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第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
 
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北海道代表

札幌大学 (3年ぶり23回目)

札幌大学 (3年ぶり23回目)

 知事杯全道選手権決勝戦でノルブリッツ北海道を2-1で破り、3年ぶり23回目の天皇杯出場を決めた。天皇杯は2005年に1回戦を突破して以降、初戦敗退が続いており、まずは「1勝」が目標となる。
 「社会人相手だと、老練さにペースを乱されてしまう。大学生らしい『走るサッカー』をしようと練習に取り組んできた」。昨年の知事杯決勝で敗れた橋本監督は、同じ組み合わせとなった今年、足を使ったゲーム運びで主導権を握り、雪辱を果たした。
 攻撃の核となるのは1年生MFの平塚だ。知事杯準決勝で1得点、決勝で2得点を挙げ、準決勝で2ゴールを決めたFW下田とともに優勝に貢献した。
 1回戦では同じ北海道のJ2コンサドーレ札幌と対戦する。橋本監督は「練習試合で一度も勝てていない相手。厳しい戦いになるのは間違いないが、若さを生かして食らいつきたい」と意気込む。

(北海道新聞)

青森代表

ラインメール青森 (初出場)

ラインメール青森 (初出場)

 1995年のチーム発足以来初めて、天皇杯の出場権を勝ち取ったラインメール青森。青森県サッカー選手権大会決勝では、高い位置からプレッシャーをかけてくる八戸学院大に攻め込まれる場面もあったがa、チームの強みである攻守の切り替えの速さを発揮し、終始強気の姿勢を崩さなかった。
 所属する東北社会人リーグ1部では、今季負け無しで暫定3位(7月26日現在)。
 2ゴールを決めたMF西村は「勢いに乗っているので、天皇杯も格上の相手だからとおじけず、自分たちのプレーを貫きたい」と抱負。葛野監督は「自分たちもJリーグを目指しているので、どんな課題と収穫が出るか楽しみ。一泡吹かせてやりたい」と健闘を誓った。

(東奥日報)

岩手代表

グルージャ盛岡 (8年連続9回目)

グルージャ盛岡 (8年連続9回目)

 岩手県選手権大会の決勝戦でFCガンジュ岩手に1-0で勝利し、8年連続9回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝戦では、前半14分にMF松本圭介のアシストからMF林勇介が左足のボレーシュートで先制ゴールを決め、これが決勝点となった。
 クラブ名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」という意味であり、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きにちなんでいる。J3リーグ参入2年目の今年は「進化 Evolution」をスローガンとして現状から新たな未来へ向けて『岩手』の地域と共に進化していくクラブになることを目標に取り組んでいる。今大会チーム一丸となり1戦1戦全力で戦っていく!

(岩手日報)

宮城代表

仙台大学 (10年ぶり2回目)

仙台大学 (10年ぶり2回目)

 宮城県予選決勝では、9年連続で宮城県代表のJFLソニー仙台に逆転勝ちして、10年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。
 4-3-3、3-4-3のフォーメーションを主に組む。最終ラインには4バックと3バックを使い分ける難しさがある中で、センターバックの榎本滉大が要の存在として君臨する。3年生ながら6月にJ1ベガルタ仙台の特別指定選手になった逸材。183センチの長身を生かした守備だけでなく、ボランチ経験から来るビルドアップ能力にも定評がある。
 攻撃はサイドアタックが得意。終盤でも競り負けない球際の強さも驚異的だ。さらに、データ分析の専門家の協力を得ての綿密なスカウティングを基にした頭脳的な戦い方ができるのも特徴的。
 チームは、奥埜博亮、蜂須賀孝治の両OBが在籍するJ1仙台と2回戦で戦うことを目標としている。

(河北新報)

秋田代表

ブラウブリッツ秋田 (14年連続22回目)

ブラウブリッツ秋田 (14年連続22回目)

 ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は、天皇杯全日本サッカー選手権秋田県予選決勝で、TDK親和会を9-0で破り、14年連続22回目(前身のTDK時代を含む、BB秋田では6年連続6度目)の本大会出場を決めた。
 チームは2010年に北東北初のJリーグチームを目指すクラブチームとして産声を上げた。J3発足の昨季から戦いの場をJ3に参戦、今季は5勝6分け13敗で13チーム中11位(8月16日)と低迷している。
 ボールを保持して積極的にゴール前にボールを送るサッカーを指向しているが、決定力不足の課題を克服できるかが、天皇杯での躍進の鍵を握る。守備は一時、失点を重ねる試合が続いたが、ここ4試合は無失点で乗り切っている。昨年は2回戦でFC東京に0-8で敗れた。

(秋田魁新報)

山形代表

山形大学医学部 (4年ぶり2回目)

山形大学医学部 (4年ぶり2回目)

 山形県大会決勝で酒田琢友クラブに6-2で快勝し、4年ぶり2回目の天皇杯出場を決めた。1回戦の相手はJ1モンテディオ山形で、県民が注目する戦いとなる。
 決勝ではトップ下のFW高橋将輝が3得点。鋭く背後に抜け、高いシュート精度を印象付けた。ワントップのFW斎藤大三も足元のうまさを見せ、キープ力を発揮。サイド攻撃で得点を重ねた。
 1回戦から決勝まで全4試合の成績は総得点が19点(1試合平均4.75点)で、総失点は3点(同0.75点)。高い得点力と堅実な守りで勝ち進んだ。「自分たちのスタイルはまず守りから。その上で得点を狙う」と主将のDF山口翔。苦しい時間帯を耐え抜き、確実に好機をものにできるかが重要だ。
 現在の部員数はマネジャーを含め43人。週4回の練習で、週末は県外遠征で実戦を積む。初戦突破を狙う医者の卵たち。高橋は「(斎藤と)2人でスタンドを湧かせたい」と語る。

(山形新聞)

福島代表

福島ユナイテッドFC (8年連続8回目)

福島ユナイテッドFC (8年連続8回目)

 2002年、福島に住む10代から20代の若者が集まり、現在の前身となるチームを結成。その後躍進を続け、12年にはJFL昇格を決める。14年からJ3へ参入し、栗原圭介監督のもと福島県初のプロサッカーチームとして戦っている。
 チーム名は、「UNITED=ひとつになる」の意味に由来し、チーム・選手・スタッフ・サポーターが“ひとつ”になって活動していく、福島が“ひとつ”になって福島の発展・活性化のために活動していくことを目指している。
 第20回福島県サッカー選手権大会決勝でFCプリメーロを4-0で破って8連覇を達成し、8年連続で天皇杯出場の切符を手に入れた。ハットトリックを達成したMF安東輝は「負けたら終わりの大会。一発勝負ということを前向きに考え、福島県代表として一戦一戦を戦う」と上位進出を目標に意気込む。福島ユナイテッドFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。

