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PR特別企画 ゲームチェンジ時代を切り拓く「ひらめき・こと・もの・ひとづくりプログラム」 ものづくり教育を大改革!東京都市大学

 かつて「ものづくり大国」として進化してきた日本の製造業だが、いまや単純な“ものづくり”では生き残ることが難しい時代。モノにはサービスやソリューションなど付加価値を加えなければ、他との差別化は難しい。

 近い将来、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合するSociety5.0時代がやってくる。そこで必要なのは、従来の価値観にとらわれず、時代に変化を起こすゲームチェンジャーだ。

 そうした時代のニーズをいち早くとらえた東京都市大学では、次世代の社会変革のリーダーや製造業の未来を切り拓く人材を育成すべく、2021年春に「ゲームチェンジ時代の製造業を切り拓く『ひらめき・こと・もの・ひと』づくりプログラム」をスタートさせた。学部の枠はもとより、大学教育に対する固定概念までも取り払った画期的なカリキュラムが、いま教育界や有識者から大きな注目を集めている。

ひらめきや協働力を育む新しい学びの場

薬剤耐性(AMR)とはどんな問題なのか

 ある日の教室。学科の違う学生たちが同じテーブルを囲みながら、熱心にディスカッションしている。このテーブルでは「食品ロスをなくす」という課題を解決するために、食材の賞味期限を管理するアプリを検討中だ。「家にある食材や体調に合わせてAIがレシピ提案するのはどうだろう」「どうせなら家計簿機能も搭載しては?」。互いのアイデアが起爆剤となるのか、どんどん意見が出て議論も活発。学生たちの顔はマスク越しでもワクワク楽しそうに見える。

 これは東京都市大学が今年度からスタートした「ゲームチェンジ時代の製造業を切り拓く『ひらめき・こと・もの・ひと』づくりプログラム」の授業科目「ひらめきづくり」の一コマだ。従来の大学の講義といえば、教授が教壇に立って一方的に説明をする「チョーク&トーク」と呼ばれるスタイルが一般的だった。しかし、この授業は毎回学生たちが主体的にディスカッション等を活用しながら問題を発見し、課題解決へと導くアクティブ・ラーニングだ。

 同プログラムを受講中の理工学部 電気電子通信工学科1年の山田彩未さんは、「本プログラムは単純なアイデア出しではなく、もっと本質的な問題を発見する力と解決策へのアイデア力を学ぶことができ、それをもとにディスカッションとプレゼンテーションで実践的に学べるのが魅力です。カリキュラムを通して、アイデアを広げる力やチームで協働してアイデアを形にする力が身に付いてきたと感じます」と話す。

単なる技術オタクではない、次世代の人材育成

 東京都市大学は1929年に設立され、前身となる武蔵工業大学の時代から“ものづくり”の伝統を培ってきた。理工学部長で同プログラム運営委員会委員長の岩尾徹教授は次のように説明する。

「“ものづくり”は本学の強みであり、長らく日本の“ものづくり”を支えてきた自負があります。しかし、ゲームチェンジの時代においては、専門スキルに長けた技術の“オタク”というだけでは不十分。たとえば、電気が専門なら電気を使って都市をどのように楽しい場所にしたり、快適にしたりしていくかまで考える視点が必要ですし、エネルギー問題だって環境や経済と切り離して考えることは難しいでしょう。物事をあらゆる側面から見て、個別最適解ではなく全体最適解を得るためには、ほかの分野の技術者や専門家と協働して新たな価値を創造できる人材が必要です」

 東京都市大学では、すでに2020年度から、知識を得るだけでなく、チームで協働しながら、問いを生み出し、課題解決力を育む「SD PBL」(持続可能な社会の発展に資する人材育成という本学の教育目標のためのオリジナルなPBL(問題基板型学習):Sustainable Development Project organized Problem Based Learning)という学びの方法を取り入れているが、今回のプログラムはさらに一歩踏み込んで、従来のカリキュラムを抜本的に見直した。

 これは開学90年を超える歴史の中でも大きな改革。学科や学部の垣根を取り払い、文理横断や分野融合を進めた結果、124単位という各学科の卒業要件は変えずに、新たな学びを履修できる科目構成を実現。プログラムの独自の授業科目として、「ひらめきづくり」「ことづくり」「ものづくり」「ひとづくり」「AI・ビッグデータ・数理データサイエンス」の5分野、約40科目を新たに開講し、幅広い教養と深い専門性を身に付けるための新カリキュラムを完成させた。同プログラムは文理横断で学修の幅を広げる教育を支援する文部科学省の「知識集約型社会を支える人材育成事業」に採択されている。

