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第101回大会出場チーム
 
北海道代表

北海道十勝スカイアース(初出場)

北海道十勝スカイアース(初出場)

 帯広市を拠点に置く、北海道リーグ4連覇中の社会人チーム。初の本大会出場にこぎ着けた。GMを務める元日本代表FW城彰二氏のもと、JFL昇格を目指し、着々と強化を進めてきた成果が表れている。
 今季から指揮を執るのは、現役時代にアビスパ福岡などで活躍した長野聡監督。元コンサドーレ札幌のGK曵地裕哉、DF永坂勇人ら選手にもプロ経験者が在籍。エースのFW松尾雄斗、攻守の要のMF縄靖也の働きは、躍進の鍵だ。
 北海道予選の決勝は、1―1の後半、攻め込まれた時間帯をしのぐと終盤の好機を確実にものにした。試合の流れを読んで勝負どころを逃さなかった。
 長野監督が掲げるのは「アクションフットボール」。攻守に受け身に回らず、常に前進を図る姿勢を選手に落とし込んでおり、本大会の格上相手でも「真っ向勝負」を貫く。指揮官は「Jリーグへのお披露目舞台。日本を驚かせるつもりで臨む」と言う。

(北海道新聞)

青森代表

ヴァンラーレ八戸(2年ぶり9回目)

ヴァンラーレ八戸(2年ぶり9回目)

 今季は総勢15人の新戦力が加入し、成績が低迷した昨季から体制を一新した。さらに2018年にチームをJ3昇格に導いた葛野昌宏氏が監督に復帰。「守備からリズムをつくるサッカー」を掲げ、リーグ戦を戦っている。
 青森県予選決勝では3月のプレシーズンマッチで大敗したJFLラインメール青森を相手に2─0で完勝し、Jチームの意地を見せた。チームの要は、今季全試合スタメンの前主将・近石哲平らDF陣。直近の2試合は組織的な守備が光り、ともに無失点と波に乗る。攻撃面では昨季10得点のFW上形洋介に加え、前線での競り合いに強い新加入組・FW島田拓海も高い得点力を誇る。
 前回出場した19年大会では、2回戦でJ1松本(当時)を逆転で破るなど、大舞台で勝負強さを発揮した。葛野監督は「しっかり準備し、(2回戦で当たる)J1横浜FCに挑戦したい」と語り、「大物食い」に向け闘志をむき出しにしている。

(東奥日報)

岩手代表

いわてグルージャ盛岡(2年ぶり14回目)

いわてグルージャ盛岡(2年ぶり14回目)

 岩手県予選決勝は富士大を3―0で下し、2年ぶり14回目の出場権を獲得した。ともにFWの色摩雄貴やブレンネルら攻撃陣が勢いに乗った。
 今季のグルージャはJ3リーグでも好調だ。ともにDFの牟田雄祐、脇本晃成ら高さのある守備陣に加え、ブレンネルやMF有永一生ら得点力が高い選手が躍動。DF中村太亮を起点にセットプレーやクロスから好機をつくる。
 移籍選手ら新加入選手も人材が豊富だ。MF西田恵やFW韓勇太らも実力を示し、ハイプレスを徹底している。
 牟田主将は「(J1、J2チームと戦う)チャンスをつかむか、つかまないかは自分たち次第。結果を出すだけ」と意気込む。

(岩手日報)

宮城代表

ソニー仙台FC(2年連続22回目)

ソニー仙台FC(2年連続22回目)

 宮城県予選決勝は、カテゴリーが下のコバルトーレ女川(東北社会人リーグ1部)を相手に守勢に回る厳しい展開だった。それでも、後半終了間際に勝ち越しゴールを奪う勝負強さを見つけ、本戦進出を決めた。
 中村元監督は「豊富な運動量がチームの持ち味」と強調する。突出したタレントがいない分、パスワークや球際の強さを発揮し、少ない好機をものにする。宮城県予選決勝では、相手に倍近いシュートを許したが、最後まで集中力を切らさず、勝利をたぐり寄せた。
 東日本大震災の発生から10年を迎えた今季、チームの結束と責任感は増している。主将の吉森恭兵は「今季は特に、周囲の期待の大きさを感じる。しっかりと声援に応えたい」と話す。
 昨年の本戦では2回戦で富士大に2―3で敗れ涙をのんだ。中村監督は「(被災地)みんなの思いを背負い、覚悟を持って戦う。見ている人の心を動かしたい」と闘志を燃やしている。

(河北新報)

秋田代表

猿田興業(2年連続2回目)

猿田興業(2年連続2回目)

 初出場を果たした昨年は、1回戦でJFLのソニー仙台に27本ものシュートを打たれながら粘ったが、最後は0―3と突き放された。GK安田健太主将は「格上のチームばかりだが、少ないチャンスをものにして勝利をつかみたい」と雪辱を誓う。
 昨年と同じ顔合わせとなったノースアジア大との秋田県予選決勝は、運動量が豊富な大学生を相手に試合巧者ぶりを発揮し2連覇を飾った。攻撃でFW土屋健太が2点を挙げる活躍を見せると、守備では守護神の安田が闘志むき出しのコーチングで統率し無得点に抑えた。
 仕事との両立が求められるため全体練習の機会は少ないが、「限られた時間で効率よく」をテーマに鍛錬を積む。今年の1回戦の相手はJ3八戸。挑戦者として、昨年果たすことができなかった1勝を目指す。

(秋田魁新報)

山形代表

大山サッカークラブ(2年連続2回目)

大山サッカークラブ(2年連続2回目)

 東北社会人リーグ2部に所属してチーム力を高め、前回大会に続き天皇杯の切符を手にした。丁寧にパスをつないでサイドを攻略する戦術を武器に、山形県予選では3試合11得点と成果を挙げた。
 MF渡部翔宙、FW木村比呂、FW伊勢陽平がチームの核。県予選決勝では球際の激しさを最後まで維持して最少失点に抑え、接戦をものにする勝負強さをみせた。加えて決勝では主力DFのけがを受け、急きょ伊勢が最終ラインに入ってプレー。両足から繰り出される正確なパスで攻撃の起点になり、勝利という結果も手にして戦術の幅を広げた格好だ。
 昨年の天皇杯1回戦ではJFLのいわきFC(福島)に完封負けした。今回も格上のJ3岩手との対戦になるが、主将のFW佐藤貴浩は「引くことなく自分たちの形をみせてチャンスをつくりたい」と意気込む。

(山形新聞)

