小山高専が廃炉ロボコン最優秀賞 2年連続、福島・楢葉町

2022年12月10日

ロボット製作を通して高等専門学校生に東京電力福島第1原発の廃炉に興味を持ってもらおうと、福島県楢葉町で10日、第7回廃炉創造ロボコンが開かれた。全国12校から14チームが参加し、小山高専(栃木県小山市)が2年連続で最優秀賞を獲得した。
今回は原子炉建屋の高線量エリアの除染を想定。参加者らは作業現場が見えないついたての奥でロボットを遠隔操縦。10分間で、障害物が設置されたクランク状のコースを抜け、高さ2.7メートルの壁の上部に張られた模造紙をペンで塗りつぶす課題に挑んだ。
小山高専のロボットは実用性や完成度の高さなどが評価された。