
 決勝ではJ3の栃木SCを破り勢いに乗る相手に対し、試合開始直後の前半5分にFW若林学が先制ゴールを挙げる。後半に守備のミスから同点に追いつかれたものの、直後にMF内山俊彦が持ち前のドリブルで相手ゴール前に切り込み、勝ち越し点を挙げた。
チーム初の外部監督として堺陽二監督を招へいし、新体制で迎えた今季だったが、現在リーグ戦15位と低迷している。リーグワーストの失点数を喫している守備は課題だが、攻撃陣は上昇の気配を伺わせる。2試合連続で先制ゴールを決めたチーム最年長のベテラン・若林には決定力があり、ゴールへの意識が強いチーム最年少のFW宮下周歩、準決勝でセットプレーから2得点を挙げたMF岡本洵らが台頭。ベテランと若手が刺激し合う。

(下野新聞)

群馬代表

ザスパ草津チャレンジャーズ(3年ぶり2回目)

ザスパ草津チャレンジャーズ(3年ぶり2回目)

 J2ザスパクサツ群馬の下部組織にあたり、選手は草津温泉のホテルや飲食店で働きながらトップチーム昇格を目指して練習を積んでいる。時には草津名物「湯もみ」のショーにも登場する地域密着型のチーム。2014年の全国クラブチーム選手権で優勝、昨年は昇格1年目の群馬リーグ1部で優勝するなど、近年好成績を挙げている。
 天皇杯予選を兼ねた群馬県サッカー協会長杯大会は準々決勝から全て1―0で勝ち上がり、運動量を生かした堅守で栄冠をつかんだ。決勝は3連覇を狙った関東リーグ1部のtonan前橋と対戦。序盤こそ硬さが目立ったものの、4-3-3のシステムで相手をかき回し、3トップの両翼を替えた延長後半に攻勢を強めて決勝ゴールを奪った。
 注目選手は加入6年目のベテランFW吹田諒。小柄だが、精度の高いドリブルが持ち味のセンターフォワードで、敵陣に切り込んでゴールを狙う。トップ下の平山起光も突破力がある。

(上毛新聞)

埼玉代表

東京国際大学(2年連続4回目)

東京国際大学(2年連続4回目)

 埼玉県予選決勝では兄弟チームのTIUに3-1で快勝し、トップチームの意地を示した。前回の本大会は初戦でジェフ千葉(J2)に0-3で完敗した。それだけに元日本代表の前田監督は「Jのチームと対戦したら、相手をいじめられるようなチームになりたい」とジャイアント・キリング実現へ意気込みを語った。
 2、3年生が中心のチームはテクニックのある選手がそろい、パスサッカーが軸の攻撃サッカーを展開する。
 今季、関東大学リーグ2部前期は2位。ナイジェリア人の父を持つエース町田は、11試合で9得点をマークしランキング1位を走る。身長172センチながら空中戦に強く、裏に抜けるスピードも抜群。加えて、シュート15本で9ゴールという決定力の高さは秀逸だ。
 コンビを組む進はトップ下としての役割も担い、攻撃にリズムをつくる。守備はセンターバックの楠本を軸に堅実だ。

(埼玉新聞)

千葉代表

VONDS市原FC(初出場)

VONDS市原FC(初出場)

 関東1部リーグに所属。第21回千葉県サッカー選手権大会の決勝で、JFLのブリオベッカ浦安を2―0で破った。
 決勝の相手は所属カテゴリーで格上だったが、守備一辺倒にならず果敢に挑戦。統率の取れた守備から、サイド攻撃を展開して試合を優位に進めた。前半39分にFKのこぼれ球をFW柏瀬暁が蹴り込んで先制すると、後半12分に狙い通りにスルーパスに抜け出した柏瀬が再び決めて追加点を挙げた。しっかりとボールを保持してシュート数でも21―10と圧倒し、快勝だった。
 Jリーグ清水エスパルスなどを率いたゼムノビッチ・ズドラブコ監督が今季から就任し、Jリーグ経験者も在籍する。かつてジェフユナイテッド千葉でプレーし、主将を務めるDF藤本修司は「ハードワークして、1対1の局面で負けないようにやっていきたい」と、J2東京ヴェルディとの1回戦を見据えている。

(千葉日報)

東京代表

早稲田大学(19年ぶり28回目)

早稲田大学(19年ぶり28回目)

 東京都サッカートーナメントの決勝で、明治学院大学に2-1で逆転勝ちし、1997年以来、28回目の天皇杯出場を決めた。
 準決勝は、Jリーグ入りを目指す日本フットボールリーグ(JFL)の東京武蔵野シティFCを相手に延長PK戦を制した。決勝では、前半は得点機を作りながらもゴールが決まらず、ロスタイムにFKから失点。だが後半14分の相手DFの退場を機に、ゴール正面で得たFKをMF相馬勇紀が直接決めて同点。後半25分、左からの折り返しをフリーのFW中山雄希が決めた。
 1924年の創部以来、数々の日本代表選手を輩出してきた大学サッカー界の雄。天皇杯は第46回大会など過去4度の優勝を誇る。「最後の学生チャンピオンという意地がある。学生たちにも、早稲田の歴史を背負って戦っていこうと伝えてきた」と古賀聡監督。「一千一戦が勝負。より厳しい試合ができるということに喜びを感じたい」と意気込む。

(東京新聞)

神奈川代表

神奈川大学(10年ぶり3回目)

神奈川大学(10年ぶり3回目)

