雄の発生止める遺伝子特定 ショウジョウバエから発見

雌だけが生まれる系統の「ヤマカオジロショウジョウバエ」(農業・食品産業技術総合研究機構提供)
雌だけが生まれる系統の「ヤマカオジロショウジョウバエ」(農業・食品産業技術総合研究機構提供)
2023年03月23日
共同通信共同通信

 一部のショウジョウバエから卵の段階で雄の発生を止めてしまうウイルスを発見し、原因となる遺伝子を特定したと、農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)のチームが23日、発表した。メカニズムを解明し、害虫防除などの新たな技術に役立てたいとしている。

 チームの陰山大輔上級研究員は記者会見で「昆虫に共生するウイルスは未知の部分が多い。性のコントロール方法が分かれば害虫の(繁殖の)制御技術にもつながる」と話した。

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