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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4792】花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵 瓶囲 無濾過原酒(はなあび)【埼玉県】

2022.5.21 15:15
埼玉県羽生市 南陽醸造
埼玉県羽生市 南陽醸造

【B居酒屋にて 全7回の⑥】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いており、1カ月たてば、冷蔵庫のラインナップがけっこう更新されているので、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナで大苦戦を強いられていたが、第5波が下火になってから、ようやくお客さんが戻って来た。しかし、程なくオミクロンによる第6波が襲来し、またまた大苦戦。この6波の影響が長く続いている。早く、以前のにぎわいを取り戻してもらいたいものだ。わたくし一人が頑張ったところでしょせん、売り上げに貢献できないのがもどかしい。

「風の森 ALPHA pink」「風の森 ALPHA GREEN」「結」「白老」「まんさくの花」と飲み進め、6番目にいただいたのは「花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵 瓶囲 無濾過原酒」だった。南陽醸造のお酒は当連載でこれまで、14種類を取り上げている。そのほとんどが「花陽浴」だ。甘くてフルーティーな酒、というイメージを持っている。さて、いただいてみる。

 やっぱり、非常にフルーティーなお酒だった。含み香はメロンか。ものすごく華やかに香る。とにかく香る。そして甘い。しかし、これまで「花陽浴」に持っていたイメージより甘さは強くない、と感じた。さっぱりした甘みとでも言えばいいのだろうか。余韻は苦み・辛みが適度。甘くて、とろみを感じるお酒だが、キレが良いことに驚かされた。そして余韻の苦み・辛みとキレの良さが相まって、さばきの良さを感じた。

 瓶のラベルのスペック表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合48%、さけ武蔵100%使用、製造年月21.10」。

 使用米の「さけ武蔵」は埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所が1992年、初めての埼玉県オリジナル酒米を開発しよう、と母「改良八反流」と父「若水」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、2004年に命名、2007年に種苗法登録された酒造好適米。

 酒名「花陽浴」の由来について、蔵のホームページは以前、以下のように説明していた。「花陽浴(はなあび)とは? 太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう! 飲む人も造る人も、みんなの花が咲きますように!」

酒蛙

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