 神奈川県サッカー選手権大会準決勝でJ3のYSCCに2―1で競り勝つと、決勝では関東リーグ1部の横浜猛蹴を相手にシュート数で9対2と圧倒し、3得点を奪って完勝。10年ぶりに本大会への切符をつかみ取った。
 攻撃の軸は来季J2ファジアーノ岡山への入団が内定しているMF武田将平。決勝は累積警告で出場停止だったが、左足から繰り出される正確なキックが武器で、力強いボール奪取から前線へ攻撃のスイッチとなる縦パスを入れる。就任3年目の長谷川大監督はハードワークをベースにしたアグレッシブなサッカーを追求しており、素早い攻守の切り替えもチームに浸透している。
 初戦の相手はJ2のFC町田ゼルビア。指揮官は「ひるまず、自分たちの強みがどれだけ通用するかにチャレンジしていきたい」と抱負を語っている。

(神奈川新聞)

山梨代表

山梨学院大学オリオンズ(4年ぶり2回目)

山梨学院大学オリオンズ(4年ぶり2回目)

 山梨学院大学オリオンズは同大サッカー部における「3番手」のチーム。山梨県社会人リーグに所属する。県予選の決勝では同大サッカー部「2番手」のペガサスに1―0で勝利し、4年ぶり2回目の出場を決めた。
 4―4―2が基本システムで、山下侑沙貴、小野寺元の2トップをターゲットにした、縦に速い攻撃が特徴。左サイドハーフにはスピードに乗った突破が武器の五百蔵(いおろい)準が入り、攻撃の起点となる。県予選では4試合のうち3試合が無失点。素早い攻守の切り替えが身上で、最終ラインでは新海貴輝、永野博之の両センターバックが守備陣を引っ張る。
 武井雅之監督は「オリオンズだけでも30人以上の選手がいる。試合に出られない選手の思いを全員で背負って戦いたい」と話す。攻守とも果敢に攻めるサッカーで初戦突破を狙う。

(山梨日日新聞)

長野代表

AC長野パルセイロ(5年連続6回目)

AC長野パルセイロ(5年連続6回目)

 PK戦の末、辛くも長野県代表の座を勝ち取った。長野県選手権大会決勝で松本大に延長戦を終えて1―1と粘られたが、最後に勝負強さを発揮。2年連続5度目の同大会優勝を果たした。
 特別シードとして決勝から登場。前半8分、宇野沢祐次がヘディングの落としを蹴り込んで先制。しかし、32分にPKを決められ同点になった。その後は両チーム無得点。PK戦は7人目の有永一生が成功させ決着した。
 J3リーグで3季目を戦っている。J3創設年の2014年は2位となり、J2・J3入れ替え戦でカマタマーレ讃岐に敗れた。15年は3位。
 今季はアビスパ福岡コーチだった三浦文丈氏が監督に就任。J2昇格を目標に据え、主に球際での激しさを選手に求めている。天皇杯出場は5年連続で、前身の長野エルザSC時代を含め6度目。三浦監督は「一つでも上へ勝ち上がりたい」と意欲を示す。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

新潟医療福祉大学(初出場)

新潟医療福祉大学(初出場)

 新潟県サッカー選手権大会準決勝で昨年覇者のJAPANサッカーカレッジを1―0で破り、初めて臨んだ決勝では5―2で新潟経営大を圧倒。近年、力を付けている創部12年目のチームが初の天皇杯に挑む。 
メンバーは1、2年生が中心。かつて強豪・桐光学園(神奈川)を率いた佐熊裕和氏が監督就任3年目で、県外からも力のある選手が集まる。前線から圧力をかける「全員守備」を心がけ、意図的に奪ったボールをカウンターへつなげたり、最終ラインからつないで中央やサイドを崩したりと、ゴールに迫る形は多彩。運動量が豊富な右サイドバックの池田友樹は積極的に攻撃参加し、FW林純平はゴール前で高い決定力を誇る。さらに佐熊監督が「秘密兵器」と話す1年のFW矢村健も、活躍が期待される。
 J1アルビレックス新潟の専用練習場の隣のピッチで練習し、今季からは元日本代表DF茶野隆行氏がコーチを務める。プロを志す若い芽が、プロにどこまで迫れるか。

(新潟日報)

静岡代表

Honda FC(6年ぶり36回目)

Honda FC(6年ぶり36回目)

 4年連続で同じカードとなった静岡大会決勝でJ3藤枝MYFCを延長戦の末に3-2で破り、6年ぶり36回目の出場を果たした。
 決勝ではボール保持からペースをつかむ従来のスタイルに加え、堅い守備から仕掛けたカウンターが光った。後半にPKで追い付き、延長では動きが鈍った相手守備の隙を突き、途中出場のFW宮内啓汰が決勝ゴールを決めた。炎天下で無理せずに体力を温存し、後半勝負に懸けた井幡博康監督の采配も的中した。
 5年間、はね返されていた県大会の壁を乗り越え、監督やイレブンの士気も高まる。井幡監督は「ボールを握って、Jチームの選手と駆け引きできるゲームを」と意欲を燃やす。宮内も「企業チームでもやれるところを見せたい」と全国舞台での飛躍を誓っている。

(静岡新聞)

愛知代表

東海学園大学(初出場)

東海学園大学(初出場)