(福島民報)

茨城代表

流通経済大学 (5年ぶり8回目)

流通経済大学 (5年ぶり8回目)

 天皇杯出場は5年ぶり8回目。茨城県大会の決勝は、実質セカンドチームの流通経大ドラゴンズ龍ケ崎との同門対決となった。延長戦にもつれた接戦は、延長前半16分、2列目からゴール前に走り込んだMF古波津辰希が決勝点を挙げ、トップチームの意地を見せた。準決勝は県大会4連覇中だった筑波大を相手に堅守が光り、1-0の粘り勝ちを収めた。
 毎年のようにプロ選手を輩出しており、今年も攻撃的サイドバックの湯沢聖人、ドリブルが武器のMF中村慶太がJリーグに内定している。
 追求してきた組織的な守備が勝敗の鍵を握る。GK中島宏海主将は「守備をベースに戦っていく」と意気込む。中野雄二監督は「アマチュアでも準備して臨めばプロ相手にこれだけできる、ということを示したい」と、虎視眈々(たんたん)と大番狂わせを狙う。

(茨城新聞)

栃木代表

栃木ウーヴァFC (3年連続7回目)

栃木ウーヴァFC (3年連続7回目)

 栃木県選手権大会の決勝でヴェルフェたかはら那須を延長戦の末に2-0で破り、3年連続7回目の天皇杯出場を決めた。決勝は0-0で迎えた延長前半9分、FW斎藤翔太から中央に折り返されたボールにベテランFW若林学がヘディングで合わせて先制点。さらに延長後半6分にMF福田周平がPKを決め、勝利を確実のものとした。
 チームは1947年に創部された日立栃木サッカー部を母体とする。「ウーヴァ」はポルトガル語で、栃木市の特産物である「ぶどう」を意味する。今シーズンのスローガンは「前へ」。「常にチャレンジ」「常にゴールを意識したプレー」を合い言葉に、一歩でも前進する思いが込められている。
 1回戦はJ2大宮アルディージャと対戦する。試合に向けて、DF山崎侑輝は「失うものはなく、むしろ得るものが多い試合になる。自分たちがどれだけ通用するのか。しっかり楽しみながらチャレンジしたい」と闘志を燃やす。

(下野新聞)

群馬代表

tonan前橋 (3年ぶり3回目)

tonan前橋 (3年ぶり3回目)

 関東サッカーリーグ1部に所属する。県予選決勝はボール支配率や運動量で相手を圧倒し、3年ぶり3回目の出場を決めた。前半、FW宮崎明浩が右足と頭で2得点し、試合を優位に進めた。後半も攻撃の手を緩めず、2点を追加して4-0で完勝した。
 「マイボールを丁寧に」を合言葉に細かいパスをつなぐのが特徴。システムは4-4-2が主流だが、柔軟に変えられるのも強み。
 攻撃の起点は、パスセンスに優れるボランチのMF川岸春大。県予選決勝で3得点に絡む活躍ぶりだった。川岸がサイドハーフの小川雄司、芦野翔斗に展開しながら、リズムをつかみ、FWの山腰泰博や宮崎へボールを供給していく。
 今大会は初戦でJ2の横浜FCと対戦する。3年前は初戦で高校生チームに5-0と圧勝したが、2回戦でJ2クラブに敗退。打倒J2に闘志を燃やし、挑戦者として前半から仕掛けていくつもりだ。

(上毛新聞)

埼玉代表

東京国際大学 (2年ぶり3回目)

東京国際大学 (2年ぶり3回目)

 埼玉県サッカー選手権大会の準決勝を2-0で勝ち上がると、決勝では城西大を1-1から延長前後半にそれぞれ1点ずつを奪い、3-1で競り勝ち、昨年の決勝でPK負けした悔しさを晴らした。
 先発メンバーはセンターバックを組む主将の鈴木、舛田が4年生で、それ以外は1、2年生という若い布陣。だがチームは着実に進化している。以前はカウンター主流だったが、今チームから前線から果敢にプレスを掛け、高い位置でボールを奪う意識を共有。その攻撃サッカーを支える運動量が最大の武器で、決勝戦でも終盤に足がつる選手が続出した相手に対し、終了のホイッスルが鳴るまで足が止まることはなかった。
 注目選手はFW町田。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ1年生は前線でためをつくれるだけでなく、裏へ抜け出すスピードも秀逸。体は屈強でパワーもある。町田と2トップを組む進、決勝で先制点を挙げたボランチ伊藤、空中戦に強い鈴木ら個々の能力が高い選手がそろい、楽しみなチームである。

(埼玉新聞)

千葉代表

順天堂大学 (5年ぶり15回目)

順天堂大学 (5年ぶり15回目)

 第20回千葉県サッカー選手権大会の決勝戦で、3年連続の天皇杯出場を狙ったブリオベッカ浦安と対戦。延長の末2-1で逆転勝ちし、5年ぶり15回目の本大会を決めた。
 決勝戦では、18-6とシュート数で圧倒。12分に警戒していたセットプレーから先制を許すなど前半は動きが悪かったが、後半以降は足が徐々に止まりだした相手を尻目に主導権を握った。後半34分にカウンターからの波状攻撃でMF米田隼也が同点ゴールを決めて、延長後半8分にFW毛利駿也が勝ち越しゴールを奪った。
 今季から、清水エスパルスなどで活躍した元日本代表DFの堀池巧監督が就任。最終ラインから丁寧にボールをつなぐスタイル。背番号10のFW長谷川竜也は来季からのJ1川崎フロンターレ入りが内定している。ドリブルやシュートの精度に定評があるほか、中盤でパスを散らしてゲームを組み立てる。
 監督は「勝負にこだわりたい。勝つことで本当の自信が生まれる」と抱負を話す。

(千葉日報)

東京代表

FC町田ゼルビア (3年ぶり4回目)

FC町田ゼルビア (3年ぶり4回目)