福島代表

いわきFC(5年連続5回目)

いわきFC(5年連続5回目)

 福島県予選決勝は、J3福島ユナイテッドFCとの福島ダービー。強風の影響を感じさせない力強いプレーで前半2ゴールを決め、最後まで失点を許さない守備でライバルを完封し5大会連続の本戦進出を決めた。
 今季JFL加入2年目でチームは上位争いにある。攻撃陣は、今季JFLで4ゴールをあげている古川大悟や福島県予選決勝でも2ゴールを挙げた岩渕弘人、万能ストライカーの鈴木翔太など得点能力の高いタレント揃い。両サイドのスピードのある日高大、嵯峨理久が豊富な運動量で攻撃に厚みをもたらす。守備は安定感あるGK坂田大樹やDF奥田雄大を中心に持ち前のフィジカルで粘り強く相手の攻撃を跳ね返す。ベンチも選手層が厚く、誰が出ても高いパフォーマンスを発揮できる総合力の高いチームだ。本戦でもいわきFCの魂の息吹くサッカーは全国を驚かせることだろう。

(福島民報)

茨城代表

流通経済大学(2年ぶり11回目)

流通経済大学(2年ぶり11回目)

 茨城県予選決勝は延長戦の末、前回覇者の筑波大を3―2で下した。リードして迎えた後半に2失点し不安定さを露呈したが、前がかりになったときの得点力は抜群だった。
 昨季コーチだった曺貴裁氏(J2京都監督)が植え付けたハードワークは健在だ。前線からの連動したプレスでボールを追い、相手のパスワークを封じる。攻撃に転じれば運動量のあるサイドバックが駆け上がって敵陣に押し込む。テンポの速い試合展開に持ち込むのが理想形だ。
 MF安居海渡はボール奪取能力が高く、MF菊地泰智は長短のパスで攻撃を組み立てる。FW満田誠は裏への飛び出しでゴールに迫っていく。
 すでに7人がJ1クラブへの加入内定が発表され、大学サッカー界を引っ張る存在だ。大会の目玉にもなりうるチームは、J3のYS横浜(神奈川)に勝てば、2回戦でJ1鹿島とぶつかる。満田は「プロ相手に実力を示したい」と大舞台を心待ちにしている。

(茨城新聞)

栃木代表

栃木シティFC(3年連続12回目)

栃木シティFC(3年連続12回目)

 昨季は新任の中村敦監督体制の下、関東リーグ1部で無敗優勝。今季は4―4―2のシステムを主軸に、攻守の切り替えの速さを重視したスピードのあるサッカーを展開する。さらに激しくボールを奪い主導権を握るスタイルを定着させるため、球際の強さも磨いてきた。
 守備の要となるのが主将も務めるDF増田修斗。身長190センチのDF内田錬平とのコンビで守備の屋台骨を支える。攻撃は昨季の関東リーグ得点王・吉田篤志が健在で、元日本代表MF工藤浩平らが新加入し厚みを増した。
 栃木県予選決勝は延長後半に同点弾を挙げPK戦を制した。「土壇場で勝ちをつかめたことがチームの自信にもなる」と中村監督。前回の天皇杯は3点差を追い付かれPK戦で初戦敗退。その敗戦から成長を遂げ、たくましさを増したチームが上位進出を狙う。

(下野新聞)

群馬代表

tonan前橋(2年連続6回目)

tonan前橋(2年連続6回目)

 試合をコントロールできるベテランと、速さのある若手が長所を出し合う。球際で体を張れる選手が多く、守備も安定している。
 群馬県予選では、準決勝、決勝ともに3ゴールを挙げ、得点力の高さを示した。決勝では同じ高校出身の同級生コンビ、FW斎藤雄大とMF額賀優斗が息の合った連携を見せた。額賀が鋭いドリブルで相手守備を崩し、斎藤が力強いシュートで決勝点を奪った。斎藤は「互いのプレーが分かっているので、いい攻撃につなげやすい」と手応え十分。
 経験豊富で攻撃を組み立てられるMF村田翔や、MF宮崎明浩も決定力があり、様々な得点パターンを持ち合わせている。競り合いに強いDF深瀬太貴が攻守に貢献し、チームに勢いを加える。
 初戦で千葉県代表と対戦する。沢田博之監督は「昨年、千葉県代表に初戦で敗れた悔しさを晴らしたい」と勝利を誓う。

(上毛新聞)

埼玉代表

アヴェントゥーラ川口(初出場)

アヴェントゥーラ川口(初出場)

 ポルトガル語で冒険を意味する“アヴェントゥーラ”を冠するチームが初めて天皇杯本大会の切符を勝ち取った。「川口からJリーグへ」を合言葉に、2007年創設。翌08年に総合スポーツクラブとして法人化した。
 2018年に現主将の小林秀征がJ3長野から加入したタイミングで、チーム強化も加速。筒井剛毅監督は「レベルの高い選手が入ったことで、既存の選手も高い意識で練習に臨むようになった」と躍進の要因を挙げる。
 尚美学園大との埼玉県予選決勝では、前半24分にJ1浦和や湘南などでプレーした35歳・中村祐也のヘッドで先制。1―1の後半22分に途中出場の轡田登が右足で決勝点を奪うと、小林、志村駿太のゴールで突き放した。
 今季から関東社会人2部リーグにも参戦。小林は「チーム全員が戦い、やるべきことをやっている」と自信を深め、「夢のある大会。向上心や責任感が生まれる経験を若手にさせたい」と意気込む。

(埼玉新聞)

千葉代表

順天堂大学(6年ぶり16回目)

順天堂大学(6年ぶり16回目)

 名門が6大会ぶりに天皇杯復帰。元日本代表で就任7年目の堀池巧監督は「近年、大学チームがJクラブと戦って上位にいくのをうらやましく見ていた。千葉県代表のプライドを持って臨みたい」と意気込む。
 ボールを長く支配して、じっくりと攻め込むスタイルが特徴。鋭いドリブルと高い得点能力を持つMF小林里駆やU―20(20歳以下)日本代表候補のFW大森真吾とDF山﨑大地らが要となる。千葉県予選は準決勝をPK戦、決勝を1-0で勝ち上がり粘り強さを証明。決定力を改善できれば躍進の可能性がある。
 全日本大学選手権などの代替として行われた1月の「#atarimaeni CUP」で全国4強入りしたメンバーが多く残る。今大会は2回戦まで進めば長谷川健太監督率いるJ1のFC東京と当たり、両監督にとっては静岡・清水東高時代の同級生対決となる。下部組織出身の小林も思い入れが強く「まずは1回戦を突破して、FC東京は絶対倒す」と気合を入れる。