 天皇杯初出場のチーム。出場を決める第21回愛知県サッカー選手権大会の準決勝は、4-0で圧勝。決勝では、昨年の天皇杯出場チームFCマルヤス岡崎と対戦した。ポジションにこだわらず、全員で攻めて全員で守るチーム。持ち味の攻撃力を活かし、前半に3点を挙げて突き放した。後半は1点を返されたが、試合終了間際にさらに1点を追加。堂々の初出場を決めた。攻撃の要となるのは、馬力がありハードワークができる主将のFW畑潤基選手。東海学生リーグでは今年4月から7月までの9試合で19得点、総理大臣杯でも2試合で2得点を挙げた。安原成泰監督は「愛知のチームは切磋琢磨していっている。こういうチームがあるとインパクトを残したい」と意気込む。

(中日新聞)

岐阜代表

FC岐阜SECOND(2年連続8回目)

FC岐阜SECOND(2年連続8回目)

 岐阜県サッカー選手権大会準決勝を2-0で勝ち上がると、決勝でN・K可児を6-1で破り2年連続の本大会出場を決めた。
 決勝では前半23分に先制すると前半だけで3得点。後半は途中出場の渡辺一也が後半だけで3得点を挙げハットトリックを達成。ピッチを広く使い、一気に攻め上がるスピード感あふれる得意の攻撃を見せた。
 注目選手はFWのレオナルド。右膝の故障から復帰し、攻撃面で裏に飛び出す動きに加え、守備力も高く万能的な活躍を見せる。主将の木田稔彦は守備の要。対人にも空中戦にも強く、持ち前のリーダーシップでチームを統率する。
 昨年は初戦でJ2ザスパクサツ群馬を破った。ラモス瑠偉氏の長男であるラモス・ファビアノ監督は「挑戦者の気持ちを持って臨む。思い切りぶつかって、強いチームを倒したい」と今年も波乱を起こすことを狙う

(岐阜新聞)

三重代表

鈴鹿アンリミテッドFC(4年ぶり3回目)

鈴鹿アンリミテッドFC(4年ぶり3回目)

 第21回三重県サッカー選手権大会準決勝で皇学館大を3-0で破り、決勝ではヴィアティン三重に1点を先行されるも、後半に3点を奪って逆転。ヴィアティンには2年前の決勝で逆転負けを喫していたが、今大会で雪辱を果たし、4年ぶり3回目の天皇杯出場を決めた。
 チームのモットーは「ハードワークと玉際に厳しくプレー」すること。練習からテンポとリズムのよいパス回しとコンビネーションの精度の向上を心掛け、豊富な運動量で相手を圧倒する。
 注目選手は決勝で決勝点を上げたFW北野純也やMF小澤司らだが、天皇杯では彼らに限らずすべての選手のよさが出るような戦いを目指す。監督は「天皇杯では、新しい発見を目指してチャレンジしていきたい」と意気込みを語っている。

(中日新聞)

富山代表

カターレ富山(2年ぶり8回目)

カターレ富山(2年ぶり8回目)

 2年ぶりに天皇杯に挑む。昨年は切符を懸けた富山県サッカー選手権決勝で社会人チームの富山新庄クラブに敗れる屈辱を味わい、出場できなかった。今年は同じ富山新庄クラブに延長戦の末、1対0で勝利。ゴール前を固めた相手の守備に苦しめられたが、MF脇本の豪快なミドルシュートで雪辱を果たした。
 今季は三浦泰年新監督の下、最終ラインからパスをつなぎ、得点を狙うスタイルが定着している。ボール保持率やゴール前のチャンスは昨年と比べて確実に増えており、リーグ戦では4位とJ2昇格を狙える位置につける。
 DF代、MF衛藤、FW萱沼ら各ポジションの新戦力が機能し、魅力的なサッカーを展開する一方、課題は決定力だろう。リーグ戦で4得点と波に乗り切れないエースストライカーのFW苔口が決めるべきところで決め、チームを勢いづけたい。
 1回戦は新潟医療福祉大学と対戦する。三浦泰年監督は「天皇杯は難しい戦いになる。ぶれずに最後までゴールに向かう姿勢を次も見せなければならない」と気を引き締めている。

(北日本新聞)

石川代表

北陸大学(2年連続2回目)

北陸大学(2年連続2回目)

 石川県サッカー選手権大会決勝は2年連続で北陸大学サッカー部2軍に当たる「FC北陸」と対戦、1軍の意地を見せ、1―0で「兄弟対決」を制し、昨年に続き2度目の天皇杯切符をつかんだ。
 チームは元日本代表DFの越田剛史氏が総監督、元水戸ホーリーホックMFの西川周吾氏が監督を務め、北信越大学リーグ1部を3連覇中。県大会決勝で千金弾を放ったMF武井謙介、FWの小畑賄人、川俣将太らが攻撃の要となり得点機を演出し、守備ではGK谷垣大輔の好セーブが光る。
 昨年の天皇杯初戦では、今年J1復帰を果たしたジュビロ磐田と対戦し0―1で惜敗。今大会はJ3・AC長野パルセイロと1回戦を戦う。
 主将の武井は「負ければ記憶にも何にも残らない。Jのチームだからと、挑戦者の気持ちで戦う気はない。勝ち進んで北陸大の名を全国に広める」と闘志を燃やしている。

(北國新聞)

福井代表

サウルコス福井(5年連続8回目)

サウルコス福井(5年連続8回目)

