海洋保護区「漁業に効果」 マグロ増、ハワイ沖で分析

メバチマグロ。米ハワイ沖では海洋保護区拡大の効果で漁獲量が増えた(米海洋大気局提供)
メバチマグロ。米ハワイ沖では海洋保護区拡大の効果で漁獲量が増えた(米海洋大気局提供)
2022年12月13日
共同通信共同通信

 【モントリオール共同】米ハワイ沖の海洋保護区を大幅に拡大した結果、魚が豊富になる効果が保護区の外側まで及び、マグロの漁獲量が増えたとの分析をハワイ大などのチームが13日までにまとめた。「個体数の増加はすぐに起こるものではなく、時間がかかる」として早急に保護区拡大に取り組むよう訴えている。

 環境面だけでなく漁業の観点でも保護区が有効なことを示す結果。カナダ・モントリオールでの国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、2030年までに世界の陸と海の少なくとも30%を保全する目標案が議論されている。

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