(千葉日報)

東京代表

駒沢大学(3年ぶり14回目)

駒沢大学(3年ぶり14回目)

 東京都代表を決めるトーナメントの決勝は、今季の関東大学リーグ1部好調の法政大学との熱戦を制した。
 粘り強い戦いは、選手たちが口にする「駒沢らしさ」の象徴だ。決勝は2度先行を許す苦しい展開も、そのたびに追いつき、PK戦で勝利。主将のDF猪俣主真は「球際とか走ることとか、戦術じゃないところで勝てれば自分たちの流れになると思っていた」。秋田浩一監督は「自分がどんなプレーヤーで何をすればチームのためになるか、選手たちは理解してきている。際だった選手がいない分、余計にそういうことを徹底している」と明かす。
 前線は大型の土信田悠生を軸に、秋田監督が「相手がバテてからの方がパワーを発揮できる」とみるFW宮崎鴻を途中投入するなどして変化を加える。MF荒木駿太は運動量が豊富。
 駒大出身選手が所属するJ2相模原との天皇杯1回戦に向け、荒木は「先輩がいるということでみんな燃えている」と意気込む。

(東京新聞)

神奈川代表

Y.S.C.C.横浜(3年ぶり9回目)

Y.S.C.C.横浜(3年ぶり9回目)

 神奈川県代表決定戦は延長の末、大学生チームに競り勝った。均衡を破れない展開にもじれず、相手の運動量が落ちたところで連続得点する試合巧者ぶりを発揮。就任3年目のシュタルフ悠紀監督は「守備の距離感やはめ方といった戦術的な細部で勝利することができた」と満足げだ。
 今季のJ3では下位に低迷するが、課題の守備が締まってきた。在籍6年目のGK佐川亮介や主将の土館賢人を中心に、劣勢でも高い集中力を示している。指揮官は「あとは最後の質の部分。もっとゴール前で連動してネットを揺らしたい」と攻撃面に目を向ける。
 専用の練習場を持たず、人工芝グラウンドを借りてトレーニングするなど環境は厳しい。同じ県内に六つのJクラブがひしめく中、天皇杯出場は存在感を示す好機だ。シュタルフ監督は「ジャイアントキリングできるように、まずは(初戦の)茨城県代表を倒したい」と意気込む。

(神奈川新聞)

山梨代表

韮崎アストロス(3年ぶり16回目)

韮崎アストロス(3年ぶり16回目)

 

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長野代表

AC長野パルセイロ(2年ぶり10回目)

AC長野パルセイロ(2年ぶり10回目)

 2年ぶりの出場となった長野県予選決勝は、昨年優勝のアルティスタ浅間(北信越1部)を1―0で下した。格下相手に主力で臨み、辛くも勝った。
 昨季はJ3最終節で敗れ、J2昇格を逃したAC長野。今季は「J3優勝、J2昇格」を目標に掲げる。就任3年目の横山雄次監督の下、球際の勝負強さや攻守の切り替えの速さに磨きをかける。守りは主将のDF広瀬健太が統率。MF藤山智史は豊富な運動量が持ち味だ。攻撃は、J2群馬から今季加入したMF宮阪政樹が組み立てる。
 リーグ戦は5月16日の第8節終了時点で1勝4分け2敗の10位と苦戦し、決定力不足の課題を抱える。天皇杯は初戦を勝てばJ1川崎と対戦する。チームや個人の力を高める意味でも貴重な場としており、横山監督は「しっかり準備し、一つでも上にいけるように戦う」と話している。

(信濃毎日新聞)

新潟代表

新潟医療福祉大学FC(初出場)

新潟医療福祉大学FC(初出場)

 県大会5連覇中だった新潟医療福祉大のBチームに当たり、Aチーム昇格へ意欲に燃える選手がそろう。格上のAチームとの対戦となった決勝は、気持ちの強さで上回った。球際の強さ、セカンドボールへの反応の早さで、五分五分のボールを回収。攻撃ではこぼれ球を詰めて2得点した。守備では冷静さも見せ、個人技で勝る相手に組織力で対応。無失点に抑えた。同大サッカー部の底上げを目指し、女子のINAC神戸で指揮経験がある高須理稔監督が率いて3年目。「チャンスをつかむのは自分」と高い意識を持たせて練習に励んでいる。ただ、4年生の東城雅也が「決勝はチームで気持ち一つにして戦った」と言うように、個人のアピールに走るのではなく、チームとして力を発揮できるのが特長だ。プロと対戦できる天皇杯は、絶好のアピールの場と意気込む。高須監督は「プロを目指している選手も多い。公式戦で見てもらえるのはありがたい」とし、一つでも上を目指す。

(新潟日報)

静岡代表

Honda FC(6年連続41回目)

Honda FC(6年連続41回目)

 静岡県予選は準決勝から登場し、9人目までもつれるPK戦の末にJ3のアスルクラロ沼津を撃破。決勝はJ3の藤枝MYFCを退けて勝ち上がってきた常葉大学を自慢のパスワークで翻弄し、本戦進出を決めた。
 テンポの良いパス回しで中央から崩していく攻撃的なスタイルを志向する。先発メンバーや布陣は試合ごとに変わるが、攻守で汗かき役となる鈴木雄也や勝負強いGK楠本祐規は欠かせない存在だ。
 昨季終了後に7年間チームを率いた井幡博康氏が退任し、コーチだった安部裕之氏が監督に昇格した。創部50周年の今季は日本フットボールリーグの王座奪還と天皇杯の優勝を目標に掲げる。北海道コンサドーレ札幌、徳島ヴォルティス、浦和レッズのJリーグ勢を3連破して旋風を巻き起こした第99回大会の再現を狙う。

(静岡新聞)

愛知代表

FC刈谷(2年ぶり16回目)

FC刈谷(2年ぶり16回目)

 JFLのリーグ戦は下位に低迷しているが、愛知県予選決勝では、FCマルヤス岡崎に対して相手のオウンゴールで奪った1点を粘り強く守り切り、本戦の出場権を勝ち取った。
 守備から試合を組み立てる。今季、加入したDFの浅田大樹は1対1の局面と空中戦に強く、守備陣の要。前線へのロングパスの能力も高く、カウンター攻撃の起点となる。攻撃陣は、ゲームメイクや足元の技術が高く、得点力もあるFWの佐藤悠希が引っ張る。中盤は欧州でのプレー経験もあるMFの古賀俊太郎ら若手が台頭してきている。
 門田幸二監督は「本来はメンバーを固定して戦いたいが、(リーグ戦で下位の)現在はコンディションやメンタル的に安定している選手を優先的に起用している」とチーム状況を説明。「相手の特長を消すサッカーが強み。チャレンジャーの立場として、我慢の守備を徹底して勝ちきりたい」と意気込む。