 特長は、「育成すべき人材像」ありきのカリキュラムになっていること。これまでのカリキュラムは学問の分類から学習内容を決めていたが、このプログラムでは育成すべき人材像「知識集約的な思考アプローチにより、全体最適解を得る人材」を明確にし、その人材像にどんな教育が必要かという観点からカリキュラムが作られている。

「このプログラムで育成したいのは、波のない水たまりに石を投げる人。つまり、ひらめきながら問題提起をして、周りを巻き込んでいける人。いまの日本社会には誰かが投げた石を拾える人は多いけれど、自ら石を投げられる人は不足しているんです。とくに理系の感覚を持って社会を変革するリーダーや、イノベーター、経営のリーダーが求められています」(岩尾教授)

「ひらめきづくり」の授業では、1+1で2を作る力だけではなく、0から1のアイデアを生み出す力も養う。「ことづくり」は物語や流行を生み出す力を培う。たとえば、カメラを売りたいと思ったら、機能性だけをウリにするのではなく、「カメラで撮った大切な思い出をどう活用するか」という“ことづくり”を行い、その中での問いに対しソリューションを提案することで新たな価値を生んでいくようなスキルだ。知識やアイデアを形にするのは、創設以来同学が大事にしてきた「ものづくり」の力。「ひとづくり」では、グローバルに対応する判断力や多様な人と共創する力を身に付ける。そして「AI・ビッグデータ・数理データサイエンス」を扱う力が、全体最適解を導き未来を予測する流れを後押しする。

ものづくり改革から、くらしづくりの改革へ

 初年度(2021年度)は、理工学部の機械工学科・機械システム工学科・電気電子通信工学科の3学科からスタート。100名の定員以上の応募があり、急きょ定員を増加したほど好評だ。

 岩尾教授は「約10か月間が経ちますが、学生のディスカッションのスキルが上がり、当初より授業が盛り上がって活性化しています。また、授業前後にもチームで積極的に問いを生み出したり、課題に挑戦したりする姿が見られ、協働や共創的な学びの姿勢が育まれつつあります」と確かな手応えを感じている。

 同プログラムは2023年度から理工学部全体へ展開、さらに2024年には全学展開を予定しており、理系・文系の垣根を超えた融合が進む。また、同大独自の留学プログラム(オーストラリアやニュージーランドの大学へ留学)や電気電子通信工学科の国際イノベーター育成オナーズプログラムとの両立も可能になっており、国際的視野も身に付けられる。

「東京都市大学は今後、『ものづくり』の改革だけでなく、環境・都市・社会・生活・人間までを含めた『くらしづくり』の改革に挑戦していきます。学部の垣根を変えた融合が進むことで、よりいろいろな価値を創造して社会を変革できる人材を輩出し、豊かなくらしをつくるSociety 5.0の実現に貢献したいと考えています」と岩尾教授は説明を締めくくった。

 学生の5年後、10年後の未来を変える、そして製造業や日本の未来を支える新しい教育プログラム。今後の展開にも期待したい。

岩尾徹(いわお とおる)

岩尾徹(いわお とおる)

東京都市大学 理工学部長
1974年生まれ。2000年3月中央大学博士課程後期修了。博士(工学)。2004年武蔵工業大学講師、2009年東京都市大学准教授、2017年同教授、2021年理工学部長、現在に至る。Society 5.0 やUE2DX(アーバン・エネルギー&エコロジー・デジタルトランスフォーメーション)の実現に向け、サイバーフィジカルDXを駆使した研究や専門の電力エネルギーの研究に従事。ドラマや映画の科学監修多数。ドラマ『ガリレオ』では、ひらめきの式を担当。

東京都市大学

東京都市大学の興りである武蔵高等工科学校(武蔵工業大学の前身)は、1929(昭和4)年に、工学教育の理想を求める学生たちが中心となって創られた大学。約10 万人の卒業生を輩出し、「就職に強い」と称される同学は、東急グループに属し、企業に選ばれる高い研究力があることも魅力の一つ。理工系を軸とする総合大学の伝統校として、“都市大”は企業、社会、時代が求める人材を育成し続けている。

【設置する学部(学科)】

  • 世田谷キャンパス
    • 理工学部(機械工学科/機械システム工学科/電気電子通信工学科/医用工学科/応用化学科/原子力安全工学科/自然科学科)
    • 建築都市デザイン学部(建築学科/都市工学科)
    • 情報工学部(情報科学科/知能情報工学科)
  • 横浜キャンパス
    • 環境学部(環境創生学科/環境経営システム学科)
    • メディア情報学部(社会メディア学科/情報システム学科)
  • 等々力キャンパス※2022年4月、世田谷キャンパスに移転予定
    • 都市生活学部(都市生活学科)
    • 人間科学部(児童学科)