 福井県サッカー選手権の決勝で同じ北信越リーグ1部の坂井フェニックスを2―0で下し、5年連続8回目の天皇杯出場を決めた。
 堅守速攻を旗印に、全員が守備の意識を高く持っている。前線からの鋭い寄せと球際の強さで粘り強くボールを奪い、カウンター攻撃につなげる。攻守の切り替えが素早く、DF川邊を中心に最終ラインも安定している。
 攻撃の柱は、前J2長崎のエースFW松尾だ。得点感覚とシュート技術に優れ、今季の北信越リーグ1部でハットトリックを4度達成。県選手権の決勝では、強烈な先制シュートを決めるなど2得点を挙げた。右サイドバックの木村は、精度の高いクロスやCKでチャンスを演出する。
 1回戦の相手はJ2金沢。石田監督は「JFL(日本フットボールリーグ)に昇格するために、強いチームと1試合でも多く試合がしたい」と意気込む。金沢戦は昇格への試金石となる。

(福井新聞)

滋賀代表

MIOびわこ滋賀(2年連続5回目)

MIOびわこ滋賀(2年連続5回目)

 滋賀県サッカー選手権大会の決勝では、総理大臣杯全日本大学トーナメント8強入りしたびわこ成蹊スポーツ大に4-2で逆転勝ち。2年連続5回目の本大会出場を決めた。
 今季からJFL通算3度の優勝経験を誇り、J1・ガンバ大阪強化担当だった中口雅史監督が就任した。「全員攻撃、全員守備」をモットーに、11人が連動した素早い動きで主導権を握るサッカーを目指す。
注目選手は地元出身のFW坂本一輝。高いシュート技術やDF裏に抜け出すスピードを武器に、今季はこれまで10得点を挙げ、リーグ得点ランク4位に入る。
 天皇杯での目標は、Jクラブからの勝利。昨年は2回戦で横浜F・マリノスに敗れたが、豪雨中断を経て再開試合で延長までもつれる熱戦を演じた。主将のDF石間寛人は「どこが相手でもチャレンジャー精神を持って戦う」と力を込める。

(京都新聞)

京都代表

京都産業大学(2年ぶり5回目)

京都産業大学(2年ぶり5回目)

 京都選手権決勝の相手は、同じ関西学生リーグのライバル・立命大。夏の総理大臣杯全日本大学トーナメントで8強入りした難敵に前半2点を許したが、後半にFKとPKで追いつく執念を見せた。延長戦も運動量は衰えず、PK戦を制して2年ぶり5度目の出場権を得た。
 ハードワークを武器に、縦に速い攻撃を仕掛ける。夏の遠征で砂浜を走り込んで強みを磨き、決勝でもその粘り強さを発揮した。PK戦でも活躍したGK射庭は守備範囲が広く、ボランチの前田主将は高い守備力にミドル弾も併せ持つ。決勝の先発は半数が1、2年生で、控えも1年ばかりとフレッシュなチームだ。 
 前回出場した天皇杯は初戦敗退。目標とするJクラブとの対戦に届かなかった。前田は「自分たちは弱いと思って戦う」とし、古井監督は「捨て身で行く。思い切って自分たちのサッカーができれば」と挑戦者の精神で臨む。

(京都新聞)

大阪代表

関西大学(3年ぶり16回目)

関西大学(3年ぶり16回目)

大阪サッカー選手権大会で3連覇を狙ったJFLのFC大阪を2-0で下し、3年ぶり16度目の天皇杯出場を果たした。同選手権決勝では試合開始から「全員がハードワークできてみんなが集中できていた」(MF石井光輝主将)と、前線からのプレスによるボール奪取で主導権を握った。
元ガンバ大阪などJリーグでプレーし、今季就任したOBの前田雅文監督のもと、231名の部員が一丸となり、「全員サッカーで日本一」を目指す。元日本代表GKの前川和也氏の息子で、来季ヴィッセル神戸へ加入内定の2015年ユニバーシアード日本代表GKの前川黛也や、石井、FW竹下玲王、加賀山などタレントがそろい、全員がハードワークできるところが強みだ。今季は関西学生選手権を制したが、総理大臣杯では準優勝した順天堂大学に2回戦で0-2と敗戦。その悔しさも糧に天皇杯に臨む。1回戦はJ2の清水エスパルスと強豪相手だが、「Jリーグの選手たちに思い切ってぶつかって、できることをしっかりやっていきたい。もちろん、やるからには勝ちたいと思ってますし、まずは1勝を目指して一戦一戦やっていきたい」(前田監督)と初戦突破を誓う。

(フリーライター 尾崎ルミ)

兵庫代表

バンディオンセ加古川(8年ぶり7回目)

バンディオンセ加古川(8年ぶり7回目)

 兵庫県サッカー選手権の決勝は、甲南大を3―2で下した。背番号10の鈴木が全得点に絡む活躍を見せ、粘る相手を振り切った。
 引いて守る戦術を徹底する分、ボールを保持して攻める時間は少ない。セットプレーが得点源で、正確なキックを操る鈴木が起点となる。決勝では鈴木がFKで空中戦に強い日向の頭に合わせて先制ゴールを決めると、後半には直接FKを決めて2点目を挙げた。一方、スタミナに課題を残し、足が止まった終盤に相次いで2失点した。冷や汗をかく展開に、橋本監督は「体力面も精神面もまだまだ物足りない」と奮起を促す。
 プロチームだった2008年まで兵庫県サッカー選手権を5連覇したが、資金難によりアマチュアになってからは頂点が遠かった。鈴木は「頑張っていることを加古川の人に知ってもらいたい」と活躍を誓う。

(神戸新聞)

奈良代表

奈良クラブ(8年連続8回目)