 東京都サッカートーナメントの決勝戦で早稲田大学に2-1で勝利し、2012年以来4回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝戦では、前半は主導権を握り、40分にPKを鈴木崇文選手が決めて先制した。だが後半は防戦一方。22分に同点に追いつかれるも、43分、敵陣右サイドからのFKのこぼれ球をゴール前の中村祐也選手がオーバーヘッドでシュートし、ボールは相手に阻まれたが、そのこぼれ球を遠藤敬佑選手が左足で押し込み決勝点を挙げた。
 FC町田ゼルビアは「サッカーの街・町田を代表するサッカークラブを作る」という考えのもと、1989年に誕生。相馬直樹監督の就任から2年目となる今シーズンは控え選手を起用しながら戦力の底上げに努め、天皇杯切符を勝ち取った。J3では現在2位とJ2昇格も見据えている。
 天皇杯1回戦では岩手県代表のJ3グルージャ盛岡と対戦する。「100%以上を出して勝ちに行きたい」と相馬監督も宣言。FC町田ゼルビアの快進撃に期待したい。

(東京新聞)

神奈川代表

桐蔭横浜大学 (2年ぶり2回目)

桐蔭横浜大学 (2年ぶり2回目)

 神奈川県選手権大会決勝は、同じ関東大学1部リーグで4連覇している好敵手・専修大を3-0で圧倒。2年ぶり2度目の天皇杯出場を決めた。
 決勝は2年生FWコンビが躍動した。相手の時間帯をしのぐと、前半26分に石川大地のヘディングシュートで先制。ペースを握った後半は、18分に鈴木国友がドリブルで切り込んで右足シュートを突き刺す。試合終了間際には、途中出場の宮尾孝一のゴールでダメを押した。
 リーグ戦では得点力不足に苦しむが、県選手権大会では4試合全てで複数得点をマーク。主将の金子雄祐は「お互いを信じ、劣勢でも焦らない余裕ができた」と成長を実感している。初出場した2年前は1回戦敗退。今大会は、一つ勝てば2回戦でJ1湘南ベルマーレへの挑戦権を得る。金子は「Jリーグのチームを倒したい」と意気込む。

(神奈川新聞)

山梨代表

韮崎アストロス (8年ぶり13回目)

韮崎アストロス (8年ぶり13回目)

 山梨代表を決める第20回県選手権春季大会で準々決勝から登場。山梨学院大ブラウンベアーズを4-2で破ると、準決勝で山梨学院大ペガサスに5-1で快勝し、決勝では日川クラブを2-1で退けた。県選手権春季大会は8年ぶり11回目の優勝で、前身の韮葉クラブ時代を含めると13回目の天皇杯出場となる。
 社会人の山梨県リーグに所属し、基本システムは4-4-2。J1ヴァンフォーレ甲府のアカデミーでもプレーしたFW長島孝太、DF有賀周人らが新戦力として加わった。深沢哲也監督は球際を強く攻める守備と、素早い切り替えから攻撃に転じる「攻守一体」をチームスタイルに掲げる。鈴木範行主将は「アストロスらしいサッカーを見せたい。1回戦を突破して、ヴァンフォーレとの“山梨対決”を実現したい」と意気込む。

(山梨日日新聞)

長野代表

AC長野パルセイロ (4年連続5回目)

AC長野パルセイロ (4年連続5回目)

 8月23日、長野県選手権決勝でFC上田ジェンシャンに2-0で勝利。通算4度目の優勝を飾った。
 北信越リーグ1部の上田ジェンシャンは、2つカテゴリーが下の相手だった。しかし後半36分まで無得点。圧倒的にボール支配したものの最後の詰めを欠いた。苦しんだ末の栄冠だった。
 クラブの目標はJ2昇格だ。昨年はJ2・J3入れ替え戦まで進んだが惜しくも逃している。今季は現在J3の3位。天皇杯を一つずつ勝ち上がることで、勢いを盛り返したいところだ。
 2013年の天皇杯では2回戦で、J1名古屋グランパスを破った。大番狂わせを演じたチームは、この年の日本フットボールリーグ(JFL)で優勝。再現を狙いたい。
 クラブは北信地方の地元高校卒業生を中心に、1990年に結成した。「長野の核となり、サッカーを愛する少年たちの将来の目標となるようなチームを作ろう」という願いだった。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

JAPANサッカーカレッジ (2年連続13回目)

JAPANサッカーカレッジ (2年連続13回目)

 新潟県選手権は接戦を制しながら勝ち上がり、決勝では攻守に勝負どころの強さを発揮し3-1で新潟経営大に快勝した。2年連続で出場する天皇杯の初戦はJ2の東京ヴェルディと対戦する。
 決勝戦は、守備陣がピンチを防ぐことでペースをつかみ、前半終盤から後半序盤にかけて相手の隙を逃さず、一挙に3得点で畳み掛けた。
 チームは夏場に対外試合を多くこなし、心身ともにたくましさが増している。野上毅監督は「粘り強さを意識し、相手に攻められる時間があっても、しっかりと守備をしてから攻撃に転じること」を選手に求めてきた。90分を通し攻撃も守備も全員が勝利のために動き、主将のGK八巻楽も「一体感が出てきた」と実感している。
 選手は全国各地から集まり、下は19歳から上は30歳と年齢も幅がある。東京Vユース出身のDF井上玄太、DF久利研人は特に気合が入り、初戦突破へチャレンジ精神で立ち向かう。

(新潟日報)

静岡代表

藤枝MYFC (3年連続3回目)

藤枝MYFC (3年連続3回目)

 3年連続で同じ顔ぶれの静岡県選手権大会の決勝戦は、藤枝MYFC(J3)が4-3でホンダFC(JFL)を破り、3年連続3回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝戦は前半8分にFW大石治寿選手が先制弾。15分には再び大石選手が技ありのループシュートを決めた。この後、枝本雄一郎選手が2得点して4-0としたが、後半途中出場の選手にハットトリックを決められ、終わってみれば薄氷の勝利だった。
 昨年はJ3で11位。前線からプレッシャーをかけ、攻守の切り替えの速さで試合を展開する。今季は9位と前年を上回っているが、得失点差がマイナス19と守備面が課題となっている。
 天皇杯では初戦に勝てば、J1清水エスパルスと静岡県勢対決となる。「清水と対戦するのが最低目標」と大石篤人監督。奈良林寛紀主将は「2次攻撃の精度を上げて少しでも上位を目指す」と力強く語る。

(静岡新聞)

愛知代表

FCマルヤス岡崎 (12年ぶり2回目)

FCマルヤス岡崎 (12年ぶり2回目)

