奄美、特定外来の水草ほぼ根絶 手作業に加え重機も投入

2022年08月03日

鹿児島県・奄美大島で繁茂する特定外来生物の水草オオフサモを巡り、瀬戸内町の市街地を流れる仲里川では、地域住民らの手作業に加え重機も使って取り除き、ほぼ根絶させることに成功した。島内には繁殖地がまだ10カ所ほどあり、環境省は関係機関と連携して駆除を進める計画だ。
環境省奄美群島国立公園管理事務所の阿部慎太郎所長(58)は「外来生物を根絶させるのは簡単ではないと再認識したが、やればできるとも思った」と自信を示した。
仲里川では数年前から生育を確認。群落が3カ所あり、昨年3~7月、数回にわたって町内の児童生徒や観光業者、県や環境省の職員が駆除作業に参加した。