奈良クラブ(8年連続8回目)

 昨年と同じ顔合わせとなった奈良県サッカー選手権大会決勝で、奈良クラブが4―0で天理大を下して8度目の優勝を果たした。
 試合はフリーキックから得点を奪い、得意のサイド攻撃から2得点。さらにペナルティエリアの外からミドルシュートを決め、多彩な攻めで4点を奪い格の違いを見せつけた。 最終ラインから丁寧にボールをつなぎ、一瞬のスキを突いて得点を重ね、昨年よりもバージョンアップしたチーム力を見せつけた。
後半は暑さのためか、パスの精度が落ちて得点のチャンスを逃したが、守備陣は天理大につけ入るスキを与えず完封した。 
 ことしはJFLで苦戦しているが、移籍してきた選手の能力は高く、既存の選手たちと噛み合えばJ3参入もそう遠くない。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山(8年連続8回目)

アルテリーヴォ和歌山(8年連続8回目)

 昨季から今季にかけて約半数の選手が入れ替わり、就任2年目を迎える坂元要介監督は「昨季と比べて、まだ6割くらい」と現状を語る。連係面が発展途上な一方、走れる選手が増えたことで前線からプレッシャーを仕掛ける場面は増加。関西1部リーグでは首位を快走し、目標であるJFL昇格へ歩みを進めている。
 チームの軸となるのはトップ下で好機に絡むMF白方淳也や、中盤の底からパスを供給するMF高瀬龍舞。FW澤野康介もリーグ戦11試合で10得点を挙げている。また、左サイドから攻撃参加を繰り出すDF鈴木翼は、1回戦の対戦相手となるモンテディオ山形の育成組織出身。「和歌山で試合に出続けて成長した姿を、山形のサポーターに見てもらいたい」と古巣対戦を心待ちにしている。
 8年連続8回目となる本大会出場。Jクラブとの対戦に向けて坂元監督は「器用なチームではないので、やってきたことがどれだけ通用するのか。思いっ切りやりたい」。主将の白方も「いい試合をして、和歌山県内だけでなく全国的にもアルテリーヴォの知名度を上げたい」と意気込む。

(フリーライター 雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取(17年連続19回目)

ガイナーレ鳥取(17年連続19回目)

 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグ参入しました。全国最少人口県で人と人との繋がり、機動力、結束力を武器に「強小」を掲げて小さくても強いスポーツ組織を目指しています。
 2016シーズンのスローガンは「強小八年 闘昇」常に戦い、上昇する気持ちを忘れず、スポンサー、サポーター、地域の皆様と一丸となり、強い意志で突き進

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC(2年連続3回目)

松江シティFC(2年連続3回目)

 2年連続3回目の出場。島根県選手権の準決勝、決勝の2試合はともに細かくパスをつないで主導権を握り、中国リーグ3連覇を目指すクラブの力を見せつけた。
 中国リーグ9試合10得点のFW金村賢志郎が後半途中出場の「切り札」。県選手権も2試合3得点と存在感を発揮した。前線で当たり負けしない体の強さとキープ力がある。
 安定感のある守備はGK船川航司朗、センターバック砂川太志、ボランチ田平謙が中心。素早い攻守の切り替えから、左サイドバック平林卓也、右サイドハーフ谷尾駿が起点となり相手ゴールへ迫る。
 今季から元日本代表MFで、J1名古屋グランパスでも指揮した田中孝司監督が就任。少ないボールタッチでつなぐポゼッションサッカーの完成度は高まりつつある。

(山陰中央新報)

岡山代表

ファジアーノ岡山ネクスト(6年連続6回目)

ファジアーノ岡山ネクスト(6年連続6回目)

 岡山県代表決定戦の決勝で、環太平洋大を3-0で退け、6年連続6回目の本大会出場を決めた。
 決勝は中盤をコンパクトに保ちながら、連動した守備とスピードに乗った攻撃で大学生チームを圧倒。前半18分にMF千布一輝が先制点、同34分はFW藤岡浩介がネットを揺らすなど、好機を確実に得点に結び付け、危なげなく勝利を手にした。
 「育成型クラブ」の理想を掲げるJ2ファジアーノ岡山のセカンドチーム。2009年に結成され、20歳前後の若手を中心に実戦経験を積んできた。現在、所属する日本フットボールリーグ(JFL)では、豊富な運動量と素早い攻守の切り替えをベースに最後まで諦めず走り続けるスタイルを追求している。
 今季限りでチームの活動は終了することが決まっており、今回が最後の天皇杯出場となる。主将のMF寄特直人は「自分たちに失うものは何もない。全力をぶつけるだけ」と1回戦のJ3ガイナーレ鳥取戦に意欲を見せる。

(山陽新聞)

広島代表

SRC広島(2年ぶり3回目)

SRC広島(2年ぶり3回目)

 前身は1953年に教員を中心に創立した広島教員クラブ。今季就任した広田将久監督の下、課題だった守備を整備して2年ぶり3度目の出場をつかんだ。
 「外から見ていて、約束事がないように感じた」(広田監督)という守備は、全体のバランスやカバーの優先度を意識させることで改善。センターバック松岡祐介を中心に堅い守りを取り戻し、中国サッカーリーグで2位につける。
元J1サンフレッチェ広島の篠原聖主将が攻守の要。篠原とダブルボランチを組む吉木健一は、失点の芽を摘むカバーリングを得意とする。サイド攻撃が軸だが、横井恵一や山田帆久斗ら攻撃陣は俊足で、押し込まれる展開ではカウンター攻撃に集中するなど、臨機応変に対応できる。
 2年前は一回戦敗退。初戦でJ2愛媛FCに挑む今大会は、前から積極的にボールを奪いに行く「攻める」守備で、勝利を目指す。