 愛知県選手権大会の決勝戦で東海学園大に2-0と勝利し、2003年以来2回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝戦では、前半19分に佐野裕哉選手のコーナーキックを地主園秀美選手が頭で押し込んで先制。後半は東海学園大に攻め込まれたが持ち味の堅い守備で得点を許さず、41分に吹田燎選手が追加点を入れた。
 選手のほとんどが自動車部品メーカーのマルヤス工業の従業員。日中の業務の後、車で20~30分かかるグラウンドまで行き、練習に励んでいる。残業で遅れたり、練習後に会社に戻って仕事をこなしたりする選手もいる。今年は、12年に主将として関東リーグ1部のSC相模原をJFL昇格へと導いた佐野裕哉選手がチームに加入。各選手が佐野選手を目標に力をつけ、チーム力の底上げにつながった。
 山村泰弘・選手兼任監督は「企業チームで社員同士だからこその結束力がある。チャレンジャーとして謙虚に一試合一試合を戦いたい」と意気込む。

(中日新聞)

岐阜代表

FC岐阜SECOND (2年ぶり7回目)

FC岐阜SECOND (2年ぶり7回目)

 サイド攻撃が持ち味。左右からのクロスをFW、MF陣が流動的に飛び込み、仕留める。守備は前線から激しくプレッシングをかけ、できるだけ高い位置で奪い、カウンターへとつなげる。
 標準のフォーメーションは中盤を厚くした4-2-3-1。時にディフェンシブとするときは、守備的MFを3枚へと増やすこともある。
 ワントップのFW藤沢ネットのポストプレーの成否がゲームの浮沈を分ける。東海リーグ1部の得点ランク上位を伺うFW藤田大喜が藤沢の周囲をフリーで走り、フィニッシュにつなげる。トップ下のMF森優也の柔らかいボールコントロールは魅力的。FKから高い精度で得点も奪える。主将の守備的MF角拓哉はシンプルにボールをはたくプレーに定評がある。「フィールド上の監督」とラモスファビアノ監督からの信頼も厚い。
 現チーム名では2年ぶり7回目の出場。ジャイアントキリングに向け、大会にかける意気込みはかなり強い。

(岐阜新聞)

三重代表

四日市大学 (5年ぶり5回目)

四日市大学 (5年ぶり5回目)

 三重県選手権大会で社会人代表のTSV1973四日市とのPK戦を制し、5年ぶり5回目の天皇杯出場を決めた。
 TSV戦は序盤から押し込んだが、後半は立ち上がりに最終ラインの裏を突かれて2失点。30分に直接FKをたたき込んだ水野匠弥選手、40分に相手DFの背後に走り込んで左足で得点した加納健人選手と、途中出場の2人が窮地を救った。延長戦も優勢に進め、PK戦は5人全員が成功させた。
 1988年に創部。天皇杯には2004~10年に4度出場したが、近年は県選手権で敗退が続いた。今季も東海学生リーグ1部で前期は10チーム中8位と苦戦しつつ、戦力の見極めを進めながら1、2年生を多く交えた布陣を整えてきた。攻撃を引っ張る樋尾海人選手と鈴木康太選手、対人に強いボランチの鈴木琢矢選手は軸として定着している。
 現メンバーで天皇杯は初めて。平野佳幸主将は「やっとつかんだ切符。一戦でも多く戦いたい」と意気込む。

(中日新聞)

富山代表

富山新庄クラブ (6年連続6回目)

富山新庄クラブ (6年連続6回目)

 6年連続6回目の天皇杯出場となる。富山県サッカー選手権決勝では、J3カターレ富山と対戦した。プロを相手に徹底してゴール前をブロック。少ない好機を着実に生かす得点力も光り、PK戦を4-3で制して大金星を挙げた。
 クラブは1968年、富山市新庄中学校のサッカー部OBらが設立した。J3富山、その前身であるYKK APの元選手が主力を担っている。毎年、高校や大学で活躍した若い選手が加入しておりレベルは上がっている。
 今季は、所属する「北信越リーグ」の1部で、8チーム中4位(7月26日の第12節終了時点)。昨年の天皇杯では1回戦で、同リーグの上位に食い込む福井代表のサウルコス福井に0-7で大敗。組織力の差を見せつけられた。
 今大会の1回戦では、J3のFC琉球と対戦する。イレブンは「自分たちはチャレンジャー。県代表、アマ代表として泥臭く戦う」と闘志を燃やしている。

(北日本新聞)

石川代表

北陸大学 (初出場)

北陸大学 (初出場)

 県大会決勝では、同じ北陸大サッカー部のチームであるFC北陸との兄弟対決を制し、初の天皇杯切符をつかんだ。
 今年は大学日本一を決める総理大臣杯で創部以来初となる「全国1勝」を達成した。元日本代表DFの越田剛史総監督、元水戸ホーリーホックMFの西川周吾監督を軸に地道な強化が実り始め、チームは飛躍のシーズンを迎えている。
 今年のチームは攻守両面のハードワークが持ち味で、試合を重ねる度に勝負強さをつけてきた。GK田辺大稀、DF深井脩平を中心とした守備、チーム得点王のFW小畑賄人、アシスト王のMF越博康が得点機を演出する。
 初戦の相手はJ2ジュビロ磐田。格上のプロとの対戦にイレブンの士気は高い。西川監督は「しっかり準備して、全力でジュビロにぶつかりたい」と意気込む。

(北國新聞)

福井代表

サウルコス福井 (4年連続7回目)

サウルコス福井 (4年連続7回目)

 昨年は全国地域リーグ決勝大会(地決)決勝ラウンドに初進出。しかし4チーム中3チームのJFL昇格枠を逃し、苦杯をなめた。再びJFLを目指す今季は、地決出場と4連覇が懸かる北信越リーグ1部でまさかの初戦黒星を喫し、終始追い掛ける展開を強いられている。
 だが、個の力は昨季を上回る。J1ヴァンフォーレ甲府から期限付きで移籍した19歳若杉好輝、前ヴァンラーレ八戸のMF鶴野太貴ら実績のある選手が加入。前アルビレックス新潟シンガポールのMF松田康佑を起点に細かくつなぐパスサッカーの精度は高まりつつある。天皇杯県予選決勝では終始ボールを支配して奥越FCを2-0で退け、4年連続7回目の出場権を獲得した。
 初戦でJ1松本山雅FCと対戦する組み合わせ。松本から期限付きでレンタル移籍している宮下周歩、元松本の鈴木亮平主将、田川弘毅ら因縁のある選手も少なくない。今年こそJ1撃破をかなえ、リーグ戦の終盤戦へ弾みをつけたい。

(福井新聞)

滋賀代表

MIOびわこ滋賀 (2年ぶり4回目)

MIOびわこ滋賀 (2年ぶり4回目)

