ひも状のiPS網膜を移植、神戸 定着率の向上に期待

オンラインで記者会見する神戸市立神戸アイセンター病院の栗本康夫院長(右から2人目)ら=9日午後
オンラインで記者会見する神戸市立神戸アイセンター病院の栗本康夫院長(右から2人目)ら=9日午後
2022年12月09日
共同通信共同通信

 神戸市立神戸アイセンター病院は9日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞をひも状に加工し、目の病気の患者に移植する手術を1例実施したと発表した。ひも状に加工することで定着率の向上が期待できる。今後約1年経過を観察し、効果や安全性を確認する。

 病院によると、網膜の外側にあり、光を感知する機能の維持に関わる「網膜色素上皮細胞」をiPS細胞から作製し、長さ約2センチで髪の毛くらいの太さのひも状に加工。細胞の培養には人型ロボットを活用した。

 これまで細胞を含む液体を移植する形で実施していたが、細胞が流出するなどして定着率が低いのが課題だった。

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