(中国新聞)

山口代表

徳山大学(2年ぶり8回目)

徳山大学(2年ぶり8回目)

 7年連続で進んだ山口県選手権の決勝で、山口合同ガスを4-2で下し、2年ぶり8回目の天皇杯出場をつかみ取った。
 決勝では序盤からボールを支配しながら、ゴール前を固めた相手に苦戦。一時逆転を許す展開となったが、最後まで足を止めなかった。後半37分、MF西浦李央選手が中央でボールを受け、ペナルティーエリアの外で右足を振り抜いて同点。2分後には中央でのパス回しから、MF秋吉浩輔選手がシュートを決めて勝ち越した。
 「全員攻撃、全員守備」を掲げる。豊富な運動量で細かくボールを回し、連動した守備で球際の強さも見せる。県選手権では、3試合で17得点と攻撃力が光った。8得点したエース秋吉選手に加え、いずれもFWの酒井達磨選手、藤田昴斗選手たち個の力で打開できる選手が前線にそろう。
天皇杯1回戦ではJ2松本山雅FCと対戦する。中村重和監督は「チャレンジャーの気持ちで120%の力を出す」と意気込む。

(中国新聞)

徳島代表

FC徳島セレステ(初出場)

FC徳島セレステ(初出場)

徳島県代表決定戦で県選手権王者のイエローモンキーズに3-0で完勝した。今春、新スポンサーの下でJリーグ経験者を迎え、チームの顔ぶれを一新。戦力は飛躍的に向上した。
 フォーメーションは4-5-1。視野の広い司令塔の尾形が攻撃の起点だ。左右にダイナミックに展開し、突破力とシュート力がある田處、位置取りのうまい大西、チーム一の快足森本らが好機をつくる。
 守備では、J2徳島ヴォルティスのほか海外でもプレー経験が豊富な石川をボランチに配置。最終ラインの手前で早めにピンチの芽を摘む。もう1人の要は身長178センチの木下。高さと強さを兼ね備え、1対1の競り合いに絶対的な自信を持つ。
 チーム再編から日が浅く、有力選手が集まったとはいえ、連係は未熟。今季3年ぶりに参戦した四国リーグでは下位に低迷する。勝利への渇望感を原動力に、本大会での飛躍を期す。

(徳島新聞)

香川代表

アルヴェリオ高松(初出場)

アルヴェリオ高松(初出場)

 2002年に結成された社会人チーム。香川県選手権大会は準決勝、決勝と大学生チームを連破、3度目の決勝進出で悲願の初出場を決めた。
 今年6月中旬に基本布陣を4―4―2から、献身的に前線から重圧を掛ける斎藤を1トップに据える4―1―4―1に変更したことが奏功。選手同士の距離感がよくなり、攻守の歯車がかみ合った。
最大の持ち味は県大会3試合で、1失点の堅守。準決勝はスコアレスで迎えたPK戦を制し、決勝も延長前半に挙げた1点を守り切った。高さとスピードのある武田が守りの柱で、GK橋口は的確なコーチングが光る。
 攻撃はMF竹谷とDF増田の連係がいい右サイドから好機をつくる形のほか、セットプレーも得点源の一つ。初出場を決めた決勝ゴールは、CKからMF田栗が頭で合わせた。
1回戦の相手はJ2のセレッソ大阪。苦戦は否めないが、柿本監督は「自分たちのプレーをどれだけ表現できるか、しっかりチャレンジしたい」と話す。

(四国新聞)

愛媛代表

FC今治(8年連続8回目)

FC今治(8年連続8回目)

 将来のJ1優勝を掲げるFC今治。元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーに就任して2年目の今季はU―17(17歳以下)の日本代表監督も経験した吉武博文監督が指揮をとる。
 チームはテンポの速いパスを回して前線にボールを送り、終始攻め続ける。ボールの保持率も高く、全員が裏に抜ける動きでスペースをつくり出す意識を共有している。攻撃、守備でも数的に有利な状況をつくって戦う。
 所属する四国リーグでは大量得点で勝利するゲームが多いが、松山大との愛媛県大会決勝は最終盤まで0―0。後半ロスタイム残り1分、右サイドバック片岡が後列から走り込んで、MF上村のクロスに頭で合わせて決勝点を挙げ、深く守る相手守備を崩して勝ちきる強さを見せた。
 日本フットボールリーグ昇格を目指して戦う四国リーグでは、開幕から無傷の11連勝中。天皇杯本戦でのJクラブとの対戦は実力を試す絶好の機会とし、吉武監督は「こちらは挑戦者。真剣勝負でやってきたことを試す」と闘志を燃やしている。

(愛媛新聞)

高知代表

高知ユナイテッドSC(初出場)

高知ユナイテッドSC(初出場)

