「憧れ捨てて」米国でも反響 大谷の言葉を称賛、すぐに拡散

WBCの優勝トロフィーを手にする大谷=21日、マイアミ
WBCの優勝トロフィーを手にする大谷=21日、マイアミ
2023年03月24日
共同通信共同通信

 野球の第5回WBC決勝で大リーグのスター選手がそろう米国との対戦前に、日本代表の大谷翔平がチームメートにかけた言葉が米メディアでも取り上げられ、反響を呼んでいる。「憧れは捨てましょう」―。ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は「冷静ながら気迫のこもったスピーチ」と紹介し、仲間を鼓舞した姿を称賛した。

 「憧れてしまっては超えられない。僕らは超えるために、トップになるために来たので、きょう1日だけは憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」。試合前の円陣の様子を「侍ジャパン」の公式ツイッターが動画で配信。その後、SNS上で英訳が記され、あっという間に拡散された。

 試合後、大谷も出演した中継テレビ局のインタビューでは、メジャー通算696本塁打を放った解説者のアレックス・ロドリゲスさんが「感動的なスピーチ」と話し、言葉の意図を質問。大谷は「リスペクトの気持ちが(強いと)受け身になってしまう。負けないんだという気持ちでいきたかった」と説明した。

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