運転30年超原発の停止想定せず 新制度移行で山中規制委員長

記者会見する原子力規制委員会の山中伸介委員長=14日午後、東京都港区
記者会見する原子力規制委員会の山中伸介委員長=14日午後、東京都港区
2022年12月14日
共同通信共同通信

 原子力規制委員会の山中伸介委員長は14日の記者会見で、原発の運転開始後30年から劣化状況を確認する新しい認可制度に移行する場合に、既に30年を超えて運転中の原発に限っては、停止を求めるような事態は起きないとの認識を示した。

 山中氏は新制度での劣化確認に関し「これまで見ていなかったデータや検査方法も加えたプラスアルファの審査になる」と強調。一方、現行制度でも30年時点で経年劣化の評価が行われているため「(新制度下でも)認可されないことは想定してない。事業者にデータを追加で要求することはない」とも述べた。

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