飲む中絶薬に承認意見、厚労部会 国内初、女性の負担軽減も

飲む中絶薬の「ミフェプリストン」(奥中央)と「ミソプロストール」(ラインファーマ提供)
飲む中絶薬の「ミフェプリストン」(奥中央)と「ミソプロストール」(ラインファーマ提供)
2023年01月27日
共同通信共同通信

 厚生労働省の医薬品第1部会は27日、妊娠を中絶するための経口薬について、製造販売を承認して差し支えないとの意見をまとめた。正式に承認されれば国内初の飲む中絶薬となる。国内で妊娠初期の人工中絶の手段は手術に限られており、新たな選択肢として女性の心身の負担軽減につながる可能性がある。

 厚労省は「社会的関心が高く、慎重な審議が必要」として、一般からの意見を募集した上で、上部組織の薬事分科会でさらに審議し、最終的な結論を出す。

 この薬は英製薬会社ラインファーマが2021年12月に承認申請した「メフィーゴパック」。妊娠9週までが対象。

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