 「高知からJリーグを」を合言葉に、今年1月、高知県内の強豪2クラブが統合して誕生。天皇杯県予選では、13連覇中の高知大を2―1で破って初優勝を果たした。
 4・3・3で、ショートパスから主導権を握るスタイル。核となるのは元Jリーガーの主将横竹と元Kリーガーのオン。2人とも高精度のパスを操り、攻撃の指揮を操る。
 横竹はアンカーの役割も果たし、守備に安定をもたらす。オンはプレースキッカーも務め、県予選決勝では決勝点をアシストするコーナーキックを蹴った。
 前線にはスピード豊かな選手が揃い、ポジションチェンジを繰り返しながらDFラインの裏を狙う。両ワイドが中に絞る傾向が強いことから、SBの攻撃参加も重要だ。
 監督は、元日本代表選手でセレッソ大阪などでも指揮を執った西村昭宏氏。目標とするJチームを相手にどこまでやれるか、注目したい。

(高知新聞)

福岡代表

福岡大学(6年連続31回目)

福岡大学(6年連続31回目)

 永井謙佑(J1名古屋グランパス)らJリーガーを多く輩出する伝統校。福岡県選手権大会の決勝で九州共立大を破り、6年連続31回目の出場を決めた。
堅守速攻のチームを昨年J1鳥栖の特別指定選手だったDF中島大貴(4年・筑陽学園)とGK永石拓海(3年・高川学園)が束ねる。190センチの中島は空中戦が得意。永石は守備範囲の広さとセービングに自信がある。
 攻撃陣では有望な1年生が多い。FW前田翔吾は1998年度大会で横浜フリューゲルスの一員として優勝した前田浩二氏の長男。父と同じ鹿児島実高出身で、190センチの長身を生かしたポストプレーが持ち味だ。同高出身のFW大下翔やFW梅田魁人(高川学園)も能力は高い。
 今年は主力のけがに泣かされてきたが、乾真寛監督は「ベストメンバーを組めれば面白い」と期待する。2009年度にJ2水戸ホーリーホックを、11年度にはJ1大宮アルディージャを撃破。初戦でJ2ギラヴァンツ北九州に挑む今年も“金星”を狙う。

(北海道新聞)

佐賀代表

FC.TOSU(初出場)

FC.TOSU(初出場)

 佐賀県大会1回戦でACミタンを5―1で破り、決勝では2年ぶりの王座奪還を狙った佐賀大の猛攻をしのぎきってPK戦を制した。
 決勝では積極的に攻撃を仕掛けてくる佐賀大に対して、GK松岡を中心に粘り強く守った。25本のシュートを浴びたが、守備陣が懸命に体を張ってシュートコースを限定し、ゴールネットを割らせなかった。PK戦では、松岡が相手シュートを2本続けて阻止し、4人が決めて初の栄冠をもぎ取った。
 平均年齢24.3歳と若さのある社会人チーム。得点力に優れるFW丸山が攻撃の要。ゲームを組み立てることができるFW榎本や、ボランチやトップ下で流れをコントロールするMF伊賀上にも注目したい。守備は決勝でも好セーブを連発した松岡が軸となる。細かくボールをつなぐ「ポゼッションサッカー」で強豪撃破に挑む。
 斉藤監督は「Jリーグのチームと対戦できる機会は多くない。『勝ちたい』という気持ちをぶつけたい」と闘志を燃やす。

(佐賀新聞)

長崎代表

MD長崎(初出場)

MD長崎(初出場)

 6月の第27回長崎県サッカー選手権決勝で、九州リーグの三菱重工長崎に3-0で快勝。県リーグ6連覇中の社会人チームが初の大舞台に挑む。
 FWの深町、馬渡、上野を軸にした攻撃力が持ち味。決勝は身長186センチの上野がヘディングで2ゴール1アシスト、深町、馬渡のドリブル突破も光った。DFの中原と風浦は、精度の高いクロスやFKで好機を演出。MF福田、上田らが中盤でプレッシャーをかけ、ゴール前で有川らDF陣、GK東川が体を張った。各自で走り込み、強化してきた走力も攻守で生きた。
 県リーグ1部の強豪だった三菱電機長崎が8年前に今の名称に変更。会社員や公務員らさまざまな職業の選手たちの集まりだ。サンフレッチェ広島ユース出身で監督兼選手のMF安武、長崎日大高時代に全国選手権に出場した深町らがけん引する一方、全国経験がない上野らも活躍。主将の有川は「失うものは何もない。楽しんでやりたい」と本番を楽しみに待つ。

(長崎新聞)

熊本代表

東海大学熊本(2年連続2回目)

東海大学熊本(2年連続2回目)

 第20回熊本県選手権決勝では2-0で熊本県教員蹴友団を破り2年連続2回目の出場を決めた。
2試合で6ゴールしたFW軸屋拓馬は1年生。鹿島アントラーズユース出身のMF吉岡樹利也も1年生ながら技術が高く、攻撃の起点だ。
 「熊本を引っ張っていく存在になろう」と、強化を始めて4年目。部員は119人の大所帯で九州を中心に選手が集う。昨季は九州大学リーグ1部に所属し、12チーム中9位で今季も1部で戦う。
 熊本地震発生後の1カ月間、全体練習ができなかった。県外出身者は地元に帰り、母校などで体を動かしたり、募金活動をしたりして練習再開の日を待った。鹿児島県出身のMF山口拓馬(4年)は「みんなとサッカーができた日は本当にうれしかった」と話す。
 初戦の格上J2レノファ山口戦に向け、川部靖徳監督は「ひたむきなプレーで元気な熊本を示したい。やるからには(山口を)食いたい」と意気込む。

(熊本日日新聞)

大分代表

大分トリニータ(21年連続21回目)

大分トリニータ(21年連続21回目)

