核監視不備で再発防止策を公表 日本原燃、六ケ所村の再処理工場

日本原燃の使用済み核燃料再処理工場=2020年4月、青森県六ケ所村
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場=2020年4月、青森県六ケ所村
2023年03月22日
共同通信共同通信

 日本原燃(青森県六ケ所村)の使用済み核燃料再処理工場で部屋の照明が消え、国際原子力機関(IAEA)の監視が一時できなくなった問題について、同社は22日、照明の管理基準を明文化していなかったことなどが原因とする調査結果と再発防止策を公表し、原子力規制委員会に報告した。

 再発防止策として、電球が切れていた部屋の3個の照明について、1個は常に点灯させることを明文化し、照明が全て消えないようにした。点検の周期や方法も明確化する。また照明を管理する部署とIAEAの窓口となる部署などで連携が取れていなかったとし、各部署の役割を明確化するなどの対策を取るとした。

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