 昨年と同じ顔合わせとなった滋賀県選手権決勝で、びわこ成蹊スポーツ大に雪辱を果たし、2年ぶり4回目の出場を決めた。本大会ではJ1勢への挑戦を目標とする。
 今季はJ2京都サンガから期限付きで獲得したMF国領ら、JリーグやJFL経験者を中心に半数近い選手が新加入した。基本布陣は4-4-2。豊富な運動量と球際の厳しさを掲げ、シンプルで縦に速い攻撃を繰り出す。JFL第1ステージは4勝5敗6分けで10位。第2ステージも3連勝の後に3連敗と勢いに乗りきれず9位。天皇杯で浮上のきっかけをつかみたい。
 2006年の発足から10年目を迎え、フロントや指導陣の体制を一新した。9月には新練習場が完成するなど、「Jリーグ入り」を目指し取り組みを強めている。1回戦のアルテリーヴォ和歌山に勝てば、2回戦はJ1の横浜F・マリノス。中尾監督は「Jクラブを倒すのが目標だが、まずは初戦に照準を合わせる」と気を引き締める。

(京都新聞)

京都代表

立命館大学 (9年ぶり7回目)

立命館大学 (9年ぶり7回目)

 JFLのSP京都FCとの接戦を制し、9年ぶり7回目の出場権をつかんだ。身上のパスサッカーを前面に押し出し、チームとして初の全国の舞台に挑む。
 基本布陣は4-4-2。故衣川和宏総監督が築いた技術と自主性を重んじたスタイルを、OBの米田隆監督が継承する。ドリブル突破が得意な全日本大学選抜のMF茂平を中心に、MF国分伸太郎やFW谷口純基ら個々の能力は高く、京都サンガU-18の選手もそろえる。
 かつて全日本大学トーナメントで優勝したが、直近2年連続は関西学生リーグの入れ替え戦に回るなど苦しむ。今年は練習場の人工芝が改修され、環境面が向上。夏の遠征では関東リーグの強豪と試合を重ねて、課題の守備にも手応えも得た。初戦でJ2の京都サンガに胸を借りる。米田監督は「チャレンジして立ち向かいたい」と意気込む。

(京都新聞)

大阪代表

FC大阪 (2年連続2回目)

FC大阪 (2年連続2回目)

 第20回大阪サッカー選手権大会決勝で阪南大学を4-2と下し、2年連続2回目の天皇杯出場を決めた。73分には4-0とリードを広げ、「うちの持ち味」(森岡茂監督)という攻撃力を存分に発揮。終盤に2点を返されたが、追撃を振り切り連覇を達成した。
 FC大阪は、「大阪から3番目のJリーグ加入」を目指すプロチームで、今季から日本フットボールリーグ(JFL)に加入。初参戦ながら同ファーストステージは5位と健闘。セカンドステージは第7節終了現在13位だが、年間通算は7位と上位をうかがう。関西リーグ1部に所属し天皇杯初陣だった昨年は、1回戦で当時J3のツエ―ゲン金沢(現J2)に0-5と完敗したが、JFLで戦う今季はチームの成長の証も見せたい。初戦の相手はJ2のセレッソ大阪。「サッカーの楽しみは点を取ること。上のチーム相手にどれだけ点を取れるかチャレンジしていきたい。勝つことを目指してやる」と1996年アトランタ五輪代表で、ガンバ大阪などでプレーした森岡監督は意気込む。攻撃陣にはJFLセカンドステージ第7節終了現在9得点を挙げているFW中村亮太を筆頭に、FW田中直基、MF須ノ又諭、MFジュニーニョら得点力のある選手がそろう。持ち味である堅守からの速攻も生かし、ゴールを奪いたい。「まずは1勝」とDFの要である主将の岩本知幸。まずは大阪ダービーに挑み、初戦突破を。FC大阪の挑戦が始まる。

(フリーライター 尾崎ルミ)

兵庫代表

関西学院大学 (4年連続25回目)

関西学院大学 (4年連続25回目)

 兵庫県選手権の決勝戦でバンディオンセ加古川を2-2からのPK戦で下し、4年連続25回目の天皇杯出場権を得た。
 エースFW呉屋大翔はJ1ガンバ大阪へ、MF小林成豪はJ1ヴィッセル神戸入りが内定しており、個の高い能力を生かした攻撃力は学生界屈指だ。決勝戦の1週間前、全日本大学トーナメントを初制覇した。
決勝戦では同トーナメントの疲労が残る中、呉屋が徹底マークにあうなど攻めあぐねた。守勢に回る時間が長く、先制されたが、セットプレーからの森信太朗、出岡大輝のゴールで逆転。同点に追いつかれたものの、延長戦を戦い抜き、PK戦の末にGK村下将悟の好セーブで勝利を引き寄せた。
 戦前、戦後に天皇杯優勝経験のある名門。昨年は天皇杯でJ1神戸を破る金星を挙げ、全日本大学選手権で準優勝。今年はさらに実績を積み上げており、井筒陸也主将は「思い出づくりをするつもりはない。本気で勝ちにいく」とプロ打倒を誓う。

(神戸新聞)

奈良代表

奈良クラブ (7年連続7回目)

奈良クラブ (7年連続7回目)

 奈良県選手権大会の決勝戦で天理大に4-0と快勝し、7年連続7回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝戦では、後半に右CKから塚本が頭で決めて先制。さらに左からのクロスボールを志水、左CKから橋垣戸がそれぞれが頭で押し込み、最後は堤がカウンターからダメ押しの1点を奪い天理大を突き放した。 
 今年度からJFLに昇格し、ファーストステージは勝ち点23で7位に終わったが、セカンドステージは勝ち点13の5位(8月16日現在)につけている。J3昇格の条件、年間通算順位4位以内を目指し、1年での昇格を狙っている。
 チームは堅守で1点差を守り切る試合が多く、両サイドからのクロス攻撃が持ち味。Jリーグ経験者や中堅、若手選手を巧みに組み合わせてリーグ戦を戦っており、ここにきて若手の成長が著しい。
 中村敦監督は「奈良県の代表として恥ずかしくない試合で奈良の名をあげたい」と意気込む。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山 (7年連続7回目)

アルテリーヴォ和歌山 (7年連続7回目)