(中日新聞)

岐阜代表

FC岐阜(2年ぶり15回目)

FC岐阜(2年ぶり15回目)

 岐阜県代表決定戦は「FC岐阜対決」となり、FC岐阜SECOND(東海社会人リーグ2部)を2―0で下した。
 J3で2年目となる今季は、J1FC東京でコーチだった安間貴義氏が監督に就任した。基本システムは3―5―2を採用する。センターバックには主将の甲斐健太郎、三ッ田啓希ら180センチ超えの高さある選手がそろい、堅い守りとともにセットプレーからの得点が強みになっている。攻撃は縦に速い攻撃を志向し、積極的に相手の背後を突く。MF川西翔太が高い技術でけん引しているほか、開幕後にはJ1浦和から元日本代表のMF柏木陽介が加入し注目を浴びた。
 2回戦ではJ1横浜F・マリノスと顔を合わせる。副主将のMF大西遼太郎は「チームとしても個人としても評価を上げるためにはそういうところで何ができるか。1回戦に勝って(横浜FM戦で)自分の、チームとしての価値を高めたい」と意気込む。

(岐阜新聞)

三重代表

鈴鹿ポイントゲッターズ(2年連続7回目)

鈴鹿ポイントゲッターズ(2年連続7回目)

 チームは今季、攻撃陣、守備陣ともに昨季の主要メンバーが残り、そこに新加入選手を多数迎えたことで厚い選手層を誇る。天皇杯では、FW遠藤純輝、MF田村翔太を中心としたスピードのある攻撃的な試合展開を目指す。
 三重県予選決勝では、格上を倒して勝ち上がった「FC.ISE-SHIMA」と対戦。前半をスコアレスで折り返す緊迫した展開となったが、後半途中から怒濤の攻めで完勝。地力を見せつけた。
 JFL以上のカテゴリーで日本初の女性監督として就任したスペイン人のミラグロス・マルティネス監督も今年で三季目となる。リーグでは開幕ダッシュに成功するなど、「ボールを保持し続ける攻撃的なサッカー」はチームに着実に浸透。「天皇杯で1試合でも多く戦い、勝ち上がれるよう楽しんでいきたい」と意気込む。

(中日新聞)

富山代表

カターレ富山(2年ぶり12回目)

カターレ富山(2年ぶり12回目)

 富山県予選決勝は、守りを固める富山新庄クラブに苦戦した。前半はPKによる1点のみだったが、後半に疲れを見せた相手を攻守で圧倒。5-0と大差をつけて本戦出場を決めた。 
 今季から指揮を執る石﨑信弘監督は、前線からの積極的な守備から、素早く攻撃へ移ることを掲げ、全員が攻守にハードワークすることを求める。普段戦うJ3では8試合を終え、暫定首位に付けるなど、好調を維持している。
 攻撃陣は、昨季J3で11点を挙げたFW吉平翼や、高さのあるFW大野耀平、高精度のパスでゲームを組み立てるMF花井聖が軸となる。
 ボール奪取力と運動量に定評があるMF姫野宥弥や、空中戦が強いDF今瀬淳也、J1で300試合以上の出場を誇るベテランGK西部洋平が守備陣を引き締める。
 2年ぶりの本大会に向け、吉平は「1回戦にしっかり勝って、その後もジャイアントキリングを果たせるように自信を持って臨みたい」と意気込んだ。

(北日本新聞)

石川代表

FC北陸(初出場)

FC北陸(初出場)

 北信越大学リーグ1部に所属する北陸大サッカー部のセカンドチームに当たる。石川県大会決勝では、北陸大と4度目の同門対決となり、1―0と下克上を成し遂げ、初めて天皇杯切符をつかみ取った。
 県大会では田中一成が中盤で冷静にボールをさばき、攻撃の起点となった。決勝は共に2年生のMF三ツ井侑汰のクロスからFW原田侑瑞樹が頭で決勝ゴール。攻守にわたってハードワークできるのが強みで、原田は「天皇杯でもゴール」と意気込む。
 部長を務める元日本代表の越田剛史氏は「1軍で通用するメンバーもそろっている」と評し、宮崎陽監督は「念願の舞台。初出場なので怖いものはない」ときっぱり。勢いそのままにJ3・カターレ富山との初陣に挑む。

(北國新聞)

福井代表

福井ユナイテッドFC(10年連続13回目)

福井ユナイテッドFC(10年連続13回目)

 堅守をベースにしつつ、今季は、より前線の選手を増やした攻撃的なサッカーを浸透させる。
  福井県予選は準々決勝と準決勝で計10得点を奪い、危なげなく決勝に進出。3トップの攻撃的布陣で臨んだ、福井工大との決勝は、試合開始直後にFW野中魁が押し込み先制。序盤で主導権を握ると、前半だけで計5点を奪い早々に試合を決めた。後半も3ゴール。8―0と圧倒し、前身のサウルコス福井時代を含めると10年連続で天皇杯切符をつかんだ。
 北信越リーグ1部に属し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を狙う。チームをまとめるのは昨季までJ3沼津で主将を務めたベテランのDF尾崎瑛一郎だ。ピッチ全体に響き渡る大きな声で指示を与え続け、周囲の信頼は厚い。
 前回大会は県勢として初めてベスト8に名を連ねた。尾崎は「クラブの名を全国に知ってもらうチャンス」と、打倒Jリーグクラブに意欲を燃やす。

(福井新聞)

滋賀代表

びわこ成蹊スポーツ大学(4年ぶり6回目)

びわこ成蹊スポーツ大学(4年ぶり6回目)

