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PR特別企画 今をつなぎ、未来につなげる「インフラに貢献する企業」Allied Telesis

IoTで生活が便利になるの?

 最近、病院で診察までの待ち時間が短くなった、と感じる方も増えているのではないか。以前は「2時間待って3分診療」というケースも珍しくなかった。改善されている背景には、医療施設で導入が進む、電子カルテなどのデジタル化が急速に普及していることがある。そのデジタル化を支えている会社が、アライドテレシスホールディングス(東京証券取引所第2部上場)傘下のアライドテレシス(東京)だ。社会のあらゆるモノがネットワークにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)時代の到来で、私たちの生活がどのように便利で豊かになるのか、同社の佐藤朝紀専務(49)に聞いてみた。

ネットワークは〝血管〟

ネットワークは〝血管〟

 日本発のアライドテレシスは、ネットワーク機器の研究開発を原点に1987年に誕生しました。現在はネットワークの設計から、構築、保守、運用、セキュリティマネジメントにまで活動の範囲を広げています。ただ、私たちのビジネスは、ネットワークに携わる業務であることから、みなさんが感じる「便利な世の中」を陰で支えている、「縁の下の力持ち」といった存在といえます。
 そもそも、現代社会におけるネットワークとは何でしょうか。ネットワークは人間の身体でいえば〝血管〟だと考えています。社会の中の〝血管〟といえば、電気や水道、ガスなどが思い浮かぶでしょう。スイッチを入れれば部屋の蛍光灯がつく、台所の蛇口をひねれば水が出る、調理器のボタンをカチャっと回せば火がつくのと同じように、ネットワークにつながるというのは当たり前のことになりました。生活するうえで今やなくてはならない存在であるネットワークは、人間の身体で例えるのであれば、〝血管〟のような存在です。〝血管〟は破裂するなど、何らかのトラブルが起きれば、血液が脳や心臓に送られなくなり、生死に関わります。ネットワークに当てはめれば、どんなに素晴らしいサーバーやアプリケーションを持っていてもネットワークそのものがつながらなければ機能が停止し、使いものになりません。〝血管〟が正常に機能する、すなわちネットワークそのものがつながることが重要なのです。自社について、「世の中を陰で支える存在」と指摘したのも、ネットワークを、普通は見えない身体の〝血管〟にたとえたためです。

ミスがなくなる

ミスがなくなる

 〝血管〟の話のつながりで恐縮ですが、アライドテレシスの仕事が、実際の医療現場で、患者、医療関係者らにとって、以前と比べ、どのように便利になったかを説明します。ただ、医療施設のうち、止めないネットワーク構築、電子カルテ・安定した無線LAN導入などデジタル化に取り組んでいるのは、全体(約8400施設)の半数にも満たない状況ですので、どこの病院でも当てはまるわけではないことをご理解ください。
 まず、病院の窓口で受付をします。これまでは、たとえば、患者のカルテを看護師らが、診察室にいる医師のところに持っていき、その際、カルテの置き間違いが起きたとします。そうすると、先に受付した患者の診察が後になるケースもあったのですが、病院内をネットワーク化し、カルテがすべてオンラインでデジタル化できたら、患者の疾病情報、受け付け順番などもしっかり管理ができます。
 さらに、院内で医師が入力した処方箋の情報がスピーディーに共有されることで、患者にとっては治療後に薬をもらう待ち時間の短縮につながります。
 また、デジタル化することで、医療施設側のケアレスミスをなくすことが可能になります。医療関連情報を一元的に管理できますし、電子化しているので、最終的に何を間違ったのかが追跡できます。もし、何かしら事故があったときも、後でデータの履歴をたどりやすい利点があります。
 患者、医師ら双方にメリットがあると言えるのは、デジタル化することで、医療の連携、「チーム医療」が行いやすくなり、医療の質の向上につながります。複数の医師らで患者の治療に当たる場合、紙ではできなかったことが、デジタル化すれば、各先生のタブレット上などで患者情報を共通で閲覧でき、カンファレンスの場など、医療方針の議論がこれまで以上にしやすくなるでしょう。患者データの共有が実現することは大きな進歩といえます。
 今後の医療現場では、電子カルテ以外のものもネットワークでつながっていく時代になるでしょう。体温・呼吸・脈拍・血圧などといったバイタルサイン(生命徴候)を測定する場面でも、デジタル化することで、看護師が毎朝、患者1人ずつに体温計を配らなくてもよくなるなど省力化が図れます。

途切れないように

途切れないように

 医療現場は、患者の命を預かっている現場ですから、施設内のネットワークが、24時間365日、安定して途切れない、止まらないということが求められます。
 たとえば、病院の無線LAN環境で、タブレットを持った医師らが、フロアを移動した際、電波が途切れることがあってはなりません。そこで、弊社は、途切れることなく膨大な通信量を処理できる、ワイヤレステクノロジー「AWC-CB」を開発し、世界初のハイブリッド無線LANシステムを実現しています。これは、移動しながらでもネットワークが途切れないよう構築されており、医療現場や学校、工場などで活用いただいています。
 また、〝血管〟ですから、時にはトラブルも起きます。実際、施設内のデバイスが常にネットワークにつながっているという状態は、情報漏えい、稼働停止につながるサイバー攻撃のリスクが高まります。
 みなさんもご存じでしょうが、世界中で「ランサムウエア」(身代金要求型ウイルス)への感染の問題が広がっています。2年前にも、ロンドンを含むイングランド各地の国営病院が、ランサムウエアとみられる、サイバー攻撃を受け、コンピューターに障害が発生し、診察にも影響が出たことは記憶に新しいと思います。ただ、サイバー攻撃にさらされる中、実は、セキュリティ対策の人材が圧倒的に不足しているという現状があります。
 そのようなリスクに立ち向かうため、弊社では、「SES」というセキュリティ・ソリューションを開発、提供しています。SESは、パソコンなどの端末がウイルスに感染した場合や、異常な通信を検知した場合、当該端末の通信を遮断・隔離するなどセキュリティ対策が可能となるのです。
 また、「AMF」という開発した技術についてもお話しさせてください。先ほどは、セキュリティ対策の人材が圧倒的に不足しているといいましたが、もっと現場レベルでみても、システム専任の担当者が常駐することは、施設側のコスト面から考えても、難しいということが分かります。