 第20回和歌山県サッカー選手権1種大会の決勝で海南FCに4-0で勝利。7年連続7回目の全国大会出場となる。
 今季、関西1部リーグでは開幕から2連敗とつまずいてチームとして自信を失いかけたこともあったが、その後は破竹の10連勝。守備ではDF寺本健人やMF山道雅大、攻撃ではキャプテンのMF芝崎純平が中心となり、残り2試合で優勝に王手をかけた。浦和などに在籍経験のあるベテランDF三本菅崇は「昨年やってきたベースに、つなぐことや運動量を生かした坂元監督のサッカーがフィットしてきた」と手応えを口にしている。
 今季からチームを指揮する坂元要介監督は攻撃中心のチームを目指しているが、「出る選手によってスタイルは変わる。ボールを保持できればいいが、格上の相手なら守備に回る時間が長くなる」とスタイルに固執するつもりはない。試合の状況を読み取って、対応することで勝利を目指す。三本菅は「ことしこそJリーグのチームに挑戦したい」と3年ぶりの初戦突破に意欲を燃やしている。

(サッカーライター 雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取 (16年連続18回目)

ガイナーレ鳥取 (16年連続18回目)

 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年にJリーグに参入しました。全国最少人口県で人と人との繋がり、機動力、結束力を武器に「強小」を掲げて小さくても強いスポーツ組織を目指しています。2015シーズンのスローガンは「強小七年 奮迅」。必死にハングリーにがむしゃらに、スポンサー、サポーター、地域の皆様と一丸となり、強い意志で突き進みます。

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC (3年ぶり2回目)

松江シティFC (3年ぶり2回目)

 中国リーグ所属の社会人チームを引き継ぎ、2011年に発足。14年、同リーグ初優勝を果たし、ことしも首位を走る。20年までのJ3昇格を目指している。
 島根県選手権決勝は、2連覇中のデッツォーラ島根(中国リーグ)を延長の末、2-1で下し3年ぶり2回目の優勝を決めた。1点を追う後半終了間際にMF粕川正樹のゴールで追い付き、延長戦に突入。延長前半、MF実信憲明が勝ち越しゴールを決め、県代表切符をつかんだ。
 システムは4-5-1が基本。元J1川崎フロンターレのFW谷尾昂也に、中盤の渋山勇希、山﨑崇史、粕川正樹らが絡み、ボール奪取から縦に速い攻撃を仕掛ける。守備は、対人に強いDF小川純、的確なコーチングと積極的な飛び出しが持ち味のGK船川航司朗が中心。ボランチ田平謙が献身的な動きで相手の攻撃の芽を摘む。
 天皇杯1回戦の相手はJFLの鹿児島ユナイテッドFC。片山博義監督は「自分たちのサッカーがどれだけ通用するか、胸を借りるつもりで戦いたい」と意気込む。

(山陰中央新報)

岡山代表

ファジアーノ岡山ネクスト (5年連続5回目)

ファジアーノ岡山ネクスト (5年連続5回目)

 岡山県選手権大会の決勝で、11人目までもつれ込んだPK戦の末に三菱自動車水島を振り切り、5年連続5回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝は前半に先制を許したものの、後半24分にFW上條宏晃が同点ゴール。1-1で突入した延長では、持ち味のハードワークで優位に試合を進め、しぶとくPKでの勝利を呼び込んだ。
 育成型クラブを掲げるJ2ファジアーノ岡山のセカンドチーム。下部組織から昇格した新人ら若手選手の実戦経験の場として、2009年に発足した。豊富な運動量と素早い攻守の切り替えをベースに、昨季から日本フットボールリーグ(JFL)に参戦している。
 初戦の相手はJ2徳島ヴォルティス。トップチーム入りを目指す選手たちにとって絶好の力試しの機会とあり、主将のDF宮田直樹は「自分たちの戦い方で向かっていくだけ」と意気込む。

(山陽新聞)

広島代表

広島経済大学 (4年ぶり4回目)

広島経済大学 (4年ぶり4回目)

 耐えた先に全国切符があった。広島経済大が大学勢対決を制し、4大会ぶりの県代表の座をつかんだ。
 決勝の福山大戦は押し込まれ続けた。浴びたシュートは計18本。だがDFの咲賀翔平選手を中心に粘りに粘った。後半に与えたPKのピンチもGK小林海渡選手が好セーブ。気持ちは途切れることなく、120分間を無失点。延長前半、途中出場の曽田清哉選手の勝ち越しゴールへとつながった。
 J1サンフレッチェ広島のコーチ、J1柏レイソルやJ2東京ヴェルディを指揮した高橋真一郎監督が2013年に就任した。「びっくりすることばっかり」と振り返る。体調管理に気を向けるため、毎日、体重測定させて、結果を記録することを指示した。だが「3日も続かないやつがいた」と苦笑い。続けることの大事さを説き続けた。
 就任後、初めての全国への挑戦権を得た高橋監督は充実感を漂わせた。田中優貴主将は「気持ちで負けないように戦いたい」。広島から全国へと続いた道を、ひた進む。

(中国新聞)

山口代表

レノファ山口FC (2年ぶり12回目)

レノファ山口FC (2年ぶり12回目)

 山口県選手権の決勝戦で昨年敗れた徳山大に4-0で快勝し、2年ぶり6回目、前身の山口県教員団時代を含めると12回目の天皇杯出場を決めた。
 前半6分、MF原口拓人選手が先制点を決めると、11分にFW岸田和人選手、31分、MF島屋八徳選手が追加点を挙げ、34分には岸田選手がこの日2点目となるゴールを奪った。後半はチャンスを決めきれず、ピンチを招いたが跳ね返した。
 上野展裕監督就任2年目。今季昇格したJ3で首位を独走する。36試合のうち24試合が終わって20勝1分3敗、計70得点。ゴール前で選手が入れ替わりながら、素早いパスをつなぎ、貪欲にゴールを狙う。7月には、岸田選手がJ新記録の9試合連続ゴールを達成した。
 天皇杯の1回戦は同じJ3の長野パルセイロ。「しっかり勝って、リーグ戦につなぐ」と岸田選手。島屋選手は「勝てばJ1(のヴィッセル神戸)。どれだけ自分たちのサッカーが通用するのか勝負したい」と意気込んでいる。

(中国新聞)

徳島代表

徳島大学ヒポクラテス (初出場)

徳島大学ヒポクラテス (初出場)

 徳島県選手権決勝では元Jリーガー2人を擁する社会人チームを2-0で下し、初の天皇杯切符を獲得した。
 決勝戦のスタメンの平均年齢は相手より10歳ほど若い約23歳。運動量で勝り、鋭い出足でボールを支配した。前半36分にMF林真也選手の左クロスをMF中川奉宇選手が頭で合わせて先制。39分にはDF高松信敏選手の右クロスが相手のオウンゴールを誘った。
 徳島大学医学部生でつくるチームは現在、徳島県リーグ2部に所属。週4日の練習では積極的に走り込み、堅守速攻のベースを築く。昨年11月に全日本医科学生大会王座決定戦で初優勝。8月中旬には西日本医科学生大会で2連覇を果たした。
 天皇杯1回戦の相手は中国大学リーグ1部の広島経済大(広島県代表)。中川奉宇主将は「自分たちの力を信じて挑戦あるのみ。徳島県代表としてしっかり戦う」。天皇杯のピッチでも臆することなく最後まで走り切る覚悟だ。