 滋賀県予選決勝はJFLのMIOびわこ滋賀に3―0で完勝した。MF泉柊椰がハットトリックの活躍。守備陣も90分間集中力を切らさず、体を張ったブロックで相手のシュートをはね返した。
 女子日本代表「なでしこジャパン」コーチとして2011年ワールドカップ(W杯)初優勝を支えた望月聡監督がチームを率いる。学生たちには「世界はアグレッシブである」と説く。全員でボールを奪い、ゴールを狙う。「選手自身が声を掛け合い連動することが大事。しんどいこともいとわずやってくれている」とうなずく。
 守備の要は空中戦に強いDF森昂大。MF佐藤昴がチャンスメークを担い、左サイドでは泉のドリブル突破も起点となる。
 03年創部で男女合わせて約300人の部員が高め合う。ゲーム主将を務める森は「Jのクラブと対戦し、勝つことができればチームも個人の知名度も上がる。そこに向けて一戦一戦頑張りたい」。

(京都新聞)

京都代表

おこしやす京都AC(2年連続5回目)

おこしやす京都AC(2年連続5回目)

 京都府予選決勝では2年連続でASラランジャ京都との対戦となり、延長の末に1―0で競り勝った。5回目の出場となる天皇杯で、まずは初の1回戦突破を目指す。
 ガーナ出身FWイブラヒムが、身長188センチの体格を生かして攻撃の起点となる。左サイドのMF平石直人はドリブルが鋭い。足元の技術が高いFW林祥太や、長身GK真田幸太ら7人が新たに加入し、選手層は厚くなった。
 昨季は関西リーグ1部で4位に終わった。今季は「攻守ともにアグレッシブなサッカー」を掲げ、巻き返しを図っている。豊富な運動量で前線からプレスを掛け、球際での激しさにこだわる。指揮2年目の瀧原直彬監督は「天皇杯は実力を試せるのが楽しみ。自分たちの高い強度に相手を巻き込み、90分間圧倒することを目指す」と意気込む。

(京都新聞)

大阪代表

F.C.大阪(2年ぶり6回目)

F.C.大阪(2年ぶり6回目)

 昨年度と同じカードとなった大阪大会の決勝は、試合終了間際の劇的な決勝点でF.C.大阪が勝利した。FCティアモ枚方に先制されるも終盤に追い付き、アディショナルタイムにDF岩本知幸が逆転ゴールをたたき込んで大阪府代表の切符をつかんだ。
 クラブ創立は1996年。大阪府リーグと関西リーグを経て、2015年に日本フットボールリーグ(JFL)昇格を果たし、大阪から3クラブ目となるJリーグ参入を目指す。東大阪市をホームタウンとして、ラグビーのイメージが強い東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドで試合を開催するなど、意欲的な活動も見せている。チームには舘野俊祐、大山武蔵らJリーグ経験者に、橋本侑紀、木匠貴大といった関西学生リーグで活躍した大卒選手たちが顔をそろえる。
 チームを率いる塚原真也監督は「一つ勝てばJリーグのクラブと真剣勝負ができる。リーグ戦と同様に、一つ一つの試合に向けてしっかり準備をして挑みたい」と意気込む。1回戦で対戦するポルベニル飛鳥(奈良県代表)の美濃部直彦監督は、指揮官が高校生時代に京都パープルサンガユースで指導を受けたという間柄。師弟対決としても注目される。
 今年2月には疋田晴巳・前社長が急性劇症肝炎のため急逝。突然の別れに誰もが涙したが、クラブをけん引した男の思いを受け継いだ選手やスタッフはJリーグ昇格、そして天皇杯での躍進に意欲を燃やす。

(雨堤俊祐)

兵庫代表

関西学院大学(2年ぶり28回目)

関西学院大学(2年ぶり28回目)

 屈辱からの天皇杯出場権奪還だ。今季の関西大学リーグ開幕戦で、関西大学に0-8の記録的大敗を喫した。G大阪に加入が内定しているFW山見大登ら下級生からの主力が多く、「やれるという過信もあったと思う」と高橋宏次郎監督は振り返る。
 「悔しさを結果で払しょくしよう」と練習から目の色を変えた選手たち。今大会の出場を決めた兵庫県選手権は、前年の決勝で敗れたチェント・クオーレ・ハリマを準決勝で1-0の完封。決勝は初出場を目指すFC淡路島を3-2で退けた。前半に3点をリードし、反撃をしのいだ。
 天皇杯で狙うは、「ジャイアントキリング」の再現だ。3年前の第98回大会でG大阪を延長の末に撃破した。当時1年のDF本山遥主将は「大学サッカーの可能性を示せた。後輩にもあの姿を見せてあげたい」と意気込む。1回戦で滋賀県代表のびわこ成蹊スポーツ大学を破り、G大阪からもう一度大金星をつかみにいく。

(神戸新聞)

奈良代表

ポルベニル飛鳥(初出場)

ポルベニル飛鳥(初出場)

 昨年と同じカードとなった奈良県予選決勝で、13連覇を目指す奈良クラブを後半のアディショナルタイムの決勝弾で破った。昨年は0―0からPK2―4で惜敗。雪辱を果たした美濃部直彦監督は「県予選の歴史に変化を入れるチャンス」と選手たちを鼓舞。関西社会人1部リーグの若いチームを初の本戦出場に導いた。
 奈良県の中南和地域、橿原市を拠点に1979年に、橿原フットボールクラブを設立。2003年に他クラブと協議合意を図り、NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブを設立。ジュニアから社会人まで4つのカテゴリーで活動を続けている。ポルベニルはスペイン語で「未来」。
 社会人チームは2018年に関西2部に上がり、トップチームをポルベニル飛鳥に改称。20年に1部に昇格。2季目の今年、天皇杯出場のビッグチャンスをつかんだ。
 若手が多く、経験不足は否めないが、ベテランMF、志水克行主将は「1回戦を突破すればJリーグチームと対戦できる。いい経験になる。チャレンジしたい」と意気込む。

(奈良新聞)

和歌山代表

アルテリーヴォ和歌山(13年連続13回目)

アルテリーヴォ和歌山(13年連続13回目)

 北口雄一監督が掲げる"ハンティングフットボール"を今季も継続する。攻撃時はゴールを狩る、守備時は相手ボールを狩りにいく。指揮官は「守備のプレスは関西リーグでも機能している。攻撃ではサイド攻撃を繰り出しつつ、後方からの組み立てを良くしていきたい」とチームの現在地を説明する。今オフには久保裕一と三浦修が引退。2年続けて複数の主力選手がユニフォームを脱いだが、主将に復帰した大北啓介は「若い選手が加わって運動量は昨年よりも上がった」、就任2年目を迎える北口監督も「チーム全体で声を掛け合って集中力を発揮している」と今年の強みに自信をのぞかせる。
 和歌山県大会の決勝は9-0と大勝。FW陣は久保賢悟がハットトリック、門司涼佑と佐々木佳亮もゴールを決めるなど新加入選手が活躍し、昨季の主力だった中西倫也も4アシストを記録している。タイプの異なるFWが2トップの座を競っており「北口監督の掲げるサッカーでゴールを目指したい」(門司)と意欲的だ。
 天皇杯は13年連続出場となる一方で、いまだJリーグ勢に勝利できていない。まずは初戦突破に全力を注ぎ、「和歌山県代表として結果をつかみたい」(大北)という悲願を今年こそ達成したい。

