8日の香港市場概況:ハンセン3.4%高で3日ぶり反発、テック指数6.6%上昇

2022年12月08日
㈱フィスコ

*18:00JST 8日の香港市場概況:ハンセン3.4%高で3日ぶり反発、テック指数6.6%上昇

8日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比635.41ポイント(3.38%)高の19450.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が233.82ポイント(3.63%)高の6666.77ポイントとそろって3日ぶりに急反発した。売買代金は1606億9410万香港ドルに縮小している(7日は2074億1640万香港ドル)。

中国リオープン(経済再開)の進展が改めて材料視される流れ。新型コロナウイルス政策を決める最高決定機関「国務院聯防聯控機構」は7日、防疫対策に関する10項目の新方針を発表し、従来の対策を一段と緩和した。また、香港域内でも規制緩和の方針が発表されるとの観測も報じられている。投資家のリスク選好が高まる中、指数は徐々に上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)

「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は6.6%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇27)。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(Alibaba:9988/HK)が5.1%高、騰訊HD(Tencent:700/HK)が5.7%高、美団(Meituan:3690/HK)が6.4%高、小米集団(Xiaomi:1810/HK)が3.4%高と値を上げている。

旅行やレジャー、外食などリオープンで恩恵を受ける銘柄群も高い。中国国際航空(753/HK)と中国南方航空(1055/HK)がそろって5.8%、同程旅行HD(780/HK)が9.8%、携程集団(9961/HK)が5.3%、永利澳門(1128/HK)が22.4%、新濠国際発展(200/HK)が15.8%、アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が16.6%、猫眼娯楽(1896/HK)が12.4%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が8.8%、海倫司国際HD(9869/HK)が8.0%ずつ上昇した。

管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターも急伸。融創服務HD(1516/HK)が9.1%高、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が7.6%高、世茂服務HD(873/HK)が5.4%高、旭輝HD(884/HK)が9.9%高、中国金茂HD(817/HK)が8.1%高で取引を終えた。

オンライン医療サービスや医薬品などの銘柄群も物色される。阿里健康信息技術(241/HK)が16.1%高、平安健康医療科技(1833/HK)が13.3%高、京東健康(6618/HK)が12.2%高、百済神州(6160/HK)が10.8%高、上海復星医薬集団(2196/HK)が7.2%高で引けた。オンライン薬店も運営する医療サービス各社については、規制緩和が引き続き支援材料。

先ごろ発表された新方針では、高齢者などの医薬品需要を保障するため、解熱剤や咳止め、風邪薬などの非処方医薬品について、オンライン・オフラインで購入することを制限しないとの方針が示された。

一方、本土市場は小幅ながら続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の3197.35ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。発電株、エネルギー株、消費関連株、海運株、インフラ関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。銀行・保険株、医薬品株、素材株も買われた。

亜州リサーチ(株)

《FA》