(徳島新聞)

香川代表

多度津FC (2年連続2回目)

多度津FC (2年連続2回目)

 香川県選手権の決勝で同じ四国リーグに所属するRベリオに3-0で快勝し、2年連続2回目の天皇杯出場を決めた。
 10年前に全国高校選手権を経験した尽誠高OBを中心に近年、戦力が充実。今季は社会人や地元の四国学院大などから即戦力が加入し、層の厚さが増した。
 中心は絶対的エースのMF三原圭。身体能力が高く、最近はFWの一角を担いながら、司令塔の役割もこなす。2トップを組むのは弟の三原一。DF裏へ抜けるスピードに、豊富な運動量で前線からプレスを掛ける献身性を併せ持つ。右DF佐々木、ボランチの大西の大卒新人も先発に顔を並べ、昨年からチーム力はアップした。
 昨大会は1回戦でJ3ガイナーレ鳥取に0-6で大敗。今回は初戦の相手がJ2愛媛FCとさらに格上となるが、高岡成樹監督は「失点を恐れず、なんとか1点を取って爪痕を残したい」と引く構えはない。愛媛には三原圭の弟で、三原一の兄にあたるDF三原向が所属しており、大舞台での兄弟対決にも注目が集まる。

(四国新聞)

愛媛代表

FC今治 (7年連続7回目)

FC今治 (7年連続7回目)

 愛媛県選手権大会の決勝で松山大に4-0で勝ち、4年連続4回目(前身の愛媛FCしまなみ時代を含めると7年連続7回目)の天皇杯出場を決めた。
 四国リーグ所属のチームだが、昨秋、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーに就任し、全国的な注目を集める。「岡田効果」で新加入選手も増加し、レギュラー争いが激化。「10年後にJリーグで優勝争い」(岡田氏)の目標に向け、より高いレベルのチームに生まれ変わろうとしている。
 守備ラインからパスをつないで試合を組み立てる攻撃的なサッカースタイル。7月には元日本代表の市川大祐と山田卓也、スペイン人MFを獲得し、状態によっては天皇杯1回戦のJ2ツエーゲン金沢戦でも起用を見込む。
 3年前にはJ1サンフレッチェ広島を破る金星を挙げた。格上チームとの対戦に、木村孝洋監督は「いい結果が得られるよう全員でチャレンジしたい」と意気込んでいる。

(愛媛新聞)

高知代表

高知大学 (13年連続20回目)

高知大学 (13年連続20回目)

 13連覇を達成した高知県予選だが、アイゴッソ高知との決勝は厳しい戦いとなった。
 序盤に先制したものの追加点が奪えず守勢に回り、後半ロスタイムに同点弾を許す。勢いに乗る相手を前に流れを失いかけたが、延長を0-0でしのいでPK戦に持ち込むと、守護神亀岡が3本をストップして栄冠をたぐり寄せた。
 ここ数年、天皇杯をはじめ、大学の全国大会でも思うような成績を残せていない。8月上旬の全日本大学トーナメントでは、優勝した関西学院大を相手に優位に試合を進めながらもPK戦で敗北。それだけにチームには「内容が悪くてもいい。結果がほしい」と勝利に対する執着心が渦巻く。
 1回戦の相手はJチームだが、「県予選を抜ければプレッシャーはない。挑戦者として、ただやるだけ」と主将の西岡。地方の雄、その力を再び示す。

(高知新聞)

福岡代表

福岡大学 (5年連続30回目)

福岡大学 (5年連続30回目)

 日本代表のFW永井謙佑(J1名古屋)やMF藤田直之(J1鳥栖)ら多くのJリーガーを輩出している九州の雄。福岡県選手権大会の決勝戦では九州産業大を1-0で破り、5年連続30回目の天皇杯出場を決めた。
 例年ほど攻撃陣に目立った選手がいない分、全員で守る意識が徹底されている。九州大学リーグでは9試合でリーグ2位タイの7失点(8月27日現在)。要となるのが7月のユニバーシアードで銅メダル獲得に貢献した木本恭生(4年)だ。運動量と危機察知能力に優れ、同じボランチの稲葉修土主将(同)とともに相手の攻撃の芽を摘み取る。190センチの長身で、J1サガン鳥栖の特別指定選手になっている中島大貴(3年)も実戦経験を積んでプレーが安定してきた。
 天皇杯では2009年度にJ2水戸ホーリーホックを破り、11年度には当時J1の大宮アルディージャから金星を挙げた。今年は初戦でJ2ロアッソ熊本と対戦。稲葉主将は「自分たちも互角以上の戦いをして勝つ」と「ジャイアントキリング」を狙っている。

(西日本新聞)

佐賀代表

佐賀LIXIL FC (4年ぶり7回目)

佐賀LIXIL FC (4年ぶり7回目)

 佐賀LIXIL FCは4連覇を狙った佐賀大学との決勝で、10本のシュートを浴びながらも粘り強く守り、後半17分にMF村山琢磨が挙げた1点を守りきった。
 182センチの長身FW平吉直樹は、高さを生かしたポストプレーを得意として攻撃の起点となる。平吉が競り合ったこぼれ球を右サイドハーフの三宅大樹らスピードのある2列目の選手が拾いきることが鍵を握りそう。中盤でゲームをコントロールする主将のMF清田芳浩は長短のパスをうまく繰り出す。
 守りの中心は一ノ瀬慶太と中島賢佑のセンターバックコンビ。ともに高さがあり、負けん気も強い。ボランチの本田剛士は体を張った守りで相手の攻撃の芽を摘み取る。
 社会人チームのため、全体練習は平日の夜、約2時間、週3日行い、九州リーグなどでは実戦感覚を養ってきた。初戦の相手はJ2大分トリニータ。選手を兼任する木原智典監督は「プロとやるのは数年ぶり。守勢に回る時間は長くなると思うが我慢して、少ないチャンスをものにしたい」と意気込む。

(佐賀新聞)

長崎代表

三菱重工長崎SC (3年連続9回目)

三菱重工長崎SC (3年連続9回目)