(雨堤俊祐)

鳥取代表

ガイナーレ鳥取(2年ぶり23回目)

ガイナーレ鳥取(2年ぶり23回目)

 2019年大会以来2年ぶりの天皇杯出場を決めたガイナーレ鳥取。新たに就任した金鍾成監督とともに勝利を目指す。
 1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグ参入。2021シーズンのスローガンは「強翔(きょうしょう)」。「強くしたたかにJ2に駆け上がる」という意味が込められている。
 今季の補強ポイントは、守備では高さ、攻撃ではボールを動かして主導権を握る技術を重視。身長180センチを超える長身選手を獲得し、得意とするパスサッカーを生かすため、ドリブルで前線にボールを運ぶ技術がある選手を集めた。

(日本海新聞)

島根代表

松江シティFC(7年連続8回目)

松江シティFC(7年連続8回目)

 島根県予選決勝は、E-WING出雲(県社会人リーグ)に今年初の公式戦複数得点での勝利。若手選手の活躍も光り、層の厚さを見せつけた勝利だった。
 攻撃はチームのスタイルであるボール保持率の高いサッカーで試合の主導権を握る。MF垣根拓也やここまでリーグ(JFL)戦3得点でチームの司令塔を担うMF髙畑智也が果敢にボールにアタックする。
 守備では今季加入した対人、空中戦に強いDF宮内真輝や、DFの要を担うDF下村尚文が相手の攻撃の芽を着実に摘み、得意の攻撃スタイルへつなぐ。GK井上亮太も高いセーブ力を誇り、得点を許さない。
 今季3季目となる実信憲明監督は「相手がどうこうというより自分たちのサッカーをすることが勝利につながる」とどんな相手でもボール保持率の高い攻撃的なサッカーを貫くことを目指す。今年は大卒選手が多く加入し、チーム内競争も激化。選手のコンディションを見極め最適で試合に臨む。主将の垣根は「どんなに泥臭くてもとにかく勝利する」と気を吐いた。

(山陰中央新報)

岡山代表

三菱水島FC(2年連続14回目)

三菱水島FC(2年連続14回目)

 ENEOS水島との社会人対決となった岡山県代表決定戦決勝は6-0で快勝。昨季から主力を担うベテランと新加入の若手ががっちりかみ合い、隙のない試合運びを見せた。
 攻撃陣を引っ張るのは加入7年目のFW宮沢龍二。得点はもちろん、広い視野と正確なキックで周囲を生かすプレーも兼ね備える。新戦力では元J2岡山で身体能力の高いFW石川隆汰をはじめ、スピードが持ち味のFW岡本典也、展開力が光るMF河面龍征が存在感を発揮。速攻、遅攻と多彩なアタックでゴールに迫る。
 守っては安定感抜群の安田拓馬、山部晃のセンターバックコンビに、U-16(16歳以下)年代別日本代表歴を持ち、複数ポジションをこなせる中矢裕貴が加わり、「選手層に厚くなり、相手に応じ柔軟にメンバーを選べる」と菅慎監督。
 目指すはJ1名古屋に挑む2回戦進出。攻守の要となるMF中川知也は「岡山が盛り上がるニュースを届けたい」と意気込む。

(山陽新聞)

広島代表

福山シティFC(2年連続2回目)

福山シティFC(2年連続2回目)

 「シティ旋風」を再び巻き起こす。初出場ながら準々決勝進出と躍進した前回大会。見るものを魅了した攻撃サッカーは健在で、就任2季目の小谷野拓夢監督が掲げる「攻守で主導権を握るサッカー」は進化する。当時J3のブラウブリッツ秋田に1―3で敗れて果たせなかった「打倒Jクラブ」の目標に向けて広島県社会人リーグ1部の新興クラブの士気は高い。
 3年連続で同じ顔合わせとなった広島県予選決勝。雪辱に燃えるSRC広島に対して最後尾から徹底してパスをつなぎ、鋭いサイド攻撃を随所で披露した。4―1のスコア以上に圧倒。攻守の要、曽我大地は「福山市にサッカー文化を根付かせるため、見ていて楽しいサッカーを」。そんな高い志はチーム全体に浸透する。
 快進撃を支えた田中憧主将や前回大会得点王の田口駿たち昨季の主力に加え、藤井敦仁たち新加入組も県予選で活躍。小谷野監督は「昨季は固定したメンバーだったが、今季は毎試合、顔ぶれが変わっている」と厚みを増した選手層に手応え十分だ。

(中国新聞)

山口代表

FCバレイン下関(2年連続2回目)

FCバレイン下関(2年連続2回目)

 山口県予選の決勝で過去3度苦杯をなめた徳山大を破って出場権を獲得した。今季から走り込みに注力。相手への素早い寄せが目立ち、終始試合のペースを握った。
 県予選では準決勝からの2試合とも無失点と、DF吉沢凜太郎を中心に安定した守りを見せた。攻撃陣は両サイドアタッカーを起点に攻め、FW西田憲誌朗のドリブル突破で、何度もチャンスをつくっていた。福原康太監督代行は「選手の距離感が間延びするところがあり改善の余地がある。しっかり修正したい」と意気込む。
 初出場だった前回は初戦の2回戦で、準々決勝まで進んだ福山シティに惜しくも敗れた。今大会の初戦を突破すれば、2回戦はJ1名古屋グランパスと争う。チームは「Jリーグ昇格」を目標に掲げており、主将のMF田原伊織は「観客が面白いと思うサッカーをして、全国にバレインの名をとどろかせたい」と闘志を燃やしている。

(中国新聞)

徳島代表

FC徳島(6年連続6回目)

FC徳島(6年連続6回目)