 J3として大分県代表決定戦に初めて臨んだ大分トリニータ。準決勝でJFLのヴェルスパ大分を下し、勢いに乗る日本文理大学と対戦。Jクラブとして負けられない一戦を3-1できっちりと勝利し、21年連続21回目の天皇杯出場を決めた。
 リーグ戦と同様のメンバーで臨み、立ち上がりから押し気味に試合を進めたトリニータ。前半13分にはCKからDF福森が先制点を挙げる。その後は守備を固める相手に苦戦していたが、後半23分FW吉平がゴール前で相手守備をかわし、ようやく2点目を奪う。同41分にはテンポよく相手守備を崩し、吉平が再び得点し勝負を決めた。
 決定戦ではリーグ戦中断後に練習してきた3バックを試し、新たな布陣でも戦える手応えをつかんだ。「攻撃のバリエーションが増える。相手によって(4バック)と使い分けられるようにしたい」とMF山岸主将も前向きだ。

(大分合同新聞)

宮崎代表

ホンダロックSC(2年ぶり12回目)

ホンダロックSC(2年ぶり12回目)

 日本フットボールリーグ(JFL)に所属し、今季は年間通算で過去最高成績となる5位に位置。宮崎県予選は準決勝を5―0で勝ち上がると、決勝は昨年覇者に3―0で快勝した。
 今季好調の要因は堅守。リーグ戦では全16チーム中最少失点を誇り、最終ラインのDF宮路、串間、古垣は高さと強さを兼ね備える。180センチを超す選手も多く、セットプレーを得点源としており、県予選も攻守の完成度の高さを発揮。守備的MFの諏訪園が直接FKとCKを任されており、精度の高いキックで攻撃を組み立てる。前線は力強い突破が持ち味のFW市原のほか、FW坂本、吉村はスピードがあり、タイプの違う選手がそろう。
 今季から指揮を執る谷口監督の目標は、リーグ戦で年間5位以内と、県ナンバーワンの座奪還。さらに、J2以上のチーム撃破も掲げており、目標達成への士気は高い。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿児島ユナイテッドFC(3年連続3回目)

鹿児島ユナイテッドFC(3年連続3回目)

 J3チームとして鹿児島県サッカー選手権大会決勝から登場。九州大学王者の鹿屋体育大学を3―1で退けて出場権を手にした。
 今季J3初参戦を果たした。前線の果敢なプレスからのショートカウンターを武器に、第20節を終えて2位と好調。格上のJ1アビスパ福岡と対戦する1回戦は、アグレッシブな戦いで大物食いを狙う。
 選手全員が攻守に運動量を発揮できるかが鍵。ボランチの赤尾を中心に素早い攻守の切り替えがチームの生命線となる。注目は現在J3得点王争いで首位に立つFW藤本。得点感覚の良さに加えて味方を生かすチャンスメークにもたけており、攻撃をけん引する。
 守備は、スピードが持ち味のDF水本を軸にJ2経験も豊富な田中、冨成、関とベテランの連係はいい。ハイボールに強さを発揮するGK山岡が今季加入し、堅守の安定感が増している。
 浅野哲也監督は「格上相手に引くことなく、自分たちのサッカーを貫く」と強気の姿勢で挑む覚悟だ。

(南日本新聞)

沖縄代表

FC琉球(7年連続10回目)

FC琉球(7年連続10回目)

 沖縄県予選決勝では九州リーグの海邦銀行SCを相手にゴールラッシュで8―0と圧勝。JFL枠で出た2011年を含め7年連続10回目の出場を決めた。
 終始主導権を譲らなかった県予選決勝では、いつもの琉球らしくDFラインを高く保ち、出だしからパスをつないで仕掛けた。ボールへの寄せの速さでも相手を上回り、前半だけで4点を奪った。
J3でも「3対1で勝つサッカー」を掲げ、攻撃的なサッカーを展開。ブラジル人FWパブロはキープ力があり、得点に絡んでくる。決定力の高いMF田中恵太主将や背番号10番を背負うMF富所悠らが攻撃の中心で、細かなパスをつないでくる。
 J3ではリーグ前半に勢いに乗り、上位争いを演じていたが、リーグワーストの失点数で、20節を終え10位に沈んでいる。
 若いチームにとって天皇杯は経験を積む絶好の機会。県勢としては初の3回戦突破を目指す。金鍾成監督は「J1やJ2のチームと試合をし、成長したい。一つ一つ勝ち進む」と意気込んでいる。

(沖縄タイムス)

代表

 

 沖縄県予選決勝では九州リーグの海邦銀行SCを相手にゴールラッシュで8―0と圧勝。JFL枠で出た2011年を含め7年連続10回目の出場を決めた。
 終始主導権を譲らなかった県予選決勝では、いつもの琉球らしくDFラインを高く保ち、出だしからパスをつないで仕掛けた。ボールへの寄せの速さでも相手を上回り、前半だけで4点を奪った。
J3でも「3対1で勝つサッカー」を掲げ、攻撃的なサッカーを展開。ブラジル人FWパブロはキープ力があり、得点に絡んでくる。決定力の高いMF田中恵太主将や背番号10番を背負うMF富所悠らが攻撃の中心で、細かなパスをつないでくる。
 J3ではリーグ前半に勢いに乗り、上位争いを演じていたが、リーグワーストの失点数で、20節を終え10位に沈んでいる。
 若いチームにとって天皇杯は経験を積む絶好の機会。県勢としては初の3回戦突破を目指す。金鍾成監督は「J1やJ2のチームと試合をし、成長したい。一つ一つ勝ち進む」と意気込んでいる。