 長崎県選手権の決勝戦で長崎大に3-1で快勝し、3年連続9回目の天皇杯出場を決めた。
 決勝の前半は三菱重工長崎ペース。中央で守備を固める長崎大に対して、サイドを起点にした攻撃を続けた。前半25分にMF江濱慎介がワンツーで抜け出しシュート。跳ね返りを自ら身体で押し込み先制した。後半は長崎大に主導権を握られ失点を許すも、後半26分にCKからDF平山洋平、39分にサイドでの崩しから最後はFW井福晃紀が決めて2点を加えた。最優秀選手には平山が選ばれた。
 チームの武器は高さ、強さ。平均身長も高く、セットプレーが得点のカギとなりそう。課題は体力面。決勝の後半は運動量で勝る長崎大にかき回された。それでも決勝では、GK磯野佑介の好セーブ、DF陣の身体を張った守備で猛攻をしのいだ。
 昨年の天皇杯はホンダロックSC(宮崎)に1-2で惜敗。安部真一監督は「自分たちのサッカーをやるだけ。どこが相手でも目の前の試合に全力で挑む」、主将のDF浜本拓哉は「強豪と対戦できるのは楽しみ。まず1勝」と意気込む。

(長崎新聞)

熊本代表

東海大学熊本 (初出場)

東海大学熊本 (初出場)

 初出場の東海大熊本は、学内でのサッカー部強化が本格的に始まって3年目。今回の天皇杯が、チームとして初めて挑む全国大会だ。
 本年度から九州大学リーグ1部に昇格し、九州の強豪校との対戦を重ねてきた。赴任4年目の川部靖徳監督は「謙虚で真面目な学生が多いのが特徴。大学生だが高校生のように泥くさく一生懸命戦うチームだ」と強調する。
 部員はマネジャーを含めて100人。チーム内の競争は、年々激しさを増している。県大会決勝に4年生でただ一人出場したMF原悠太朗は「自分はうまくないので、できるだけ声を出してチームを引っ張りたい。全国はレベルが高いと思うが、大会までに良い準備をして、今までチームとして取り組んできたことを高めて挑みたい」と気を引き締める。

(熊本日日新聞)

大分代表

ヴェルスパ大分 (6年連続6回目)

ヴェルスパ大分 (6年連続6回目)

 大分県選手権大会の決勝で新日鉄住金大分を1-0で下し、6年連続6回目の天皇杯出場を決めた。
決勝戦では、後半23分にDF二戸将が味方のクロスを直接決めて先制した。その後は守備で粘って相手の猛攻を抑え、1点を守りきった。 
 創設は2003年。04年に県リーグ4部からスタートした。10年1月、九州リーグに昇格。11年には全国地域サッカーリーグ決勝大会で3位に入り、日本フットボールリーグ(JFL)に昇格した。JFL4シーズン目の今季、通算7勝5分10敗で順位は11位につけている(8月16日現在)。練習では、持ち味の守備に加え、シュートやパスなど個々の攻撃の精度向上にも力を入れている。 
 天皇杯では過去、2回戦突破はないがチーム一丸で上位を目指す。姫野昂志主将は「目の前の試合をしっかり戦い、一つ一つ勝ちたい」と意気込んでいる。

(大分合同新聞)

宮崎代表

J.FC MIYAZAKI (初出場)

J.FC MIYAZAKI (初出場)

 宮崎県から初のJリーグ入りを目指して2014年3月に発足。天皇杯出場は初めて。
 発足した14年に県リーグ1部で優勝し、九州リーグに昇格。今季は第16節を終えて暫定3位と急速に力を付けてきた。
 県大会準決勝では、昨年の覇者でホンダロックSC(JFL)に3-0で快勝。決勝は、互いにJリーグ加盟を目指し、九州リーグでしのぎを削るライバルのテゲバジャーロ宮崎に1-1からのPK戦を4-3で競り勝った。今季のリーグ戦で2度PK負けを喫した相手に大舞台で雪辱を果たした。
 13年の第91回全国高校選手権で県勢初の全国制覇を果たした鵬翔高の松崎博美監督が代表を務め、14年の長崎国体成年男子で県選抜を率いて優勝した宮崎産経大の笛真人監督が指揮を執る。イレブン全員の守備の意識が高く、堅守からの鋭いカウンターが武器。MF長友耕一郎主将はJ2アビスパ福岡に在籍した経験を持ち、チームを引っ張る。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿児島ユナイテッドFC (2年連続2回目)

鹿児島ユナイテッドFC (2年連続2回目)

 日本フットボールリーグ(JFL)参戦2年目の鹿児島ユナイテッドFCは、来季のJ3昇格が目標。今季は元日本代表の浅野哲也氏を新監督に招き入れ、細かなパス交換でボール支配率を上げながらも、縦に速い攻撃を織り交ぜたサッカーに取り組んでいる。
 FW山田は前線で体を張り、攻撃陣を引っ張る。ボランチ赤尾は状況判断に優れる司令塔。長短正確なキックを持つ山本は、遠目のFKでも相手ゴールを射抜く。MF五領ら突破力のあるサイドアタッカーもそろっており、多彩な攻撃で相手陣内を駆け回る。
 高い身体能力を誇るDF水本は、抜群の速さで相手に詰め寄りボールを奪う。左DF田上主将は、攻撃を前へ進める推進力と持ち前のリーダーシップでチームをけん引する。
 初戦を突破すれば、J1川崎フロンターレとの対戦を控える。浅野監督は「普段は対戦できない格上と戦いたい。思いっきりぶつかり、勝利を目指す」と意気込む。

(南日本新聞)

沖縄代表

FC琉球 (6年連続9回目)

FC琉球 (6年連続9回目)

 昨季よりJ3に参入しているFC琉球が6年連続9回目の出場を勝ち取った。県大会決勝では、九州リーグの海邦銀行SCを4-1で退けた。前半にPKを取られ先制を許したものの、直後に菊野のゴールで追いつき、富樫の今季初ゴールで勝ち越した。後半は才藤、富所のゴールなどで圧倒しJ3の貫禄を示した。控え選手が活躍しての4連覇。
 3季目の指揮を執る薩川了洋監督は「勝つのは当たり前。内容は物足りないが、2-1で折り返したことは評価できる」と話した。提唱するのは「90分間走り続けるサッカー」。2011年のJFL枠を含め、6年連続の天皇杯出場。1回戦を勝てばJ1鹿島アントラーズが待ち受ける。薩川監督は「ぜひJ1のチームと戦いたい」と、初戦突破に全力をそそぐ。

(沖縄タイムス)