 5年連続5度目の天皇杯挑戦となった昨年は、初勝利を挙げた。メンバー16人が残り、有望選手ら20人が加わった。総合力は昨年を上回る。4―2―3―1を基本陣形に、高い位置で素早くボールを回してゴールを狙う。
 ワントップの藤山雄生が前からプレスをかけ、相手DF陣のパスコースを限定。サイドMFの久保田蓮、中林一樹らがボールを奪い、陣形をコンパクトにしながら人数をかけて攻め込む。昨年の四国リーグで得点王に輝いたトップ下の松本圭介の決定力に期待がかかる。
 今年の天皇杯徳島県代表決定戦では、ラインが下がって押し込まれる場面が目立った。本番に向け守備の立て直しを図っており、新加入のセンターバック里出怜央が最終ラインを統率する。後方から攻め上がる場合は、丁寧につないで両サイドを広く使って仕掛ける。
 笠井泰嘉代表は「チームがやってきたことを全て出し切り、一戦必勝を誓う」と話している。

(徳島新聞)

香川代表

カマタマーレ讃岐(2年ぶり22回目)

カマタマーレ讃岐(2年ぶり22回目)

 今季のJ3リーグ戦で開幕5連敗を喫したが、シーズン途中で就任したゼムノビッチ・ズドラブコ監督の采配で初勝利をつかみ、連敗をストップ。続く天皇杯香川県代表決定戦に勝ち、2年ぶり22回目の本大会出場を決めた。
 課題は得点力の向上。5連敗のうち4試合は無得点で敗れた。しかし、新体制の下でサイド攻撃やシュートの精度などを改善しており、状態は上向いてきている。
 第8節までの4得点は全て、FW中村駿太、DF小松拓幹、MF岩本和希、DF薩川淳貴の4選手によるJ初ゴール。加入1、2年目の若手の活躍がチームを刺激している。
 ゼムノビッチ監督は、かつて率いたJ1清水で第81回天皇杯を制し、第80回でも準優勝の経験を持つ。「大好きな大会。讃岐でもできるだけ上に行き、活躍できるように全力で勝負したい」と意欲を示している。

(四国新聞)

愛媛代表

FC今治(3年ぶり11回目)

FC今治(3年ぶり11回目)

 就任2年目のリュイス・プラナグマ監督が指揮を執る。今年は新たに選手12人を加えて戦力増強したものの、戦術の浸透や連係面が課題。J3ではチャンスをつくるものの決められず、下位に沈む。
 愛媛県予選決勝は、元ポルトガル1部のFWバルデマールがハットトリックし、身体能力の高さを見せつけた。パナマ代表として昨年日本代表と対戦したDFオスカル・リントンも打点の高いヘディングで得点。4月半ばにチームに合流し、反撃の起爆剤として期待がかかる2人が、初先発で躍動して弾みを付けた。
 天皇杯1回戦の相手はJ2愛媛FC。公式戦での「愛媛ダービー」は、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーに就任した2014年以降、初となる。「すべての試合に勝ちたい」とリュイス監督。大きな注目を集める一戦に士気を高める。

(愛媛新聞)

高知代表

高知ユナイテッドSC(6年連続6回目)

高知ユナイテッドSC(6年連続6回目)

 JFL2年目の今季は大卒ルーキーが多く入団。全体の半数が入れ替わり、攻守にチーム内の意識の共有を進めている。リーグでは、開幕2連勝からの4連敗と勢いに陰りが見えるが、スーパーシードとして決勝から登場となった県予選では古豪・高知大に2―1で勝利。スコアは1点差だったが、慌てる場面はほとんどなく、JFLクラブとしての地力を見せた。決勝は故障で欠場した、J3富山から新加入のMFルーカス・ダウベルマンが復帰すれば、中盤の層の厚さは増す。
 昨年の天皇杯では高知県勢で初めて4回戦に進出。その4回戦では筑波大と対戦し、後半終了間際までリードしていながら同点とされ、延長戦の末に敗れた。その悔しさを知るメンバーは、特に再び上位を狙う気持ちが強い。加えて、今年の1回戦でJ3讃岐に勝てば、高知県勢では初のJクラブ撃破の快挙となる。主将の平田拳一朗は「お隣の県で、練習試合もよくする相手。自分たちが次のステージに行くためにも、高知県サッカーの新しい歴史を開くためにも、勝つ!」。より一層、燃えている。

(高知新聞)

福岡代表

福岡大学(2年連続34回目)

福岡大学(2年連続34回目)

 福岡県予選決勝では後半3ゴールで九州共立大を突き放し、2年連続出場を決めた。Jリーグでプレ-していた選手が中心となっていた昨年と違い今年はチーム力で勝負する。コロナ禍や主力の故障などでメンバーがそろわず「ポジションもシステムもまだ固まっていない。試合で勝ちながら作っていくしかない」と乾真寛監督は未完成のチームの整備を進める。
 DF陣は下級生が多いため、前チームからのレギュラーで経験のあるボランチのMF田中純平が守備をまとめる。途中出場して後半4点目を決めたFW鶴野怜樹はスピードがあり抜群の突破力を誇る。DF岡田大和の左サイドからの攻撃も大きな武器になる。
 下級生が多いチームだけに荒削りな部分もあるが「サイズやスピードで可能性のある選手は多い。経験を積んでいくだけ」と乾監督は成長に期待し、J1チームとの対戦を目標に強化を進める。

(西日本新聞)

佐賀代表

川副クラブ(23年ぶり3回目)

川副クラブ(23年ぶり3回目)

 1998年以来23年ぶりに本選出場を決めた川副クラブ。決勝ではこれまで9度の天皇杯出場を誇る佐賀LIXIL FCとの激しい点の取り合いを制した。
 チームのプレースタイルは堅守速攻で、主将のMF田中功一は強いリーダーシップでチームをけん引。決勝では2ゴールを挙げる活躍を見せた。対人に強いDF堀西謙太やカバーリング力のあるDF内田真仁が最終ラインを統率。ボランチの角康平と岡明広が攻守で試合をコントロールしながら、隙を突く攻めでゴールを狙う。
 新型コロナウイルスの影響もあり部員数は現在20人だが、MF吉川極心やDF都渡倭ら若手も加わり、運動量は大きくアップした。積極的な起用でチーム力の底上げも図っていきたい。
 1回戦の相手は宮崎県代表のホンダロックSC(JFL)。後藤惇志監督は「相手は格上。臆することなく守備からリズムをつくってカウンターを狙いたい」と一戦必勝を誓う。

(佐賀新聞)

長崎代表

MD長崎(3年連続5回目)

MD長崎(3年連続5回目)