どの病院にも提供したい

どの病院にも提供したい

 このAMFは、簡単にいいますと、次のようになります。病院側の機器が壊れました。これまでですと、保守担当会社の作業員が飛んできて、どこが壊れているのかを見つけるため、いったんネットワークを止めるなどして、不具合を修正していました。ただ、場所にもよりますが、その作業時間は平均5~6時間かかることもあります。
 病院でそのような長時間、ネットワークを止めるというのは大変なことです。弊社が開発したAMFは、たとえば機器が壊れた際に、壊れた箇所からアラートが出て、それが病院内のパソコン管理画面上で壊れた機器の場所が特定できるようになっています。これまでは、保守作業員を呼ばないと対応できなかったものが、病院内のシステム専任の担当者でなくても職員であれば、備品として置いてある、弊社の機器と交換するだけで、復旧できるようになりました。機器を交換後、電源を入れて、しばらく経過すると、設定されていた情報が自動的に復元するという画期的な技術です。
 このシステムを導入いただければ、保守担当会社に頼む保守料金があまりかからないほか、障害発生時に修理まで5時間程度かかっていたのが、最大1時間程度で復旧できるというメリットがあります。特に、ネットワークの安定化が求められる医療施設では、非常に有効な技術だと自信をもっています。できれば、全国のどの病院にもこの技術を提供したい、と思っています。

 余談になりますが、2011年3月の東日本大震災が発生した時の話です。弊社の東北エリア、千葉エリアの医療施設で障害が発生し、大きな障害がなかったものの、一部ネットワークが止まってしまいました。当然、保守作業員は現場に行けませんでした。
 しかも、震災時には、病院は非常に忙しくなるため、早く復旧しなければいけないという状況のなかで私たちも非常に悔しい思いをしました。
 2013年にAMFを発売し、ネットワークの専門知識がない方でも自分たちで機器を交換し、復旧することが可能となりました。以降の災害等においても独自で復旧し事業継続を行える病院が増え、3.11当時、復旧作業で苦労された病院の方々にもこのAMFを推奨いただくことで、現在多くの病院への導入が進んでいます。
 また、少子高齢化が進む日本で、介護の問題はますます大きくなっています。弊社もネットワークを活用し、問題の解決につなげていこうと取り組んでいます。たとえば、介護では、俳徊する方をどうケアするのかという問題があります。弊社は、大手ベッドメーカーと連携し、ベッドにさまざまなセンサーをつけて、たとえば高齢者の様子やベッドから離れてしまった場合に自動的に施設内へ伝える仕組みづくりに携わっています。

キーワードは統合管理

キーワードは統合管理

 ここまで、弊社のネットワーク技術と医療現場の話題でしたが、教育の場面でも活躍していることを紹介させてくだい。
 高校など学校では、授業に活用するため、タブレットの導入が進んでいます。学校で弊社の無線LANを導入したことで、40台のタブレットの動画がスムーズに動くようになったなど、以前と比べ、ネットワークの使い勝手が良くなった、改善できたとの声をいただくケースが増えています。
 校内LANの普及率という意味ではかなり高い推移となっています。ただ、校内LANの普及は進んだものの、無線LANの導入というケースはまだまだという現状です。
 特に、私立学校ですと、他校との差別化を進めるため、たとえば生徒一人ひとりにタブレットを配布し、新たな学習活用方法やメリットなどをPRし、導入いただくケースも多いです。
 この具体的な取り組みは、次回詳しくおつたえしたい、と思います。

 長くなりましたが、弊社はネットワークという社会的なインフラ整備に貢献する企業でありたいと考えています。ネットワークにつながった無数の機器の情報が24時間365日、正常な状態で動いているかどうか、見守っています。そこで、「統合管理」が一つのキーワードと考えています。一つのパソコン画面をみれば、全ての状態が分かる。その画面をみれば、IoT機器の異常がたちどころに分かったり、ネットワーク全体の機器の資産管理もできたりできます。それは、弊社の社名、ALLIED(連合、統合)TELESIS(発展・前進)という意味と共鳴します。

 「今を安心・安全につなぐ、それを未来に確実につなげる」-インフラに貢献し続ける企業でありたい、そう考えています。

佐藤 朝紀

佐藤 朝紀(サトウ トモノリ)

2001年入社
2004年北関東支社 支社長
2009年東日本営業本部 本部長
2012年執行役員 東日本営業本部 本部長
2017年専務取締役 営業統括本部

アライドテレシス株式会社

アライドテレシス株式会社

アライドテレシス株式会社は、「ネットワークプロダクト」「ソリューション」「サポートサービス」事業を展開しています。ダイナミックに変化するマーケットの多様なニーズに、柔軟かつ迅速に応えられるよう、マーケティング、研究・開発、製造、販売、サポートサービス活動に取り組んでいます。

ネットワーク黎明期である1987年の3月に創業し、2017年に創業30周年を迎えました。
ネットワーク機器の研究開発を原点にスタートした事業は現在はネットワークの設計から、構築、保守、運用、セキュリティマネジメントに至るまで、その活動範囲を広げています。