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47NEWS

「愛媛を、野球の聖地に」えひめ愛・野球博 - EHIME BASEBALL EXPO

俳人・正岡子規が米国のベースボールをふるさと松山に持ち帰り、約130年。
人を、地域を、国を、文化をつなげてきた野球。野球王国・愛媛は「野球の聖地」を目指すことを誓います。

愛・野球博とは

中村時広知事あいさつ

歴史は子規から始まった

西日本豪雨が愛媛にも大きな傷跡を残した今年、第100回全国高校野球選手権大会が開かれました。地区予選から高校球児が「聖地」をめざして全力でぶつかり合う素晴らしい試合が展開され、その全ての球児の夢を背負って済美高校が県代表となりました。そして夏の甲子園100回記念にふさわしい見事な試合を続け、感動と夢と元気を被災地に贈ってくれました。

愛媛の野球の歴史は、俳人正岡子規(松山に帰郷した1889年、母校の県松山中学校の後輩に野球を伝授)から始まったといっても過言ではありません。

約130年前、開国間もない日本を訪れた米国人が遊びとしてベースボールを披露していたそうです。子規はたちどころに魅了され、ベースボールを始めます。体調を崩してからは新聞記者として、野球の面白さを世に広めようと尽力しました。120年ほど前、子規はこんな短歌を詠んでいます。「久方のアメリカ人(びと)のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも」。それほどまでにのめり込んだ野球の普及への多大な貢献を認められ、子規は野球殿堂入りを果たしました。

子規の意思を継いで愛媛の先人たちは高校野球、社会人野球の歴史を刻んできました。子規が伝えた思いは全県に広がり、野球はスポーツを超えて文化の領域まで昇華したのではないかと思います。

2年後には東京オリンピックで野球とソフトボールが競技に復活します。この機を捉え、愛媛に根付いた野球の魅力を再び多くの方がかみしめるとともに、次の世代に伝えていくことを願って、3年間にわたり愛・野球博を展開します。

  • 中村時広知事

特集

「王国」躍進へ「愛・野球博」始動‼ 〜3年にわたり多彩イベント 開幕フォーラムに700人〜

「野球王国・愛媛」の新たなスタートへプレーボール! 野球をテーマに3年にわたりスポーツ・文化の多彩なイベントを繰り広げて地域を元気にする「愛・野球博」が開幕しました。8月26日に松山市民会館でオープニングフォーラムを開催。愛媛ゆかりの野球関係者をゲストに迎え、対談やパネルディスカッションで機運を盛り上げました。子どもから大人まで約700人が参加しました。

子規が球史開き文化に昇華

フォーラムでは愛・野球博実行委会会長の中村時広知事があいさつし、「愛媛の野球の歴史は俳人正岡子規から始まった」と紹介。ベースボールに魅了された子規が130年前、帰郷の際に松山に伝えて以降、野球は県内で急速に盛んになり「スポーツを超えて文化の領域まで昇華した」と語りました。一方、今夏の記念すべき第100回全国高校野球選手権大会では、済美高校がベスト4入りの大活躍を見せ、西日本豪雨災害が深い傷跡を残した愛媛に「感動と夢と元気」を与えてくれたとたたえました。

続いてスポーツコメンテーターの古田敦也さん(元東京ヤクルトスワローズ)と中村知事が「愛媛県民の野球愛」と題して特別対談。プロ野球オールスターゲームの松山誘致(2002年)を巡るエピソードや、ヤクルトの秋季キャンプが松山で行われるようになった経緯を振り返り、ざっくばらんなトークで会場を沸かせました。 パネルディスカッションでは古田さんと、社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」監督兼内野手の片岡安祐美さん、中村知事がパネリストとして登壇。八幡浜市出身のスポーツジャーナリスト二宮清純さん(スポーツコミュニケーションズ代表取締役、愛媛のスポーツマガジン「E-dge」総監修)がコーディネーターを務め、「野球のチカラと地域の活性化~野球王国・愛媛が持つ可能性~」をテーマに語り合いました。

スポーツが地域を盛り上げる

二宮さんは、プロ野球の草創期をリードした沢村栄治(巨人軍エース)、景浦将(大阪タイガース主砲)の両選手がともに愛媛に関係があるとし「愛媛はプロ野球揺籃(ようらん=ゆりかご、発展の初期段階)の地」と解説。パネルディスカッションの話題は、愛媛が育んだ名選手・名監督から、松山商―三沢(青森)による決勝での延長18回再試合(1969年夏)や「奇跡のバックホーム」(1996年夏)といった甲子園名勝負、コンピューターゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える「eスポーツ」による野球の裾野拡大、シニア世代と野球の楽しみ方まで多彩に展開しました。

片岡さんは2008年に女子硬式野球ワールドカップ(W杯)が松山で国内初開催されたとき、初優勝を飾った日本代表の一人としてプレー。松山は2006年から毎年、全日本女子硬式野球選手権大会の会場にもなっており、女子野球の盛り上がりを支えてきた「聖地と言っていい場所」と話しました。
古田さんは日本のプロ野球の最近のトピックとして、「地域密着」を掲げて球場への集客に力を入れる球団がビジネス面でも成功を収めるようになっていると指摘。「プロスポーツクラブは地域を盛り上げるためにある」と力強く主張し、人口減少時代の地域活性化に果たす役割を期待しました。

四国にプロ野球球団を!

登壇者はスポーツは人を楽しませるだけでなく、愛される地元球団には若者をつなぎ止め、人口流出に歯止めをかけ、地域を元気にする大きな力があると確認し合いました。愛媛には3万人を収容できる坊っちゃんスタジアムもあり「四国に、ぜひプロ野球球団の招致を」と求める声が相次ぎました。
 中村知事は「プロ野球球団の四国招致は不可能ではない」と分析し、四国の他の3県の知事とも連携を図りながら前向きに取り組むと説明しました。また、愛・野球博の開催で「愛媛の先人たちが残してくれた感動のドラマを多くの方に伝えたい」と、野球王国の隆盛に向けた意気込みを語りました。
 ステージでは高校生による野球応援のパフォーマンスも繰り広げられました。松山東高校吹奏楽部がブラスバンド演奏、松山中央高校ダンス部がチアリーディングをそれぞれ披露。球場のスタンドさながらの躍動感と迫力で来場者を魅了し、拍手と声援を浴びました。

松山市営球場跡地の城山公園で野球を愛する県民が参加し撮影された愛・野球博のプロモーションムービーも上映。同球場から坊っちゃんスタジアムへのバトンタッチ、高校野球や社会人野球での県人の輝かしい足跡、野球拳の誕生など愛媛と野球の歴史をたどるパネル展にも多くの参加者が見入りました。

フォーラムは「始球式」で締めくくり。中村知事が愛・野球博の開幕を宣言して「プレーボール!」の声を高らかに響かせ、ゲストとともに客席に向かって次々にカラーボールを投げ入れました。ユニホーム姿の野球少年たちをはじめ、幅広い年齢層でいっぱいの会場の盛り上がりは最高潮に。カラーボールをキャッチした参加者はゲストらのサインボールと交換してもらい、満面の笑みを浮かべていました。

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