 長崎県社会人リーグ1部に所属するチーム。メンバーは公務員や会社員を中心に、多種多様な職場で働きながら活動している。長崎県予選決勝は三菱重工長崎に3―1で勝利した。
 ピッチを広く使ってパスを回し、両サイドから攻め上がるスタイル。チームの心臓はMF水頭廉。巧みな技術でゲームをコントロールする。FW深町浩之は泥くさく、ひた向きなプレーでゴールに迫る。
 新加入の日本文理大卒ルーキーMF古川力とDF坂本尚幸も、左サイドで存在感を示す。守備はGK渕上隼人、DF上野周平、岩竹一也らを軸に、粘り強くはね返す。
 1回戦はアウェーでJ3の鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。県予選決勝で指揮を執った西本龍平監督は「格上のチームとできるのは恵まれている。長崎県の代表として恥ずかしくないプレーをして、胸を張って帰ってきたい」と意気込む。

(長崎新聞)

熊本代表

ロアッソ熊本(2年ぶり21回目)

ロアッソ熊本(2年ぶり21回目)

 J3に降格後3季目の今季も、大卒や高卒ルーキーら若手中心のチーム編成となった。就任2季目の大木武監督はボールを保持しながら、攻撃的なサッカーを志向しつつ、昨季課題だった守備面は3バックにシステムを変更し、徐々に安定感が出てきた。
 リーグ戦は8試合を終え4勝3分け1敗の4位と好位置につける。パスを細かくつなぐだけでなく、ロングボールを交えた展開を含め、多彩な攻撃が持ち味。シーズン途中に3トップから2トップに変更したことが功を奏し、選手間の距離が近くなり、連動したパス回しが増えた。
 主力が流出した攻撃陣は、大卒ルーキーのFW杉山直宏やFW東出壮太ら新加入選手が存在感を発揮しつつある。エースのFW浅川隼人はリーグ戦4得点。中盤の底で攻守の要を務めるMF河原創は球際の強さを発揮し、ピンチの芽を摘み取る。
 新型コロナウイルス禍で昨季は天皇杯に参戦できず、連続出場記録が途絶えた。その分、今大会に懸けるイレブンや指揮官の意欲は強い。

(熊本日日新聞)

大分代表

日本文理大学(12年ぶり6回目)

日本文理大学(12年ぶり6回目)

 日本文理大は過去3年連続で決勝に駒を進めながら涙をのんできた。それだけに念願の本大会出場を果たし、士気は高い。
 持ち味の堅守速攻にパスワークが加わり、昨年度の九州大学サッカーリーグ1部で初優勝した。大分トリニータU―18出身のGK清水羅偉主将(4年)、DF竹内悠力(2年)ら守備陣は同リーグ11試合7失点と堅い。攻撃は両足から高精度のパスを出せるMF村松凌(4年)を軸に、ボールをつないで好機を築く。セットプレーや長いボールも織り交ぜて局面打開するなど戦術は多彩だ。
 初戦の相手はJ3熊本(熊本県代表)。2017年の監督就任後初めて全日本選手権に臨む西野晃平監督は「相手のスピードにうまく対応することが重要」と警戒を強める。清水主将は「Jチームと対戦できることに胸が高ぶっている。経験をするのではない。もちろん勝ちに行く」と誓った。

(大分合同新聞)

宮崎代表

ホンダロックSC(2年ぶり14回目)

ホンダロックSC(2年ぶり14回目)

 宮崎県予選決勝は、今季からJ3で戦うテゲバジャーロ宮崎を相手に守備の意識を高く持ち、最後まで粘り強く守った。延長戦で決着はつかず、2年前同様にPK戦を制して本戦出場を決めた。
 昨季は選手の半数近くが入れ替わり、戦いの中で新たな形を模索。「チャレンジ精神」を掲げてJFLに臨んだが、12位と負け越した。それでも攻撃陣が相手ゴール前でのプレーを増やし、着実に経験を蓄積。より得点につなげようとオフは前線での実戦練習に注力した。
 今季は、専大出のDF高橋健ら大卒4人が新加入。伝統の堅守速攻に加え、能動的に攻撃を仕掛けるスタイルがより明確となった。基本システムは4―4―2。昨季加入したメンバーも鍵を握り、攻撃では昨季チーム最多3得点のMF田中大和らに加え、「泥くさく得点にこだわりたい」と話すFW日野友貴の成長ぶりも目を引く。DF長谷川雄介は献身的なプレーで後方からチームを支える。

(宮崎日日新聞)

鹿児島代表

鹿児島ユナイテッドFC(2年ぶり7回目)

鹿児島ユナイテッドFC(2年ぶり7回目)

 今季就任したアーサー・パパス監督の下、攻撃的サッカーに磨きをかける。ハードワークを信条とし、パパス監督は「勝つことも大事だが、どのように勝つかも大事」とこだわりが強い。
 ボールを長く支配し、長短織り交ぜたパスで主導権を握る。GKを含めた最終ラインから丁寧に組み立て、絶対的な信頼のある砂森和也主将と運動量豊富なフォゲッチの両サイドバックが果敢に攻撃参加。スピードと決定力を備えたFW米澤令衣らがゴールに迫る。野嶽惇也・寛也兄弟、最年長の酒本憲幸にも注目だ。
 守備陣は好セーブの光るGK大西勝悟がけん引する。センターバックの田辺圭佑はボランチの経験を生かした展開力が魅力。コンビを組むウェズレイ・ロドリゲスは体が強く、182センチの長身はセットプレーでも頼りになる存在だ。

(南日本新聞)

沖縄代表

沖縄SV(3年連続3回目)

沖縄SV(3年連続3回目)

 沖縄県予選決勝は、同じ九州リーグの海邦銀行SCを3―0で下し、3年連続3回目の出場を決めた。九州リーグは開幕から連勝中。最大の目標である日本フットボールリーグ(JFL)昇格に向けて、天皇杯は強豪相手に実力を試す場となる。
 今季は身長195センチのFW和田健太郎らを補強。セットプレーでは安藝正俊と岡根直哉の両センターバックと共に高さの迫力は十分。右サイドバック鵜飼亮多のロングスローも大きな武器となっている。県予選決勝で2得点を挙げたFW赤木直人の突破力も大きな魅力だ。
 2年前は2回戦に進んだもののサンフレッチェ広島に0―4。コロナ禍による推薦で出場した昨年は1回戦で鹿屋体大に敗れる悔しさを味わった。
 JFL昇格に向けてチーム全体のレベルアップを続ける。山本浩正監督は「しっかりと自分たちができることをやって初戦突破したい」と意欲を見せる。

(沖縄タイムス)